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最終更新日:2025/5/6
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部署名電子材料開発室ろう付け材開発チーム
勤務地兵庫県
仕事内容電子材料であるろう付け材の研究
始業朝礼、業務内容・進捗状況共有
作業研究開発業務製品開発・分析等でかかる時間は変動する。
昼食社内の食堂で昼食をとる。
打ち合わせ特許やお客さんとの打ち合わせが入ることがある。
帰社その日のまとめ、事務処理を行う。簡単にその日の検討結果の共有を行う。
現在、電気自動車普及のためのろう付け工程の検討が各社で盛んに行われており、既存の材料では電気自動車に必要な性能を担保することが難しくなってきています。その課題解決に向けてブラッシュアップが必要で工法を含めた新規開発に取り組んでいます。我々のような材料メーカーが工法まで踏み込んで新規開発を行うためには、お客様とのコミュニケーションがとても大事になってきます。ご要望はしっかりと理解したうえで開発に取り組むことでよりお客様の希望にあったものを作ることができます。苦労した点では塗布工法に必要な工程材料の無機物と有機物が混ざり合っている物から最終的には有機物をキレイになくす必要があり、それが難しかったですね。すでに一部のお客さまにはご利用いただいておりますが、今後この工法が普及していくのが楽しみです。ろう付け材を担当する以前は、機能性樹脂を用いてナノ粒子材料の研究を行っていました。ここでは携帯電話や化粧品、メガネなどさまざまな製品に利用される多岐にわたる材料の研究に関わっていました。
研究は日々、固定化された業務に取り組むわけではなく、前日の結果をもとに翌日の業務内容が決まります。非定型な業務が多い中で、さまざまな制約をクリアしていく難しさがあり、自身の能力が試されているような感覚が楽しく、それがやりがいになっています。研究成果を最大限にするためには、仮説を立てて、複数あるアプローチの中から効果の高いものをセンスよく選択し、次の結果を出していかなければなりません。加えてお客さまと協力しながら業務を進めていくので、決められた期限にきちんとしたアウトプットが求められますから、もろもろの判断をスピーディに行う必要があります。もう一つはチャレンジがキーワードになります。当社はどんどん挑戦させてもらえる環境があります。以前、担当した機能性材料においては、業界トップの他社製品の性能を超えられない壁がしばらくあったのですが、結果的には他社製品の性能を超えられました。これは上司や同僚が私のチャレンジを粘り強く信じてくれたからです。時には皆さんから意見をもらいつつ、技術を追求していきました。
先輩がお客さまから困りごとを相談された時に、それに対して「こういうやり方はどうでしょう?」「こんな方法も考えられます」といった長年の知識と経験から導き出される引き出しの多さを目の当たりにして、「すごい!」と思いました。業務では研究がメインですが、先輩の中には研究フェーズから量産フェーズへ移行する案件にも関わった経験をお持ちの方もいて、業務を通じてその幅広い知識をうかがい知ることができます。解決に導けそうなアプローチがあれば、「まずはやってみよう」というマインドで、失敗を恐れずにチャレンジしていく姿勢は見習いたい点です。「引き出しの多さはいかに経験して、学ぶかが大事」になってくるのでこれからも挑戦して続けていきたいと思います。
機能性材料を担当していた時のことですが、他社製品の性能を超えられない時期が長く続いていました。上司や同僚が担当者である私を信じてくれて、周りから意見をもらいつつ、技術を粘り強く突き詰めていきました。次第に本質的に必要なものがわかり、結果的には他社製品の性能を超え、他社製品にはない性能を出すこともできました。現在行っているアルミ接合業界においての無機有機コンポジットホットメルト工法の工法開発が新規工法となることから比較対象が全くありませんでした。そんな中でも実用化を果たせたのは、関連他社の方々とコミュニケーションを取りながら一丸となって協業開発を行ったことで、乗り越えることができ、自信にもつながりました。
3年後の短期的な視点では、錯体やナノ粒子、表面処理技術、合成に関する知見を深化させ広げていきたいです。10年後の長期的な視点では課題を見つける仕組みもつくりたいと考えています。世の中にはまだまだ不便なこと、課題とされていることが存在します。そういった困りごとは、当社では「不」と呼びます。そんな当社が解決できる不を見つけ出すための仕組みの施策として、現在は後輩社員たちとともにデータ解析やマーケティングにも取り組んでおり、マーケティング=どうやって困りごとを見つけるか。学んだことを外に出てアウトプットすることでより洗練された学びになり、シェアしていくことで組織としての向上を図っていきたいです。後輩たちとともに、これらの仕組みを作っている最中なのですが、後輩たちには業務に対してしっかりモチベーションを持ってもらいたいと思っています。ですので私がゴールを設定しつつも、その過程については自分たちで考えてもらいながら、成功体験を積んでいけるプロセスになるよう配慮しています。