最終更新日:2025/4/24

(株)JR西日本テクシア【JR西日本グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 設備工事・設備設計
  • サービス(その他)
  • 機械
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 鉄道サービス

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

“駅”に情熱を注ぐ、先輩技術者たちの想いとは

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見たこともない駅を、つくり守る。その先に新しい自分と出会える

1日500万人を超える人々が利用する、JR西日本の「駅」。その駅をつくり守る技術者は、日々何を感じながら仕事に打ち込んでいるのか。開発・工事・保守、各部門で活躍する先輩方に、仕事への想いを伺いました。

■石倉 賢さん 2015年入社/開発推進部
北陸新幹線が開業した同年に入社。北陸支店で磨いたメンテナンス技術と施工管理技術を活かし、6年目からは開発業務へとステップアップ。

■西口 明里さん 2020年入社/北陸支店
天文学から機械メンテナンス技術者へ。機械初心者ながら、入社2年目には社内技能競技会の優秀賞を受賞!次々と新しい領域に挑むチャレンジャー。

■吉村 郁人さん 2021年入社/大阪支店
入社1年目から、うめきた新駅の建設プロジェクトの現場を指揮。幅広い施工知識を学びながら技術者としてのスキルを磨いてきた、期待の若手。

※所属部署名は取材当時の名称です。

ひと言インタビュー!「テクシアで働く魅力は?」

「テクシアは、開発も保守も工事も全て手掛けているので、好きなことにチャレンジできます。というか全部を経験できます!私がその一例。視野広く活躍できますよ」石倉さん
「いろんなことを経験できて、いろんなチャンスを掴める会社。たとえ配属が希望した部門でなかったとしても、仕事の面白さを次々と発見できる。そんな職場です」西口さん
「失敗を咎めるのではなく、“こうしたらいいよ”などアドバイスをもらえる風土。充実の教育体制に加えて、若手を育てようという温かい空気がある職場です」吉村さん

《開発》メンテナンスから施工管理を経て、開発の領域へ。身に付けてきたスキルの全てが私の財産。

入社して5年間は、北陸支店に勤務していました。私が入ったのは、ちょうど北陸新幹線が開業した年。メンテナンス業務に携わったのですが、支店としても前例がない中でのスタートで、チャレンジの連続でしたね。しかも、私にとっては聞いたこともない機器ばかり。弊社が取り扱う設備は実に多岐にわたっているので、様々な設備に触れながら知識を学ぶ日々でした。その後、メンテナンスから工事部門へと部署が変わり、多彩な現場を経験。技術も磨かれていったのですが、一番成長を感じたのは“コミュニケーションスキル”です。特に突発的な問題が起こった時などは、迅速な対応が求められます。社内外の関係部署に連絡を取り、的確な説明で協力を得て、解決に導く。そうしたフローや対応力が身に付いたことは、その後の仕事の大きな糧になりましたね。

6年目に私は開発推進部へ異動となり、実用システムの開発に着手。開発から設置、運用までトータル的に担う”システムインテグレート”を念頭にお客様が抱える課題などを解決していくのですが、そこに北陸支店で身に付けたコミュニケーションスキルが多いに役立ったのです。

今年3月まで携わっていた“うめきた(大阪)地下駅”の建設プロジェクトでは、話題にもなっている「マルチフルスクリーンホームドア」やコンコースのデジタルサイネージ(可変案内サイン)を担当。JR西日本としても初めて導入するものだったため、設計、開発をどう進めていくかなど、各方面との緻密な調整が必要でした。実際に開発を進めながら起こりうるトラブルを検証したり、仕様や進捗状況を伺うなど各方面とのやり取りも大切になってきます。開業直前まで本当に苦労しましたが、対応力を磨いていたことも功を奏し何とか導入できたと思います。グッとくるのは、やはり仕事の成果を多くの方が喜んでくださることです。うめきた地下鉄がプレス発表され、それ以降一般の方々からの反響を頂いた時は嬉しかったですね。達成感は言い表せないほどでした。

