最終更新日:2025/6/25

日本フルハーフ(株)

  • 正社員

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 自動車・自動車部品
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
東京都、神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ニッチな業界だから味わえる面白さがある

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物流を通じて私たちの生活を支えています

トラックやトレーラのボディを製造・販売する老舗メーカー・日本フルハーフで活躍中の先輩たちにインタビュー。営業、開発、営業事務それぞれの立場から仕事のやりがいや目標などについて伺いました。

■木川さん(写真左)  
名古屋支店(2021年入社)

■溝江さん(写真右)  
開発第二部 製品グループ(2022年入社)

■野澤さん(写真中央)  
広域営業部 第一グループ(2021年入社)

学生に伝えたいこと

「お客さまのご要望は”温暖化による夏の気温上昇に対応した温度管理ができるトラックにしたい”など様々。輸送効率を高め社会に貢献できる点も魅力です」(木川さん)
「私のひそかな夢は自分が担当した車両がミニカーになることです。こだわった点が細部まで再現されたら嬉しいですね」(溝江さん)
「私は働きやすさを重視し、社風や福利厚生に魅力を感じ当社を志望しました。ワークライフバランスを大事にしたい方にも是非注目してほしいですね」(野澤さん)

お客さまの課題解決に貢献することが営業の使命【木川さん】

学生時代は製造から販売、メンテナンスまで行うメーカー営業に憧れて就職活動をしました。別の企業からも内定があり、どちらへ行くべきか悩んでいた際、採用担当の方から「自分が納得できるまで就職活動をして、それでもフルハーフがいいと感じてくれたならぜひ来てほしい」と言われたのです。学生の目線に寄り添った対応に魅かれたのが入社の決め手でした。

その時の採用担当が現在の上司。入社後も変わらず寄り添っていただき安心して仕事ができています。現在は、トラックメーカーのディーラーや運送会社を相手とした、トラックの荷台部分の販売営業を担当。全てオーダーメイドなので、お客さまの希望に合った製品を設計や開発部門と連携しながら提案しています。

メーカー営業は自社製品を営業するため、お客さまのご要望に対して誠実な対応を心掛けています。設計や開発部門と調整し、時には社外にも依頼をして何とかお応えするよう日々奔走しています。お客さまに寄り添い、課題解決に貢献するための方法を探す。それが営業の役目ですから。そのためにも、問い合わせ対応などで得た知識を蓄積し、些細な会話も聞き漏らさずメモをとり、ニーズを把握しています。「荷物が多く乗せられるから2往復が1往復で済むようになったよ」「物流の2024年問題で課題だった労働時間の解消に繋がった」など、感謝の言葉をいただいた時に一番やりがいを感じます。

昔から付き合いのある運送会社のお客さまの担当となり、ご挨拶を兼ねて打合せをさせていただきました。その際、「荷台の床材のメンテナンスのコストを減らしたい」と相談を受け、気になる箇所を細かく伺い、施工を工夫して考えられる全ての解決策を提案。「木川さんの提案を全てお願いしよう」と、とても満足していただけました。「かゆいところに手が届く営業だね」と言われたのは今でも心に残っています。最近は新たに追加のご注文をいただき、その後のお付き合いも続いています。

名古屋支店には20代から60代の様々な世代の社員がいます。上下関係は厳しくなく、冗談が飛び交う活気のある楽しい職場。トラブルの時は親身に相談に乗ってくれる頼もしい先輩たちです。私も後輩から頼られる存在となれるようこれからも頑張っていきます。

誰もやったことがない仕事にチャレンジできる【溝江さん】

学生時代は機械工学科で物理を学んでいました。就職活動では生活インフラに携わりたいと思い、物流を支えるインフラの仕事ができる当社を志望しました。

入社後はトレーラの受注設計と新規開発・改良を担当しています。私の仕事は大きく分けて2つあり、1つはフルトレーラの受注設計です。フルトレーラは当社で最も大きなサイズの製品。お客さまの要望に合わせて設計し、工場に指示を出して生産から納車まで担当します。2つめはセミトレーラの新規開発や改良をすることです。不具合のある部分を改良するだけではなく、営業や工場からの現場の要望を車両に落とし込んでいくことが重要です。設計と開発の両方携われるのが魅力ですね。

受注設計は基本的に1人1台で担当するのでプレッシャーを感じることもあります。特にしばらく生産されていない製品は法規や生産体制が異なるので一苦労。あるフルトレーラの設計に携わったのですが、最後に作ったのは20年前。現行の法律に適用しているかの確認を含めて、今の工場設備で製造するための設計を全て見直さなければいけませんでした。20年前の図面を確認しながら一つずつ現在の仕様にしていきました。使えるものと使えないものを分け、変えなければいけない構造は全部見直し、完成まで10ヶ月ほどかかりました。無事に納品できたときは心から安堵し、達成感もすごくありました。自分が図面に描いたものが形になったときがこの仕事の醍醐味ですね。

国内で当社のステッカーを貼ったトラックが多く走っていますが、日本でトレーラ、トラックの荷台の開発をしている人は少ないと思います。みんな知っているけど、誰も作っていないもの。それらを開発できることに誇りをもっています。私の目標は誰も見たことも考えたこともない全く新しいトレーラを開発することです。まだ世にないアイデアを形にしたいですね。

