最終更新日:2025/5/2

(株)博報堂DYミュージック&ピクチャーズ

  • 正社員

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業種

  • 芸能・映画・音楽
  • 放送
  • ゲーム・玩具・アミューズメント製品
  • イベント・興行

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

魅力あふれるコンテンツを、多くの人に伝え、届ける仕事

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作品への思いを胸に、成長し続ける社員たち

アニメや実写映画といったコンテンツを、広く国内外に届けていく役割を担う博報堂DYミュージック&ピクチャーズ。3人の社員たちの仕事を通して、同社の魅力や仕事のやりがいを浮き彫りにしていく。

神足 裕希(写真中央)
コンテンツセールス本部 海外セールスグループ
文芸学部マスコミュニケーション学科卒/2019年キャリア入社

荻野 康瑶(右)
コンテンツセールス本部 国内セールスグループ
理学部生命理学科卒/2023年入社

栗原 みなみ(左)
コンテンツセールス本部 商品化・イベントグループ
芸術学部音楽学科卒/2024年入社

先輩から一言

「常に業界のトレンドを追い情報収集をする事や、各国クライアントとのコミュニケーションを楽しめる方が当社の海外セールスとして活躍できると思います」(神足さん)
「社風の温かさは当社の自慢です。オフィスが1カ所だということもあり、部署の枠を超えてコミュニケーションが活発。相談できる人が多いのはありがたいです」(荻野さん)
「多種多様な作品に触れるのは、この仕事を続けていく上での大切な時間です。私自身、エンタメ・インプットホリデーを活用して視野を広げています」(栗原さん)

【神足さん】世界に向けて、日本の作品の魅力を伝えていく

海外セールスグループでは当社が権利を所有する映像作品に関して、世界各国の配給会社やバイヤーに販売する役割を担っています。アジアやヨーロッパといった地域ごとに担当をもって、作品の紹介から交渉、放送までのすべてを支えていくのですが、部署のメンバー8人中営業は4人と少数精鋭だけに、おのずと一人ひとりの責任は大きくなっています。

私自身、入社以来ローテーションでさまざまなエリアを任されてきました。日本のTVアニメ作品のニーズは非常に高く、海外の多くの会社から引き合いを受けていますが、この数年は作品の選択肢が増えたこともあり、待っているだけでは交渉は上手くいきません。それだけに海外市場を入念に調査した上で、こちらから積極的にバイヤーに作品を紹介することはもちろん、海外の映画祭などに出かけてブースを構え、直接交渉する機会も増やしています。

思い出に残っているのは入社半年後、韓国に販売したファンタジーアニメ作品。複数企業からアプローチを受けて需要の大きさに圧倒されてしまったのですが、基本的には1つの作品はその地域独占契約をすることになります。選ばれなかった企業との今後の関係も考えながら慎重に物事を進めていっただけに、無事に現地で配信されたときはホッとした気持ちに包まれましたし、SNSで韓国のファンが喜んでいる投稿を見たときは、自分の仕事が世界に届いたのだと充実感で満たされました。

世界各国のバイヤーとコミュニケーションをとり、日本のエンターテイメント作品をグローバルに届けられるこの仕事は、まさにやりがいにあふれていると実感しています。ただ、一見すると華やかに見える職種ですが、実際は地道な作業の連続で、調整力、スケジュール管理力、マルチタスク力に磨きをかけなくてはなりません。しかも2年後、3年後に放映される作品の交渉をする時代にもなりましたから、先を見越して行動する姿勢も求められています。

そうした中で自分の力だけではなかなか前に進めないこともありますが、当グループはチームとして目標達成に動いていますから、周囲からのサポートが受けられるのも心強い限りです。世界市場でも今、作品そのものから発展して商品化、ゲーム化などのニーズが高まっています。私自身、作品の販売のみならず、より広い範囲で貢献できるように知識と経験を広げていきたいですね。

【荻野さん】作品への理解を深め、多様なメディアと映像作品をつなげていきたい

大学時代は生物学専攻だったのですが、就職活動では最初からエンターテイメント業界を志望していました。ただ、最初は出版や音楽レーベルを考えており、映像業界は全く視野に入れていませんでした。当社に関しても名前に“ミュージック”と入っていたのが応募したきっかけです。しかし、話をよく聞いてみると映画やアニメ、イベント、音楽と多岐にわたるコンテンツを手がけている点に魅力を覚えましたし、人事担当者の温かな人柄からも社風の良さが伝わってきて、当社への入社を決めました。

以来、国内セールスの一員として、実写映画やアニメ作品に関して、主に配信サービスへの営業を手がけています。配属されたての頃は素材業務からスタート。担当コンテンツの映像や画像を調達して、配信会社に納品するといった作業を通して仕事の流れを覚え、1年目の6月には早くも営業担当も持つことになりました。

さすがに最初は全くわからないことだらけで、どういう風に営業をすればいいのか見当もつかないこともありました。その中でもいい提案を重ねるべく、担当作品の理解を深めていくのは当然のこと、担当する配信サービスの特色をとことん調べ上げ、自社の作品とマッチしそうな部分を浮き彫りにしていくことを心がけました。おかげでお互いに利益を生み出せる提案ができるようになり、夏にはなんとか初めての契約に成功。先輩たちがやさしい人ばかりで、いつでも質問を受けつけてくれたのも、経験の浅い自分が結果を出すための大きな支えとなりました。

