最終更新日:2025/4/11

全国労働者共済生活協同組合連合会(こくみん共済 coop<全労済>)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 共済
  • 生命保険
  • 損害保険
  • 生活協同組合

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「たすけあい」の理念をカタチにする、この社会に必要な仕事とは?

PHOTO

役割は違っても、目指すのは「豊かで安心できる社会」の実現

高齢化や社会の分断、災害の増加など、私たちの生活環境は大きく変化しています。安心して暮らせる社会を実現するためのキーワード「たすけあい」を、共済という仕組みで形にする3人の職員に話を聞きました。

【事業推進(職域)担当】M.T /2018年4月新卒入会
事務業務を1年経験後、愛知県にて事業推進(職域)を担当。休日は、ゴルフやキャンプなどアクティブな趣味を楽しむ。
【事業推進(居住域)担当】R.M/2017年4月新卒入会
大阪府にて居住域・職域などの事業推進を担う。休日の過ごし方は、映画鑑賞。非日常が楽しめるSF映画がお気に入り。
【共済開発担当】A.O/2018年4月新卒入会
共済開発部にて共済開発業務を担う。趣味は街歩き。昔懐かしい商店街が好きで、休日はぶらりと散策を楽しむ。
※上記担当は取材時

こくみん共済 coop の好きなところは?

職員向けの教育制度です。制度は年々進化しており、充実度が増してきていると実感します。部門でも勉強会を開催して若手育成に力を入れています。(M.T)
たすけあいが浸透した組織風土です。私が今までに経験した職場はどこも、困っている職員がいるときはお互いにフォローをするという環境が整っていました。(R.M)
1年の間で好きな時に取得できる5日間の連続休暇や、毎月1回は有給休暇を取得しようという声かけがあるなど、ワークライフバランスは抜群の環境です。(A.O)

【事業推進(職域)】協力団体と信頼関係を築き、一緒に組合員が抱える課題を解決していく

事業推進(職域)は、一般の企業でいえば法人向けの営業担当のような存在です。「もっと組合員(社員)の生活を良くしたい」と考えている労働組合などの協力団体を通して、所属する組合員(社員)に共済の仕組みを広めていく仕事です。一方的な営業活動ではなく、協力団体が抱える課題に関して協力団体と力を合わせながら、「保障のプロ」として課題解決に取り組めるところが魅力です。

以前、ある協力団体の担当者から「マイカー共済を所属している組合員へ展開したいが、その展開方法について悩んでいる」と相談を受けました。私が担当している三河エリアは、地理的にも自動車通勤の方が多いのが特徴です。しかし、社会人になって間もない若年層の方々は、自動車保険(共済)に関する知識や加入への意識が低い傾向にあります。そこで、協力団体と協力しながら自動車保険(共済)の必要性について説明会を開催したり、見積もり活動を積極的に行った結果、マイカー共済への加入率アップにつなげることができ、担当者と一緒に喜びを分かち合いました。

こくみん共済 coop は、非営利組織であり、私たちの推進活動は他企業の営業とは異なる特長があります。それは、利益を考え共済を推進するのではなく、組合員の皆さまのライフステージや生活を第一に考え提案を行えることです。近年、物価高騰や病気へのリスクに対する感度が高くなり、お金や保障に対して不安を抱えている組合員の方も多くいらっしゃいます。共済に加入して終わりではなく、その先の人生に寄り添い、安心した生活を送るためのサポートをしていきたいと思っています。

入会してからこれまで職域の事業推進をずっと担当してきました。これからも職域推進の領域で経験を積んでいき、「あなたと仕事をしてよかった」と思ってもらえるような仕事をしていきたいと思っています。また、事業推進に関わるところで、推進本部や統括本部の事業推進を統括する仕事やマネジメント領域の業務にも今後は挑戦していきたいです。協力団体や組合員だけでなく、一緒に働く職員の皆さんからも頼られる存在に成長していけるように頑張りたいと思います。

【事業推進(居住域)】「あなたが担当でよかった」。そんな言葉に大きなやりがいを実感します

子供の頃、祖父や祖母、両親からすごく愛情を注いでもらった記憶があり、今度は自分が人に感謝されることをしたい、誰かの役に立ちたいという想いがずっと心にありました。そのため、就職活動の際も「人や社会の役に立つ仕事」という軸で仕事選びをしていました。そこで出会ったのが、こくみん共済 coop 。「非営利でたすけあいの組織」というところに興味を持ちました。実際に説明会や座談会で話を聞いてみると、ノルマや利益のためではなく、本当に組合員のために寄り添った提案ができることを知り、このたすけあいの仕組みをもっと世の中に広めていきたいと思ったのが入会のきっかけです。

こくみん共済 coop では、日本全国で「共済ショップ」を展開しています。事業推進(居住域)の仕事は、各地域にある共済ショップの運営を行い、組合員の皆さまの相談に乗ったり、保障のご提案をすることです。現在私は、共済ショップなんば店に勤務し、接客を担当するスタッフのフォローなど店舗運営やマネジメントをメインで担当しています。実際に窓口に立ち、組合員さまと直接お話をする機会もよくあります。私が提案したプランを組合員さまに納得してもらい、ご加入や保障内容の変更をしていただいた時は「お役に立てたんだな」とやりがいを実感しますね。つい先日も、ある組合員の方にマイカー共済のお見積もりの提案をしたところ、「月々の支払いが安くなって、使えるお金が増えて嬉しい!」と喜んでいただけました。

