最終更新日:2025/4/9

(株)小田急ビルサービス【小田急グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 設備工事・設備設計
  • セキュリティ
  • ガス・エネルギー
  • 電力

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

小田急沿線内外に広がる活躍フィールド。さまざまな街の施設を支えています!

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重要なインフラに貢献する「ビルメンテナンス」という仕事の魅力

商業施設やホテル、オフィスビル、駅設備など多彩なビルのメンテナンスを手掛ける小田急ビルサービス。沿線内外の施設を守る設備管理事業に携わる先輩社員たちに、担当する仕事の内容ややりがいについて伺いました。

◆R.Y.さん(写真右)
設備事業部 第二設備課 新宿ビル管理所
2021年入社/工学部 建築学科卒

◆G.M.さん(写真左)
設備事業部 第一設備課/第三設備課 主任
2016年入社/工学部 機械システム工学科卒

当社の働く環境・制度について

「現場はシフト勤務ですが、うまく組めば連休も作りやすく、定期的に旅行を楽しんでいます。泊まり勤務も仮眠時間があるので、意外と負担は少ないですよ」(R.Y.さん)
「転居を伴う異動がないのでライフプランを立てやすく、私生活を充実させやすい会社です。子どもと近所にある大型公園施設に出かけるのが休日の恒例です」(G.M.さん)
小田急グループの共済組合制度に基づき、健康やレジャーにかかる支援も充実。自社所有の研修センターもあり、中長期的な目線で技術やスキルの向上に取り組んでいけます。

急ぎの工事にも円滑に対応できるようになり、3年間の成長を実感!/R.Y.さん

建築関係の仕事に興味を持ったのは、幼少期に自宅が建つ様子を見て「面白そうだな」と思ったことがきっかけです。当初は設計や施工管理職を検討していましたが、これからの時代は既存の建物を管理する仕事の需要が伸びると考え、設備管理会社に注目しました。県外出身の私でも知っていた小田急のネームブランドや事業の安定感にひかれ、当社への入社を決めました。

入社後はまず、新宿駅に隣接する大型商業施設にて「常駐業務」を経験しました。配属直後は、大型施設ならではの設備の大きさに驚いたことを覚えています。1つの建物に常駐するので一緒に働く先輩との距離が近くなりやすく、なんでも質問できる環境がありがたかったです。定期的な点検・保守業務のほか、急な水漏れや停電等が発生した際にスピーディーに応急処置をし、原因分析や業者選定、補修工事を進めていくのも私たちの仕事です。2年間さまざまな経験ができ、電気・空調・給排水・消防など幅広い分野の基本的な知識を学べました。

3年目からは「巡回業務」を手掛ける部署へ。現在は商業施設やホテル、オフィスビルなど20物件を2名体制で担当しており、順次、点検・保守業務を進めています。同時並行で管理を進めていくので、以前にも増してスケジュール管理の能力が求められます。24時間365日稼働しているホテルは特に設備の不具合が発生しやすく、夜間のメンテナンスや修繕工事にも定期的に立ち会っていますが、その分の休みはしっかり取れています。

現部署に来てからは、オーナーさんと直接やりとりをすることが増えており、「小田急ブランドの看板に恥じないクオリティーの仕事をしよう」ということは常に意識していますね。「工期1ヶ月で内装を急遽変更したい」という難しい希望をいただいたこともありましたが、なんとか4つの工事を完遂でき、大きな達成感がありました。

円滑に工事を進めるために注力しているのは、協力業者さんに「仕事がしやすい」と感じてもらえるような環境を作ることです。事前の情報共有や段取りをしっかり行い、迅速な現場判断を行うようにしています。その積み重ねで、多くの業者さんと頼み事も快く聞いてくださるような良い関係を築けてきた手応えがあります。社内での毎日の引き継ぎも含め、人と話さなければ成り立たない仕事なので、自分の強みであるコミュニケーション力を今後も伸ばし、大いに発揮していきたいです。

