最終更新日:2025/6/25

社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 財団・社団・その他団体
  • 医療機関
  • 教育

基本情報

本社
大阪府
残り採用予定人数
10

取材情報

福利厚生・施設を紹介したい

年間休日121日、充実の福利厚生のもとで困難の中にいる子どもたちをサポート

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働きやすい環境が職員をバックアップ!

2023年に新卒で入職した先輩にお話を聞きました。子どもに関わりたい、福祉の仕事がしたかったと話すお二人ですが、充実の福利厚生が入職のきっかけになったとも。魅力の制度と仕事のやりがいをご紹介します。

●藤田 里菜さん (写真左)
2023年入職/大阪府立こんごう福祉センター さわやか「はるかユニット」担当

●山田 凱久さん  (写真右)
2023年入職/大阪府立こんごう福祉センター さわやか「だいちユニット」担当

仕事もプライベートも充実!

「実質、家賃がかからないので、1年目から安心して1人暮らしをすることができました。2年目からも家賃補助が手厚いので安心です」と藤田さん。
「ライブは思い切り楽しみますが寝るのも好きなので、ふだんの休日はめっちゃ寝てます(笑)」と山田さん。
アルバイトがしたい、スマホが欲しい、恋愛もしてみたい。困難の中にいる子どもたちの願いを叶えるため、全職員が集まって話し合うワークショップが施設内で開かれている。

「社宅の家賃1年間無料」に魅力を感じて入職。1年目を不安なくスタートすることができました

大学では家族心理学を専攻。子どもが好きだったので、子どもに関われる施設で働きたいと思っていました。当法人に興味を持ったのはその思いを叶えることができると感じたからですが、一番大きかったのは「社宅の家賃が1年間無料」であることを知ったからです。こんな制度があるなら安心、と入職を決めました。社宅も新築でうれしかったです。

入職後は現在勤務している「大阪府立こんごう福祉センター さわやか」に勤務。知的の障がいがあり、保護者のもとにいることが難しい児童が生活する入所施設です。私は女子児童だけのユニットで、小学校低学年の子を担当しています。子どもたちは毎日、バスで支援学校に通学。バスを見送った後は洗濯や清掃、支援内容の検討などパソコン作業をすることが多いですね。
子どもたちは午後に学校から戻り、入浴・夕食を終えた後は思い思いに過ごします。リハビリが必要な子もいればTVゲームやトランプ、ジェンガをして遊ぶ子も。本人がやりたいことをやり、遊んだり学んだりしながら人とのコミュニケーションの取り方、生活の仕方など社会的スキルを身につけていくのが施設の目的。子ども一人ひとりの状況を見ながら、そのお手伝いをするのが私たち支援員の役割です。ここでの生活を経てアルバイトができるようになった子もいますよ。

職員は交替勤務で、「次はだれが来るんだろう?」と子どもたちは毎日気にしています。「藤田さんが来てくれた!」と喜んでくれるとすごくうれしい。「一緒に遊ぼ」と誘ってくれたり、お手紙をくれることも。その笑顔が一番のやりがいです。
子育てをしながら働いている同僚もいて、育児の知恵や料理のコツを教えてもらえるのも楽しみの一つ。私は野菜が苦手なのですが、「甘酢にするといいよ」と教えてもらい、やってみたらとてもおいしくて(笑)。子どもたちにも苦手な食べ物はありますが、「一緒に頑張ろうね」と声をかけています。

子どもの成長は早く、日々の課題を設定した日課表も次々にレベルアップしていかなければなりません。愛着に問題のある子が多いので、情動についての知識も深めたいところ。以前は被虐待児を担当していたので、精神科医やほかのユニットの支援員とも協力し、その子たちとの関わり方も考えていきたいです。
(藤田さん)

4連休を取って行ったライブはめちゃくちゃ楽しかったです!

私が勤務しているのは、「大阪府立こんごう福祉センター さわやか」で唯一の男女混合ユニット。小学5年から高校3年生まで、10名の子どもたちが暮らしています。強度行動障がいを示す最重度の障がい児であることも、このユニットの特徴です。

強度行動障がいとは自分の体を傷つけたり、物を壊したり、食べられないものを口に入れてしまうなどの行動を取ることで、本人や周囲の生活に影響を及ぼしてしまう状態のことです。大学で心理学を学び、子どもたちと関わりたいと思って入職したのですが、最初は血だらけの子や排泄物を食べてしまう子を見てショックを受けました。その状況にも慣れてくるもので、今は仕事がすごく楽しい。どんな小さなことでも些細な変化でも、できることが増えていくのがうれしいです。