メンテナンスから始まり、施工管理を学んで開発の領域へ。これまで多くの貴重な経験を積めたことが、私にとっての財産。いろんなことに挑戦できる環境は、本当に恵まれていると思います。今後はJR西日本に限らず、グループ以外のお客様の課題を解決できるような、広い視野でのソリューションを手掛けることが目標。まだまだチャレンジしていきます!〈石倉さん〉

《保守》経験できるフィールド!新しいことに次々チャレンジする中で、目指したい道が見えてきた。

「駅」という公共性の高い場所を舞台に、利用者のことを思い、あらゆる設備の開発・改善をしている。その事業にとても興味が湧きました。大学で専攻したのは天文学でしたので機械などに触れることも少なく、やってみたい!という好奇心の方が大きかったですね。入社後の配属先を決める面談では、「何でもしたいです。どこにでも行きます」と話したことを覚えています。

今年で4年目。振り返ると、いつも「自分にできることはきっとある」という思いひとつで進んできたように感じます。まず1年目。北陸支店で駅施設のメンテナンス業務の担当となった私は、とにかく機械を触りまくることからスタートしました。先輩と現場(駅)へ行き、空調設備や放送設備など日々異なる設備のメンテナンスを学ぶ。その中で徐々に技術者としての自覚が生まれてきました。2年目になると、初めて自分の担当としてエレベーターやエスカレーターといった「昇降機」を任されることに。故障の発生率調査や取替え部品の管理など、仕事の幅がグッと広がっていきました。他にも、使っているシステムをもっと良くできないかと自主的にプログラミングを学んだり、社内で開催される技能競技大会に挑戦したり。積極的に動けば動くほど成長を感じられたことも、仕事に取り組むモチベーションになりました。

3年目は、一つのターニングポイントでした。部署を異動し、それまでの昇降機から知識が全くない「改札機」へと担当が変わりました。知識がないのに、作業現場を取りまとめなくてはいけない。そこは大きな壁でしたね。とはいえ、私も3年目の技術者。責任ある立場でもあるので、貪欲に学びながら壁を乗り越えていきました。同時に、“私だからできること”をやろうという思いも強かったです。他部署から来たからこそ気付けることがあるはず。積極的に業務改善をしようと考えたのです。提案したのは、報告書のリニューアル。フォーマット案を先輩方に評価してもらえた時は、すごく嬉しかったですね。

こうして迎えた4年目。6月から、また新たに担当機器が変わります!今度は雪国ならではの「融雪装置」。まだ自信はありませんが、私にできることを精一杯やるだけです。いろんなことに興味がある私には、一つのことを究めるよりも、「何でもできる技術者」を目指す方が向いている。新たな場所で始まる1年が楽しみで仕方ありません。〈西口さん〉

《工事》最新鋭の新駅建設で学んだことをベースに、自分の専門性をもっともっと深堀したい!

私は今、大阪支店で駅建設工事の施工管理業務に就いています。入社してから今年の3月まで丸2年間にわたり携わってきたのが、「うめきた(大阪)地下駅」の新設工事。これは、JR大阪駅と地下でつながり、新たな地下ホームと“うめきた地下口”という新改札口を新設するというもの。この大規模プロジェクトの中で私は、構内の空調設備やトイレをはじめとする衛生設備、消火設備など幅広い分野の設備工事を担当しました。

早い段階で、現場の指揮管理を任されたわけですが、大きな不安はありませんでしたね。というのも、私が入社した年から新人研修の内容がブラッシュアップされ、1年間にわたり実践的かつ丁寧に教えてもらえたのです。空調の仕組みから始まり、施工の流れや現場写真の撮り方、現場での指示の流れなどその内容は多彩。OFF-JTの研修で学んだことを現場で実践し、疑問や不安があればそれをまた研修で復習していける。この手厚い体制があったおかげで、段階を踏みながら仕事を覚えることができ本当に助かりました。

