最終更新日:2025/7/22

H.U.グループ【H.U.グループホールディングス(株)・H.U.フロンティア(株)・(株)エスアールエル・富士レビオ(株)・日本ステリ(株)・合同会社H.U.グループ中央研究所】[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 医療用機器・医療関連
  • 薬品
  • 商社(精密機器)
  • 商社(薬品・化粧品)

基本情報

本社
東京都
残り採用予定人数
35

取材情報

プロジェクトストーリーを紹介したい

「医療への貢献心」を原動力に、それぞれの領域で課題に向き合いチャレンジを続ける

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各部門の社員たちが日々注力している仕事・プロジェクトを紹介

H.U.グループは、臨床検査を筆頭に医療・ヘルスケア分野の企業群で構成されている業界の一大グループ。今回は4名の社員たちに、それぞれのキャリアや関わっている仕事・プロジェクトについて語ってもらった。

■金子 瞳さん(写真中央右)
H.U.フロンティア(株) 首都圏第一支店 神奈川営業所(2020年入社)

■藤岡 莉子さん(写真中央左)
(株)エスアールエル 試験開発部 次世代検査基盤技術開発課(2023年入社)

■大丸 駿さん(写真右)
H.U.グループホールディングス(株) 総務本部 ファシリティマネジメント部(2023年キャリア入社)

■森 洋輔さん(写真左)
H.U.グループホールディングス(株) 検査システム開発部 遺伝子・病理・細胞診開発課(2020年キャリア入社)

先輩たちが語る「HUHD」の魅力

「協力的な雰囲気があることです。3社のバックボーンを持つ営業職が集まるH.U.フロンティアでは互いの知見を持ち寄りあい、お客様の要望に応えています」(金子さん)
「やりたい実験に取り組みやすい風土があります。アサインされたプロジェクト以外で、自ら発信をしてプロジェクトを立ち上げているケースも複数あります」(藤岡さん)
「各人に裁量を持たせてくれ、全体としての意志決定のスピードが速い会社です。コロナ禍の対応で大きな貢献ができたのも、この社風だからこそだと感じますね」(大丸さん)
「社会を支える医療に貢献でき、手を挙げれば柔軟に挑戦機会をもらえるので、やりがいを感じやすいです。社員発のプロジェクトが生まれることもありますよ」(森さん)

【金子さん】会社の顔となってファンを増やし、病院から頼られる存在を目指す

私は臨床検査事業を手掛けるエスアールエルに入社し、半年後にグループの営業統合会社であるH.U.フロンティアの一員となりました。以降は外注の検査のみならず、院内で行う臨床検査や滅菌業務の受託など、幅広い事業領域の提案を行っています。

6年目になる現在は神奈川県東部エリアで20前後の病院を担当していますが、日頃から意識しているのは、医療の一端を担う責任感や使命感、そして「会社の顔として、まずは自分のファンになっていただく」という心構えです。「迅速かつ丁寧に」をモットーに、自分たちの仕事の先に患者様がいることを常に念頭に置き、曖昧な回答や情報提供をしないことも大切にしていますね。最近はアポなしでご訪問をしても相談をいただけることが多く、お客様が話しやすい存在に成長できてきた手応えを得ています。

提案時には「患者様が喜ぶことは何か」を考えるようにしています。社を挙げて検査時間を短縮できる体制を整えたことで、検査結果を急ぐ患者様の治療の判断に間に合い、ドクターから「おかげで薬が使えたよ」とお礼の言葉をいただいたこともありました。複数の商材やサービスをトータルで提案できるのは当社の強み。患者様・病院・当社それぞれにメリットを提供でき、WIN-WIN-WINの関係を作れた時には、非常にやりがいを感じます。

直近で嬉しかったのは、7施設を有するグループ病院の取引を拡大できたことです。担当を引き継いでから1年間、定期的に訪問を続け、勉強会なども開催しながら情報提供に努めた結果、年間1千万円を超える継続的な取引につなげることができました。数字はお客様との信頼関係の構築に励んでいれば、自然に付いてくる実感がありますね。

また、昨年は検査機器販売のリーダー養成プロジェクトの一員に選出いただき、検査学会のイベントに説明要員として参加しました。専門知識やトークスキルを必死で磨いた結果、予想以上にスムーズに対応できましたし、ここで培った知識はその後の担当施設へのアプローチや商談にも活用できています。直近の2年間は新人の教育担当も務めており、「相手を信じて任せること」の大切さを学んでいます。営業所長の姿がロールモデルになっており、営業所全体を引っ張っていける存在に成長することが目標です。

【藤岡さん】臨床現場で活用される「新たな検査手法の確立」を目指して

大学で臨床検査技師の免許を取得し、病院勤務を視野に入れながら大学院に進みました。しかし学びを深める中で「もう少し大きな枠組みで、この分野に貢献できる仕事がしたい」と思うように。当社であれば、検査方法などの改善を通じて多くの人の役に立てると感じて入社を決めました。

