最終更新日:2025/6/13

(株)すき家【ゼンショーグループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 外食・レストラン
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 食品
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

スピーディーな成長を実現する「すき家」での仕事とキャリア

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若手のうちからチャレンジできる環境で、成長し続けられる!

「牛丼」でお馴染みの(株)すき家。その“社員”とはどのような仕事で、どういったキャリアが広がっているのだろうか。先輩社員3名の成長の軌跡に迫った。

◆Mさん(写真・中央)
東京支社・東京東DS(ディストリクト)・豊洲BL(ブロック)/BM(ブロックマネジャー:8~15店舗を管理)/2022年入社

◆Sさん(写真・左)
店舗強化部・映像・マニュアル課/主任/2017年入社

◆Tさん(写真・右)
中部支社・静岡西DS/DM(ディストリクトマネジャー:約50店舗を管理)/2014年入社

※3名とも(株)ゼンショーホールディングスからの出向社員(取材時)

先輩からのメッセージ

「飲食業界=ハード」なイメージがあるかもしれませんが、本部のサポート体制も万全なので、安心して働けます。(Mさん)
ゼンショーグループのトップがよく口にする言葉は「経験に勝る知識なし」。店舗から本部に異動しましたが、まさに店舗で得た経験が今の仕事に繋がっています。(Sさん)
就職活動はさまざまな企業で働く人たちの話を聞ける、一生に一度の貴重なチャンスです。ぜひたくさんの人と出会い、有意義なものにしてほしいと思います。(Tさん)

自らの裁量で店舗運営をする面白さを実感<Mさん>

【アルバイトで感じた店舗運営の面白さ】
私は高校1年生から大学4年生まで、すき家でアルバイトをしていました。途中からはチーフとしてクルーの教育などを行っており、アルバイトながら任せてもらえる仕事の幅が広く、面白い仕事だなと感じていました。そのため、就職活動のときにも真っ先に検討しましたね。

また、当社は「人類社会の安定と発展に責任をおい、世界から飢餓と貧困を撲滅する」という理念を掲げており、説明会ではそれを達成するための具体的なプロセスを説明してもらいました。信頼と将来性を感じたことも、入社を決めた理由です。

【接客の意味から改めて学んだ3カ月】
入社後、まずはSM(ストアマネジャー:1店舗を管理)になるため、上司から実務を通して3カ月間のOJTを受けました。店舗での接客や設備の扱い方を学んだほか、労務管理や衛生管理の座学もありました。

特に勉強になったのは、接客のOJTです。アルバイトで経験していたものの、当時は一つひとつの接客の“理由”まで考えたことがありませんでした。OJTでは「なぜそうするのか」という理由を知ることができ、アルバイト時代よりも質の高い接客ができるようになりました。

【入社から3年で、約10店舗を統括!】
入社後3カ月で当初の目標だったSMに、その3カ月後にはSI(スーパーインテンデント:3~7店舗を管理)に昇格。そして3年目の7月からは、BM(ブロックマネジャー:8~15店舗を管理)として働いています。

店舗の売上や集客数、お客様アンケートの結果などを分析し、改善策を立て、それを各店舗に共有・指導していくのがBMの役割です。お客様はもちろん、社員とクルー(アルバイトやパート)が“三方よし”で働けるように、改善を進めています。

【現場と協力し、クルーたちのモチベーションもアップ!】
クルーたちと課題や目標を共有したことで、店舗全体が一丸となった出来事がありました。「来月も頑張ろう」とクルーたちのモチベーションも高まり、やりがいを感じてもらえたようで、私もうれしかったですね。

当面の目標は、その次の役職であるDM(ディストリクトマネジャー:約50店舗を管理)になること。さらに店舗運営以外の業務も経験してみたいです。

各地を飛び回り、約60,000人が視聴する社内報を制作<Sさん>

【店舗運営を経て、社内報の制作へ】
SMからSIと順調にキャリアアップし、3年目の半ばに本部へ異動。注文用タブレットの使い方指導や、オペレーションマニュアルの制作などを経験しました。6年目からは映像・マニュアル課で、社内報の企画・制作に携わっています。社内報は、毎週動画で配信しており、新商品のオペレーションや、優秀店舗・優秀クルーを紹介するコンテンツを全従業員に届けています。

【店舗運営のやりがいはクルーの成長】
仕事で大切にしているのはコミュニケーションです。特に店舗運営をしていたときは、クルーたちに気兼ねなく相談してもらえるように、雑談や世間話も積極的にするようにしていましたね。何でも話せる信頼関係ができると、仕事も円滑に進むようになっていくんです。そうしてクルーが成長していく姿を見るのが、いつしか自分のやりがいになっていました。

【コンテンツ制作を通じて、店舗を動かす】
社内報の作成で心がけているのは、正確な情報発信です。約60,000人が見るコンテンツであり、誤ったオペレーションを伝えてしまうと店舗運営に大きな支障をきたすため、入念に確認しています。

うれしいのは視聴アンケートで「よくわかりました!」といったコメントがもらえることですね。また、取材で各地に行けるのも楽しみで、先月は台湾に行きました。出張先でご当地グルメを探すのも息抜きになっています。

【仕事を通じて身についたコミュニケーション力】
実はもともと社交的なほうではありませんでしたが、仕事を通じてコミュニケーション力が養われたように思います。さまざまな人と話すことで多様な価値観が学べ、それが自身の成長に繋がっていますね。

