最終更新日:2025/7/29

社会福祉法人しが夢翔会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
滋賀県
残り採用予定人数
3

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

福祉を学んでいなくても「人」が好きなら成長・キャリアアップできる!

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入職1~2年目の先輩が語る、仕事とやりがい、働きやすさ

しが夢翔会は、重度の知的障がいのある方をサポートする施設をさまざまなスタイルで運営しています。学生時代の専攻とは違う福祉の世界に飛び込んだ先輩たちに、仕事への想いとやりがいをお聞きしてみました。

●三宅 渉真さん(写真右)
G-square 支援員
2024年入職/地域学科 人間形成コース卒

●北本 彩葵さん(写真中央)
ステップ広場ガル 生活棟
2023年入職/心理学科卒

●福永 勝平さん(写真左)
デイセンターすみれ 支援員
2024年入職/情報科学科卒

休日が多く、プライベートも充実!

休みは月ごとに申請する仕組みで、希望はほぼ叶います。年間休日120日で有休も取りやすいですよ。休日と有休を組み合わせて連休にし、旅行を楽しんでいます。(三宅さん)
毎月9~10日の休みがあるので、オンとオフのメリハリがつけられます。予定がある日は希望休の申請を出せばOK。一人暮らしとしては家賃補助も助かっています。(北本さん)
デイセンターの勤務時間は平日の日中ですから、土日祝日が休みの完全週休2日制です。有休も取りやすく、私は1年目から利用しました。給料や賞与なども大満足!(福永さん)

はじめは利用者さんとの距離感に戸惑いも。今では利用者さんから話しかけてくれるようになりました

障がいのある方に関わる仕事については、もともと興味を持っていたんです。当法人は職員の方が親切に答えてくれたのが印象的で、福利厚生や年間休日120日という環境にも惹かれました。
入職後は3日間の座学から。先輩が施設の特徴や仕事のこと、福祉の基礎知識などを教えてくれました。4日目からはいよいよ現場研修です。ショートステイやステップ広場ガルの利用者さんのお手伝いをさせていただいたのですが、最初は福祉の知識がなかったこともあり、利用者さんの行動などびっくりすることばかりでした。

私たちがお手伝いをするのは、重度の知的障がいのある方。どう対応するべきか、その都度、先輩に教えていただきました。先輩は一人ひとりとの接し方もわかっていますが、私は名前を覚え、どういう方かを理解するだけでも必死。入職したばかりで利用者さんとの間にも壁があり、私に対しても「この人は誰?」という感じでしたが、1ヶ月後に利用者さんの方から話しかけてくれたときはうれしかったです。
配属予定であった多機能型地域生活支援拠点『G-square』が5月に開所すると同時にこちらでの勤務が始まりました。『G-square』は、『凛』『紬』『奏』の3つのグループホームの集合体で、17名の方が各グループホームに分かれて5~6名で暮らしておられます。開所前にお手伝いをしていた『ステップ広場ガル』では50名の方々が4つの棟に分かれて10名前後で暮らしておられる一方で、『G-square』ではより少人数での暮らしを実現しているところに違いがあります。
私は『紬』に暮らす6名の方をサポートしています。日中は食事や入浴などの介助、夜間は入眠から起床されるまでの見守りをするのが私たち支援員の仕事です。

『G-square』も開所して半年が経ち、利用者さんの生活習慣もできつつあります。想いを言葉にできない方もいるので、こちらが気づいて対応しなければと考えていますね。いつもの時間に眠れていない方がいらっしゃれば背景に何があるのか、過去の記録も見て話し合います。『G-square』での暮らしは始まったばかりですが、利用者さんにとって安心して過ごすことができ、生活の質を上げられるような取り組みをしていきたいですね。
(三宅さん)

「頑張りすぎないで」の言葉が今も心に。頼っていいんだ、と思うと前向きな気持ちになれました

子どもの頃から周りの人に助けてもらった経験があり、いつか私もお返ししたい、人の役に立ちたいと思い大学では心理学科を専攻。その想いで就職先を探しているときに、しが夢翔会に出会ったんです。福祉系以外の学部出身の先輩が活躍されていることを知り、それなら私も成長できそうだと感じて入職を決めました。

私が勤務する『ステップ広場ガル』は、重度の知的障がいの方を中心に、自閉症や行動障がいを呈する50名の方が生活されています。食事や入浴、トイレを基本に、生活全般のサポートをしています。想いを言葉で伝えられない方も多いですが、2年目の今は「これをしてほしいんだな」とわかり、たいていのことは1人で対応できるようになりました。

毎日、支援・介護をしながら「直接、人の役に立っている」と実感しています。朝起きて食事、お風呂に入って就寝…とやることは同じでも、利用者さんの様子は同じではありません。大変さももちろんありますが、そんな日々の変化が面白いですね。
ある利用者さんが頻繁に話しかけてくれるので、私はそのたび律儀に返事をしていたんです。すると利用者さんのテンションが上がってしまいました。後から先輩に聞いてみると、「あの方は、ほどよい塩梅で返す方がいいよ」とのこと。丁寧な返事がプラスになると思い込んでいましたが、違ったんですね。それで反応の仕方を変えてみると、落ち着いて話をされるように。一人ひとりの性格に合わせていく難しさを感じています。

何もわからないままに就職して自信もなく、「本当にやっていけるのか」という気持ちを抱きながら、支援員としての一歩を踏み出しました。そんな中、やさしく教えてくださる先輩のおかげで続けることができたのが、私にとって一番うれしいことです。「頑張りすぎないでいいよ」という先輩の一言が心に残っています。基本は教えていただいたので、これからはもっと利用者さんのことを考え、学んだことを活かしていきたいです。
(北本さん)

