最終更新日:2025/4/18

(株)長谷工シニアウェルデザイン

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • ホテル・旅館
  • インテリア・住宅関連
  • 医療機関
  • 教育

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

一人ひとりの“らしさ”を尊重した暮らしを、そっと支えていく

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ご入居者の笑顔のために、私たちができること

その人らしい人生の実現のために、長谷工シニアウェルデザインのスタッフたちはご入居者にそっと寄り添うようなケアを提供している。ベテランと若手社員たちに、仕事に対しての思いを語ってもらった。

■荒川玲音さん(写真 左)
 ブランシエール王子 ケアスタッフ
 心理学部健康スポーツ心理学科卒/2024年入社(新入社員)

■脇田怜奈さん(写真 右)
 ブランシエール王子 ケアサブリーダー
 社会学部社会福祉学科卒/2021年入社

■廣神健二さん(写真 中)
 ブランシエール王子 事業所長
 経営学部経営学科卒/2004年入社

先輩の横顔

シフト制での勤務を荒川さんは有効活用している。実際、土曜日が休みの時には友人と遊び、平日休みの時には空いている場所での買い物を楽しんでいる。
脇田さんは好きなアーティストの“推し活”を最優先して休日を使っている。ほかにもテーマパークに出かけたり、おしゃれなカフェでの時間を楽しんだりと休みを満喫中。
大学までサッカーやフットサルをプレイしていた廣神さん。体を動かすのは今も好きで、休日には河川敷を10km近くランニングしてストレスを発散している。

【荒川さん】支えてくれる先輩たちのおかげで、少しずつ成長する自分がいる

高校までサッカーに熱中していたのですが、途中で何度か挫折しそうになったことがありました。それでもやり切ることができたのは、周囲の仲間の支えがあったからです。就職活動をするにあたっては、今度は私が誰かの助けになりたいと考えるようになり、ならば福祉業界がいいのではないかと各社を調べるようになりました。当社に関しては福利厚生面が抜群に良かったことに加え、施設見学時に会話した先輩スタッフが、学生の私の話を寄り添うように聞いてくれたのが心に響き、ここで頑張っていこうと決心しました。

新入社員研修は1カ月間行い、前半は長谷工グループ各社が集まった全体の研修で、ビジネスマナーや社会人に必要なスキルを学びました。後半は当社内で介護技術や感染症対策の基礎などを身につけました。5月にはブランシエール王子の一員となり、ご入居者の生活支援に挑戦。ご入居者の方々とどうやってコミュニケーションを取っていくべきか、最初は悩むこともありましたが、ブラザーシスター制度を通して年の近い先輩がサポートしてくれて、何かと相談に乗ってもらえたのが非常に心強かったです。また別拠点のベテランの先輩社員であるネクスターの存在も大きく、施設内の先輩とは異なる角度からのアドバイスが受けられるのもありがたいかぎりでした。

おかげで次第に視野も広くなり、配属当初は自分の仕事だけで精一杯だった私も、周囲に目を配りながら自分でカバーできることを探せるようになりました。ご入居者との距離もぐっと近くなり、ちょっとした介助をした後、「ありがとう」と笑顔で語りかけてくれる瞬間も非常に嬉しく感じています。

9月に敬老会を開催したときは、かつて習っていたピアノを演奏しました。正直、上手く弾けずに落ち込んでいたのですが、ご入居者から「あなたのピアノよかったよ、また聴かせてね」とお褒めの言葉をいただいたときは、また頑張ろうと前向きな気持ちに包まれました。

先輩を見ていると普段のご入居者の状態を一人ひとり把握しており、ほんの少しの異変に気付いて先回りしたサポートを進めています。私も先輩のような観察力を身につけて完全に一人立ちを果たし、緊急事態にも落ち着いて対応できるようになりたいですね。

