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最終更新日:2025/4/14
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部署名あすなろの家
勤務地岐阜県
私は「児童養護施設に就職し、子ども達と生活を共にしたい」という一心で、樹心寮の施設情報をしっかりと調べた上で入職したわけではありませんでした。しかし研修や交流で他施設を知り、支援を学んでいく中で、「樹心寮を選ぶことが出来て私は幸運だった」と感じています。一番の魅力は、より家庭に近い中で子ども達を支援していくことが出来るということです。特に私が感じる場面は、料理をしながら子ども達の宿題である音読を聞き、幼児さんが「今日のご飯なあに」と聞いてくれ、高校生が「ただいま」と言って帰ってくるその瞬間です。それぞれが学校などの社会の場で過ごしてきて集まり、帰ってきて一息つきつつ、今日の出来事を話す、そんな時間が当たり前のようで暖かな幸せを作っています。
現在あすなろの家のサブリーダーとして、子ども達の支援と共に、保護者さんへの対応や関係機関との連携を学んでいる段階です。今の自分に何ができるのか、この子たちが自立していくために、家庭に帰る為に今必要な支援とは何かを常に念頭に置き、日々細やかで丁寧な支援を目指しています。日常生活の中でこそ得られる安心感を、食事や挨拶、遊びや何気ない会話の中から感じとってもらえるように働きかけています。そのための学びや学習も大切にしており、常に学び続ける姿勢を持って取り組んでいます。さらに、私が学ばせてもらった知識や技術をどのように後輩に伝え、皆で協力して支援できるような環境を整えていくのかという点も視野に入れ、同じ目標に向かって頑張り、支え合える仲間としての意識も大切にしています。
日々、小さな嬉しいエピソードは絶えませんが、私がこの仕事の深い喜びを知ったのは、初めて担当した中学生の男の子からでした。最初は全く相手にされず、私の声は届いていませんでした。まずは生活環境を整えるところから始め、そこから日常会話を増やし関係構築に努め、後にその子は家庭引き取りとなりました。私としてはもっとやれることはあったのに自分の実力不足で手をかけきれなかったと感じていましたが、後日親さんとお会いした時に、「兄弟の中で一番思いやりのある子になったのは後藤さんのおかげです。大切にしてもらってありがとうございました。先日ぼそっと『後藤さんに会いたい』と言ってましたよ」とおっしゃっていただきました。離れていてもそのように思い出してくれること、それを親御さんから聞けたという事が心から嬉しく感じました。
私が感じる、樹心寮の自慢は大きく2つです。一つは子ども達をのびのび支援できるところです。お小遣いを持って好きなように買い物できたり、公園に行けば思い切り泥だらけになって走り回り、夏には魚を捕まえて冬はその魚を水槽で愛でる、そんな当たり前のことを当たり前のようにさせてあげられる、環境と思いをみんなが持っている所です。2つ目は職員体制です。支援の中での悩みも相談できる人があり、一人で抱えず一緒に考えてもらう事ができます。その安心感を感じられるからこそ、自分の意見を発信しやすく、さらにそれに対して寛容で柔軟に対応してもらえていると感じています。そこから、より子どもの為に支援したいという意欲がうまれ、実践できるという良い循環が出来ています。