最終更新日:2025/4/22

エスシーエスピー(株)【セントラル警備保障グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • セキュリティ
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

街のあちこちで「やさしさ」を発揮できる。人との関わりに満ちた仕事です!

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商業施設や駅で活躍する「施設警備」の仕事の実際に迫る!

セントラル警備保障グループの一員として、施設警備事業を手掛けるエスシーエスピー。施設に関わる全ての人の安全を守り、快適な空間づくりも支える社員たちに、同社の仕事の実際ややりがいについて語ってもらった。

■ N.H.さん(写真左)
警備部 商業施設派遣隊 副隊長
2015年入社/福祉学部出身

■ S.K.さん(写真右)
警備部 商業施設派遣隊
2022年入社/自治行政学科出身

■ A.Y.さん(写真中)
人事総務部
2015年入社/保健体育科出身

先輩社員の横顔

「自分の時間を作りやすく、24時間交代勤務の働き方が気に入っている」と語るN.H.さん。 海外からの来館者も増えている近年は、英語の勉強にも取り組んでいるそうだ。
泊まり勤務明けの日は、軽く睡眠を取ってからトレーニングジムに通っているというS.K.さん。「世の中が空いている時間帯に余暇を過ごせるのも、この働き方の良さですね」
「平日は仕事をし、休日には柔道の実業団で練習できる環境があることにもひかれて入社しました」と語るA.Y.さん。最近はお子さんと一緒に親子柔道を習い始めたそうだ。

快く協力しあえる仲間たちと共に、よりよい警備体制の確立を目指す!/N.H.さん

私は契約社員として当社に入社し、4年目に社員登用試験を受けて正社員となりました。「この会社で頑張っていこう」と思えたのは、同僚たちの存在が大きいです。入社以来、商業施設の派遣隊として仕事をしていますが、助け合える良い仲間たちと出会うことができ、職場に行くのが楽しいと思えるような毎日を送れています。

商業施設の派遣隊は普段は防災センターにいて、入退館の管理や受付業務、施設全体の監視業務を担っています。テナントから連絡をいただくと複数名で迅速に駆けつけ、必要な対応を行います。従業員とお客様間のトラブルの仲裁に入ることもしばしばあり、「お客様の意見に耳を傾けて尊重しつつ、従業員を守る」といった中立な働きを心がけています。夜間は主に巡回業務や設備等に異常がないかの点検業務を行っており、正社員になって以降は、夜間の当務責任者も任せていただけるようになりました。

私がやりがいを感じるのは、関わった方々から「ありがとう」の声をいただける瞬間です。不審者や急病人などが発生すると、後日お礼の言葉を伝えにきてくださるお客様もいます。入社前は人と話すのが得意なほうではなかったのですが、日々の仕事を通じて、聞く力や折衝力を磨けている実感があります。

4年前からは副隊長を拝命し、指揮を担う立場になりました。当初は現場での判断や部下の指導に悩むこともありましたが、先輩から学んだり、書籍やマニュアルを読み込んだり、自分なりに改善点を見出しながら隊員を導く術を学んでいます。関係性ができていないと、いざというときに円滑な連携を図れないので、隊員たちとは日頃から挨拶やコミュニケーションを図ることを心がけています。

副隊長になってからは、自分の考えを隊の動きや業務フローに反映させられることもやりがいにつながっています。一例ですが、鍵の管理方法が以前から気になっていたので、就任後すぐに見直しに着手し、新しい管理方法を確立しました。開閉館の時間が1時間変わるだけでも派遣隊の動きを変更する必要があるので、施設の営業担当者とも調整しながら、都度オーダーメイドで全体の動きを決めています。

泊まり勤務明けには自分の時間を持ちやすいので、警備の資格や防災関連の法律、英語の勉強などを続けています。そうして得た知識を現場に落とし込み、全体的な警備技術の向上を図っていくことも今後の目標です。