【脇田さん】ご入居者の第二の家族として、信頼と感謝を受けるのが喜びに

大学で社会福祉士資格取得をめざして学びを重ねてきた私は、就職先として高齢者向け施設を志望していました。何社かの施設を見学した中で、当社はスタッフの表情が生き生きとしているのが強く印象に残りました。全体に漂う明るい雰囲気に魅かれたのが最終的な入社の決め手となりました。

以来、ご入居者の支援に携わってきました。学校で食事や排せつの介助などについて学んだとはいえ、実務では一人ひとりの特長に合わせて柔軟にケアの方法を変えなくてはならず、試行錯誤を繰り返す時間が続きました。少しでもご入居者のことを知ろうとコミュニケーションを深めたり、先輩に質問して情報収集したりして、その人らしい生活支援の実践を意識してきました。

2年目になるまでには早番から遅番、夜勤までをすべて経験したこともあり、担当フロアである2階と3階のどこにいても、うまく業務をまわせるようになってきました。先輩からは「パズルのピースがそろったようにわかるときが来るよ」とアドバイスを受けていたのですが、まさにこのことだと実感することができました。

現在はサブリーダーという立場となり、リーダーの補助に入りつつ、各フロアのシフト作成やスタッフの意見の取りまとめ、ご家族対応など責任の重い仕事を手がけるようになっています。事務作業も増え、裏方の仕事のボリュームの多さを改めて実感しているところです。それでもやはりこの仕事の喜びは、ご入居者との触れ合いにあると思っています。先日、100歳を迎えられた方の誕生会を企画したのですが、若い頃は和菓子を作っていたと聞いて、当日は白玉団子をこねていただく機会を設けました。認知症が進んでいて視覚と聴覚が弱まっていた方でしたが、ご本人もご家族も喜んでくださったのが心に染みました。

私たちの立ち位置は“第二の家族”といえます。本当の家族には言いにくいことを打ち明けてくださる方も多く、人としての関係が深まっていくのがモチベーションの一つとなっています。“看取り”の瞬間まで支え続ける私たちの責任は非常に重いですが、だからこそ、やりがいも大きいのだと思っています。今後は社会福祉士資格を生かして生活相談員などの仕事にも携わってみたいですし、人事業務にも興味があります。さまざまな形でキャリアを形成していきたいと思っています。

【廣神さん】事業所長への昇格を目標に、自分を高め続けてきた

この約10年間、事業所長としてブランシエール王子などのいくつかの施設を束ねてきた私ですが、実は卒業したのは福祉系ではなく経営学部。まったくの福祉未経験でのスタートでしたが、一人の介護スタッフだった時代から漠然とながらも事業所長という立場をめざしてキャリアアップの在り方を模索し続けてきました。

転機となったのは5年目頃、社内公募で手を上げて、千葉県にある「ウェルミーテラス高根台」の新規開設準備に携わったこと。建物が完成していない中で新規入居者を募り、スタッフの採用をかけていくという経験を通して、施設の運営をリアルに実感できました。その後、自立度の高い方がお住まいのエリアを統括するリビングリーダーとなったのですが、当時の上司から「事業所長をめざすならば、経理面も見た方がいい」とのアドバイスを受けて大阪の「ブランシエール緑橋」に異動。ここでリビングリーダーを務めつつ施設全体の経理や勤怠・労務管理にも触れたおかげで、事業所の動きを全体的に見わたす目が養われました。

関東に戻ってからは念願の事業所長となり、ご入居者の新規受け入れ、日々の生活相談の対応、スタッフの採用やフォローなど、多岐にわたる業務に臨んでいます。民間企業の施設である以上、利益を出すべく日々の収支管理も必要不可欠。この点は事業所長になるまでに経理などを見てきたキャリアが大いに生きています。

ご入居者へのサービスの品質を高めるには、対応するスタッフの成長が欠かせません。任せられている施設の人員確保や定着率の向上のためにも、スタッフとの対話を重ね、課題があればともに解決するということを特に大切にしてきました。現在のブランシエール王子では約45名が働いていますが、可能な限り一人ひとりと会話を重ねることは強く意識しています。

