最終更新日:2025/3/24

金子産業グループ【ニッスイグループ】[グループ募集]

  • 正社員

業種

  • 農林・水産
  • 食品

基本情報

本社
佐賀県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

あたたかな人間関係や豊かな自然に囲まれ、1年目からやりがい満点の仕事に挑戦できる

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異なる部署で活躍中の若手社員が語る、入社の理由や仕事の魅力

総合水産企業として“育てる”漁業や鮮魚の調達、食品加工など一貫して手がける金子産業グループ。各事業部で活躍する若手社員に、海や魚にまつわる仕事について、職場環境についてなど、ざっくばらんに話を聞いた。

◆飼料部・営業課
山嵜 涼雅
2024年入社
鹿児島大学/水産学部/水産学科卒業

◆養殖部・対馬事業所(※2024年10月1日より「(株)ニッスイまぐろ」として稼働)
宮崎 幹太(※「崎」の字は「たつさき」)
2023年入社
宮崎大学/農学部/海洋生物環境学科卒業

◆食品部・ 製造課
井上 崇彦
2024年入社
別府大学/食物栄養科学部/発酵食品学科卒業

金子産業グループの魅力とは

「総合水産企業なので、魚にまつわるさまざまな事業を展開しています。長い目でキャリアを考えた際に、いろいろな仕事にチャレンジできる可能性がありますよ」(山嵜さん)
「自然を相手にした、ほかではなかなか体験できない仕事があります。特徴の異なる複数の養殖場があり、研修中に各養殖場をめぐることができるのも魅力です」(宮崎さん)
「わからないことを遠慮せずに聞きやすい雰囲気があるだけではなく、困っていそうな時にはそれに気付いて声をかけてくれるあたたかな職場です」(井上さん)

複数の部署をめぐる研修のおかげで、広く深い学びが得られています【山嵜】

●入社を決めた理由
祖父が漁師だったので、幼い頃から海や魚が身近な環境で過ごしていました。「魚について深く学びたい」と考え、大学の水産学部へと進学。祖父が営んでいた漁業や「養殖業がこれからも持続可能な事業であってほしい」という想いから、大学では飼料についての研究を行いました。「養殖に使用するエサ不足」という将来的な課題を踏まえ、魚粉の代わりに昆虫を用いた飼料でブリを養殖する研究です。
学びとリンクする飼料事業を手がけていたことから当社に興味をもち、地元に近い九州で働けることと、ニッスイグループの一員であることにも魅力を感じて入社を決めました。

●研修について
飼料工場での研修で、飼料が作られる工程を学びました。同じ材料が使われているなど、学生時代の研究とリンクする部分もありましたが、何よりも規模が段違い。工場ではトラフグやマダイ、ハマチなど、さまざまな魚種に対応した飼料を作っているため、新たな発見の連続でした。
現在は飼料工場での研修を終え、養殖場で給餌の様子を実際に見ながらの研修を行っています。「マグロのエサとして船上で製造する、モイストペレットの混ざり方」など、飼料が使われる現場でしか分からない学びが、日々得られています。飼料製造だけではなく、養殖事業も展開する当社だからこその多面的な研修によって、成長できていると思います。

●職場環境について
飼料工場のある唐津市も、研修で回っている各養殖場も、海が身近な環境で落ち着きます。私はランニングが趣味でよく走っているのですが、海を眺めながらのランは爽快です。
飼料工場でも養殖場でも、私の方から質問しやすい先輩との距離感があり、みんなが丁寧に教えてくれます。海や魚が好きという共通点があるので、私が研究していた昆虫飼料について逆に質問されるなど、職場内でのコミュニケーションは活発で働きやすいです。

●これからの目標
養殖部での研修を終えた後には、配属先である飼料部に戻って営業としてのキャリアをスタートさせることになります。お客様の養殖場を訪問し、最適な飼料の提案や給餌のアドバイスなどを行うことになるので、楽しみ半分、不安半分というのが正直な気持ちです。
将来的な目標は、一人前の営業になった先で、新しいものにチャレンジすることです。お客様の意見を取り入れながら、新しい飼料の開発などに参加してみたいと考えています。