この仕事は乗り物が好きな人には特に面白いと思います。子どものころ、 “働く乗り物”に憧れた人には刺さる部分が多いはず。興味を持っていただいた方はぜひ説明会で話を聞いてみてほしいですね。

営業の皆さんからの「ありがとう」が励みに【野澤さん】

学生時代は勉強に遊び、アルバイトなど、とにかくやれることを思い切り楽しんでいました。社会人になっても仕事とプライベートの両方を楽しめるように、オンオフを切り替えながら働けるワークライフバランスを重視した就職活動を行いました。遠方への転勤が少ない点や福利厚生、労働環境などに魅力を感じ、当社を志望しました。

入社後まずは、新規事業を立ち上げる事業企画部に配属されました。事業企画部は新規事業を考え出す部署。会社の事業を俯瞰して見る視点を学ぶことができ、営業と開発の両方の立場の考え方に触れられたことはよい経験でした。また、新入社員のうちから当社役員とも関わることができたのは貴重な体験だったと思います。

3年目からは営業事務として、営業4~5人の入金処理や売上管理などのサポートを行っています。具体的には営業担当が納車した製品の売上処理、仕入れの請求、納期の遅れをまとめて共有するなどしています。仕事の上で大切にしていることは営業の皆さんの負担を減らすこと。「何でも言ってください!」と日ごろからお伝えし、サポートできる体制をつくることに尽力しています。そのためにまずは、自分の仕事で周りに迷惑をかけないように、丁寧な対応を心掛けています。現在の部署では営業事務は私のみ。入金の処理を誰よりも早く把握するなど、営業の皆さんのために何ができるかを先回りして考えています。

また、営業の皆さんから感謝されたときは、特にやりがいを感じます。頼まれたことを迅速に対応した時にかけてもらった、「ありがとう」の言葉は何度言われても嬉しいですね。最近では以前と比べると頼られることが増え、業務の幅が広がってきました。自己成長を実感できています。

ワークライフバランスの点でも現在は有給休暇を100%消化でき、オンオフの両立がうまくできています。定時で帰れることも多くバランスよく生活できていますね。今後の目標は私の指導担当の先輩のようになること。何でも相談できる営業事務のスペシャリストなのでとても尊敬しています。私もゆくゆくは後輩から頼られる存在になりたいと思います。

学生の方へのメッセージ

私たちの仕事は「当たり前の生活」を支えること。
お店には常に商品が取り揃えられている、食卓に美味しい生鮮食品が並んでいる、ネットで注文した商品が明日には家に届く、皆さんには当たり前のことかもしれません。私たちは、そんな「当たり前の日常」を創るために、トラックボディメーカー・物流という観点で社会を支えています。
お客様は、トラックメーカー様、大手コンビニチェーン様、運送会社様、そして一人一人のドライバーさん。
お客様によって欲しい製品は異なります。お客様の欲しい製品を作り上げるには、営業、設計、製造、その他多くの社員が関わり、お客様が納得いくまで思考を繰り返し、社員一丸となって製品を作り上げていくのがフルハーフのものづくり、完成した時のお客様の笑顔は格別です。
自動車業界は100年に一度の変革期!ここから10年、20年は色々な変化の中で経験を積んでいくことが出来るので、変化を楽しめる人に向いている会社だと思います。
社会インフラを支える日本フルハーフに新しい風を巻き起こす、そんな人財に出会えることを楽しみにしています。

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お客さまに真摯に向き合ってゼロからものづくりに携われる点は、当社で働く上で最大のやりがいと思います。やりがいを感じていただけるよう、採用担当がサポート致します!

マイナビ編集部から

1963年に設立し、日本の物流の歴史を築いてきた日本フルハーフ。同社ではものづくりを支える人材育成にもこだわっている。中でも力を入れているのが新人研修である。入社後3ヶ月間、厚木工場で社会人マナーや基本スキルなど手厚い研修が行われる。好評なのが北海道や名古屋、新潟などにある工場で学ぶ生産実習だ。泊りがけで全国各地の工場に行き研修を受け、夜には懇親会も行われる。毎年この実習で同期同士の距離が一気に近づき、絆を深められているそうだ。旅行気分も味わえるため新人たちも楽しみにしているとのこと。同社では約5年目まで研修やイベントなど毎年集まる機会が用意されている。そのため勤務地が離れていても社員同士で遊びに行く話をよく耳にするそうだ。かけがえのない仲間との出会いもモチベーションを高めてくれるだろう。

取材は終始笑いが絶えず和やかなムードで行われた。3人とも良いことも大変なことも本音で話す姿が印象的だった。それを人事の方もあたたかく見守っている。しっかりとした信頼関係があるからこそ素直に自分を表現できるのだろう。志望動機は「社員の人柄で決めた」と話す方が多く“人”も魅力の同社。ぜひ会社訪問でアットホームな社風を感じてほしい。

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新人研修のほか2年目研修、階層別教育、新任管理職研修、技能研修など充実した教育プログラムが用意されている。資格取得制度もあり社員のスキルアップを後押しする。

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