最終更新日:2025/6/18

(株)第一ビルサービス【みどりグループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 不動産
  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 不動産(管理)
  • レジャーサービス
  • 旅行・観光

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

管理・運用から代理経営まで。建物がある限り広がり続ける不動産事業の可能性に挑む!

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立つべき打席はいくらでもある。三者三様の挑戦と進化。

1963年の創業以来、建物管理を核に多角的な不動産ビジネスを展開してきた(株)第一ビルサービス。その多様な活躍の舞台で、挑戦と進化を続ける先輩社員3名に仕事内容ややりがい、成長実感などについて伺った。

公営住宅事業部 村上 萌子さん/2018年入社(写真右)
業務管理本部  金子 広康さん/2021年入社(写真左)
公営住宅事業部 黄  筱鳳さん/2022年入社(写真中央)

先輩たちお気に入りの休日の過ごし方&リフレッシュ法

「結婚を機に、今まで以上にプライベートを大切にするようになりました。今の仕事はほぼ毎日定時退勤で、家族との都合も合わせやすいです」(村上さん)
「週末は自宅でのんびり映画鑑賞をすることが多いですが、自分の裁量で業務計画が立てられるので有休も取りやすく、連休を取得し県外の友人に会いに行くことも」(金子さん)
「現在の楽しみは、尾道や宮島といった地元の観光地めぐり。また、まとまった休みが取れると大好きなアニメ作品の舞台にも国内外問わず出かけます」(黄さん)

【公営住宅事業部】「誰かのため」の仕事が「私自身」の成長に結実していく。

約半年間の新入社員研修を経て、公営住宅事業部に配属されました。広島市営住宅の保全業務に3年間、広島県営住宅の管理業務に1年間携わりました。市営住宅では主に修繕の見積作成や業者の手配、報告書の作成などを行い、県営住宅では世帯収入によって変動する家賃確定のため世帯調査や入居者への書類提出依頼など、入居管理全般を行っていました。その後、マンションや病院などのビルメンテナンスを行う業務管理本部に異動し、技術労務担当としてパート・アルバイトスタッフへの作業指導や勤怠管理業務に2年間従事。そして現在は再び公営住宅事業部に籍を戻し、広島市営住宅の保全業務に携わっています。

ひと通りの基幹業務を経験して思うのは、担う仕事はそれぞれ違っても「人の役に立てるやりがい」は全部署共通であるということ。業務管理本部ではスタッフの事情に合わせシフト調整をすることも多かったので、現場をうまく回せたときは充足感がありましたし、公営住宅事業部では入居者から「ありがとう」と声をかけてもらえることもしばしば。規定上、難しい判断が求められるケースもありましたが、高齢だったり、障害があったり、母子家庭であったりと、さまざまな事情を抱える入居者に寄り添うのも大切な仕事のひとつ。機械的に対応するのではなく、まずは丁寧な聞き取りを行い、個別の事情にも最大限配慮するよう努めてきました。

また、入社7年目の今年は、社内イベントの企画運営にも取り組んでいます。当社を中心とする「みどりグループ」では従来年4回の社内イベントを実施していましたが、コロナ禍以降は経営方針発表会と中間報告会の計2回に絞って対面開催。その企画運営は1年毎の持ち回りでグループ各社の選抜メンバーが行い、私も今回初めて参画。会場の手配や会議内容の企画などを行っています。通常業務との両立はなかなか大変ですが、普段は関わりの少ないグループ他社の仲間と一丸となれる貴重な機会。もとは引っ込み思案な性格の私も徐々に人前で発言することへの苦手意識が薄まり、コミュニケーション力の研鑽にもつながっていると感じています。

公営住宅事業部/村上さん

【ファシリティマネジメント】施設運営を通じて地域ネットワークという財産が広がっていく。

公営住宅事業部を経て、入社4年目の今年から業務管理本部で営業活動を行っています。といっても、現在私が所属する指定管理チームが担うのは特定の商品・サービスを提案・販売する一般的な営業活動とは性質が異なります。最大のミッションは、公共施設・設備の維持管理業務の受託と管理物件における利用者ニーズの向上。まずは各自治体から公示される案件をチーム内で精査して入札に向けた準備を行い、受託後は各営業担当が責任をもって管理運営を行います。現在私は広島市内の施設(総合公園・福祉施設など)を担当。さまざまな業者の協力を得ながら遊具や設備の状態をチェックし、管轄する自治体とやり取りしながら修繕の手配や工事の立ち合い、経費の計算などを行っています。

建物の運営管理という点は同じでも、前任の公営住宅事業部とは業務の性質も流れも大きく異なります。ある指定管理物件の受託を目指してチームで動き始めたときも、提案材料の拾い方からすべてが初めての経験で、とても刺激的な毎日でした。当時受託を目指していた物件では「数百人規模で集客できるイベントを定期的に開催してほしい」との自治体の要望を受け、地元で有名な神楽を取り入れるプランを検討したり、地域のスポーツ団体に協力を要請したりと奔走。結果は残念ながら失注となってしまいましたが、対象地域への理解を深め、普段関わりのない市民団体や地域のコミュニティとの接点ができたことはとても貴重な経験でした。ここで築いたネットワークは、また別のどこかできっと活かされると思っています。