巨大なマグロを養殖し、大好きな海や魚に囲まれた生活は充実感満点です【宮崎】

●入社1年目について
私は栃木県出身。いわゆる“海なし県”で育ったため、海への強い憧れがありました。大学では水産関係を学び、魚のなかでも「大きな魚を扱ってみたい」という希望から、マグロの養殖を手がけている当社に出会いました。
念願だったマグロの養殖場で働くことになりましたが、最初はマグロの大きさに圧倒されてばかり。特に私が所属する対馬の事業所ではクロマグロの短期養殖を行っており、幼魚ではなく成魚のマグロを数カ月間養殖して出荷しています。
重さ100キロ以上の巨大なマグロは、引き上げるだけでひと苦労。体力勝負の仕事ではありますが、引き上げたマグロの大きさは圧巻で、疲れも吹き飛ぶほどの達成感があります。

●現在の仕事内容
養殖場の所長が何でもチャレンジさせてくれる方なので、1年目から養殖に関するいろいろな作業をやりながら覚えることができました。学生時代にダイビングサークルに所属していたので「潜水士」の資格は持っていましたが、海にある養殖場へ移動するための「小型船舶」の免許や、マグロを引き上げるための「ホイスト式クレーン」の資格などは入社後に取得。
現在は、主に養殖場の網の保全など、漁場の整備を担当するチームに所属していますが、日によって給餌や、マグロを出荷できる状態にするための下処理作業など、さまざまな工程に携わっています。

●仕事のやりがい
養殖部ではマグロを育てるだけではなく、商品として送り出すための下処理まで一貫して関わります。技術を磨き、資格や免許を取得することで、やれる仕事の幅がどんどん広がっていくことにやりがいを感じます。最初は下手だった血抜きや、内臓・エラなどを取り出す作業がうまくできるようになった時など、自分の成長を実感するたびに達成感があります。巨大なマグロに囲まれて、好きな仕事ができているからこそ、大変な作業も楽しみながら頑張れていますし、毎日が充実しています。

●職場環境について
海にある養殖場への移動は船。職場自体が海なので、海が好きな私にとっては最高の環境です。自然のなかで、暑さ・寒さを肌で感じながら体を動かす仕事は大変な面もありますが、開放感抜群の環境なのでストレスとも無縁です。休日も釣りをしたり、ドライブがてら山に行ったりと、アウトドアを満喫しています。仕事でもプライベートでも、自然や魚との距離が近く、楽しんで働ける環境です。

心地よい疲労感と「今日も頑張った!」という達成感を日々感じています【井上】

●入社を決めた理由
父親が釣り好きだった影響で、子どもの頃から一緒に釣りに行っていました。大学では発酵食品について学び、醤油メーカーなども検討しましたが、自己分析を深める中で「いちばん好きなもの」を深めていった結果、たどりついたのが「魚」。大学時代に学んだ「食品」と、好きな「魚」が組み合わさった水産加工品を扱っていることが、当社に興味をもったきっかけでした。さらに食品事業だけではなく、マグロの養殖や市場での鮮魚の買付・販売など、魚に関する多様な事業を展開していることにも惹かれました。

●現在の仕事内容
私が所属する工場では、アジのフライやブリの照り焼きなど、多様な商品を作っています。調理された後に梱包を行い、商品として完成させる工程が私の担当です。機械が正常に動いているか、パートさんが安全に作業できているかに目を配り、スムーズに生産ラインを動かし続けるための管理を行っています。
パートさんがてきぱきと手を動かし、何百、何千という商品が続々とラインから流れていく様子を初めて目にした時は、そのスピード感に圧倒され、正直不安でいっぱいでした。しかし、先輩社員やパートの皆さんが丁寧に教えてくれるので、一歩ずつ成長できていると感じています。

