最終更新日:2025/7/18

社会福祉法人のぞみの家福祉会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 外食・レストラン

基本情報

本社
新潟県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

幼児期から高齢期まで、障がいのある人の安心と笑顔を長く支援する

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生まれ育った地域の一員として、誰もが心地よく過ごせるように

地域に根差し、さまざまな障がい福祉サービス事業を展開しているのぞみの家福祉会。ご利用者、地域住民、職員を含む「すべての人の笑顔のために」という法人の理念に共感し、活躍する若手職員の想いとは。

■田中 歩さん
障がい者支援施設緑風園 生活支援員
社会福祉学部 社会福祉学科卒業/2019年入職

■高木 紘子さん
グループホーム叶音 生活支援員
社会福祉学部 社会福祉学科 ソーシャルワークコース卒業/2020年入職

■栄木 玲菜さん
児童発達支援センターひまわり学園 保育士
専門学校 保育科卒業/2021年入職

のぞみの家福祉会の魅力

「すべての人の笑顔のために」という法人の理念を実現したいと話す田中さん。「それにはまず、職員が良い人間関係を築き、元気に働ける環境をつくることが大切です!」
「ご利用者とそのご家族、職員など、全ての人への尊敬の気持ちを大切にしています。お互いに意見を出し合って成長していける環境です」と高木さん。
学ぶ機会の多さが法人の魅力だと話す栄木さん。「新人研修や職場での研修があります。支援の基礎や細かな対応方法、過去の事例を学んで実践に生かせます」

誰もが心地よく働き、困りごとはすぐに相談できる。そんな明るいムードが良い支援につながる

良い支援をするには、働く人のメンタルを健康に保つことが欠かせません。支援者の心に余裕がなければ、ご利用者の生活を充実させることは難しい。職場の人間関係は、福祉事業においてとても大切な要素だという私の考えに合致したのが、のぞみの家福祉会でした。

私が勤務している緑風園は、障がいのある入所者の方が毎日の生活を送る場です。私は朝の起床支援や食事の介助、入浴の支援、居室の清掃・片付けといった生活全般に関わるサポート、ご利用者それぞれに合った日中活動の提供や見守りなどを担当しています。大切にしているのは、ご利用者のこだわりを尊重して向き合うことと、一人ひとりの魅力に目を向けることです。よく目を配っていれば、体調の変化や病気の兆候なども早期に見つけられます。

最近はご利用者の支援だけでなく、イベントの総括も担当するようになりました。どうすればご利用者に喜んでもらえるか、職員たちも楽しめるかを考えるとともに、ケガや事故なく安全にイベントに参加してもらう工夫もしています。サプライズ要素なども取り入れ、みんなにとって充実した時間となるように取り組んでいます。

入職4年目の今は後輩ができ、仕事を教える立場にもなりました。私が重視しているのは、声をかけやすい先輩になるということです。現場では元気に声を出し、職場全体を盛り上げるように努めています。こうした明るく話しやすいムードをつくれば、後輩たちが悩んだときに気軽に相談してくれ、その後の指導にもつなげやすくなると考えています。

3年間の経験がありますが、力不足を感じることもまだたくさんあります。ご利用者の長所を見つけることは意識しているのですが、抱えている生活課題を見抜く力が不足していると感じています。そのため、一人ひとりの成育歴を知って抱えている生活課題を見つけ、支援につなげられるようになりたいですね。

私たち職員の強みは、「みんなで良い支援をしよう!」という気持ちで結束していることです。仲間と一緒に考え、多角的な視点を持つことで、自分の不得手な部分を克服したいと思っています。
【田中 歩さん】

自分の家のように毎日を安心して過ごしてもらう。家族の代わりとなって温かく支援

私は学生時代に学んだ「福祉は人の幸せを考える仕事である」という考え方に共感して、この道を歩むことを決めました。ご利用者の幸せを実現するには、職員同士が尊敬し合っていなければならないと考えました。のぞみの家福祉会では、職員がご利用者に丁寧に対応しているだけでなく、お互いに尊敬の念を持っていると感じ、入職を決めました。

現在はグループホーム叶音で働いています。ここでは障がいのある高齢のご利用者たちが暮らしており、家庭的な空間をイメージした運営が行われています。8人のご利用者にここを自分の家のように感じてもらえるよう、温かい雰囲気をつくり、寄り添うことを心掛けてきました。主な仕事は、ご利用者の食事や入浴といった生活全般の介助、コミュニケーションをとって楽しい時間を過ごしてもらう季節のイベントの企画などです。

叶音のご利用者には言葉を話せない方が多いので、意思疎通は簡単ではありません。それでもできるだけ一人ひとりの気持ちを汲み取り、家族の代わりになりたいと思っています。皆さんに安心して毎日を過ごしてほしいというのが私たち職員の想いです。毎日しっかり眠れているか、ご飯を残さず食べているかといったことを見守り、小さな変化を見逃さないようにしています。言葉によるコミュニケーションはとれなくても、ニコニコしたり、たくさん食べることができたり、ぐっすり寝ていたりするのを見ると、安心できる空間をつくれているようだとホッとしますね。

もちろん、ご利用者も自宅を恋しくなる時もあり、そういう方とはゆっくりコミュニケーションをとります。一緒に料理をするなどして、家族のようなかかわりを持つこともあります。私の支援を受け入れてくれたときは、頑張ってよかったと感じます。そして、この方がもっと安心して暮らせるようにと自分自身のモチベーションが上がります。