多岐にわたる隊員の仕事。デスクワークとは違ったやりがいを見出しています!/S.K.さん

警備の仕事に注目したのは、「一日中、PCに向き合うのではない仕事がしてみたい」と思ったのがきっかけです。セントラル警備保障グループの一員である点も安心感を覚え、当社への入社を決めました。

入社後は施設警備業務検定など3つの資格の取得に励みながら、業務の習得に努めました。施設警備には、入退館の管理、監視業務、鍵の貸し借りや設備トラブルの一次対応、救急対応など、想像していた以上に多岐にわたる役割があり、手順やルールをしっかり頭に入れるまでに思っていたよりも時間がかかりました。

私たちの警備対象は、施設を利用するお客様はもちろん、施設で働いている人たちや納品業者の皆さん、施設の周辺にいる人々まで非常に幅広いです。以前テナントの従業員への付きまとい事案が発生していた時期には、いつ連絡が来てもいいよう、常に出動準備をしていました。従業員の方が我々を頼りにしてくださっていたので、使命感も大きかったです。

設備にトラブルが発生すると、専門業者につなぐまでの一次対応を担います。一例ですが、水道管の破損を見つけたときには、応急措置としての養生をしたり、フロア内の水を掃き出したりして、業者さんが来るのを待ちます。そのほか、火災報知器が作動したときなどにも迅速に現場に駆けつけます。誤報でホッと安堵する場面も少なくないですが、「何事もなかった」とわかるまでは隊全体が緊張感を帯びますね。実際の災害対応はまだ経験がありませんが、いざというときにはお客様を誘導し、隊を含めた全体の命を守る立場なので、デスクワークとはまた違ったやりがいを感じながら日々の仕事に取り組めています。

私がいる商業施設には15名ほどの隊員がいますが、親世代くらいのベテラン隊員も多いので、親身に面倒を見ていただいており、わからないことは都度、教えていただきながら業務理解を深めています。新人時代は「起きている事象に対して何をすればいいか」がわからず指示を待つことも多かったですが、最近は自分なりに「こういうときは、どう動けばいいか」の選択肢が自然と頭に浮かんでくるようになりました。

隊員以外のいろいろな方とも連携を取る場面が多いので、コミュニケーション力が自然に磨かれる仕事だとも感じています。臨機応変な対応力や的確に指示を出せる力を身に付けていき、当務責任者も任せていただけるようになることが直近の目標です。

女性隊員は必要不可欠な存在。現場復帰を目標に、新たな分野を勉強中!/A.Y.さん

警備員は屋外で活動するイメージがあると思いますが、当社は商業施設内での警備です。快適に働けることに加え、「人と接する機会が多い仕事である」という点にも魅力を感じて入社を決めました。入社後は5年間、派遣隊として活動。商業施設を利用するお客様にとって話しかけやすい警備員でありたいと思い、周囲に気を配って巡回することを心がけていました。

巡回や受付業務の他、エスカレーターなどの設備トラブルに関する一次対応も行いましたし、施設内ATMでの振り込め詐欺の被害を未然に防いだこともあります。AEDで救命措置を施したり、救急隊と一緒に担架で運んだりと、体調不良者の対応も数多く経験しました。女性のお客様や従業員から「体調のことを話しやすくて助かる」などと仰っていただけることも多く、女性隊員が必要とされていると感じる場面は多かったですね。後日、感謝のお手紙や菓子折りなどをいただいたこともあります。

不審者の対応時には必ず男性警備員と一緒に複数名で対応しますし、少しでも危険があれば警察に任せるので、怖い思いをしたことは一度もありません。必要な知識は本社研修や勉強会でしっかりフォローしていますし、人と接するのが好きな人や体を動かすのが好きな人であれば、施設警備の隊員としての資質は十分。お客様に寄り添った温かい言葉をかけられる人は、その力を活かして大いに活躍できると思います。