また、指定管理チームに異動して自分の中で大きく変わったのが、事業利益に対する考え方です。公営住宅の管理では数字を伸ばすことを考えることはありませんでしたが、現在は、既存の施設や設備を活用して利益を最大化することが求められるため、数字を追求する姿勢が不可欠。既存物件における実績は、指定期間満了後の動きにつながる可能性もあるため、今後も意識高く臨みたいと思っています。

業務管理本部/金子さん

【公営住宅事業部】入居者サポートを通じて、自分自身の存在意義を実感。

日本の映画やアニメ好きが高じて独学で日本語を学び、27歳のとき、中国・湖北省から大分県内の大学に進学。将来は2国間の懸け橋になりたいと、そのまま日本で就職することを決意しました。留学生向けの合同説明会に参加し、さまざまな業種・企業を検討した結果、当社を志したのは、不動産業の一言では片づけられない多種多様な事業展開に魅力を感じたから。また、選考過程で出会った人事部の方も海外出身者だったことから、海外人材に対する歓迎度の高さを実感したためです。

在学中、会計ファイナンスを専門に学んだこともあり、当社が指定管理者を務める広島県営住宅約900戸の家賃収納業務を担当しています。主な業務は、収入申告に応じた入居資格の有無の確認と、家賃の決定・見直し、集金管理など。未納・滞納の解消も重要な役割のひとつで、電話や書面を通じた督促だけでなく、滞納の理由の聞き取りを行ったうえで支払い能力に応じた期限の調整や分割払いなどの代替案を提案。転職・退職や健康上の問題による減収、家庭環境の変化による支出増などやむを得ない事由がある場合は、適切に家賃減免が受けられるよう手続きの支援も行っています。引き続き住み続けられることが決まって安心する入居者の姿を見るととてもやりがいを感じますが、それと同じくらいうれしいのが、中国語を活かして入居者の力になれたとき。公営住宅には一部外国人入居者もおり、日本語でのコミュニケーションに大きな課題を抱えているケースは少なくありません。以前、日本語を話すことが難しい中国人入居者の相談に対応して問題解決に導けたときは、自分がここで働く意義を実感することができました。

といっても、私の日本語力も決して十分とは思っていません。たとえば「大丈夫」という言葉が、「受諾」を意味することもあれば暗に「辞退」の意を示すこともあるように、言葉のニュアンスが分からず誤解を招いてしまった苦い経験もあります。だからこそ、日ごろから丁寧に言葉を選び、相互理解を深めることを特に意識しています。

公営住宅事業部/黄さん

学生の方へメッセージ

入社後の丸々1年間を新入社員研修に充てる手厚い教育カリキュラムからも見て取れるように、当社は社員をとても大切にする会社です。積極的なキャリア採用で即戦力の増強を図る企業も多い中、当社は一貫して新卒採用に注力してきました。

そこには、世代の偏りのない最適な組織構造を維持する目的もありますが、それ以上に私たちが重視しているのが、実務経験ゼロからの伸びしろの広さ。既成概念がないからこそより果敢に前向きに挑戦でき、そのエネルギーが業界、ひいては社会全体に新風を吹き込む大きな力になると考えています。

そのため当社では、知識や経験は浅くても意欲ある若手社員にはより多くの打席に立っていただくことを意識しています。2023年に刷新したグループ理念「みどりグループクレド2033」もそのひとつ。「地域の想いに彩(いろどり)を ひと・まち・みらい創造グループ」をはじめとした理念は、新卒入社後5~10年目の中堅リーダーたちが中心となって全社的に意見を募り、その想いを集約しながら2年間かけてブラッシュアップさせました。各事業部門だけでなく、経営の中枢でも縦横無尽に存在感を示す、そんな人材に今後もひとりでも多く育ってほしいと期待しています。

人事部/花井 亮太朗さん

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新卒の外国籍人材も定期的に採用してきた同社。人材不足の解消とより多様性ある組織体の実現に向け、「海外に採用拠点を設ける計画も進んでいます」と話す花井さん。

マイナビ編集部から

同社の基幹事業である建物管理は、決して需要が失われない非常に安定した事業。基本となるビルメンテナンスに加えて同社ではオーナー様に代わり不動産を経営するプロパティマネジメント事業から公共施設の指定管理者事業まで幅広い不動産事業を展開。いわば、強靭な足腰をいくつも備えているようなものだ。

業界が安定していることはとても大きな魅力であるが、同社には挑戦意欲の高い人材がたくさん在籍している。なぜなら、同社が使命としてきたのは、不動産事業を通じて刻々と変化し続ける時代のニーズ・社会課題に向き合い続けることであり、新たな価値創造に「挑戦」し、「サスティナブル」な未来に向けて「進化」し続ける組織づくり・人づくりに力を注いできたからだ。60余年の歴史に培われたノウハウや盤石で安定した経営基盤は、同社にとって単なる財産ではなく、さらなる飛躍のために活かされるべき資産なのだ。

そんな同社が「みどりグループ」の一員として目指しているのが、62期現在240~250億円の売上高を、70期までに1000億円まで押し上げること。挑戦的な目標ではあるが、今以上に体力のある組織体になれば、社員により大きく還元でき、さらに大きな社会課題に挑むこともできるだろう。今なお飛躍途上のダイナミズムの中に身を置くことができる環境でチャレンジをしていくことに興味がある方は、ぜひ同社の企業研究を深めてみてほしいと思う。

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2033年のグループ70期までの売上高1000億円達成を目指す同社では、既存事業のさらなる強化に加え、現在約20社のグループ企業を大きく増強すべくM&Aも推進して行く計画だ。

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