どうすればもっと利用者さんの信頼を得られる?毎日、試行錯誤しています

重度の知的・身体障がいのある20名の方が過ごす生活介護施設『デイセンターすみれ』で、利用者さんの支援・介護をしています。出勤したら利用者さんのお宅まで車で迎えに行き、センターに到着後はダンスや音楽、創作活動のほか、ナンチャなどそれぞれ活動。ナンチャは、障がいのある方のために考案されたスポーツであるボッチャのすみれバージョンです。職員が盛り上げようと利用者さん以上にはしゃいでいます。

食事後も思い思いに過ごします。消灯してお昼寝をする方もいれば、読書、ストレッチ、リラクゼーションやスヌーズレンを楽しむ方もいますね。スヌーズレンは幻想的な光の空間をつくりだす、重度知的障がい者向けのレクリエーション。キラキラ光るライトが綺麗なんですよ。
アヒルを見に行ったり、どんぐりを拾ったり、スーパーでお菓子を買い、レストランで食事をすることもあります。2ヶ月に一度の遠出ではボウリングやカラオケ、クレーンゲームをして遊ぶことも。次回は近くのテーマパークに行く予定です。午後2時過ぎには活動を終え、午後3時半頃よりご自宅にお送りします。

私は入職1年目で利用者さんとの関係も薄く、先輩と同じように接しようとしてもうまくいかないことも。「どうすればいい?」と日々考え、試行錯誤を繰り返しています。そんな中でも利用者さんを送迎したときに、親御さんが「ありがとう」と言ってくださることがあり、うれしかったですね。あまりお話にならない利用者さん自身から感謝の言葉をいただいたときは、さらに感動しました。

私はこの地域に詳しくなく、道順もよくわからなかったんです。先輩の車に1週間ほど同乗し、ルートを丁寧に教えていただきました。今もわからないことがあると先輩に聞いてアドバイスをいただいていますが、少しずつ周りを見る余裕も出てきていますね。忙しい先輩を手伝えないかと目を配るよう心がけています。自分にできることを増やして、幅を広げていきたいですね。
(福永さん)

学生の方へメッセージ

●三宅さん/介護と聞くと「大変そう」というイメージを抱かれるかもしれません。私もそう思っていたし、大変なことも確かにあります。でも、それを超えるやりがいがあることもわかりました。しが夢翔会は先輩が丁寧に教えてくれますし、法人内外の研修も充実しているので経験値がなくても心配いりません。人と関わるのが好きな方、暮らしのお手伝いをしてみたいという方は、一度私たちの仕事ぶりを見にきてください。

●北本さん/人と関わるのが好きな方なら頑張れますよ。未経験で知識がなくても大丈夫!私もゼロからのスタートだったので、自信を持ってそう言えます。私は人とじっくり関わるのは好きですが、実は人見知り。人前で話すのも得意ではないんですよね。だからクリスマスなどのイベントでは、人前に出るのが得意な先輩がしてくれるので安心です。人見知りでも、ちょっとでも気になるという方にはぜひ挑戦してもらいたいですね。

●福永さん/コンピュータの専門学校に通っていたものの、パソコンに向き合う仕事は向いていないなと思ったんです。介護や福祉の知識は持っていませんでしたが、アルバイトで人と接する楽しさを知り、この仕事に興味を持ちました。マイナビで見て「なんとかなる!」と思い当法人にエントリー。実際やってみたら、なんとかなっています。福祉の勉強をしていなくても、資格をとって活躍できますよ。

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新入職員は利用者さんの振る舞いに驚くかもしれないが、ほとんどの人が素直で、関係をつくろうと歩み寄ってくれる。悩みは1人で抱えず、先輩になんでも相談してほしい。

マイナビ編集部から

障がい者支援の中でも、しが夢翔会が携わってきたのは重度の知的障がいと強度の行動障がいを呈する方や、自閉症の方。「障がいのあるすべての人が、生活の主人公としてかけがえのない人生を歩み、豊かに暮らせる地域をともに創る」という想いのもと、入所施設や通所施設、グループホーム、相談支援センターなどの施設を運営している。

支援・介護は専門性の高い仕事ではあるが、しが夢翔会は資格や経験、知識の有無を問わず、積極的に採用を行っている。最近では福祉系以外の専攻出身者も増えて、着実に成長しているという。今回、お話を聞かせていただいた3名の先輩も、学生時代の専攻は心理学科、地域学科、情報科学科だが、「人と関わる仕事をしてみたい」「人の役に立ちたい」という想いで一致していたのが印象深かった。

面白かったのは、利用者さんの暮らしの質を高めようと日々実践をしているうちに、自分の生活も見直すようになったという三宅さんの話。「きちんとしないと、と思いまめに掃除をしたり、自炊をする日が増えて生活力が上がりました」と笑った。そんなふうに自分を成長させていくことができるなんて、素敵なことではないだろうか。
利用者さんだけでなく、職員の人生も大切にする同法人。年間休日は120日で給与水準も高く、全体的に育休を取る人も増えているようで、プライベートを充実させることも可能だ。
この環境なら、長く安定的に働けると感じた。

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利用者さんが一人ひとり違うように、職員の想いもそれぞれ。どんな自分になりたいのか。キャリアステップについても丁寧に面談し、希望を叶えるために寄り添ってくれる。

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