結婚・出産を経て、入社7年目からは本社管理本部の一員となり、人事総務の仕事に携わっています。いずれはまた現場に戻るつもりですが、子どもが幼い時期は突発的に休まざるを得ないことも多いので、警備に穴を開けずに済むポジションを会社が用意してくれたことが大変有難かったです。

管理本部の業務は非常に幅広いですが、私は主に社会保険関係の手続きを担当しています。期限内に年末調整をやり遂げたときなどは大きな達成感がありますが、まったく知識がない分野だったので、先輩社員に聞きながら現在も学びを深めている最中です。労務関係の法律や知識を強化することは、今後の目標の1つです。

また当社では年5~6回、有志による社内交流イベントを行っており、その企画や運営も担当しています。貸切水族館やバスツアーなど趣向を凝らしたイベントを実施し、隊員たちから好評の声や現場の話を聞けることも、仕事のやりがいにつながっています。

学生の方へメッセージ

企業研究を行う上で大切にしてほしいと思うのは、「自分がいかにしてその仕事を楽しめるか、やりがいをどこに見出すか」という観点です。たとえば当社の場合、お客様から対面で「ありがとう」「助かりました」といった言葉をいただくことが多いので、そこに楽しみややりがいを見出せる人にマッチする仕事だと思います。

商業施設での勤務が主になるため、印象よく振る舞えることや、心からのやさしい言葉を相手にかけられることなども大きなアドバンテージになります。鉄道の各駅に常駐し、車椅子のお客様の乗下車の補助業務なども請け負っており、福祉や介護の分野に興味がある方とも相性がいい仕事です。

何かあったときに駆けつける立場として、フットワークの良さはあるに越したことはないですが、体育会系の社員もそうでない社員も活躍しており、スポーツ経験の有無は問いません。少しでも危険がある業務は警察に任せますし、災害や緊急時にはお客様を避難させつつ、自分たちも迅速に避難をするのが仕事です。商業施設の仮眠室にはベッドやシャワールームも揃っていますし、天候や気温に関わらず、常に屋内の快適な環境で働けます。

企業研究の際には、外から見たイメージに左右されることなく、先輩社員のリアルな話を参考に、実際の仕事の様子をしっかり掘り下げてみていただければと思います。

<人事 総務部長・古谷 和士>

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「幅広い年齢の人たちが活躍している当社。フランクに交流できる社風なので、心を開いて接すれば、なんでも相談できる頼れる先輩に大勢出会えると思います」(古谷)

マイナビ編集部から

今回の先輩社員のエピソードを聞いて、「警備員の仕事のイメージが変わった」という人は著者だけではないはずだ。警備の仕事は1号から4号まで明確に分類されており、同社が行っているのは、商業施設やオフィスビル、駅などに出入りする人やモノの監視を行う「施設警備」である。いわゆるボディガードを務める「身辺警備」や、現金輸送等を手掛ける「運搬警備」、あるいは工事現場や野外イベントなどで整理を行っている「雑踏・交通誘導警備」とは一線を画す仕事であることは、企業研究において必ず押さえておきたい部分だ。

警備会社の大手・セントラル警備保障(CSP)グループの一員として、成長を続けている同社。人口減少が続く近年は、グループを挙げて機械警備の導入も積極的に進めているという。「人の警備と機械警備をどのように融合させながらサービスを提供していくか」といったことを考えていけるのも、これからこの業界で働く醍醐味の1つだろう。

また取材では、協力的で仲間思いの社風もよく伝わってきた。「親和会」という有志による親睦の場もあり、肩肘を張らず気さくに仲間たちと接し、真心を大切にして働きたいという人には馴染みやすい社風ではないかという印象を受けた。人と関わり、人に役立てる実感を得られる仕事でもあるため、「コミュニケーションが好き」「ありがとうの言葉で頑張れる」といった志向の人にも検討してみてほしい企業だ。

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創業26周年を迎え、近年は東北や上越方面にも事業エリアを拡大している同社。駅や直結する施設での仕事も多く、鉄道関連に興味がある人にも要注目の企業だ。

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