最終更新日:2025/3/10

日本精化(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 化学
  • 化粧品
  • 薬品

基本情報

本社
大阪府
PHOTO
  • 5年目以内
  • 薬学系
  • 技術・研究系

1年目からメイン担当者としてナノ医療に貢献できる喜びと責任感

  • S.A
  • 2021年入社(新卒)
  • 神戸学院大学
  • 薬学部 薬学科
  • リピッド開発部
  • 医薬品原料(主にリン脂質)の研究開発

就職活動について

選考を受けた主な業界
  • 食品
  • 化学・石油
  • 薬品・化粧品

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 研究をメインにする仕事
  • 医療・福祉関連の仕事
現在の仕事
  • 部署名リピッド開発部

  • 仕事内容医薬品原料(主にリン脂質)の研究開発

現在の仕事内容

 リピッド開発部は、医薬品原料のリン脂質合成検討・新規開発、それらを用いたリポソーム/LNPの調製検討、開発した製品のマーケティング、営業まで幅広くを行っています。最終製品は上市製剤に数多く採用いただいています。新規開発は、医薬品の市場調査やお客様からのご要望からニーズのある脂質はどのようなものかを常に意識して進めています。
 その中で私のメインの業務は、新規開発したリン脂質を用いたリポソーム・LNPの調製検討、調製したナノ粒子を細胞やマウスに添加・投与して機能評価を行うことです。リポソームやLNPはドラックデリバリーシステム(DDS技術)の一つであり、狙った部位に調製した粒子が届くか、届けたあとにその部位で期待する機能を発揮できるかなどを評価しています。以上のような研究開発業務だけでなく、新規顧客獲得を目指して学会・展示会でのデータ発表、お客様先への訪問および会社紹介、マーケティング活動としての動画作製まで幅広く任せていただいています。


学生の時の知識が今の仕事に活かせていると思うこと

 学生時代は6年生の薬学部に所属しており、薬剤師免許も取得致しました。研究内容としては、幹細胞生物学を専攻しておりました。具体的には、生薬としても知られているエイジツエキスが表皮バリア機能へ与える影響、毛細血管が皮膚組織恒常性に与える影響の解明を目的として細胞やマウスを用いて評価を行っていました。
 リピッド事業は、医薬品原料の製造・開発を行っているため、医薬品、医薬品開発に関連した化学・生物の総合的な知識が必要な場合が多くあります。例えば、お客様よりある臓器を狙えるDDS製剤や特定の機能を有するサンプル製剤がほしいと相談された際に、薬学部で学んだ知識を活用し、お客様の意図を汲み取ったご提案をすることが可能です。部署内は、化学系出身の方が多いため、生物系の知識が必要な際に相談いただいたりと活躍の場は多いと感じています。


これまでで一番達成感のあった仕事

 生物系の実験は、すぐに良好な結果を得られることは少ないのですが、その分良い結果を取得できたときにやりがいを感じます。また、社内で行う研究開発だけでなく、外に出て学会/展示会で発表した際に好評をいただき、誰かが必要としている情報を少しでも提供できたと感じたときにもやりがいを感じます。
 これまでで一番達成感のあった仕事は、1年目からメインで任せていただいていた新規開発した核酸医薬用途リン脂質の機能性評価で社内で初めて効果を実証できるデータを取得したことです。実施していた実験系のこれまでの問題点を解決するため、共同研究先との連携、セミナーでの調査を地道に行い、取得したデータを学会で発表し、製薬企業や大学関係者の方々から興味を持っていただけたときは大きな達成感を感じました。このように日本精化には、入社年次関係なく仕事を任せてもらえる環境・チャレンジできる環境があります。


入社前後のギャップ

 良い意味でギャップは大きかったです。入社前は、リピッドの業務について座学で勉強しながら、少しずつ実験量を増やしていくようなイメージを持っていました。しかし、実際は入社間もない時期から実践メインで業務に取り組むことができました。具体的には、学生時代に取り組んでいた細胞を用いた評価、その他リピッドの製品を用いた化学系の実験まで幅広く経験しました。


今後の目標

 仕事上では、自分自身が取得したデータを社外に発表し、興味を持っていただいた様々な医薬品研究開発者の方々に新規開発したリン脂質を使用いただき、それが上市製剤として世にでていくまでを見届けたいという目標があります。研究開発者として実験や発表のスキルを向上させることはもちろん、マーケティングの視点をもって仕事に取り組んでいけるようになりたいとも考えています。
 現在は目標達成に向けて、英語の勉強に取り組んでいます。海外のお客様も多く、国際学会で発表する機会もあるためです。参考書で基礎的な文法や単語を習得し、オンライン英会話でアウトプットする流れで進めています。また、統計学も勉強中で、研究開発職にはあまり関係がないように思われるかもしれませんが、実験に活かすことができます。統計学(実験計画法)を取り入れることで、既存のデータから結果を予測することができ、実験の効率化、さらには開発スピードの向上も可能になります。


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