最終更新日:2025/6/4

社会福祉法人下野会

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

「福祉の仕事って、こんなに面白いの!?」想像以上の楽しさが待っています。

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「楽しくなければ、仕事じゃない!」を体現する先輩たち

国分寺学園で働く職員はみんな「楽しむこと」が大得意!福祉業界の既存イメージをくつがえす、明るく楽しく元気になれる職場環境とはどういうものなのでしょう?先輩職員と理事長が語ってくれました!

■志賀 一迪さん(写真左)
生活支援員/2022年入職/帝京大学経済学部卒

■丹 彩香さん(写真右)
生活支援員/2022年入職/白鴎大学教育学部卒

日常のワンシーンをご紹介

「考え方が変わり、視野が広がりました」。生活支援を通して、自分にとっての常識や当たり前が、利用者さんにとっては当たり前ではないということを学んだ丹さん。
「まだまだわからないことも多いですが、日々楽しみながら学べています」。利用者さんの成長を感じられ、気持ちが通じ合えたときの喜びが志賀さんにとってのやりがい。
職員の定着率が高く、新入職員の直近3年間の離職率はゼロ。同期の仲間とは、仕事のことを相談したり趣味の話で笑い合ったり、プライベートでもとても仲が良いそう。

利用者さんと一緒に自分たちも楽しめるイベントを企画!信頼が深まっていくことがやりがいです(丹さん)

―友達や家族のような距離感にビックリ!

福祉の仕事に興味を持ったのは、教育実習で障害者施設に行ったことがきっかけでした。就職活動でもいろいろな福祉施設を見学しましたが、その中でも国分寺学園は、職員と利用者さんの距離が近くて家族や友だちのように仲が良くて、楽しそうな雰囲気がいいなと思い、入職を決めました。大学では保育を専攻して保育士の資格も取りましたが、福祉の勉強はしてこなかったため、入職当初は少し不安でした。ですが、先輩が1対1でついて、仕事の流れや利用者さんとの関わり方など丁寧に教えてくれたので、安心して仕事に慣れることができました。

―イベントを自ら企画!利用者さんだけではなく、職員も楽しめるから仕事が楽しい

国分寺学園は「楽しくなければ、仕事じゃない」がモットー。上から指示されたことだけをするのではなく、入職1年目でも自分がやりたいと思うことがあれば、どんどん提案して、カタチにしていけるんです。たとえば、ハロウィンの時期に職員が仮装して、学園の中を歩き回ってお菓子をあげるイベントや、暑い時期には、アイスクリームの移動販売に来てもらうイベントを企画した職員もいましたね。利用者さんは意外とジャンキーな食べ物も大好きなので、ハンバーガーを大量に買い込んでパーティーを開いたときはみんな大盛り上がりでした。

そうやって職員の私たちも楽しめるような工夫を日常生活の中に取り入れることで、利用者さんが普段見せない表情を見せてくれるのは、本当にうれしいです。先日は、私の担当する利用者さんと買い物に行った帰りに近所のファーストフードに入ったのですが、利用者さんがチキンナゲットを1個「どうぞ」と言って、私にくれたんです!これまでの関わりを通して、信頼が築けていることを実感できて、感動しましたね。

利用者さんの中には、こちらの言うことは理解できるけど言葉を発することが難しい方も大勢います。思いを汲み取るのは難しくもありますが、これからも利用者さん一人ひとりをしっかりと理解して心を通わせながら、支援の専門性を高めていきたいですね。

「楽しい雰囲気」に惹かれて入職。利用者さんとも職員同士も距離が近いアットホームな職場です(志賀さん)

―職場体験して実感。「ここで働きたい!」と思ったきっかけ

就職活動で私がもっとも重視したのは「社風」です。職場の雰囲気が自分に合うかどうかを軸にして、不動産や人材サービスなど、とにかくいろいろな業界を見ていました。その中で、一番印象に残ったのが国分寺学園でした。職場体験で実際に利用者さんと関わったのですが、思いのほかみなさん接しやすく、職員の方も優しくて、とても楽しい時間が過ごせたんです。母が福祉業界に勤めていることもあり、もともと福祉の仕事にも興味があったので、「ここで働きたい!」と思いましたね。

―仕事だけど、友達と話しているような感覚

最初のうちは、物が飛んでくるなど利用者さんの予想外の行動に驚くこともありましたが、そうなる理由や障害者の特性を理解していくうちに、関わり方によって未然に防げることもわかりました。特に私が大切にしているのが、利用者さんと話すときに目線の高さを合わせることです。私は身長があるので、できるだけ中腰になって利用者さんと同じ目線で話すようにしていたのですが、ある日それを先輩職員に褒められてから、より徹底するようになりました。はじめは、私に対して心を閉ざしていた利用者さんが自分から話しかけてくれたり、ふざけてじゃれてきたりして、だんだんと距離が縮まっていくことがとてもうれしく、毎日が楽しいです。

職場見学のときにも感じたのですが、ここはいい意味で上下関係がなく、堅苦しさがありません。年の離れた先輩職員も若手の私たちにフランクに接してくれるので、質問や相談もしやすいです。職員室では、趣味の話で盛り上がることも多いですよ。私はバスケットボールが趣味なのですが、他にもバスケをしている先輩がいるので、一緒に社会人サークルに入って、プライベートでも仲良くしてもらっています。

これからも専門性を高めながらスキルアップしていきたいです。当面の目標は保育士資格に合格すること。また、利用者さんが学園に入所する背景や理由についても理解を深めて、ゆくゆくは生活支援以外のことでもお役に立てるようになりたいですね。

楽しんでくれればそれでいい。まずは、学園に「遊びにおいで」(山中理事長)

―障害者施設らしくない!

