最終更新日:2025/3/31

社会福祉法人りんどう信濃会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 公益・特殊・独立行政法人
  • 幼稚園・保育園
  • ホテル・旅館
  • サービス(その他)

基本情報

本社
長野県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

創意工夫で「その人らしい生活」を支え、生活支援のスペシャリストとして成長!

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研修制度や福利厚生が充実する働きやすい環境です。

1978年設立の社会福祉法人りんどう信濃会。「自由」「共生」「博愛」を基本理念に掲げ、長野県内に6か所の施設を運営。職員たちが利用者さん一人ひとりの生き方に寄り添っている。

今回は、穂高悠生寮で生活支援員として活躍する職員2名にインタビュー。現在の仕事とやりがい、職場の雰囲気などについて、ざっくばらんにお話を伺った。

(写真右から)
★小橋 慧さん(穂高悠生寮 生活支援員/2018年入職)
松本市出身。短期大学で幼児教育について学ぶ中で、障がい者支援施設の実習に参加したことで同法人に入職。決め手は先輩職員の人柄と職場の雰囲気のよさ。

★小菅 優希さん(穂高悠生寮 生活支援員/2011年入職)
中野市出身。短期大学時代に障がい者支援施設の実習で、利用者さんを支える仕事にやりがいを感じ同法人に入職。勤務先の選択肢や安定性に惹かれた。

仕事で大切にしていること

「職員のチームワークがあるからこそ、一人で悩まず周囲を頼るようにしています。資格取得のサポートも手厚く、未経験でも安心して働ける環境ですよ」(小橋さん)
「その日最初のあいさつで、利用者さんの気持ちや体調を汲み取ることが大切です。言語はもちろん目線や仕草など、小さな変化にも気を配っています」(小菅さん)

チームワークで最適な支援が実現できると、本当にうれしい!

就職活動中、障がい者支援施設への入職をめざす私に、短大の先生が紹介してくれたのが当法人です。さっそく参加した施設見学で、先輩職員の丁寧な対応や職員同士の距離の近さを感じ、迷わず入職を希望しました。現在は穂高悠生寮の生活支援員として、利用者さんの食事や入浴、排泄など日常生活の介助を行っています。ほかにも「散歩がしたい」「買い物がしたい」「テレビが見たい」など、一人ひとりの希望を叶えるための支援も欠かせません。中でも大切にしているのは、利用者さんに寄り添うこと。しかし一人ひとり個性もニーズも異なるため、思うようにいかないことも多々あります。それでも普段から利用者さんとこまめに話して関係を構築し、言語的コミュニケーションが困難な方は小さな行動の変化から気持ちを読み取るよう心がけています。

この仕事のやりがいは、なんといっても利用者さんの笑顔です。その笑顔のために職員同士で「これやってみよう!」「こっちはどうかな?」と話し合いを重ね、職員全員で知恵を絞っています。また、一つの支援を実現するチームワークも、私のモチベーションです。先日は入浴に対する不安を抱えた利用者さんに対し、職員だけではなくそのご家族とも一緒に、どう支援をするべきか検討。その結果、ホワイトボードを使った視覚的なアプローチで利用者さんの不安を払拭できたときには、全員で喜びを分かち合いました。

未経験で入職した私ですが、生活支援員としての仕事にも慣れてきた3年目。自分が行う支援に完璧を求めすぎてしまい、ナーバスになった時期がありました。ですが、その苦しい思いを先輩に打ち明けたところ「いつも周りを見てくれてありがとう」と言われたのです。この一言に心が軽くなり、再び前向きに仕事に取り組めるようになりました。同法人は職場研修や法人研修、外部研修などの機会が豊富ですが、最近は主催者として社内研修にかかわることで仕事への理解が進んだように感じています。これからもさらに専門知識を深めることで、たくさんの笑顔を支えていきたいと思っています。
(小橋さん)