立場は変われども、ご入居者の笑顔と感謝の声こそが、この仕事を続けていく上での原動力となっているのは間違いありません。何気ない瞬間に「ありがとう」の一言が聞ければ、今日も1日よかったとの思いに包まれます。最初に所属した施設から異動するとき、あるご入居者からいただいた感謝の手紙は、今でも私の宝物となっています。今後もそうした声に触れながら、よりよい施設を作っていくために頑張り続けたいですね。

学生の方へメッセージ

■就職活動ではどうしても不安にさいなまれてしまいがちですが、諦めることなく頑張ってください。福祉業界もそれ以外の業界も幅広く見ながら、自分自身の可能性を開拓していきましょう。その中でいつか自分を生かせる場所と巡り合えるはずです。迷ったりしたらゼミの教授や学校の就職課などに相談するのをおすすめします。一人でため込まず、ネガティブな気持ちを吹き飛ばし、やりたいことに向かって真っすぐ進んでください。
<荒川さん>

■私は会社の雰囲気を軸にして企業選びをしていましたので、できるだけ志望企業の事業所に訪問することで、ウェブサイトだけでは伝わらない情報を肌で感じるようにしていました。ただ、見学に行けば行くほど、何がいいのかがわからなくなってしまって、悩ましい思いもしました。そんなときは趣味の時間でリフレッシュして、気持ちを新たにするように心がけました。企業選びだけに集中するのではなく、自分の時間も大事にしましょう!
<脇田さん>

■当社には多様なキャリアが経験できるフィールドが整っています。実際、本社や営業、開発などに進む人材も少なくありません。定期的に上司との面談も開催されますので“やりたいこと”を臆さずに伝えれば、自分らしいキャリアプランを実現できるはずです。今はまだ目標が曖昧だったとしても、働きながら多様な人と接していればおのずと進みたい道が見えると思いますよ。
<廣神さん>

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最前線で活躍中の3人の先輩たち。そのまま現場を極めるもよし、マネジメント、開発、運営企画、営業、人事といった業務に挑戦するもよし。多様なキャリアを開拓できる。

マイナビ編集部から

大手ゼネコンの長谷工のグループ会社として、有料老人ホーム、高齢者住宅の開発や運営に携わる長谷工シニアウェルデザイン。70万戸以上のマンションを施工してきた長谷工の豊富な住まいづくりのノウハウを土台に、自立している方も、介護が必要な方も、等しく快適に暮らせる場の創出に努めている。

今回の取材では3人の先輩に話を伺ったが、うち2名が福祉系とは異なる学科出身者だった。教育研修制度や資格取得の支援など、手厚く社員をサポートする仕組みが整っているから、ゼロからのスタートでも本人次第で介護福祉のプロフェッショナルとして飛躍できるはずだ。入社後はブラザーシスター、ネクスター、人事が三方向から新入社員をサポートする「Be3(ビーキューブ)制度」がある。ブラザーシスターは同じ職場で日常的に相談に乗ってくれる年齢の近い先輩。職場が異なり広い視野を持つネクスターは、経験豊富なベテラン社員として定期的に相談に乗ってくれる。人事は入社までのサポートだけでなく、入社後も困りごとがあればいつでも相談ができる。このような手厚い仕組みも心強いところだろう。

出産育児休暇も整っており、リーダークラスの男性が1か月にわたって取得した例もあるという。また、年間休日は124日と業界はおろか、世間的にも高水準。シフト次第では長期間の連休も取得できるそうだ。オフタイムを充実させられるのも同社で働くメリットの一つといえる。

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長谷工シニアウェルデザインでは「心身の健康」「自分時間」「ときめき」の3つの角度からのケアを通して、ご入居者が自分らしくいられる居場所づくりに取り組んでいる。
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