私は入会後、共済ショップでの事業推進(居住域)と、労働組合などの協力団体に向けた事業推進(職域)の両方を経験し、現在はまた居住域での事業推進を担当しています。職域での仕事は、組織の規模が大きく、多くの人の役に立てるやりがいを感じられました。一方、居住域での仕事は、一人ひとりの組合員さまと直接話をすることができ、よりきめ細やかな対応ができる面白さがあります。それぞれの領域を経験したからこそ、できる仕事があると思うので、「困ったときはあなたに聞けば大丈夫」と周りから頼られる存在に成長していきたいですね。

【共済開発】社会や組合員の声に耳を傾け、ニーズに合った共済開発を進めていく。

共済開発部の役割は、組合員の皆さまのたすけとなる「より良い共済制度」を開発することです。私のように制度内容の精査などを行う企画担当の職員と、高度な数理計算を担当するアクチュアリーとして働く職員が力を合わせ、共済制度の開発・改定を進めていきます。共済制度の開発・改定は、日々組合員の皆さまから寄せられる要望や課題を分析することから始まります。その中からニーズや緊急性の高いものを選定し、開発・改定に向けた検討を進めていきます。法律や事例と照らし合わせながら、規約や保障内容の整合性はとれているか確認し、制度の内容を決定。その後は、行政の認可を得てリリースとなります。またリリース後に、取り扱い説明書の作成や職員からの制度への問い合わせに対応するのも私たちの大切な役割です。

共済開発部は、組合員の声をもとに制度改定を行うことができる唯一の部署です。こくみん共済 coop にとっても、組合員の皆さまにとっても影響力の強い部署であり、責任を感じると同時に、そんな重要なミッションに携われることに大きなやりがいを感じています。印象に残っているエピソードとして「個人賠償責任共済」の改定があります。これは、分かりやすく保障の改善が実施された案件で、保障の上限が「1億円」から「3億円」に引き上げられました。リリース後に共済ショップに訪れる機会があり、その際に職員の方から「組合員の皆さまからすごく好評だよ」という声をいただき、1年以上かけて改定した意義があったなと、誇らしい気持ちになりました。

共済開発部の職員はここで10年以上キャリアを積む方も多く、経験豊富な先輩たちがたくさんいらっしゃいます。私もこの場所でもっと知識を磨いて経験値を高めていきたいと思っています。今後の目標としては、よりたすけあいの仕組みを実感できるような保障を開発していくこと、また行政との折衝業務にも挑戦してみたいです。

学生の方へのメッセージ

当会で活躍する職員の印象を一言で表すと「理念実現のために行動できる人」です。
「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」という理念は抽象的かもしれませんが、この理念が自分の仕事とどうつながっているのかを具体的に考え、行動に移すということが大切です。例えば私の仕事である「採用業務」に置き換えると、求めるような人材を採用することで、こくみん共済 coop の理念を実現できればと、私は考えています。

皆さんは今、こくみん共済 coop にどんな印象をお持ちですか?
私が受験した時の第一印象は、正式名称も漢字ばかりで「堅くて真面目な雰囲気」「でも安定はしていそう」でした。それが実際に入会し働いてみて「安定は間違っていなかったけど、優しくてソフトな人が多く、若い職員にもチャンスがある」という印象に大きく変わりました。各種プロジェクトの立ち上げでは若手メンバーから募ることが多く、私も手を挙げ参加したことがあります。

ぜひ皆さんも当会のことをよく知っていただき、活躍イメージを持ってみてください。そして無理に自分を飾るのではなく「自分らしさ」を武器に、選考に臨んでください。私たちも正直に、私たちのことをお話ししていきたいと考えています。

PHOTO
採用担当Hさん/中部エリアにて推進企画、人事を担当後、2024年に本部人事の採用チームに異動。「皆さんに何でも相談いただけたら嬉しいです!」

マイナビ編集部から

「保障の生協」として共済事業を展開するこくみん共済 coop だが、他にも様々な角度から「豊かで安心できる社会」実現のための取り組みを行っている。中でも1995年の阪神・淡路大震災後に行った、地震災害などに対する公的支援制度の制定を求める署名活動では2500万人もの署名を集め、1998年の「被災者生活再建支援法」の制定につながるほどの影響を与えたというが、これも非営利組織ならではの実績だろう。

他にも防災・減災イベントを全国で実施したり、交通事故が最も多いという「7才」を対象とした交通安全プロジェクトの推進、子どもの体力低下防止のためになわとびを使ったトレーニング法「なわトレ」の開発など「こくみん共済 coop だからできること」を常に考え、挑戦している。

取材でお会いした職員皆さんに共通するのは、「たすけあい」の気持ちを強く持っていることだと感じた。ニュースを見ると物価上昇や高齢化、災害の発生など、いまの生活に潜むリスクは決して低くない。そんな時代にたすけあいの精神でよりよい社会にしていこうというこの仕事には希望がある。もし同じように感じる人がいるのであれば、ぜひこくみん共済 coop という組織を調べてみてほしい。きっと共感できるポイントがあるのではないだろうか。

PHOTO

トップへ

  1. トップ
  2. 全国労働者共済生活協同組合連合会(こくみん共済 coop<全労済>)の取材情報