現場で管理の技術を学んだ後、ゼネラリストとして幅広い知見を習得/G.M.さん

ビルメンテナンス業界のなかでも当社に決めたのは、「技術系総合職として現場を経験した後、本社勤務ができる」というキャリアパスに魅力を感じたことが理由です。入社後はまず3年ほど、新宿や経堂エリアで現場業務を経験しました。

4年目に本社に来てからは、各拠点の取りまとめ業務を中心に幅広い仕事を担っています。なかでも、小田急アプリの機能拡張や駅構内での仕事に携われたことは印象に残っていますね。ホームドアの新設に際しての点検業務では、「落下事故を防ぐ一助になれている」というやりがいが大きかったです。公共交通機関の付帯設備に関われる機会があることも当社で働く魅力だと思います。

昨年からは主任の役職をいただき、現在は2つの課を兼務しながら鉄道関連施設や小田急グループのオーナー様物件に関わっています。この3年間はコロナ禍の影響で、書類業務に注力する場面が多かったです。時期によって商業施設やホテルの稼働状況が急激に増減するなかで、管理業務の契約内容もその都度、更改する必要があったためです。契約資料の作成には通常1物件につき1週間程度はかかるのですが、この時期に80件分の資料を1ヶ月程度で完成させたこともありました。膨大な量を一気に片付けられたことで、「これまでの経験の賜物だな」と自分なりに成長も実感できました。

また本社では、さまざまな社内プロジェクトの推進にも関わっています。直近では新しい拠点の立ち上げに尽力しました。沿線外のエリアでの契約が増えてきて、その近辺に拠点が必要になったためです。沿線内の施設であればグループの不動産会社にお願いできるのですが、この時には新規の不動産会社に体当たりして物件を探すことに。24時間出入り可能で、宿泊勤務も可能な賃貸物件を探すのは簡単ではなく、あちこちに打診してなんとか物件を見つけました。移転業務や社用車のリース契約まで一通りやり遂げることができた際には、達成感が大きかったです。

定期的に資格取得にもチャレンジしています。鉄道関連施設に関わる上での接遇向上に役立てるため「サービス介助士」を取得したほか、現在は通信教育の補助をいただいて「エネルギー管理士」の勉強をしています。昨年度はグループ開催の「マーケティング研究会」の講義にも参加し、他社の同世代の方々と交流ができたことも有意義でしたね。最終レポートで入賞をいただき、自信にもつながりました。

これからの目標やチャレンジしたいこと

―これからチャレンジしたいことは?
(R.Y.)専門的な工事は基本的に業者さんにお願いしますが、自分たちの手を動かす保守・点検の業務にはできるだけ積極的に参加し、技術力を高めていきたいです。近いうち「建築物環境衛生管理技術者」の資格にもチャレンジ予定です。新しいことが好きな性格なので、将来的には本社業務も経験してみたいですね。

(G.M.)社内システムをうまく連動させるなどして、業務効率化にトライしたいです。実は昨年も一度試したのですが、目に見える成果が出なかったため、一旦元に戻す判断をしました。気負わずチャレンジできる性格は自分の強みだと思っており、それを尊重してくれる上司にも感謝しています。

―今後の目標を教えてください。
(R.Y.)率先して後輩のフォローができる先輩になることが目標です。コロナ禍の影響で慌ただしかった時期には、先輩たちが私の状況に気づいて快く現場作業を代わってくださったり、書類作成を手伝ったりしてくださったことで、無事に乗り切ることができました。先輩たちのように、私も後輩を手厚くサポートしていけたらと思っています。

(G.M.)ここ数年はゼネラリストとしての能力を磨いてきたので、どこかのタイミングでまた現場に戻り、設備管理の技術力を磨きたいです。一方で、人事総務や財務などのコーポレート部門にも興味を持っています。

