最終更新日:2025/4/25

(株)ミラプロ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 医療用機器・医療関連
  • 精密機器
  • 機械
  • 受託開発

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

山梨発、未来を変えるイノベーションへ! 価値創造に挑戦する社員たちの姿に迫る

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世界に誇る技術を武器に、新たな価値を創造する社員たち

AIや真空技術、ロボット制御をはじめ、先端技術を駆使して世の中に便利な価値を生み出すミラプロ。そんな同社で活躍する3人の社員たちに、それぞれの仕事に対する情熱や目指す未来について語ってもらった。

■K.S.さん
技術開発本部 デバイス開発部 FAデバイス開発課/2024年入社

■R.H.さん
技術本部 ユニット技術部 ユニット設計1課 主任/2016年入社

■N.M.さん
管理本部 総務部 総務課/2023年入社

先輩たちの休日

【K.S.さん】休日は動画サイトでアニメを見たりサッカーをしたりして楽しんでいる。また、寮の仲間と一緒にご飯にいくことも。社員寮は職場から近くて便利と語る。
【R.H.さん】小さい子どもがいるので、休日は家族で公園に出かけて一緒に過ごすことが何よりの楽しみ。愛する家族の存在が、日々の仕事へのモチベーションになる。
【N.M.さん】中学、高校と取り組んだ剣道は三段の腕前。休日はお洒落を楽しむことが多く、自分で考えたネイルデザインを描いたりすることも、楽しみの一つとか。

FAデバイスの開発を通して、社会に便利な製品・技術を生み出したい――そんな夢を抱く若き技術者の挑戦

価値観の多様化がさらに進み、多種多様な製品や技術が生み出される社会の中で、ミラプロは真空事業、ユニット事業、医療機器事業、次世代事業開発といった幅広い分野で新たな価値を提供し続けている点に魅力を感じました。また、ミラプロの技術力や「ミラプロブランド」を築く姿勢、さらには特許取得に積極的に取り組んでいる点にも惹かれて入社を決めました。現在、FAデバイス開発課に所属し、工場の自動化・効率化を目的とした開発、設計、改良業務を担当しています。産業用ロボットの設置に関するフェーズに携わっており、ロボットに取り付けるアタッチメントの設計や、ワークの移動を考慮した設計を行っています。また、先日は特許申請にも携わらせてもらい、主に機構部分に関する特許を申請しました。入社1年目ながら、ここまで重要な仕事を経験させてくれるのがミラプロという会社です。

成長を感じる場面は多々ありますが、「仕事の先にいる人」を考えられるようになったことが大きいです。例えば資料作成も、最初は単に指示された通りに作るだけでしたが、今では議題や内容を整理して、読み手にとって分かりやすい資料を作成できるようになりました。また、機械などの組み立て作業でも、単に組み立てるだけでなく、現場での安全性や事故防止を意識して取り組めるようになり、責任感が強くなりました。

当社の魅力は、先輩や上司との距離が近く、コミュニケーションがとりやすい点。チームワークを大切にする社風のおかげで、自然と会話や相談の機会が増え、入社直後の不安もすぐに解消され、スムーズに環境に慣れていくことができました。また、先輩や上司が気軽に声をかけてくださる場面も多く、新人の私をしっかり支えてくれています。この温かい環境が、日々の成長を後押ししてくれていると感じています。

私の目標は「社会を便利にする技術・製品を生み出す」こと。そのためには、より高度な専門スキルや知識を身につけることが大切だと考えています。現時点ではまだまだ知識が不足しているため、常に学ぶ姿勢を大切にして、現場での経験を確実に積み重ね、技術者としての厚みをつけていきたいです。そして、将来的には培ったスキルを活かし、社会に貢献できる技術や製品を自らの手で形にしていきたいと思っています。これからの自分の成長が楽しみです。
(K.S.さん)

目まぐるしく進化する技術を駆使し、「一緒に仕事がしたい」と言われる信頼される技術者へ

新卒で入社し、最初に配属されたのは真空コンポーネント開発課でした。真空断熱や真空装置など、コンポーネントに付加価値をつける業務を担当し、真空断熱配管の開発から量産支援、さらに社内の工程管理やお客さまとの窓口役となる包括的な役割を昨年6月まで担当していました。真空断熱では、主にステンレス製の真空断熱二重配管の開発に取り組みました。半導体関連装置の小型化が進むなか、従来のスポンジ状の気泡断熱材は総じて厚みがあり、配管のレイアウトに無理が生じる上、メンテナンス性も悪かったため、私たちのチームではステンレス製の真空断熱配管を開発。これにより、厚みを抑え、さらに長寿命を実現し、お客さまから高い評価をいただくことができました。

そして現在は、装置設計を担当しています。もともと装置設計に強い興味があり、その想いを上司が汲んでくださり、「一緒にやろう」と声をかけていただいたことがきっかけで、装置開発に携わることになりました。具体的には、ユニット設計を行っており、真空管強化に関わる駆動部分の設計などを担当しています。部署異動後は、新規開発から量産フェーズまで多岐に渡り装置設計に携わっています。

これまでのキャリアで忘れられないのは、「製造現場の仲間から厳しく指導いただいたこと」です。初めて製造担当の方と一緒に仕事をした際、開発者の視点で作成した図面が製造現場の考え方と大きく違っていて、厳しい指摘を受けました。この経験をきっかけに、現場とのコミュニケーションを重視し、現場視点での図面作成を心がけるようになりました。現場があってこそ設計が生きる――そう気づけたことが、自分の成長を大きく後押ししたと思います。

