最終更新日:2025/8/18

(株)川本製作所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 機械
  • インテリア・住宅関連
  • プラント・エンジニアリング
  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

水インフラを通じた社会貢献には、各部署の連携と個々の成長が欠かせません。

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誰もが“ポンプの専門家”をめざしています!

ポンプの提供により水を届け、インフラを守るという使命を果たし続けている(株)川本製作所。社員たちも日々の業務や学びの機会を通じ、常に自己研鑽に励んでいます。

(写真左から)
◆K.Yさん/名古屋営業所/2019年入社
母の友人が同社で勤務していたことから興味を持ち、水インフラを通じて人々の生活を支えたいと入社を決めた。

◆Y.Mさん/設計1課/2019年入社
学生時代に電気系を専攻しており、インフラ系の仕事に関心を持つ。生活に不可欠な水に関わる、愛知県のメーカーである点が入社の決め手となった。

◆T.Oさん/開発技術課/2019年入社
機械工学を専攻していたこともあり、材料力学や破壊力学などの知識が活かせる仕事を希望。将来的にもなくならない仕事の視点で会社を選んだ。

私の1日をご紹介します

午前中はメール対応や見積り、図面作成などが中心。午後からはアポイントがあれば、お客様と打ち合わせをしたり、現場へ不具合の確認に出向いています。(K.Yさん)
各部署の担当から届くメールチェックに始まり、午前中は複雑な製品のモデルチェンジなどの情報を整理。午後からは、営業が開く勉強会資料の作成などをします。(T.Oさん)
開発技術からの要求に対し、基板製作のための仕様の作成、制御盤のソフトの動作確認などを行う毎日です。自分で決めたところまでやり終えてから帰宅します。(Y.Mさん)

【営業職】入社5年目で、大手のお客様を担当するチャンスを手にしました!

当社のポンプは、実にさまざまな場所で使われています。ビルや公共施設、工場等の給排水設備はもちろん、空調設備の一部にも用いられており、さらに井戸から水を吸い上げる際にも欠かせません。入社前は正直、“ポンプって何だろう?”程度の認識でしたが、働き出してポンプの活躍範囲の広さを理解しました。そんな当社の営業は設備機器商社、給排水衛生設備会社、防災設備会社などへの提案活動を行っています。私自身、入社後は鹿児島での活動からスタート。当時はリフォームや設備施工、ボーリング調査会社等を担当し、施工現場にもよく顔を出すなど、お客様に近い立場での活動を中心にしていました。現場で他社製品を見かけた時などは、当社のアピールにも積極的に努めていたものです。

そして2023年からは名古屋に異動。現在は大手空調衛生設備会社を担当しています。お客様から求められるのは、物件の規模や給排水設備にマッチした製品の選定です。ポンプの制御盤などに応じ、オーダーメイドを手配することも少なくありません。当社の製品で、どんなことができるかをわかりやすく説明するとともに、水を止めることのないよう、常にスピード感を持って行動しています。特に名古屋のお客様の案件には話題のテーマパークなどがあり、プレッシャーも大きいものの、その分達成感も格別。もちろん新設だけでなく、故障時に迅速な対応をすることで、感謝の言葉をいただける点も大きなやりがいです。

鹿児島時代と比べると、まるで転職したかのように仕事内容も職場環境も変わりました。ただ開発技術のメンバーもしっかりとサポートしてくれますし、名古屋にいる同期の存在も励みになっています。同期たちとは今も仲が良く、みんなで温泉旅行に出かけたりしているんですよ。そして何より当社の営業部隊は技術力、対応力、人間性に優れた社員ばかり。お客様からも「川本さんのスピーディな対応は、すごいね」と言われることが多く、その点が当社の営業体制の強みではないでしょうか。入社5年目で大手のお客様を任されたのは、お客様に寄り添う姿勢が評価されたのかなと思っています。だからこそ早く今の環境に慣れ、一層のスキルアップを図り、社会や会社に貢献していくことが目標です。
(K.Yさん)

【開発技術職】マーケティング市場で求められるニーズをキャッチし、会社に利益を生み出すことが使命です。

入社後の2年間は、岡崎工場で設計を担当。ポンプを分解したり、組み付けて試験をする業務を通じ、詳細な仕組みや機能などについて学びました。そして3年目から開発技術へ。この部署の仕事はお客様や営業の声の収集、販売・PR戦略の立案、設計への情報展開、営業やお客様への新製品の特徴説明など多岐にわたります。簡潔に言えば、お客様や営業からの「もっと、こうしてほしい」という声を吸い上げ、そのニーズが適切かどうかを精査。改良すべきと判断すれば、設計・製造へと落とし込んでいくマーケティングの仕事です。ポンプの種類で担当が分かれていて、私は渦巻きポンプ、排水ポンプ、オイルポンプ、カスケードポンプ、タービンポンプなど、工場やオフィスの給排水設備に欠かせない製品を任されています。

本社の配属なので、現場に出向くケースは少なく、全国にある10支社にいる担当者たちから上がってきた意見を収集し、判断をする立場です。いかに担当者へ調査目的を理解してもらい、市場調査を行ってもらうかが腕の見せどころ。やはり人と人との関係だけに、お願いの仕方や伝え方が大切であり、私としては調査の目的をしっかり伝えることで、やる気を促すようにしています。それ以上に難しいのは、製品化の可否の判断です。今の部署に来た当初は右も左もわからず、一部のエリアからの提案にもすべて応えていました。でもビジネスである以上、コストパフォーマンスは無視できません。先輩からも「全体の流れを見なさい」と何度も言われ、以降は開発から量産までをイメージし、本当にこの仕様でつくっていいのかを考えるようになりました。