今の目標は、先輩たちの仕事ぶりを見て、また日々の経験を通して多くのことを吸収し、ご利用者の力になれるような取り組みを続けることです。
【高木 紘子さん】

子どもたちが着実に成長し、いきいきと活動している姿を見るのが喜び

私が幼い頃に通っていた保育園は、障がいのある子どももない子どもも一緒に過ごす環境でした。その保育園で、どの子どもにも別け隔てなく接し、みんなに好かれている先生の姿に憧れ、私も大きくなったら先生のようになりたいと思っていました。それ以来、児童の発達支援に関わる仕事に就くための勉強を重ねました。

学生時代に当法人のひまわり学園で実習を経験し、経験豊富な先生たちが優しく指導してくれたことが印象に残りました。それまで知らなかった支援の方法を教えてもらえたこともあり、こんな先生たちと一緒に働きたいと感じて入職を決めました。

ひまわり学園は、障がいのある子どもや集団生活に馴染めない子どもが少人数で学ぶ場です。子どもたちは自分のペースで得意なことを伸ばし、不得意なことをカバーする方法を学ぶことができます。私たち職員は、子どもたちが生活の中で感じる不自由を解消できるよう支援の方法を考え、一緒に体を動かすなどを実践することで、発達を促します。

子どもたちを観察していると、ちょっとしたきっかけで昨日はできなかったことが今日はできるようになります。その子の成長につながりそうなポイントを見逃さず、ゆっくりと次のステップへ促す支援が大切だと感じています。

コミュニケーションがうまくとれず、目線も合わせられなかった子が少しずつ言葉を覚え、心を通わせることができたときは、本当にうれしいく思います。また、他の集団では馴染めなかった子が、ひまわり学園に来てからいきいきと活動しているのを見たときも、私たちの支援が成長に寄与していることを実感します。子どもが運動会に堂々と参加している姿を目にした保護者の方が喜んでくださったときも、この仕事を続けてよかったと思いました。

私が心掛けているのは、率先して体を動かし、楽しんでいる姿を子どもたちに見せるということです。私が誰よりも楽しんでいると、子どもたちもさらに楽しんで、笑顔を見せてくれます。

保育士の私は、障がいに関する知識の不足をよく感じます。今後は周りの先生たちの支援を見て学びながら、より良い支援を考えていきたいです。
【栄木 玲菜さん】

学生の方へメッセージ

企業研究では、給与や福利厚生を重視するという方もいると思います。それはもちろん大切なことですが、社会福祉事業は国が決めたルールの中にあるので、働く人の基本的な収入は大きく変わりません。では何に注目すべきかといえば、それは自分が学んだことを活かせる職場か、自分のやりたいことができる環境かという点ではないでしょうか。

私たち社会福祉法人のぞみの家福祉会は、主に障がいのある方々たちへの福祉サービスと保育に関する事業を行っています。事業の軸にあるのは「すべての人の笑顔のために」という理念です。障がいのある人も働く人も、一緒に笑顔になりたいという考えのもとに活動してきました。

社会福祉法人である私たちは、利益を追求するのではなく、社会福祉事業での収益は地域の貢献活動を通じて還元したいと考えています。地域から求められる福祉サービスを提供することと、多様な福祉ニーズを抱える方々に対応できる職員を育成することを大切にしてきました。各職員がさまざまなことを経験してスキルを磨き、法人の中心的な存在になれるような環境づくりに力を注いできました。未経験から着実に力をつけられるよう、階層ごとの研修も充実させているので、成長意欲のある方はぜひ注目してください。
【人事管理室/佐藤将人さん】

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法人の理念に共感して入職する人が多いという。「障がいのある人たちに思いやりを持ち、誠実に向き合う風土があります。職員のキャリアや背景は多様です」と佐藤さん。

マイナビ編集部から

新潟県新発田市に根差して事業を展開する、社会福祉法人のぞみの家福祉会。障がいのある幼児から高齢者まで、幅広い人々にサービスを提供している。同法人が新発田市内で社会福祉事業を展開してきた理由を人事管理室の佐藤さんは「生まれ育った街でずっと暮らしたいという方の想いに応えるため」と話されている。

地域住民と深く関わる同法人にとって、人との接点を減らさなければならないコロナ禍の状況にはもどかしいものがあるだろう。そのなかでも、子ども食堂を運営しているフードバンクしばたなど地元の団体への協力を積極的に進めており、城下町である新発田市ならではの地域交流イベント「しばた寺開き」にも参画している。
雪深い地域でもあるため、就労支援事業所では利用者とともに高齢者宅の雪かきを手伝うこともある。地域住民と障がいのある人、そして職員との関わりを積極的につくり出している。

3人の職員の話からは、法人の理念に強く共感しながら日々の業務を行っていることがうかがえた。利用者や共に働く仲間、地域の人たちの笑顔のために何ができるのかを常に考えているようだ。そして、利用者一人ひとりに合わせて支援を行うことに大きな手応えを感じている。

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さんさん館iに併設されたレストランHogaは、利用者の就労の場であり、地域住民が気軽に訪れる交流の場でもある。店内はバリアフリーで、車いすの方も人も楽しめる。

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