障害者施設というと、病院のようなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?国分寺学園はそんなイメージとは正反対の、「明るく楽しく元気がいい」施設です。部屋の広さも天井の高さも、通常の施設の倍。廊下は100メートル走ができるくらいの幅と長さです。ここは、障害を持った利用者さんたちが一緒に暮らす「家」。下は4歳から上は50歳まで、51名の大家族です。そんな大家族のお父さんが理事長である私。そして職員はみんなのお兄さん、お姉さんです。大家族が一緒に支え合いながら楽しく暮らしている。それが国分寺学園なのです。

私が理事長として職員に伝えているのは、たったひと言。「楽しくなければ仕事じゃない」。私が職員にあれこれ指示を出すことはありません。そうすると、彼らは自主的に自由な発想で楽しいことをするんです。たとえば、コロナ禍で外出制限があったときは、職員が自分たちで考えてハンバーガーパーティーを開きました。フルーツサンドパーティーもやりましたね。利用者さんというより自分たちが食べたいんですよ(笑)。でもそれでいいんです。まず自分が楽しめないと、利用者さんを楽しませることなんてできないでしょう?職員が楽しんでニコニコしていると、自然と利用者さんも笑顔になる。だから私は口を出さないんです。

―福祉の仕事は大変?そんなことはありません

うちの学園は楽しいから、辞める人はほとんどいません。職員の人数が安定しているおかげで、利用者さんにもきめ細かい支援ができるし、有給休暇だって100%消化できています。ゆとりを持って楽しく働けるから心に余裕が生まれ、それが利用者さんへの優しさになるんです。また、職員が増えて組織が大きくなることで、新たな事業部も増え、幅広い福祉サービスが提供できるという好循環も生まれています。

今後、当学園が目指すことは2つ。1つめは、利用者さんの健康づくりのために、身体を動かせる環境を整えること。今年の秋には小学校並みの本格的な体育館を建設予定です。2つめは、高齢者対応型のグループホームを作ること。いわゆる「トータルライフケア」という発想のもと、4歳の子どもから高齢者まで、学園の中で穏やかに人生を過ごしてもらえるよう、ライフステージに沿った福祉を提供できる体制を作ります。当学園が見本となることで、栃木県内にもトータルライフケアの輪を広げていきたいですね。

学生の方へメッセージ

障害者施設の仕事というと、福祉の専門知識や資格が必要なんじゃないかと思うかもしれませんが、当法人では全く問いません。むしろまっさらな人こそ大歓迎です。当法人が求めるものはたった1つ。それは、うちの学園で施設見学と支援体験をして「楽しい」と思えるかどうかです。ただし、ほかに気になる会社があれば、そこもきちんと見てから決めてくださいね。あなたの人生には、いろいろな選択肢があるのです。その上で、「やっぱり国分寺学園が楽しい」と思ったらうちに来てください。

自分の居場所とは、どこかに用意されているものではなく、自分でつくるものです。まずは職種を絞らず、いろいろな業界・職種を見て体験してほしいですね。就職活動は、会社との相性を見るいわば“お見合い”のようなもの。いくら仕事が好きでも、会社が嫌いだと長続きしないんです。だから、あなたが本当に楽しいと思える場所を見つけてください。そこがあなたの居場所となるはずです。

まずは、学園に遊びにおいで。

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雨の日に100メートル走ができるほど、広くて長い廊下。子どもたちが元気いっぱいに駆け回れるよう、建物は全て基準値の倍の広さに設計されている。

マイナビ編集部から

今から半世紀以上前の1972年、障害者という概念が社会に浸透し始めた時代に、栃木県内に誕生した障害児施設・国分寺学園。現在は、障害児施設に加えて障害者支援施設、グループホーム、生活介護、相談支援センターの5事業を展開。幼児から成人まで障害を持つ方が自立した生活を送れるよう幅広い支援サービスを提供している。

理事長の山中徹弥氏は、元・出版社の編集長という異色の経歴の持ち主。14年前に2代目理事長に就任後は、福祉業界の既存イメージを払拭するべく、建物から職員の働く環境まで大胆な改革を実施。「明るく楽しく元気がいい」学園へのイメージチェンジに全力を注いできた。同学園の評判は県内にも広がり、他施設から見学に来る人が絶えないそうだ。

取材でも、職員の方々の話から同学園の明るく楽しい雰囲気がリアルに伝わってきた。その根底にあるのは「楽しくなければ、仕事じゃない」という考え。やらされた仕事ではなく、職員自身が自由にやりたいことをできるからこそ、心から仕事を楽しむことができ、利用者さんへの温かい支援につながっているのだろう。

「私たちは支援しているようで、逆に障害者の方から支援されているんです。彼らから“やりがい”や“喜び”を直にいただける。こんな仕事はなかなかないですよ」と理事長。人を思いやる気持ちがあり、自身も楽しみながら成長していきたい方はぜひ、同学園を訪れていただきたい。

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14年前に現・理事長が就任して以来、業界の既成概念を破壊するべく、斬新な取り組みを行ってきた国分寺学園。福祉の本当の楽しさを味わってみたい方はぜひ見学へ。

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