2年目になると配信営業に留まらず、テレビ局への営業に加えてDVDなどパッケージの対応も手がけるようになりました。仕事の量も格段に増えましたが、今では先輩を頼ることなく自分で完結できる物事も増え、スムーズに仕事をまわすことができるようになっています。仕事を通して多くの映像ジャンルに触れることで、実写映画やアニメ作品への知識が増え、ビジネス視点で作品を捉えることの面白さにも気づきました。

担当作品に関して、その魅力を最大限に引き出せる相手先を探し出し、良い形で視聴者まで作品を届けられたときには格別の達成感を味わうことができています。せっかく営業として配信、テレビ、パッケージと多岐にわたるメディアを担当していますので、これからも経験を重ねることでゼネラリストとして歩んでいければと思っています。

【栗原さん】イベントと商品化の二刀流で、チャレンジをし続ける

大学で音楽制作や音楽心理学について学んできた私は、将来の道としては音楽レーベルのほか、もともと好きだったアニメに関わる仕事に携わりたいと考えていました。当社に関しては音楽とアニメの両方を手掛けていることに加え、昔から好きだったアニメタイトルに携わっている点に共感。広範囲にエンターテイメントに関われるのも面白いと考え、入社を決意しました。

入社後は1カ月の新人研修で社会人マナーなどを身につけ、5月から商品化・イベントグループの一員となりました。通常は商品化とイベントのどちらかの専属担当となるのですが、「両方やってみたい」と声を上げたのをきっかけに、両方の仕事に取り組むチャンスをいただきました。

イベントでは、アニメの先行上映会、フェスなどの運営・施工に携わっており、登壇者のアテンド、台本の作成、メイク担当の手配など本当に多彩な業務に臨んできました。イベントは入念に事前準備したつもりでも、当日にイレギュラー対応に追われることもしばしば。それでも上司は「失敗してもいいから自分で考えて動きながら学ぼう」とどんどん私に仕事を振ってくれるので、おかげで臨機応変に対応する力をつけることができました。

商品化は、自社の担当作品の窓口となり、グッズを作りたいメーカーに対して、レギュレーション通りにモノづくりをしてもらえるように支えていくのが役割です。窓口がOKを出すとそれが公式見解となってしまうため責任は重大です。ミスなく丁寧に仕事をしつつ、スケジュール通りに作業を進めていくためにも、何よりも作品やキャラクターの特性を理解しようと心がけています。

臨機応変な対応が必要なイベントに対して、じっくりとミスなく進めていく必要がある商品化は、仕事の特性が全く異なるだけに頭の切り替えが大変だと思うこともあります。それでも両方を経験したことでエンターテイメントに関して多角的に見つめられる視野が身についたと思っています。イベント開催後や商品発売後にSNSでファンが楽しんでいる様子を見ると、頑張って仕事をしてきた甲斐があったと思います。

現状はいずれの業務も先輩のアシスタント的な立ち位置のため、まずは1人ですべてを完結させられる担当者になりたいです。これからも両方の仕事に携わり続けていきたいですね。

学生の方へメッセージ

■就職活動では志望業界のことをできる限り、調べ上げていくことを心がけましょう。表面だけに留まらず、具体的な仕組みにまで迫っていけば、自分に合うのか、合わないがより具体的に見えてくるはずです。映画やアニメ業界について知りたい場合は、エンドロールに出てくる企業について勉強をしていくと、理解がぐっと深まるかもしれません。
<神足さん>

■当社のようなエンターテイメント企業で働いている人は、“好き”なものに対して熱量をもって語れる人がそろっています。就職活動でもぜひ自分の“好き”を第一にして、真っすぐに歩んでいってください。説明会や面接が続く中では根を詰めてしまうかもしれませんが、ときにはエンターテイメント作品に触れて息抜きしながら頑張っていきましょう。
<荻野さん>

■私は当社の面接で好きな作品について語り、自分の思いをしっかりと伝えることができました。エンターテイメントが好きなのは大前提で、自分が好きな作品にどのような思いを抱えているのか、感情を言葉にする力が重要になってくると思います。そのためにはその会社がどのような作品を作っているのか、あらかじめ調べ上げて自分をアピールするための共通点を探すことが力になると思います。
<栗原さん>

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人気作品の放映翌日は、社内ではその話題で持ち切りになるという。まさにエンターテイメント好きな人材が同社には集っている。

マイナビ編集部から

総合エンターテイメント事業を担う博報堂DYミュージック&ピクチャーズでは、アニメや実写映画、ゲーム、イベントなどに多角的に携わりながら、日本が生み出した良質なコンテンツを広く国内外に伝え続けている。エンターテイメントを生業としているだけに、若手社員からベテラン社員まで共通して、アニメや映画に愛情を持っているというのは今回の取材を通してしっかりと伝わってきた。

社員たちがエンターテイメントに触れて知見を広げる機会を提供するべく、さまざまな社内制度を用意している。例えば、“エンタメを吸収する”時間を提供する「エンタメ・インプットホリデー」は休みを提供するのはもちろん、年間2万円までチケット代などに充てることができる。また、毎月3000円まで支給する「サブスク補助金」は、配信サービスが非常に多くなった昨今、社員からも好評を博している。

連続5日間休暇を年間2回取得できる「フリーバカンス制度」もリフレッシュするために有効活用されている制度だ。さらに言えば、「リスキリング支援」では年間2万円まで資格取得や英会話学習などに充てることができる。エンターテイメントに広くアンテナを張り、絶えず自分を磨き続けられる人材は、さらなる飛躍を遂げられるフィールドが同社には広がっている。

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グローバル市場での活躍も遂げている同社。日本の映像作品を広く世界に伝えていきたい。そんな思いを抱えて社員たちはチャレンジし続けている。

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