入社後は、一貫してDNA抽出の工程を変更するための遺伝子検査の研究検討プロジェクトに携わっています。現行の方法より多くのサンプル処理ができ、より質の良いDNAを採取できるよう、工程や試薬の見直しを図るのが目的です。現在は、上司が計画した大きな枠組みの中でやるべきことを遂行していますが、徐々に実験の条件や方法を自分で考えて提案できるようになったことや、研究コストを考える目線が身についたことは、この2年での成長といえるかと思います。

遺伝子検査については授業で受けた程度の知識しかなかったので、業務を通じて理解を深めてきました。先輩がセミナーに推薦してくださったり、R&D内の情報共有会に参加したりしながら、段階的に知識を積み上げている状況です。「この先輩はこの分野に詳しい」ということもわかってきたので、気になることがあれば、別のプロジェクトの先輩たちに積極的に質問していますが、みなさん実験に付き合ってくださったり、ミーティングの機会を設けてくださったりと熱心に教えてくださる方ばかりです。高額な機材が複数台揃った新しいラボで働けていることも嬉しく、毎日の同期とのランチも癒しの時間です。

先日は総勢300名ほどのラボの研究員が一堂に会する大きな成果報告会がありました。それぞれが担当している検討の内容や結果を報告し、ディスカッションを行うもので、検査結果を報告できたことが嬉しかったです。ほかのプロジェクトの方々からも広くアドバイスをいただけたことや、さまざまな研究内容を知れたことも大変有意義でした。

研究のために必要な技術や知識は身についてきましたが、遺伝子検査の根本的な原理の部分などはまだまだ理解が不十分だと感じるので、今後も勉強を続けていきたいです。自分が携わった実験が新しい検査項目に導入され、臨床現場で活用されるようになることが今後の目標です。

【大丸さん】幅広い業務を主体的に進められる環境で、ファシリティマネジメントの腕を磨く

大学で学んだ電気の知識を活かせる仕事として、会社が所有する不動産の管理を担うファシリティマネジメントの仕事を志望し、1社目では基礎を習得しました。そんな中、「もっと主体的に幅広い業務を経験してみたい」という思いが芽生え、それに適した場所があると感じたのが当社です。新しいラボで働ける点も魅力に感じて入社を決めました。実際に、現在は上司と2名体制で裁量を持って動けており、意思決定のプロセスがスムーズに進む会社なので、幅広い業務経験を積めています。

現在は主に2つの業務を担っています。1つは新施設「H.U.Bioness Complex(以下、セントラルラボ)」の維持管理です。管理会社と協力しながら、竣工時の瑕疵(造成不良や設備の不具合など)に関する修理対応を進めているほか、順次移転してきている会社の検査機器用の電源や給排水の設備工事の管理などに取り組んでいます。建物全体のライフサイクルも考えながら中長期的な計画を進め、一方で緊急で入ってくる細かい依頼にも対応しているので、臨機応変でスピーディーな対応を心掛けています。

もう1つは、建築中の新しい施設工事のマネジメントです。発注主であるグループ会社と施工会社の間に入り、工期を意識しながら実現可能な落としどころを見つけて調整を図る役割を担っています。いろいろな人と一緒に成果物を作り上げていくやりがいや、各プロセスをやり切った時の達成感は非常に大きいですね。これまでの経験値を活かせるという点では、見積価格の交渉なども腕が鳴るところです。さまざまな局面を乗り越え、ようやく竣工検査の段階まで漕ぎ着けたので、無事に完成を見届けるのが直近の目標です。

セントラルラボの対応は今後も続いていきますし、新たに別のグループ会社の施設を手掛ける話も進んでいるので、今後も建築・設備の担当者としてさらに知識を深めていきたいですね。省エネや耐震技術など、時代に沿った建物設備へのリニューアルを順次進めていきながら、より広い視点を養い、大きな方向性を決められる立場に成長していくことが今後の目標です。

また、当社の制度面では、特にフレックスタイムの満足度が高いです。勤務時間を早めて平日に野球観戦に出掛けることもありますし、休日を消化することなく公共機関の手続きなどの用事を済ませられる点も有難い限りです。

【森さん】ユーザーの声を直接聞きながら、検査データに関わるシステムの改修・刷新に注力

エンドユーザーと直接コミュニケーションを取りながら開発ができる環境を求め、当社への入社を決めました。前職でシステム開発に4年ほど携わり、その経験を活かせる場所があると感じたことも理由です。

入社後は「新ラボ新システムプロジェクト」にチームの一員として携わっています。本プロジェクトでは、基幹システムから末端の部分までシステム全体を刷新しており、ほかのプロジェクトとのスケジュール調整など、さまざまな部署との連携が必要です。実際のコーディング作業は20名ほどいる協力会社のメンバーにお願いしており、私は主に成果物の検証や全体の進捗管理を担当しています。業務の遂行にあたって大きな裁量を任せてくれる会社なので、関係各所を巻き込みながら全体の調整を図っていく推進力が鍛えられている実感がありますね。

