最終更新日:2025/3/31

(株)上組【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)

基本情報

本社
東京都、兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「現場主義」を掲げ、お客様ごとのニーズに合わせた最適な物流を提案

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港湾物流の最前線で活躍中の先輩にクローズアップ!

創業150余年。常に時代ニーズを捉え、その先を見据えた事業展開で総合物流カンパニーとしての存在感を発揮し続ける上組。同社の躍進を支える3人の先輩に、仕事のやりがいやこれからの目標を語っていただいた。


飯田 貴紀さん
神戸支店 営業1部 営業1課 係長
2009年入社

植原 菜穂さん
国際物流事業本部 業務部 保税管理通関課
2015年入社

桝村 龍悟さん
港運事業本部 港運部 コンテナターミナルPC-18営業所 主任
2015年入社

休日の過ごし方

神戸支店はオフも社員同士の交流が盛んで、コロナの影響が出る前は同僚とゴルフを楽しんでいました。今は好きな映画を見たり本を読んだりして過ごしています。(飯田さん)
ランニングにはまっていて土日の朝は1時間かけて近所を走っています。またオーケストラに所属するほどバイオリンが大好きで、休日も練習に励んでいます。(植原さん)
子供と一緒に自転車で公園に出かけたり、家族で釣りに行ったりのんびり過ごしています。心身ともにリフレッシュするので仕事のモチベーションも上がりますね。(桝村さん)

顔の見えるコミュニケーションと冷静な判断力で、円滑な現場をプロデュースする

上組は、社員自ら現場に足を運んで汗を流す「現場主義」をとても大切にしています。私は2010年に東京支店の倉庫部に配属され、貨物の配送手配に1年半従事しながら、輸出入貨物の流れや作業員の動き、各設備の機能について理解を深めていきました。その後、東京支店と神戸支店の営業部でメーカーや商社などのお客様への営業活動と、食料品や雑貨、金属類などの貨物の輸出入業務に6年間携わりました。そして2016年にフォアマンを担当。神戸港に到着する外航船の中でも小麦や大豆などを積んだ穀物船をメインで担当し、現場監督として荷役作業を指揮しています。
作業プランの立案にはじまり、船長や作業員への手順説明、貨物の個数や破損をチェックする検数スタッフの手配など何十人もの関係者と連携をとり、港に隣接するサイロまで効率良く安全に貨物を運搬することが私のミッション。円滑に仕事を進めるために特に大切にしているのが、顔の見えるコミュニケーションです。メールだけでなく直接膝をつき合わせて漏れのない打ち合わせを徹底し、周りの意見も取り入れながらベストな判断を下していきます。また、運搬機材の故障など突発的なトラブルが発生した際もフォアマンの腕の見せ所。作業工程を素早く組み直して関係者と共有、納期に間に合うよう現場をリードしていきます。様々なハードルを乗り越えて荷役作業が終了し、出港していく船を見送る際の達成感は何ものにも変えられないし、「上組さんに任せておけば大丈夫」とお客様から厚い信頼をいただいていることに大きな誇りを感じています。
今後の目標は、ターミナル部門や重量部門など他部門での仕事にも挑戦すること。上組にはさまざまな部署や職種があり、異動を通じて幅広い知識と経験を身に付けていくことが可能です。そこで得たノウハウを後輩たちに伝授しながら、共に現場主義を貫いていきたいと思っています。
(飯田 貴紀さん)

難しい案件にもひるまずチャレンジ。お客様や仲間たちから頼られる通関士を目指す

学生時代に取得した通関士の資格を仕事に生かしていきたいと上組を志望。横浜支店で輸入貨物を担当しながら経験を積み、現部署では輸出貨物にかかわる通関業務にメインで取り組んでいます。取り扱う貨物は、自動車製造工場で使われるコンベア設備からスーパーに並ぶお菓子まで多種多彩。お客様からいただくインボイス(仕入れ書)をもとに輸出申告書を作成し、税関へ申告を行っていきます。
仕事で特に気を使うのが、輸出入に必要な「HSコード」の決定です。たとえば小さな金属部品1つとっても “どんな機械に、どんな用途で使用されるのか” でコードが異なるため、お客様への確認はもちろん、機械の動きを動画サイトで確認するなど入念に調べたうえで正しいコードを振っていきます。ときには輸入貨物の通関業務を行うこともあり、その際は課税価格に間違いがないか、同僚と一緒に数字を1桁1桁ダブルチェック。もしコードや価格を誤ると、お客様に大きな損害を与え会社の信用にも関わってくるので絶対に気を抜くことはできません。
思い出に残っているのは、通関士として駆け出しの頃に担当した仕事です。新人の私にとってはとても難しい「再輸入免税手続き」に関わる書類作成でしたが、時間をかけて作った何十枚もの書類を税関に直接持参し、担当者の方のアドバイスを受けながらなんとかまとめることが出来ました。正式に再輸入が決定したときは本当に嬉しくて、今もその書類は大切に手元に保管しています。
このように、日々新しい知識や経験を積み重ねながら自分をレベルアップさせていける環境があることが上組で働く大きな魅力。これからも関税法をはじめ、酒税法や薬事法などいろいろな法令の専門知識を着実に習得しながら、「通関のことなら植原に聞けばなんとかしてくれる」と、お客様や仲間たちに頼りにされる存在を目指して努力を重ねていきたいと思います。
(植原 菜穂さん)