今後の目標としては、まず社内報の視聴率を上げること。そして、正確なオペレーションを広めることで、会社全体の成長にも繋げたいと思っています。そして、ゆくゆくは社外の広報やマーケティングにも挑戦したいです。

部下やクルーと一緒に目指す、より良い店舗づくり<Tさん>

【経営者視点で取り組む店舗運営】
入社以来、SM、SI、BM、DMと、店舗運営一筋でキャリアを積んできました。役職が上がるにつれ、管理する店舗数や業務の幅が広がるものの、基本的には売上アップのための改善策の立案・実施、店舗環境の改善、部下やクルーの教育などを担うのが、店舗運営の主な仕事。経営者のような視点で「人・モノ・お金」をマネジメントし、より良い店舗づくりに取り組むことができるので、大きな手ごたえを感じられます。

【良い店舗づくりはクルーの共感から】
たくさんの人を動かす仕事のため、コミュニケーションを大切にしています。一方的に自分の意見を押しつけるのではなく、相手の気持ちを理解することが重要です。共感して“自分ごと”として動いてもらえなければ、どんな取り組みもうまくいきません。学生や主婦、定年退職した方、副業として働かれている方など、クルーの背景はさまざま。相手に応じて伝え方を変えながら、一緒に働く人たちに共感・納得してもらうことで、より良い店舗になっていきます。

【仲間と一緒に目標を達成する醍醐味】
この仕事でうれしいのは、自分のアイデアに共感してもらい、それを実行できること。「こういう取り組みで売上が増えるのではないか」といったアイデアを、仲間と一緒に実現していくことができます。

最近では、店内のお客様の動線を分析し、クルーたちと協力して販促用ポスターの掲示位置を変えてみたところ、月間の注文を600件増やすことに成功しました。同じ目標に向かってみんなで協力し、それを達成できたときの喜びはひとしおです。

【目指すは店舗運営の最高ポジションであるCOO】
入社当初は自分の担当店舗のことで精一杯でしたが、役職が上がるにつれて視野が広がり、全体の最適解を考えられるようになりました。例えば、自分の担当店舗にクルーを集めるために時給を上げると、隣の店舗の採用がうまくいかなくなる可能性があるのです。俯瞰して考えられるようになったのは成長したところかなと思っています。

今後の目標は、約200店舗を管理するCOO(支社長)になること。海外のCOOにも挑戦してみたいですね。

学生の方へメッセージ

(株)すき家は2025年度より独自の採用をスタートし、それに伴いこれまで親会社で行っていたすき家の本部業務も、自社で行っていくという方針に変わりました。これには、すき家の業態に精通し、事業を引っ張っていく人財を育てていこうという狙いがあり、店舗運営中心だったキャリアも、人事や総務、商品企画、映像制作など、さまざまな職種に広がっています。

当社で働く魅力の一つは、スピーディーにキャリアアップしていける点です。店舗運営の場合はSM、SI、BM、DM、COOとステップアップしていきますが、入社1年目でSIになる社員も多く、入社15年ほどになると200店舗を管理するCOOを務めている社員もいます。年次に関わらずチャレンジを応援し、しっかりとスキルを身につけて成長を続けられる環境です。

また、採用方針が変わったことで、店舗運営以外のさまざまな業務に携わることが可能になりました。本部業務を行うためには店舗での経験が欠かせません。また、本部を経験した上で店舗に戻れば、広い視野でより良い店舗運営ができるようになるでしょう。日本のみならず世界に展開する“すき家”では、海外を含むさまざまな地域で経験を積むことができ、当社の未来を切り拓く存在に成長する可能性が広がっています。

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飲食業界でのアルバイト未経験から入社した社員も多く、充実のOJTと昇格試験で、着実に成長していくことが可能。経営者視点で店舗を運営する面白さを、早くから味わえる。

マイナビ編集部から

国内はもとより、世界にも展開する有力外食企業である(株)ゼンショーホールディングス。その中核である牛丼チェーン店「すき家」の運営を行うのが同社だ。現在(2025年1月取材当時)国内約2,000店舗、海外約650店舗を展開している。掲げる理念は「人類社会の安定と発展に責任をおい、世界から飢餓と貧困を撲滅する」という壮大なもの。大きな挑戦だが「安全でおいしい食を手軽な価格で提供する」という使命のもと “理想”で終わらせることなく、着実に歩みを進めている。

今回の取材で特に印象的だったのはキャリアアップのスピードだ。3名とも入社1年目から複数店舗の管理を任されており、3名のなかでいちばんベテランのTさんは、入社約10年弱で50店舗もの店舗を統括・管理している。しかも、チェーン店ながら「各店舗でどのような施策を打つかは社員次第」というところもあるそうで、自らのアイデアを活かした店舗運営が可能。Tさんは「シミュレーションゲームのような面白さがある」と語ってくれた。

また、採用方針が変わったことで、これまでとは違ったキャリアを積むことも可能になった。会社とともに自分自身も成長を続けられる、そんな大きな可能性に満ちた企業だと感じた。

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採用方針も進化させ、新たなフェーズへと歩み続ける同社。壮大な理念も、社員一丸となれば、実現はそう遠くないだろう。

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