最終更新日:2025/4/9

三谷産業(株)

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 商社(複合)
  • 設備工事・設備設計
  • 情報処理
  • 化学
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
東京都、石川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客様の期待に応える結果を追求!社員一人ひとりが強みを活かして挑戦を重ねる

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個人の力とチームの力を兼ね備える、分野を超えた連携体制

お客様にとって必要なものを、必要なときに、必要な形で用意することを使命とし、商社とメーカーの複合体として事業を展開する三谷産業。その最前線でお客様のニーズに向き合ってきた社員たちの働き方とは。

※所属およびインタビューは取材当時の内容です。

■H.N.さん
ICTソリューション事業部 ソリューションシステム課
経営情報学科卒業/2022年入社

■R.T.さん
M&E事業部 技術部 製造技術課
先端科学技術研究科修了/2020年入社

■S.M.さん
空調首都圏事業部 企画設計部 企画設計課
建築学科卒業/2020年キャリア入社

三谷産業の魅力

「SEとしての知識を活かし、お客様に合わせてツールを少しカスタマイズするところまで関わることもあります。業務の枠に縛られず強みを活かせる環境です」(Nさん)
「これまで何度か失敗を経験しましたが、そのたびに“いい経験ができたな”と励まし、次の一歩を一緒に考えてくれる、頼もしい先輩たちに助けられてきました」(Tさん)
「私の部門では、建築設備の設計に加え、内装や電気設備の設計も行っています。色々な領域の役割や専門性も学ぶことで、成長を感じることができます」(Mさん)

お客様の疑問や不安と向き合い、業務効率化をサポートする  DX導入を進めています

大学で情報系を学んでいたことから、将来はシステムエンジニアを目指していました。しかし、その働き方を調べていく中で、単に依頼に応じてプログラムを作成するのではなく、ITスキルを活かしてお客様と直接関わりながら課題を解決する仕事に魅力を感じるようになりました。
システムエンジニアというと、忙しく生活が不規則になるというイメージがありました。そのため、福利厚生が充実しており、女性が長く活躍できる企業を探していたところ、三谷産業に出会い、入社を決意しました。実際に入社してみると、子育てをしながら20年以上システムエンジニアとして働き続けている先輩や、役職に就いて活躍している女性社員が多く、私にとって目標となる存在が身近にいることが、将来へのモチベーションにつながっています。

現在、私は金融機関などさまざまな企業に対して、自社開発のグループウェア「POWER EGG」の導入支援とアフターサポートを担当しています。役割としてはシステムエンジニアというよりも、技術営業に近いポジションです。お客様のビジネス現場で生じる課題をデジタル化で解決できるよう、寄り添いながらサポートすることを心がけています。
私たちの役割は、まずお客様の要望と「POWER EGG」の機能が合っているか、どう活用したいのかを丁寧にヒアリングし、具体的な提案を行うことです。営業担当が最初のアプローチを行った後、技術的な情報提供やニーズの調整を担当します。お客様の事業規模やITスキルには幅があり、パソコン初心者のお客様をサポートすることもあるため、専門用語を使わず、同じ目線で丁寧に対話することを大切にしています。

このように、IT技術を通じてお客様と関わる仕事は、まさに私が理想としていた働き方です。ツールを導入したお客様から「使いやすくなった」「仕事が効率化された」といった声をいただくと、自分の仕事が役立っていることを実感し、大きなやりがいを感じます。
まだ担当しているプロジェクトの規模は小さいですが、今後はさらに大規模な案件を任されることを目標にしています。そのため、先輩のプロジェクトにアシスタントとして参加しながら、経験を積み重ね、スキルを磨いている最中です。
【H.N.さん】

自動車の安全性と機能を支える部品。その性能をさらに向上できるような材料を提案することが目標です

大学院時代、私はプラスチック材料の分析を行い、主に耐熱性のあるナイロンの原料であるポリアミド樹脂活用を研究していました。将来は化学メーカーで研究職に就くことを考えていましたが、自分が裁量を持って研究できる環境を求める中で、研究室の先輩から三谷産業を紹介されたのです。プラスチック製品の製造に必要な材料にポリアミド樹脂が使われており、自分の知識が活かせる場だと感じました。

現在、私は三谷産業のM&E事業部に所属し、広島県のトライアルセンターで自動車部品の製造に必要な、金型という部品の設計や製造に関わる仕事をしています。特に、自動車における情報伝達を行う電線部品「ワイヤーハーネス」を保護するプラスチック製品が対象です。ワイヤーハーネスは人間の神経のような役割を持ち、車の走行にとって非常に重要です。私たちのチームは、このプラスチック製品を金型から製造して、量産をしています。小さな部品ですが、自動車の安全運行には欠かせません。
その他にもお客様の困りごとや悩みごとに対して様々な観点から分析をし、改善案を提案することで、実際に解決した事案もあります。この分析力や提案力が当社の大きな強みです。