工事に携わる中で驚いたのは、最新の技術がいたるところに使われていることです。たとえば、トイレの“空・満”を知らせる表示にはIoTの技術が活かされている。施工にはITネットワークの知識も必要になるので、設備の知識だけでは足りません。うめきた新駅という「最新鋭」が詰まった現場で、早い段階から高い技術に触れられたことはとても恵まれていたと思います。また、現場で働く多くの方との関係づくりを学べたことも大きかったですね。自分の管轄する現場の職人さんはもちろんのこと、電気や建築など他の現場の監督や職人さんと連携する大切さを学べた。こうして3月に新駅の開業を迎えた時の達成感は、格別なものでしたね。

新たに担当している現場は、三宮に建設が予定されている新駅ビル周辺の基盤工事。“うめきた”では幅広い分野を担当しましたが、ここでは空調・衛生関係を重点的に任されているので、技術・知識の深堀をしていきたいと考えています。目指すは、空調・衛生工事のスペシャリスト。広い知識を持ちながらも、自分の分野をとことん突き詰めるような、そんな技術者になりたいのです。理想の技術者は、直属の上司。話し上手で交渉術も長けている上司をお手本にしながら、高いスキルを習得していきたいと考えています。〈吉村さん〉

学生の方へメッセージ

業界や職種を絞って探しても、同業や同じ仕事の企業は複数あるはず。そんな時に判断基準となるのは、社風や職場の雰囲気だと思います。つまり、自分の目で見て肌で感じることが一番早い。インターンシップや職場見学などに積極的に参加すると、データでは分からなかったその会社の“色”が見えてくるはずです。たとえば、社員同士の何気ない会話がとても気持ちいいところもあれば、上下関係がぎこちない職場もある。その中で、「ここは居心地がいいな」と感じたところこそ、自分に合った会社なのではないでしょうか。

もうひとつ、理系の方は自分の専攻分野だけに絞らないことも、お勧めしたいことです。特に大学の3年4年になってくると、より専門性が高まるので、他の分野へ行くというイメージが付きにくくなる。けれど、それはもったいないことだと思いますね。大学で学んだ知識も大切ですが、入社して初めて学ぶものも多くそこから学習しても十分に自分のスキルになります。少しでも興味があるなら、まず動いてみていただきたい。案外、好奇心が疼きだすような新しい発見があるかも知れません。

そして社会人になったなら、もっと視野を広げていろんなことにチャレンジしてほしいですね。たとえばテクシアでも、大学時代の専攻に限らず、機械も電気もシステムも貪欲に学べる人ほど成長している。自分の可能性は、自分でどんどん拓くことができますよ!〈石倉さん〉

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成功の鍵は、失敗を怖れずどんどん動くこと!「社会人になってからも、チャレンジ精神を忘れないで。新しい学びに貪欲な人ほど、大きく成長できますよ」と先輩たち。

マイナビ編集部から

2023年3月18日、JR大阪駅の地下に新しいホームが誕生した。「うめきた(大阪)地下駅」である。この建設プロジェクトに大きく貢献したのが、JR西日本テクシア。『未来の駅をつくる!』をテーマに掲げ、駅のあらゆる設備・機械を開発~工事~メンテナンスにいたるまで一手に担うグループ企業である。同プロジェクトにおいても多くの最新設備が話題を集めており、中でもテクシアが開発した“マルチスクリーンホームドア”は、世界的に注目されている画期的なもの。同社の技術力がいかに高度なものか、容易に想像できる。

今回お話を伺ったのは、テクシアを支える〈開発〉〈保守〉〈工事〉それぞれの領域で活躍する先輩技術者の3名。共通して言えることは、若いうちから手応えのあるダイナミックな仕事を次々と経験されてきた点だ。その中で、目標に向かって壁を乗り越えてきたエピソードは、聞いているだけでワクワクした。

特筆すべきは、一人ひとりのチャレンジを応援し、認めて伸ばすテクシアの社風。若手社員を育てるための研修体制をしっかりと整えた上で、新しいことにどんどん挑めるよう背中を押してくれる風土があるのだ。同社が駅の未来をつくっていける原動力は、社員の方々高いモチベーションにある。これは間違いないと思う。

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うめきた新駅のみならず、北陸新幹線の延伸やJR三ノ宮新駅ビル開発など、JR西日本が手掛ける大規模プロジェクトは目白押し。同社での活躍の場はどんどん広がっている。

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