―企業研究をしている学生の方へメッセージをお願いします。
(R.Y.)ビルメンテナンスは建物が建っている限り必要とされ続ける、景気の煽りを受けにくい仕事です。暮らしや経済活動に欠かせない電気・水道・ガスなどのインフラに関わる技術を幅広く身に付けられることも、個人的に大きな魅力だと感じていますね。いろいろなことに広く興味を持てる人や、チームでの協力を大切にできる人にマッチする仕事だと思います。

(G.M.)企業選びにおいては、妥協しないことが肝心です。入社後の踏ん張りの強さにもつながってくるので、憧れの会社に挑戦するくらいの気持ちで頑張ってほしいですね。当社の仕事に関しては、明るい雰囲気で積極的に挨拶ができる人に向いていると思います。オーナーさんと直接やりとりをしますし、商業施設や駅などお客様が利用される空間で仕事をすることも多くあります。定型業務もあるので、同じ仕事にコツコツ取り組む力も役立つと思います。

学生の方へメッセージ

街にあるビルや施設には、設備の状態を管理したり不具合の修理をしたりと、利用者が快適に使えるよう裏側から支えている会社が必ず存在します。定期的なメンテナンスを行うことで不具合の発生を未然に防ぎ、施設を長持ちさせることにも貢献しています。こういった特徴から、ビルメンテナンスは「人の役に立ちたい」「影からサポートするのが得意」という人たちに注目をいただくことが多い仕事です。

ビルメンテナンスの会社のなかでも、当社は設備管理に加え、清掃・警備の部門も社内に有しており、一気通貫で施設をサポートできる連携力や総合力を有していることが大きな特徴です。小田急グループのホテルや商業施設を管理しており、安定した事業基盤があることに加え、長年築き上げてきたブランド力を強みに、近年はグループ以外の建物や大学施設の管理を請け負うことも増えており、事業の幅を広げています。

また、見えないところで人々の生活を支える仕事でありながら、人と関わる機会を多く持てることも、当社の仕事の特徴と言えるかと思います。企業研究においては、こうした会社や仕事の特徴を理解した上で、自身の希望や適性と照らし合わせてみてください。業界から絞っていくのも1つの方法ですが、「どんなやりがいを持てる仕事なのか」「どんな能力が発揮できるのか(磨かれるか)」といった観点から検討してみるのも、良い判断材料になると思います。
(採用担当)

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「施設管理を行う過程では、建物オーナーや関係業者の方々、施設を訪れるお客様など多くの人と関わりを持ちます。職種を問わず、チームワークや接客力が磨かれる仕事です」

マイナビ編集部から

小田急沿線をメインエリアとして、ビルや設備のメンテナンスを手掛ける小田急ビルサービス。取材を通じて、同社の社員たちは電気・空調機器・給排水、さらに警備や清掃に関する知識などを幅広く身に付けながら、全体をマネジメントしていく立場にあることが理解できた。仕事の性質上、全体を俯瞰する力や交渉力、マルチタスクのスキルなども磨かれる仕事と言えるだろう。

同社のようにグループ体制で仕事をするメリットはさまざまにあるが、情報伝達のスピードが速いこともその1つ。「短い工期で仕上げたい」「すぐに直してほしい」といったオーナーの要望にも、迅速に連携して対応できるのだ。取材対象者も「小田急沿線のことなら、各社に一言お願いすればスムーズに話が進む」と語っていた。グループ間での人材交流や意見交換会なども行われており、幅広いキャリアも展望できる。

「人」がサービスの要を担う事業であることから、近年は「人財を大切に育てていく」という方針を改めて打ち出している同社。奨学金完済までの年数を短縮できる「奨学金返済支援制度」や、自宅が遠い単身者を対象に一律の額を支援する「住宅手当」などもスタートし、より働きやすい環境に進化している。担当物件によっては緊急の対応もあり、多少変則的な勤務になることもあるそうだが、公私の両立を図るための制度や環境はしっかり整っているため、その点は心配なく検討してみると良いだろう。

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駅構内の利便性や安全性の向上に関わる業務も広く手掛けている同社。「自分の働きによって、駅周辺エリアが良い環境に保たれている」という誇りを持って取り組める仕事だ。

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