今、福祉の世界では「利用者の意思決定」の尊重がメインテーマになっています。意味のある言葉を発することがなくても、みんな「こうしたい」という気持ちは確かにある。絵や写真などのツールを使ってその意思を捉え、支援していこうという動きが全国で広がっているのです。
私たちのユニットでも、たとえば子どもにスプーンを渡す、それを持って食堂に行くことを習慣づけ、次はスプーンの写真を見せてやってみるということを試しています。はじめは写真を見なかった子どもが、何度も見せているうちに関心を寄せて食堂に行ってくれた。毎日の自傷行為が週1、2回になった。月単位、年単位というゆっくりした変化ですが、それがうれしいです。自傷行為を止めるだけでなく、何が行動の要因になっているのか、どうすれば支援できるのか。日々考えては試行錯誤を重ねています。

職員が頑張れるのは、働きやすい環境のおかげでもあります。休みが取りやすく、1か月前に申請すればほぼ100%通りますし、連休もOK。昨年は大好きなミュージシャンの20周年記念ライブがあり、4連休を申請しました。それもすんなり取れて、ライブを思い切り楽しんできました。

藤田さん同様、私も1年間社宅家賃が無料になる制度を利用しました。実家からは片道1時間ほどですが、憧れの1人暮らしを経験できた上、貯めたお金でライブに行ったり好きなものを買ったりして私生活もより充実させることができています。
(山田さん)

学生の方へメッセージ

当法人は毎年、約30名の新卒者を採用。採用活動のオンライン化に伴い、他府県からの応募者も増えました。その意欲に応えるために始めたのが、社宅の家賃を無料にするという制度です(※南部エリアのみ)。住まい探しも1年分の家賃も法人が負担し、家具、家電も備え付けなので初期費用も少なくて済みます。

内定後は月に一度のWeb面談を実施。配属先の希望や不安なことについてお聞きしたり、気になる施設を一緒に見学するなど、いろいろなご要望に対応。「児童に関わりたい」という方に、就労支援や大人の介護を見ていただくなど、視野を広げる機会にもできたらと考えています。そのほか、内定者が集まる懇親会も開催しています。

社会福祉士、介護福祉士などの資格に挑戦する方は、法人が学費を全額貸与(合格後、1~3年勤務すれば返還不要に)。勤務内で外部研修の受講、施設間での相互実習もあり、学ぶ機会は豊富に用意しています。

当法人の魅力をアピールしましたが、いろいろな企業を見て選んでください。私たちを選択肢の1つにしていただけるだけでもうれしい。私たちは「学生のみなさん一人ひとりと向き合う」ことを一番大切にしています。やりたいことや興味があること、不安や悩みなどがあればお話を聞かせてください。例えば「やりたいことが分からない」ときは一緒に悩み、見つかるようなお手伝いができればうれしいです。
(採用担当者一同)

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内定者懇親会では、チームビルディングと同期の繋がりをテーマにリアル脱出ゲームに参加。閉園後の遊園地で謎解きを楽しみました!

マイナビ編集部から

大阪府障害者福祉事業団、いやこれからは「FUN365」のブランドで呼ぶ方がふさわしい。ブランディング・プロジェクトを通して、同法人は「FUN365」という看板を最前面に打ち出すことにした。新入職員の発案・企画で始まったプロジェクトは、動き出したばかり。他の法人では経験できないような仕事、人との出会いが待っていることは間違いない。

そんなFUN365の職員には、やさしい人が多い。「職員をとても大切にしてくれていると感じます」と話すのは採用担当者。また、インタビューに答えてくれた入職2年目の藤田さんは関東出身。ケガで関西の病院に入院したとき「なんて温かい人たちなんだろう」と感動し、関西の法人で働きたいと思ったそうだ。みなさんの穏やかな様子からも、利用者だけでなく仲間や地域を思う社風、職員の温かさが伝わってきた。

FUN365には、スマホやゲームの依存症、虐待、育児放棄などの過酷な環境を経てやってくる子どもたちも多い。その状態から心身ともに健康になり、18歳になって無事に社会人デビューを果たしてゆく姿は、何度見ても見飽きないだろう。「子どもが好きな方には、天職ですよ」と言った藤田さんの笑顔が印象に残った。もちろん子ども好きに限らず、福祉の仕事に興味があるすべての方が採用対象。データだけでなく、自分の目と感性で確かめてみることをお勧めする。

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大阪府立こんごう福祉センターさわやかは、60名以上の障がい児が暮らす入所施設。ほかにも大阪府内全域にこども発達支援センターや就労支援施設、相談支援施設などがある。

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