●仕事のやりがい
工場では10種類以上の商品を作っており、商品ごとに使用する機械や包材が異なるので、それぞれの作業手順を覚える必要があります。また冷凍などの工程には時間がかかるので、1か所でもラインを止めてしまうと全体の工程に大きな影響を及ぼします。プレッシャーを感じつつ、その日の生産予定がトラブルなく終わると「今日も一日頑張った!」と充実した気持ちになります。ほかにも、自分が生産に関わった商品が、スーパーなどの身近な場所で売られていることも励みになっています。

●これからの目標
まずは今の部署で一人前になることが当面の目標です。下処理など別工程のチームになれば、調理される前の魚を扱いますし、別工場ではマグロの解体などを行う仕事もあります。
さらに食品部だけではなく、養殖部や飼料部、冷凍冷蔵部など、部署を移れば違った角度から魚に関わることもできます。事業の多様性に興味をもって当社を選んだので、長期的なキャリアプランとしては、異なるチームや部署も経験して、大好きな魚にまつわるさまざまな仕事に挑戦したいと思っています。

学生の方へメッセージ

【山嵜】
企業研究でいちばん参考になったのはインターンシップです。職場を見て、リアルな仕事内容を理解して、働いている人の雰囲気を肌で感じることで、興味のある・なしや、感覚的な合う・合わないを知ることができました。私は昔から好きだった魚に関わる仕事を選びましたが、好きだからこそ向上心をもって学び、主体的に行動できています。“好き”という気持ちがエネルギーになると思いますよ。

【宮崎】
「何をやっている時が楽しいか」「何が好きか」を改めて自問自答してみてください。どんな仕事にも大変なことはあると思うので、辛い時でも頑張れる“好き”なことをはっきりさせるのが、企業研究の第一歩だと思います。例えば水産関係に興味があるのなら、扱っている魚の種類や事業規模に着目するといいのではないでしょうか。

【井上】
会社の規模や、やっている事業の幅広さに注目してほしいと思います。当社の場合、多様な水産事業を展開しているので、魚に関する特定の仕事に興味がある人から、漠然と魚が好きだから仕事で関わりたいと考えている人、どちらでもやりがいをもって働ける仕事があります。また私は「工場見学をしたい」と申し出て、仕事のイメージが具体的になりました。当社は私1人だけのために工場見学に対応してくれて、ありがたかったです。

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総合水産企業として多様な事業を展開する強みを活かし、新入社員は入社後の研修で複数の部署を経験することが可能。水産業を広い視野で理解することにつながる。

マイナビ編集部から

祖父が漁師で幼い頃より魚に親しんできた山嵜さん、海のない栃木県で生まれ育ち、海への憧れが原点となった宮崎さん、釣り好きだった父親の影響で魚に興味をもった井上さんと、今回取材した3人は、三者三様の理由で海や魚を好きになり、関連した仕事を探すなかで金子産業グループと出会ったと語っている。

さらに総合水産企業である同社の、事業の多様性に魅力を感じて入社を決めたという声もインタビュー中に多く聞かれた。「養殖」「食品加工」「冷凍冷蔵」「飼料」の事業部門を備え、「魚を育てる」「市場から鮮魚を調達する」「魚を加工して販売する」という、海から食卓までつながる事業を一貫して手がけていることが、同社の大きな特徴だ。

そしてそれが入社後の「複数の部署での研修」によって、多面的な成長へとつながっている。さらに長期的なキャリアで考えれば、特定の部署で専門性を磨く道のほかに、事業部を異動することで水産事業を広い視野で見られる人材をめざすという選択肢にも広がりをみせる。

ニッスイグループの一員であるからこそ、規模の大きな仕事にチャレンジできるという点も注目すべき点だろう。今後はその強みをさらに発揮して、養殖事業の規模拡大なども計画されているという。海や魚、自然が好きな人にとっては、好きなものに囲まれて働く仕事のやりがいを存分に味わえる企業だと、取材を通して感じることができた。

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「私たちは海の恵みに感謝して、世界のお客様により良い“食”をお届けします」というミッションを掲げ、2025年には創業120周年の節目を迎える。

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