この業界は技術進化のスピードが非常に速く、最先端だと思っていた知識も、あっという間に陳腐化してしまいます。自分の知識も例外ではなく、気を抜けばすぐに時代遅れになってしまいます。だからこそ、後輩たちには、常日頃から勉強や情報収集を怠らず、「常に自分の知識をアップデートする大切さ」を伝えるようにしています。

目標としては、お客さまから信頼される技術者になり、「ミラプロのR.H.さんと一緒に仕事がしたい」と言われるようになること。経験や知識だけでなく、人間的な魅力も兼ね備えた頼られる技術者――そんな存在になりたいですね。
(R.H.さん)

業務運営を支える多岐にわたる業務を担当。仕事の幅広さが、面白さにも繋がっている

国際色豊かな大学に通い接客のアルバイトをしていた経験から、直接お客さまと関わることができる仕事がしたいと考えました。そんななか家族の勧めもあって県内の企業を見ていたところ、当社に出会いました。工場見学をさせていただいた際、それまで見たこともないような大型機械、また、それとは対照的に微細な作業に取り組んでいる社員の方々を見て、カッコいいと思いました。同時に、対お客さまではなく社内の仲間と協力しながら誰かを支えていく仕事も、自分には向いているのではないかと考えました。

総務の仕事は、ひとことでは言えないくらい多岐にわたります。当社を訪れるお客さまの対応、出張する社員の航空券やビザの手配、備品管理や制服の貸与、社員寮における電気・ガスなどの契約/解約など。たとえば、年末年始などは事業所を訪れるお客さまも非常に多いのですが、営業や資材、技術など全ての部署の窓口となって、一次応対にあたります。旅券、ビザの発行に関しても、先輩方の話によると、コロナが明けてから多くなってきたということです。

社外の人への対応については、直接訪問していただいた方をお迎えすることもあれば、電話による一次応対に出ることもあります。当社は技術を提供している会社でもあり、私が知らない専門用語が飛び交うことも少なくありません。なかなか理解することが難しいのですが、少しずつ学ぶようにしています。ときには戸惑うこともありますが、業務内容の幅広さがやりがいに繋がっていると思います。一つひとつ身につけたことが、意外なところで自分の生活に役立っていることも多いです。このほかにも、備品の交換や書類の書き方など、社内の人からの質問にも丁寧に回答していかなければなりません。社員のお役に立つことができ「ありがとう、助かったよ」という言葉をいただけることが、大きな励みになっています。これからも、分野を問わず広範な知識を身につけていきたいです。また、やったことのない仕事であっても、一つひとつと真摯に向き合い自分のものにしていきたいと考えています。
(N.M.さん)

学生の方へメッセージ

当社は、創業以来掲げている3つの理念「奇蹟の創造」「たゆまぬ努力」「豊かさの追求」に基づき、現状に甘んじることなく市場や取引先のニーズを先取りすることで、成長を続けてきた会社です。そして2024年6月には、創業40周年を迎えることができました。常に新しいことにチャレンジしている会社なので、これから入ってくる方々にも自分の可能性を信じて、会社とともに成長していってほしいと考えています。

そんな当社が求めているのは、まず元気とやる気を備えた人です。活気ある環境のなかに溶け込んでいき、その上で待つのではなく自分から何かに挑戦していく気持ちを持った人に期待を寄せています。2つ目は、率先して動ける人です。目標が決まったら、誰かに言われなくても動き出す。さらに、いったん動き出したらそれを粘り強く継続していくことができる人です。せっかく何かに取り組み始めても、途中で諦めてしまったら結果に結びつくことはありません。行動すること・考えることを継続し、成功しようと努力できる人。3つ目は、新しいことを積極的に学び、新しい価値を創造していくことができる人です。企業活動がグローバル化している今日、いわば世界中の企業が当社の競合となりつつあります。そんななか仲間と切磋琢磨しながら自分を高めていける人を求めたいと考えています。
(採用担当)

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山梨県のNesrad(次世代エネルギー研究開発ビレッジ)内に新たな研究開発拠点『ミラプロエナジーラボ』を開設。次世代クリーンエネルギー社会の実現を目指す。

マイナビ編集部から

1984年、「奇蹟の創造」「たゆまぬ努力」「豊かさの追求」の3つを理念に、機械部品の組み立てを行う受託業者として創立されたミラプロ。その後、「製品を自らつくり出し、提案できるメーカーになりたい」という想いを胸に、真空部品の開発・製造に注力し、グローバルなメーカーへと成長を遂げた。そんな同社は真空事業、ユニット事業、医療機器の3つの事業を主要な柱としており、産業オートメーション(FA)分野での確固たる地位を築いている。また、AIを用いた自動検査システム『HAWKAEYE』や、同社の技術が駆使された大型低温重力波望遠鏡『KAGRA』など、研究開発の分野でも確かな実績を有している。

今回、そんな同社を取材してみて感じたのは、「未来志向のものづくり文化」だ。インタビューに答えてくれたR.H.さんは、従来の断熱材の課題を克服したオールメタルの真空断熱配管を開発し、K.S.さんは、高齢化社会に伴う労働生産人口の減少という社会的課題に対して、産業用ロボットを用いた生産現場の省人化を進めるための取り組みを語ってくれた。若い世代の技術者がこうした価値創造色の強い仕事を担当できるのがミラプロという会社なのだ。国内に加え、アジア、欧州、北米にも拠点を持ち、グローバルなスケールでイノベーションを生み出す同社。チャレンジできるステージは無限に広がっていると感じた。

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同社が独自開発したAI搭載検査システム『HAWKAEYE(ホークエーアイ)』。AIによる画像判定技術や自動化技術を駆使し、産業分野に新たなイノベーションを提供。
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