さまざまな外部研修で知識をアップデートし、スペシャリストとして成長。

短期大学で介護福祉士を学ぶ中、障がい者支援施設の実習に参加しました。そこで、障がいを持つ方の可能性を広げるために職員たちが協力する様子を見て、興味を惹かれるように。実習では、同世代の利用者さんとのかかわりも楽しく感じたのを覚えています。同法人に入職を決めたのは、長野県内に6か所の施設を運営する選択肢の広さと安定性です。現在は生活支援員として、利用者さんの日常生活の介助や個別支援計画の作成などに携わっています。どちらも利用者さんの希望を叶えるため欠かせないものであり、私たち職員には先を見据えた支援が求められます。「今日なにがしたいか」という直近の希望はもちろん「これからどんな人生を歩みたいか」という将来の希望まで、しっかりと受け取ることが重要です。日々の仕事で私が大切にしているのは、利用者さんの小さな変化も見逃さないこと。それを職員間で共有することで、最適な支援を実現しています。

小さな変化を見逃さないためには、普段から密にコミュニケーションをとり、信頼関係を構築することが必要です。利用者さんの中には、生活のルーティンを大切にする方も多くいます。先日、昼食後に必ずお昼寝をする方が、なぜかお昼寝を早々に切り上げて悲しそうな表情を浮かべました。実は昼食時にすでに普段と違う様子を感じとっていたのですが、それがなぜかわからずそのまま見過ごしてしまったのです。考えられる限りの原因を尋ねたところ、着ている服が原因だと判明。昼食時のアピールを見逃してしまったことを、深く反省しました。

入職14年目になると、仕事の慣れから「なんとなくの支援」に陥りがちです。しかし当法人では外部研修に参加する機会が豊富にあり、常に知識や意識をアップデートすることが可能です。最近では強度行動障害をもつ方への支援について学ぶ機会があり、目に見えるものだけで判断するのではなく、一人ひとりの特性を理解した上で深く考えることの大切さを改めて理解しました。今後もさらに専門性を磨き、周囲から頼りにされる職員を目標に頑張りたいと思います。
(小菅さん)

学生の方へメッセージ

私が当法人に入職した理由の一つは「人と話すのが好き」ということ。みなさんも自己分析をすることによって、好きなことや興味のあることを深掘りし、それに合った職種を詳しく調べてみてくださいね。当法人は入職後のサポートが充実しており、私のように未経験でも安心して働ける環境です。先輩はやさしく、どんなことでも相談にのってくれます。利用者さんはもちろん職員同士も認め合っているので、あたたかい空気に満ちているんですよ。常にどこからか笑い声が聞こえてくる、そんな職場で生活支援のスペシャリストをめざしましょう!
(小橋さん)

人とかかわる福祉の仕事には、大きなやりがいが待っています。学生のみなさんにはさまざまな選択肢があるように、利用者さん一人ひとりにも生活のビジョンがあります。「こんな考えもあるんだ」「こんな人生もいいな」と感じさせてくれる仕事は、とても楽しいですよ。先輩職員には年次が離れた方もいますが、若手の意見に耳を傾けて受け入れてくれる人ばかりです。当施設では年次に関係なくお互いを認め合っているため、とても働きやすいと感じています。
(小菅さん)

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職員一人ひとりが同じ方向を向いているため、チームワークも抜群。忘・新年会やイベントの打ち上げなど交流を深める場も豊富にあり、若手もすぐに馴染める環境だ。

マイナビ編集部から

施設を利用する方々が地域社会で自立した生活を送れるよう支援する、社会福祉法人りんどう信濃会の職員たち。その人らしい生活を実現するための支援に正解はなく、その都度一人ひとりの人生と向き合い、あらゆる角度から考え続けることが求められる。それこそが「福祉は人なり」といわれる所以なのだろう。同法人では、利用者さんはもちろん職員にも幸せを感じてもらうことを使命に、働きやすい職場環境、働きがいのある給与や福利厚生に力を入れている。

今回のインタビューで2名が口をそろえたのは、仕事の楽しさ。利用者さんそれぞれに理想の生活があり、それを叶えるために職員が協力して支援にあたる。同法人の基本理念である「自由」「共生」「博愛」さながら、職員同士で支えあい協力しあうチームワークのよさも色濃く伝わってきた。いろいろな選択肢がある分、悩むことも少なくないと言うが、それが仕事のやりがいにもなっているそう。「たくさんの人生を支える仕事を通して、一人の人間としても大きく成長できますよ」と話す2名の笑顔から、充実した日々が伝わってきたと取材を通して感じた。

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赤い屋根と白い壁が特徴の穂高悠生寮。雄大な北アルプスの山々に囲まれた施設で、四季を感じながら日々の暮らしを楽しむ。地域との交流の機会も豊富にあるのが特徴だ。

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