安全を第一にヤードの隅々まで目を配り、数千個のコンテナをミス無くさばいていく

私が勤務しているのは上組が神戸港で運営するコンテナターミナルです。コンテナヤード(コンテナを蔵置するエリア)を見渡せるオペレーションセンターから、外航船の荷積み・荷揚げ、コンテナの集積、トラックでの搬入出までそれぞれの作業がスムーズに進むようリアルタイムで指示を出していきます。コンテナヤード内の風景は日々大きく変わることはありません。だからこそ、“これはこういうものだ” という固定概念に捉われることなく、どんな小さな変化にも気づく目を持つことがこの仕事には不可欠です。
目の前のモニターと広大なヤードを交互にチェックしながら、違うレーンを走行したり迷っているトラック、コンテナを置き間違えているクレーンを見つけたら、無線を使って短く簡潔に位置を指示。船の積荷が違ったりコンテナにダメージが見つかるなどのトラブルが発生した際は、関係各所と連携しながら素早い判断で問題を最小限に食い止めるなど、安全かつ効率的なターミナルオペレーションを目指して現場をコントロールしていきます。
やりがいを感じる瞬間は、限られた時間の中で遅延もクレームもなく多くのコンテナをさばけたとき。コンテナを何本取り扱うかで利益が変わってくるため、納得のいく仕事ができたときの達成感はとても大きいですね。また前の部署で本船プランナーをしていたこともあり、当時からお付き合いのある船長から作業日程についてアドバイスを求められることもたびたびあって、頼られる存在に一歩ずつ近づいていることに喜びを感じています。
貨物の輸出入、倉庫、運輸まで一貫した物流サービスを展開しているのが当社の強み。私自身も1人ですべてを手掛けられるようになるのが目標です。いずれは輸入専門の部署や営業部での仕事にもチャレンジしたいと考えていて、現場で培った知識と経験にもとづく提案で、お客様により良い提案を行っていける人材に成長していきたいと思っています。
(桝村 龍悟さん)

学生の方へメッセージ

上組の社風の大きな特徴は、仲間意識が強くチームワークを大切にしていること。いい意味でのライバル心を持ちながらお互いに切磋琢磨し、困ったことがあれば周りが手を差し伸べながら前進していく企業文化が根付いています。またここに登場した3人の先輩たちのように、文系理系に関係なく新しい知識や経験を貪欲に吸収しながら成長を続ける人材が数多く活躍し、事業の発展を支えています。
新入社員の皆さんに期待するのは、「想像力」と「行動力」を併せ持つ人材に成長して欲しいということです。営業の仕事で例えるなら、「この貨物を送りたい」という要望の裏に隠された潜在ニーズまですくい上げ、付加価値の高い提案でお客様の期待に応えていく。これは当社のどの職種にも当てはまることで、「想像力」と「行動力」を発揮して1+1を3にも4にも大きくして仕事の幅を広げることが、自身と会社の未来を拓く力となります。
当社には社員一人ひとりの個性を大切にし、持ち味を存分に発揮できる環境が広がっています。新入社員の皆さんのチャレンジを会社をあげてサポートし、共に物流の新たな可能性を切り拓いてきたいと思っています。
(本店 人事部 部長 田中 靖誠さん) 

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「同じ目標に向かい、一人ひとりが個性を発揮して成長できる環境が当社の魅力。世界の物流をデザインする仕事に誇りと喜びを感じながら、共に前進していきましょう」

マイナビ編集部から

大政奉還があった1867(慶応3)年、兵庫港の開港とともに、神戸税関の前身である「外国人交易の荷物運上所」が設置された。そして、同所から貨物運搬の命を受けたのが、上組のルーツである「神戸浜沖」。大資本家ではなく、労働に従事する者たちが出資して結成し、運営・発展させた稀有な企業体である。その後、時代の変化に合わせた事業展開によって活躍のフィールドを拡大し、総合物流カンパニーへと躍進を遂げた。
今回お話をうかがった3人の先輩たちも、それぞれの部署で国際物流の一翼を担う存在として日々挑戦を続けている。「上司や部下、部署間の垣根はありません。みんなが自由に意見を出し合いながら力を合わせて目標を達成していく社風が当社の魅力です」と田中人事部長も語るように、社員全員が緊密に連携を取り、アイデアをやり取りしながら「上組デザイン物流」の実現に取り組んでいる。「新しい経験や知識を身に付けながら成長できるのが嬉しい」と3人の先輩が口をそろえて語ってくれたことも、若手社員が可能性を発揮して活躍できる環境があることを確信できた。自ら考え、自ら行動し、新しい可能性を切り拓いていきたい。そんな熱い思いを持つ人にとって、その思いを存分にかなえることのできるステージが上組には広がっている。

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国際複合一貫輸送を柱に、今後も新たな貨物の開拓や海外事業の強化に挑戦していく当社。これらの戦略を推し進め未来を生み出す人材を、会社をあげて育成していきます。

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