トライアルセンターでの基本的な仕事の流れは、金型の設計から製造までをパートナー企業と協業しながら作り上げ、製品評価と修正を繰り返しています。基準を満たした金型は、ベトナムにあるグループ会社の工場に移り、プラスチック製品を量産しています。
小さな部品であっても、不具合があれば車のリコールやユーザーの安全に影響を与える可能性があります。そのため、製品の安全性や機能を守るために、日々細心の注意を払いながら設計・製造・評価を行っています。この仕事を通じて、自動車の安全を支えているという実感があり、やりがいを感じます。
現在、量産するプラスチック製品の材料は、お客様から指定されたものを使用していますが、今後の目標は、より高性能な材料を提案し、採用されることです。これまで提案実績はありませんが、付加価値の高い材料を開発できれば、その夢を実現できると信じています。
【R.T.さん】

人が建物内で快適に過ごすのに欠かせない空調設備。機能と施工のしやすさを兼ね備えた設計を心がけています

小学生のころ、家を新築する過程を見て「面白い」と感じたことが、建築の道に進むきっかけとなりました。その後、建築学科に進学し、卒業後は建築設備の施工管理を行う企業に就職しました。地元石川県で4年間現場に携わる中で、知識の幅を広げたいと感じ、転職を考えるようになりました。また、一度東京で働いてみたいという思いもあり、金沢と東京に拠点があり、設備施工に強みを持つ三谷産業で、自分の理想の働き方ができると考えました。

三谷産業に入社してからは、主に建物の空調や衛生設備の設計を担当しています。場合によっては自動制御・電気設備にも携わり、その業務範囲は多岐にわたります。設備設計の主な役割は、ビルを使う人々が快適に過ごせるように、空気や水の流れを設計することです。最近では、特に大規模オフィスビルの改修工事に多く携わっています。改修工事では、既存の設備を調査して現行の設計基準に基づいて設計・計算を行い、設計業務では、お客様の要求を満足するだけでなく+αの提案ができるよう心がけています。また、自分が設計した内容が実際の現場で実現できるかを確認することも重要です。前職で現場を経験しているため、設計だけでなく、現場での実用性や現実的な判断ができるのは、自分の強みだと思っています。

小さな案件が次々と大きな案件に結びつくことが多く、自分の設計が高く評価されていることを実感する日々です。お客様の数も増え、自分の仕事が認められていることに喜びを感じています。先日、表参道の象徴的な建物の設備設計に携わる機会があり、多くの人に役立つ仕事ができていることを実感しました。
今後の目標は、設備設計一級建築士の資格を取得することです。お客様に「この人がいれば安心」と思っていただけるよう、資格取得だけでなく、確かな実績を積み重ねていきたいと思っています。
【S.M.さん】

学生へのメッセージ

私が通っていた大学は、キャリアセンターの支援が非常に充実していました。そのため、私はキャリアセンターのプログラムを積極的に活用し、企業研究や自己分析の基礎を身につけることができました。キャリアセンターを利用するのが不安な方もいるかもしれませんが、多くの情報が集まっているので、ぜひ勇気を出して活用してみてください。どこから始めればいいか分からない方でも、スタッフが最初のステップから丁寧に教えてくれるはずです。【Nさん】

企業研究を行う際、私が大切にしていたのは、自分の能力や強みを企業でどう活かせるかという視点で、自分と会社の相性を考えることです。企業の規模や給与、福利厚生ももちろん重要ですが、表面的なデータだけでなく、実際にその企業で働く自分をイメージしてみることが大切です。そのためには、社員の方々と直接話すなど、生の情報を収集する機会を積極的に持つようにしましょう。【Tさん】

設備に関する仕事には、設計や施工、アフターサービスなど様々な役割があります。一つの分野に特化するのも良いですが、仕事全体の流れを経験することで知識が広がり、成長しながら自分の強みを見つけられます。どんな働き方をしたいのか考えつつ、企業の方針との相性も確認してみてください。資格は働きながらでも取得できるので、未経験から挑戦できる企業も多いですよ。【Mさん】

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異なる4つの事業領域を持つ三谷産業。お客様のニーズに合わせて、事業部の枠を超えた連携をする場面も多いという。そこから生まれる「複合力」も同社の強みのひとつだ。

マイナビ編集部から

三谷産業は1928年に石炭の卸売業から事業をスタートし、時代の変化に応じて事業領域を拡大してきた。現在では、4つの分野で事業を展開し、5,000社以上のお客様のニーズに応える企業に成長している。同社の大きな特徴は、商社としての調達力とメーカーとしての企画開発・製造力を兼ね備えている点である。
同社が展開する4つの事業分野には、化成品や医薬品原薬を扱う化学品分野、自動車部品メーカーに部品を提供する樹脂・エレクトロニクス分野、基幹システムやソフトウェアの導入をサポートする情報システム分野、空調や給排水衛生、消防設備を設計・施工する空調設備工事分野がある。
各分野では社員がプロフェッショナルとして活躍しており、それぞれが自分の個性や強みを活かしてスキルアップできるフィールドが整備されている。さらに、各事業部が連携し、従来の枠を超えた形でお客様のニーズに応えることもできる。同社は、専門性と柔軟性を兼ね備えた企業であり、個性や専門性を追求しながら、分野を超えて新しいビジネスを創造できる環境が整っている。

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新しいビジネスを創造する風土があり、若手の大胆な意見とも徹底的に向き合う三谷産業。お客様にとって最善となる提案を生み出すため個性豊かな社員たちが活躍している。

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