最終更新日:2025/5/1

大興金属(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 環境・リサイクル
  • 商社(鉄鋼・金属)

基本情報

本社
静岡県

取材情報

事業について伝えたい

SDGsの実現のために不可欠な存在である金属リサイクル会社

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安定経営のもと、働き続けやすい環境を整え、さらなる成長を!

1961年の創業から60年以上にわたって資源の回収・有効活用に携わってきた大興金属。
毎日約500トンもの金属リサイクルを行いつつ、働き方改革と従業員満足の向上にも力を注いでいます。

代表取締役 山本 慶輝
「資源を再利用する金属リサイクルは、現代社会に必要とされる業界であり、この先、さらにニーズは高まります」と熱く語る山本社長。大興金属の強みや今後の展望、社員への想いなどをお話しいただきました。

社長が語る大興金属とは

「従業員満足が高くなければ、会社に未来はない。大興金属で働いて良かった思ってもらえる会社にしたい」と語る山本社長。
ISO14001(環境)に加えてリサイクル業界では稀なISO9001(品質)も取得した本社工場。ISOを基本とした社員教育を実施し、良い製品・良いサービスを追求!
気持ちにゆとりを持って働ける環境にあり、先輩社員が若手社員をやさしくていねいに指導する光景が各所で見られる社内。

事業を通じて循環型社会の一翼を担う

私たち大興金属は、創業から60年以上にわたって鉄・非鉄金属スクラップの回収・分別・販売を行ってきました。

鉄はあらゆる産業で必要とされ、「鉄は国家なり」という言葉があるほどです。一方高炉で、鉄鉱石とコークス(石炭)を使用して製鉄する際には大量のCO2を排出します。日本は2050年までに温室効果ガスの排出を全体でゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を目指しており、鉄鋼業界では様々な取り組みが進められています。これに対して、スクラップを原料とする鉄はCO2排出量を抑えられるため、世界的にスクラップの需要が高まると予想されています。2030年にはスクラップ不足となるのではないかとも言われる中、安定的にスクラップの回収と供給を行う当社の存在感も、さらに高まっています。

金属スクラップを資源として再生し、様々な金属製品へと生まれ変わらせる金属リサイクルは資源を輸入に頼っている我が国にとって、石油と同じくらいの重要な業界です。大興金属本社のある静岡県浜松市を含む静岡県西部エリアは、自動車や楽器などの製造業が昔から盛んな地域であり、各社から出るスクラップを当社で収集しています。このほか建物の解体現場や工事現場から出る鉄屑などの金属スクラップも買い取り、製鉄メーカー各社の仕様に合わせて切断・圧縮加工をして製鉄原料として売却しています。鉄を主として、銅やアルミ、ステンレスなども扱い、産業廃棄物の収集運搬・中間処理も手掛けています。当社は経済産業省より『地域未来牽引企業』にも選定されており、循環型社会の一翼を担う金属リサイクル会社として、安定成長を続けています。

1,000社以上からのニーズを受けて、安定の無借金経営

私たちの強みは、これまでに築き上げた実績と信頼です。1,000社以上に上るお客様企業との取引があり、毎日約500トンの金属スクラップを扱っています。静岡県内に3拠点を構え、多種多様な自社トラックを数多く保有しています。ドライバーの人数より多数の自社トラックを保有しており、様々な解体現場や製造工場の回収依頼に対して、臨機応変に回収するトラックを変えることができます。また、現場で予定以上のスクラップを回収して運ぶ必要が生じた際もすぐに対応ができ、このような柔軟な対応や機動力が当社の強みです。もちろん、働きやすさを考えてドライバー1人当たりの負担を軽減するとともに、周りがカバーできる体制を整えているからこそ、柔軟な対応が可能なのです。

世界的にスクラップ需要は増え続けており、また、社会活動の中でスクラップは必ず発生するため、私たちの仕事がなくなることはありません。コロナ禍にあっても2022年4月期は過去最高の売上・利益を出し、その後も安定した経営環境のもとで無借金経営を続けています。

安心して働ける環境を整えるため、従業員の人数も安定的に確保している当社。2030年までに社員90名規模にしていくことをひとつの目標としています。若手社員には、将来の経営幹部を目指して、積極的に業務知識を吸収し、成長してもらいたいと思っています。本人のやる気と実力次第で、入社から10年程度で工場長などの管理ポストに就くことも可能ではないかと考えています。