また、同時並行で日々ユーザーから上がってくる要望を反映させる細かなシステム対応も担っています。ユーザーは社内の検査員の方々なので、業務知識や専門用語の難易度が高く、入社後しばらくはひたすらインプットに励みました。チームには社内公募制度で異動してきた検査部出身のメンバーもいますし、検査部や業務部との距離も近いので、積極的に質問をしつつ、自主的に用語集などを作りながら知識を蓄えてきました。最近は検査員の方々からいただいた要件に対し、「こういう設計の方がやりやすいのでは?」といった自分なりの意見を出せる機会も増えてきたように思います。

やりがいを感じるのは、検査員の方々から「システムが使いやすくなった」といった声をいただけた時です。システムで扱っている検査結果データが診療に活用され、ひいては患者様のためにもなっていると思うと、社会的意義のある仕事に携われている実感も湧きます。今年度中に、本プロジェクトを完了まで持っていくことが目標です。

また、当社ではエスアールエル社と連携する製薬会社など、外部委託先のシステムも各社カスタマイズで手掛けています。近年は海外の委託先も増えてきて、英語の得意なメンバーに通訳をお願いしながらコミュニケーションを図っている状況です。自分でも英語力を磨きたいと思い、最近は同僚と一緒に英会話アプリで勉強しています。費用の一部を会社側に負担していただける制度もあり、自己研鑽にも励みやすい環境です。

学生の方へメッセージ

企業研究の際には、自分の経験やその時の感情、対処法などを振り返り、自分の特性を掴んでいくと関わってみたい業界が見えてくると思います。私は家族の闘病を支えた経験があります。その際に検査の重要性や意義を強く感じたことから、当社を志望しました。
(金子さん)
企業研究では、可能な限りインターンシップに参加してみることをお勧めします。私が当社を志望したのは、2日間のR&Dインターンの際に社長や先輩社員の話をたくさん聞くことができ、みなさんがイキイキと楽しそうに仕事をしている姿に心惹かれたことが理由です。昨年は自ら志望し、インターンの運営側にも挑戦させていただきました。
(藤岡さん)
学生時代は会社の名前に注目しがちかもしれませんが、「チャレンジ環境があって自分の成長が見込めるか」といった点にもぜひ目を向けてみてください。当社は挑戦させてくれる機会が多いだけでなく、相談にもきちんと乗ってくれる風通しの良さがあるので、働きがいを強く感じることができます。
(大丸さん)
入社前後のギャップを少なくするためには、社風や仕事内容など、その会社で働くイメージの解像度を上げておくことが肝心だと思います。たとえば、同じエンジニアという職種でも「ユーザーから直接フィードバックをもらえるか」といった点では各社で違いがあるので、企業研究では細かな部分にも目を向けてみるのがお勧めです。
(森さん)

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「出身学部や入社の経緯を含め、幅広いバックグラウンドを持った社員が活躍しているグループです。どんな人でも馴染みやすく、かつ活躍の場を見つけられると思います」

マイナビ編集部から

H.U.グループの構成会社には、医療業界で高い知名度を誇る企業名がずらりと並ぶ。たとえば、検査・関連サービス事業の中核企業であるエスアールエル。同社が臨床検査市場に占める割合は23.5%と国内トップシェア(2025年自社調べ)を誇り、年間4億件もの検査を実施している。

さらに、臨床検査薬事業の中核会社である富士レビオは、世界100カ国以上に製品を供給し、革新的な検査試薬や新たな検査市場の創出を図っている。そして3つ目の柱であるヘルスケア関連サービス事業の分野でも、医療関連サービスのアウトソーシングサービスを手掛ける日本ステリなどの成長が目覚ましい。

そんな同グループで活躍する4名の社員に話を伺ったが、その仕事内容の違いや幅の広さに驚いた人もいることだろう。医療の領域だけでなく、ITや建設・不動産といった領域を担う社員もおり、多様な人材が自らの知見を活かして活躍している様子がうかがえた。新たなフィールドにチャレンジしたい時には、月単位で公募が出る「社内公募制度」なども活用しながら、グループ横断的なキャリアを築いていくことも可能だ。

身近な疾患領域から、新たな治療法を模索する先端領域まで、同グループが網羅する範囲は非常に広い。共通するのは「医療や人々の健康に貢献したい」という思い。その志さえあれば、どんな人にも広く門戸は開かれているのだと取材を通して感じた。

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2022年にはビジネスや経営を学べる「H.U.ビジネスカレッジ」(立候補制・選抜型)が開校。こうした場で力を磨き、グループ内で異業種に挑戦する社員も珍しくない。

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