一方で私たちは大きな展示会に参加し、製品のPRをするなど、まさに会社のマーケティングの中枢を担っていると実感できる点がやりがいです。また製造と営業の連携による「製販一体」を強みにしている点も当社にはあり、私たちが社内に展開する情報は重要だからこそ、お客様から「川本さんの対応は、早くて親切だね」と言っていただけると思っています。私自身は、ようやく仕事のやり方が身に付いてきた段階。今後も、まずは地に足を付けた行動を意識しつつ、新たなことにも意欲的にチャレンジし、経験を積み重ねていければと思っています。
(T.Oさん)

【設計職】水の動きを制御し、安心かつ快適に使用できる環境づくりに貢献しています。

設計の部署は、ポンプの歯車等の機械設計と制御に分かれていて、私は制御を担当しています。入社前は、ポンプは水を動かしたり止めたりするものだと思っていました。でも実際は、使用する水量に応じて、インバータによる制御も行っていると知り、しかもそれを自分が担当することになった時は驚いたものです。

仕事の進め方としては、開発技術から来る仕様に基づいて進めるケースと、私たちが提案をして製品化する2つのパターンがあります。仕様といっても、動作や機能の詳細が決まっているわけではなく、いかに求められていることを理解し、期待に応えられる製品にしていくかが大切です。時には製造段階での仕様変更もあり、そうした場合も迅速に対応します。水が止まってしまうと、生活や事業などさまざまな面に問題が生じます。そのため万が一、電源ダウンなどのトラブルが起きた際も、再起動後にすぐに給水ができるよう、設計段階でしっかりとシミュレーションをしていきます。製品を回収しないとどうにもならないという事態だけは避けるよう、常に細心の注意を払っています。

私は入社以来、ずっと設計の部署にいますが、本格的に設計に携わるようになったのは入社2~3年目のことです。その後手がけた製品がカタチになるまでの一連の流れを経験することで、仕事の奥深さやおもしろさがわかってきました。制御は決して派手な仕事ではありませんが、制御方法を変更することで、長年の課題を解決できる点が仕事の醍醐味です。

私たちが現場に行く機会は少ないものの、社内のニュースで「あそこに納入された」「あの公共施設やテーマパークで使われている」と聞いた時は、“社会に役立っているな”という実感も得られます。特に当社の場合は営業やお客様の声をもとに、開発技術が精査したものを設計するため、よりニーズにマッチした製品を生み出すことができる点が特徴です。
一方で難しいのは、製造サイドとの意思の疎通です。自分では理解しやすい資料をつくったつもりでも、うまく伝わらないことがしばしばあります。今後もそうした課題を克服するとともに、アイデアの引き出しを増やし、より多くの場所に使われる製品づくりに励んでいくつもりです。
(Y.Mさん)

学生の方へメッセージ

ポンプは、水インフラを支える上でなくてはならないものです。学生のみなさんからもよく「社会貢献のできる仕事がしたい」という声をお聞きしますが、まさにそれが実現できるのが、当社だと思っています。またポンプ自体、最初の頃は手動式であったものが電動式、そしてセンサーと制御盤による自動制御や省エネタイプのものが登場し、最近ではアプリケーションを通じて、外部から運転時間や運転状態が確認できるなど、技術の進化に伴い、新たなラインナップが増え続けています。そうした点も大きな魅力だと思います。

学生時代に「ポンプを専門的に学んだ」という人は少ないと思います。だからこそスタートで差はありません。研修・教育制度も整えています。中でも隔年で行われる研修会では、社長や役員に対し、提案や要望を直接伝え、フィードバックを受ける機会もあり、社員たちは積極的に発信しています。また、営業と技術が直接意見交換を出来る場も設けられ、「製販一体」の風通しの良さも魅力です。

「チャレンジする」事に精力的な社風は、新しい発想やアイデアを生み、新商品や新市場と常に新しい道を切り拓いて来ました。この社風をしっかりと次の世代に引き継ぎたいという思いがあります。次の100年へ向け、共に歩む仲間を求めます!
(採用担当 小林 聡志さん)

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社歴に合わせて実施する研修が多い。そのため年次の近い先輩や後輩との横のつながりも広がる上、活躍している同期の姿を見て、モチベーションも高まるはずだ。

マイナビ編集部から

創業から100年以上の歴史を持つポンプメーカーとして、確固たる地位を築いてきた(株)川本製作所。少子高齢化による人口減少、それに伴う市場の縮小が懸念される中でも、順調に売上を伸ばし続けている。その背景にあるのは、同社が大切にしてきた「F(フロンティアスピリット)」「V(バイタリティ)」「I(イノベーション)」のF.V.I精神があるからだろう。実際、家庭用の製品だけでなく、給水用設備機器や産業用など、いつの時代も歩みを止めることなくチャレンジを続け、海外にも積極的に参入している。

一方、社内的には「製販一体」を強みにしているように、部署の枠を超えた連携体制が自慢であり、働きやすそうな環境だと今回の取材を通じて感じた。取材に登場した3名も「他部署と一緒に食事会やカラオケ大会もしています。営業としては急ぎの製造をお願いすることもあるのですが、そうした時も現場は快く引き受けてくれます(K.Yさん)」「忙しい時でも、必ず誰かがアドバイスをくれたり、時には手伝ってくれます。プライベートでも釣りなど、趣味の合う仲間と楽しんでいます(T.Oさん)」「制御盤のデザインを決める際など、先輩や後輩からも必ず意見を聞くようにしています。働く上では有給休暇が取りやすい点も魅力です(Y.Mさん)」とのこと。ぜひ就職活動の参考にしていただきたい。

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初めての社会人生活。会社選びでは、長く勤められる環境も大切になってくる。同社の場合、新卒入社から3年目までの定着率は95%超と高い数字を誇っている。
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