一生懸命が「割に合う」、充実の制度を完備

お客様企業から「大興金属なくして仕事は回らない」と言っていただけるような存在であり続けることを目指す当社。そんな当社は、社員なくしては成り立ちません。そのため、働き方改革と従業員満足の向上に力を入れています。

好調な業績は社員に還元する考えで、これまで定期的な賃上げを実施しています。一生懸命に働いたら、それに見合った報酬が得られるのは当然のこと。当社では夏・冬のボーナスに加えて、決算賞与を支給しています。他にも、昨今のガソリン価格の高騰を受けて交通費の25%増しやインフレ手当の支給を実施。これからも、世の中の動きに応じて社員からの要望と合わせて検討し、実施していくつもりです。また、当社では、変形労働時間制を導入することで柔軟な働き方・休み方を実現しています。残業時間が少ないことや、有休を使わず平日に3~4日の連休を取得できるのは、当社ならではです。

時間的にも経済的にもゆとりが持てることで社員に笑顔が増えれば、お客様への対応にも自然と笑顔が増え、仕事の好循環が生まれます。また、入社後には大型自動車運転免許のほか、仕事に関連する各種資格を会社負担で取得してもらっています。

当社は2023年にジャパンラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズとオフィシャルパートナー契約を締結し、2024-2025シーズンより公式戦ユニフォームのパンツに当社名を入れて、応援させて頂くことになりました。他にも、ジュビロ磐田やブレス浜松のパートナーにもなっています。地元スポーツチームの活躍が、地域活性化につながればと考えます。またパートナー契約によって地域の皆様に当社を知っていただき、それが社員のモチベーションアップやウェルビーイングにつながれば……と思っています。これからも、すべての社員が安心して働ける環境を整えながら、地域に、社会に貢献する事業を展開していきます。

学生の方へメッセージ

中小企業には学生のみなさんが知らない優良企業がたくさんある、ということをまず頭に入れてもらいたいです。企業研究を始める時点では、どうしても名の知れた大企業や自分にとってなじみのある業界に目を向けがちです。ですが企業研究では、知らないところにこそ目を向けるべきだと考えています。より多くを知ることが、より良い企業研究につながるでしょう。

容易に転職ができることに加えて、今後は70~75歳まで働くという世の中になっていくかもしれません。だからこそ少しでも長く勤められる企業や、ミスマッチを回避して自分らしく働ける企業を見つけるために、いろいろな企業に足を運ぶことをおすすめします。昨今、WEBで情報を得ることもできますが、WEBでは気づけない部分も沢山あります。そのためにも、実際に会社へ訪問し、雰囲気を肌で感じること、そしてリアルに情報を得ることで、自分にとって最適と思える企業が見えてくるはずです。

当社では決まっている日程のほか、ご相談いただければ日程以外の日や平日以外でも会社見学に対応をしています。学生一人ひとりと向き合う姿勢も企業を知るポイントのひとつになるかもしれません。

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3工場を有し、従業員数や取扱量、売上利益の面でも、静岡県内の金属スクラップ業界の雄とも言える存在となっている大興金属。

マイナビ編集部から

金属リサイクルという日常生活にはなじみの薄い業界でありBtoBであるため、今回初めて、“大興金属”を知った学生も多いかもしれないが、業界では注目の企業である。山本代表の言葉の通り、金属リサイクルは必要不可欠なビジネスであり、なくなることはないどころか、仕事量は増え続けている。今後もニーズのある場所に積極的に出向き、売上向上を目指すという。

業績見通しは明るく、社員満足度の充実が図られている同社。聞くところによると、例えば入社3年目の若手社員が同級生より高い給与に驚くやら喜ぶやら……ということが、同社ではよくあるらしい。同社を辞めた人が、他社を経験して戻ってくることもあるという。収入面はもちろん、待遇面その他においても長く安心して働ける会社である証だろう。

環境に関わる企業として、カーボンニュートラルの実現に向けて会社全体でCO2排出量の25%削減を目標に設定。牧之原工場に太陽光発電システムを導入しているほか、社内で使用する電気は、すべて再生可能エネルギーを活用している。親世代にはリサイクル業に抵抗感を持つ人もいるというが、ISO認定工場でニーズの高い事業を展開している魅力的な企業だ。経済産業省『地域未来牽引企業』として事業を通じて地域貢献しているだけではなく、プロスポーツチームへの協賛など地域活性化にも熱心である。社員としてのプライドを持てる会社で働く喜びは大きいだろう。

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安心して働ける環境のもと、資格取得支援のほか人材育成には力を入れている大興金属。若手社員は仕事を通して、一社会人として成長している。

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