就職活動では、いろいろな企業の話を、できるだけ多く聞くことをお勧めします。その理由として、自分が知らない世界を知ることができるから、というのはよく耳にするアドバイスですが、説明会での質問、採用担当者との会話を繰り返すなかで、大人を相手した話し方に慣れるということが、面接、選考に進んだ段階で役立つからです。
近年は、説明会や面談をWebで行う企業も増えていますが、実際に会って話さなければわからないことは少なくないはずです。仕事に就く時に大切なのは、どこで働くかという以上に、誰と働くかだと思います。職場にはどんな人がいて、どのような雰囲気なのかを感じるためには、当事者に会うのが一番です。時代は違いますが、私が就職活動をした時代は、気になる会社があれば電話をかけ、見学やOB訪問をよく行っていました。当社でも、そうしたアプローチは歓迎しています。
また、会社のことだけでなく、その企業がいる業界のこと、業界のなかでの位置付けなども調べてほしいと思います。ちなみに当社は、苫小牧港の開港年と同じ1963年から倉庫業務を営み、多くの輸出入業者から信頼をいただいています。歴史をもつ企業でありつつ、新たな事業展開に目を向けると同時に、若手のうちから責任ある仕事を任せ、成長を支援するという社風があります。そうしたことも、ぜひ、リアルに確かめてほしいと願っています。
(総務部総務課主任・採用担当 志津 公章)