最終更新日:2025/4/22

(株)日本セレモニー【フューネラル部門】

  • 正社員

業種

  • 冠婚葬祭

基本情報

本社
山口県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

一組一組の想いと形を大切にした「生きる、お葬式。」を創り上げています

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フューネラルディレクターとして働く知られざる魅力

全国に展開している日本セレモニーの葬祭式場『典礼会館』。ここでは葬儀をプロデュースするフューネラルディレクターとして活躍している人たちがいる。今回の取材では若手社員の2名に、本音を教えてもらった。

■Y.A.さん(写真左)
2023年入社

■O.M.さん(写真右)
2024年入社

入社前後の葬儀の仕事に対するイメージの変化

「葬儀を執り行う会社ということもあり、厳粛な雰囲気をイメージしていましたが、実際は柔らかい言葉を使い、職場の雰囲気が明るいことに驚きました!」
「沈黙の時間が長いイメージを持っていましたが、先輩社員たちはいつも笑顔にあふれ、ご遺族様とも穏やかにお話しするので、良い意味でギャップがありました」
入社前に葬儀に対してイメ-ジしていた印象とのギャップに驚く社員が多いとのこと。その大きな要因である明るい職場の雰囲気を、見学会などでぜひチェックしてほしい。

若手社員が積極的に挑戦できる職場!自分たちのアイディアでセレモニーをプロデュース

◆入社のきっかけは親族の葬儀
学生時代は専門学校で映像や音響の分野を学びました。様々な職業を検討する中で、私の親族が典礼会館で葬儀を行う機会があったのです。当時はまだ数えられるくらいしか葬儀に参列したことがなく、葬儀とは重い空気が流れるものというイメージを持っていました。しかし、典礼会館の葬儀はかしこまった雰囲気ではなく、和気あいあいとした明るい雰囲気だったことから、これまでのイメージが覆され、興味を持つようになりました。そこから自分もここで働きたいという気持ちが芽生え、当社のフューネラル事業部を志望しました。

◆“人生の大切な部分”を自分のアイディアで表現
私たちフューネラルディレクターは、故人様のお人柄や思い出を大切にしながら、ご予算に合わせて通夜や葬儀を企画・提案し、セレモニーの準備を進め、滞りなく式が執り行われるように全体を指揮する役割を担っています。短い期間内で進めるので「悩んでいる時間があるならやってみる」という姿勢を大切にしています。ご提案の仕方によっては、ご遺族様の悲しみが深くなってしまう場合もあるかもしれません。ですが、ご遺族様にとって、こちらの方が良いのではないかと思ったことは、失敗を恐れずにお伝えして、選択肢を増やしたいと思っています。
ほかにも、典礼会館の葬儀では、故人様との思い出を飾る『メモリアルコーナー』を設けています。一例として、以前、畑仕事をされていた高齢の女性がお亡くなりになった際に、その畑で収穫体験をした幼稚園児のお子さんたちからのお手紙をコーナーに飾りました。このように故人様お一人おひとりの“人生の大切な部分”を、セレモニーを通じて表現することを大事にしています。また、学生時代に学んだ映像や音響の技術を活かし、哀悼ビデオを制作した経験も。若手ながら自分の想いを発信したり、アイディアを形にしたり、挑戦できる環境が整っていることが魅力です。

◆仕事とプライベートを両立できるシフト制
完全シフト制で平日だけではなく土日に休みを取得することも可能です。希望休が通りやすく、有給休暇も取得しやすいので、プライベートも充実しています。急な出勤が必要なイメージがあるかもしれませんが、そのようなケースはありませんので、安心してください。
(Y.A.さん)

社会人マナーから専門知識まで学べる安心の研修を通じて、一歩ずつ一人前を目指して

◆幅広い事業内容が入社を決めた理由
私は大学で語学や社会学を学び、学生時代にサービス業のアルバイトをしていた経験もあり、サービス業への就職を希望していました。その際に当社を見つけて、フューネラル事業やブライダル事業、ホテル事業など様々なサービス業を展開している部分に興味を持ち、インターンシップに参加したのです。そこで当社の幅広い事業内容が魅力的だと感じて入社を決めました。入社後は様々な事業部を回る研修があり、その中でフューネラル事業部に興味を持つことに。初めは葬儀の仕事がどんな内容なのか分かりませんでしたが、心に残るセレモニーをプロデュースできる素晴らしい内容で、どの部門で働いてもやりがいを感じられそうだと思っていたところ、縁あってフューネラル事業部へ配属になりました。

◆一つひとつの研修がフューネラルディレクターとしての自覚に!
何も分からない状態で入社しましたが、入社後すぐに行われる集合研修で電話対応や言葉選び、立ち居振る舞いなどを学ぶことができたので、自信を持ってご遺族様の前に立つことができました。その後の現場研修では、各事業部を回り、会社全体の事業と業務内容を学んだことで当社への理解が深まりました。各部署へ配属後は、OJT研修でも先輩たちがとても優しく仕事を教えてくださるので、些細なことでもすぐに相談できますし、ありがたい気持ちでいっぱいです。私の中で一つひとつの研修が、フューネラルディレクターとしての自覚になっています。また、研修を共にした同期との仲も良く、今でも近くの店舗に配属された同期と一緒にプライベートで食事に行くこともありますよ。

◆自分の提案がご遺族様のきっかけになる喜び
私は入社5ヶ月目から一人で担当を持つようになりました。ご遺族様と関わる機会がたくさんありますが、自分の接遇によって、ご遺族様が安心できるように努めています。以前、告別式のアフターフォローとして、お香典の返礼品や四十九日の法要についてご提案させていただいた機会がありました。そのご遺族様は法要を迷っていらっしゃいましたが、私の提案がきっかけで法要を行ってくださった時は、お役に立てたという喜びを感じられて良かったです。
(O.M.さん)

ご遺族様に寄り添い、それぞれの想いを形にできるフューネラルディレクターに!

◆ご遺族様にとって頼りがいのある存在になりたい
目標はご遺族様から「若い=頼りない」と思われないように、先輩たちの背中を見ながら、追い越していくことです。当社は自ら積極的に行動やチャレンジができる人が活躍できる社風です。さらにセレモニーは一組一組異なるので、オリジナリティが求められます。アイディア豊富な方々が活躍できる仕事ですね。私も以前は人見知りでしたが、多くのご遺族様と関わり、自分の考えを言葉にする中で積極性が身に付きました。
また以前、社内で行われる『フューネラルアワード』というコンテストで、自分が担当した葬儀を発表し、全国で7名のみが選ばれるファイナリストに選出されたことも!ここでは、旦那様を亡くされた奥様に、和紙と花で作った結婚指輪を作成したエピソードをお話ししました。奥様の指には結婚指輪がありましたが、仕事中に結婚指輪をなくしてしまった旦那様の指にはなかったので、ご提案をさせていただき、奥様にとても喜んでいただけたことが印象に残っています。このように自分のアイディア力も発揮できますし、自分たちが創り上げたセレモニーが喜ばれ、評価されるのも当社のフューネラルディレクターの魅力です。
(Y.A.さん)

◆一人前のフューネラルディレクターになることが目標
今は研修生という立場ですが、社内検定に合格すると、一人前のフューネラルディレクターとして認められます。そのため、まずは一定の経験を積んで、検定試験に合格することが目標です。ほかにも、寝台車や霊柩車も運転できるようになりたいと思っています。
葬儀を行う故人様とご遺族様の多くが、私にとっては人生の先輩たちです。様々なお立場と人生の歴史があり、それらを尊重して大切にできるセレモニーを提案することができるのは、この仕事ならではの良さだと思っています。仕事も人生も経験不足で、まだまだ頼りない部分もあるかもしれません。ですが、故人様の人生とご遺族様のお気持ちに寄り添って、故人様の人生最後のセレモニーを心に残る大切な思い出に創り上げていきたいです。
学生の皆さんにとっては少し遠いイメージの業界かもしれません。ですが、少しでも興味を持っていただけるなら、右も左も分からない状態で入社しても心配は不要ですので、安心してこの業界に飛び込んでください。
(O.M.さん)

学生の方へメッセージ

◆ポジティブを生み出す仕事内容・職場環境を知ってほしい
典礼会館のコンセプトは「生きる、お葬式。」です。別れや悲しみではなく、故人様がご遺族様の心の中にずっと生き続けるための葬儀を創り上げています。人は3回死があると言われていますが、1回目は肉体的な死、2回目は行政的な死、3回目は人に忘れられた時の死です。私たちは故人様が3回目の死を迎えないように、大切な皆様の中で生き続ける葬儀を提案しています。

その中でも特徴的なのが、葬儀の際に故人様の思い出を飾る『メモリアルコーナー』を設けていることです。例えば、これまで話せなかったお父様との思い出を飾るなど、オリジナリティを追求した故人様らしいコーナーを設けることで、ご遺族様や参列者様にその場に立ち止まって、思い出を振り返っていただくようにプロデュースしています。また、故人様とご遺族様の暮らしに近いアクセスの良い場所でお別れをゆっくりと偲ぶことができるのも典礼会館の特徴です。

学生の皆さんにとって、いきなり葬儀の世界で働くのはハードルが高く感じるかもしれません。ですが、葬儀は決してネガティブなイメージのものではなく、当社の記事を通じて少しでもポジティブに捉えていただけたら幸いです。また、充実の研修制度で一から専門知識を学べ、同期と集まる機会や定期的な面談で様々なことを本音で相談することができるので、入社後のフォローも万全です。

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「充実した研修により、身体面・精神面の両方で新入社員をバックアップする体制を整えています。事前知識がなくても大丈夫ですので、安心してご応募ください」

マイナビ編集部から

◆ご遺族様の想いを叶えることが、フューネラルディレクターのやりがい
今回の取材では若手社員の2名にお話を伺った。共に入社するまでは葬儀に参列した経験が少なく、仕事のイメージがつかみづらかったと本音で語ってくれた。だが、実際に典礼会館の式場を見たり、先輩社員たちがご遺族様と接する姿を見たりした時に、仕事の印象がポジディブなものになったという。きっと多くの人が、光が多くさし込み明るく開放感のある式場の雰囲気、ホテルや自宅のように設備が整い普段通り過ごせるご親族様の控室や、先輩社員たちが常に笑顔で働く姿を見て安心することだろう。

典礼会館の「生きる、お葬式。」というコンセプトには、遺族や友人の心の中に故人様の想いがずっと生き続けられるようにする、遺された人たちが悔いのないお別れをして前を向いて歩いていけるように、というポジティブなメッセージが込められている。フューネラルディレクターは、ご遺族様の想いを受け止め、葬儀という形にする仕事だ。すべての人の人生が違うように、一つとして同じ葬儀はない。そのためマニュアル通りに進められるものではないが、だからこそのやりがいを感じられるだろう。人生の大切なセレモニーをご遺族様と一緒に創り上げ、大事な思い出として残せるこの仕事に、ぜひ注目してみてほしい。

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「典礼会館」は東北から九州まで全国に約240か所の式場を展開。葬儀のエキスパートとして50年以上の歴史を重ね、人の心に「生きる、お葬式。」をプロデュースしている。
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