最終更新日:2025/4/13

(株)久世【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

食品商社の営業は、アイデアを生かして働くことのできるクリエイティブな仕事です

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経験を積みながら、食のプロへと成長を続ける先輩社員たち

久世は食品の専門商社として飲食店、ホテルなどの幅広い顧客に食材の供給を続けている企業。今回はそんな同社で活躍する先輩社員から、それぞれの仕事内容ややりがいについてお話を伺いました。

S.T.さん
営業本部 西東京支店 多摩営業所
経済学部経済学科卒/2022年入社

N.Y.さん
営業本部 西東京支店 埼玉営業所
経済学部経済学科卒/2015年入社

Y.E.さん
営業本部 広域第一営業部
生物環境学部食品香粧学科卒/2014年入社

先輩社員が語る久世の魅力

「社員同士が売り上げを競い合うようなギスギスとした雰囲気がないところ。与えられた目標を達成するため、チームで頑張ろうという風土のある会社です」(S.T.さん)
「困ったときには同じ職場の先輩だけでなく、仕入れや物流のメンバーの協力も得られるのが久世の特徴。数多くの仲間に支えられて活躍することができます」(N.Y.さん)
「明るく、人柄の良いメンバーの多い会社です。社内の人間関係も良好ですし、困ったときには支え合いながら課題を乗り越えていこうとする風土があります」(Y.E.さん)

食材をおすすめするのではなく、メニューやサービスを提案することを心掛けています/S.T.さん

私が会社選びの軸としていたのは人間の生活に欠かせない衣・食・住に関わる仕事に就くこと。学生時代に居酒屋でアルバイトをしていたことから食には特に興味があり、食品メーカーや食品商社など20社ほどにエントリーしていました。ありがたいことに何社かの内定をいただくことができたのですが、人事担当者がその後もメールで連絡をくれたり、展示会に誘ってくれるなど、細やかなフォローをしてくれたのが久世でした。会社の明るい雰囲気にも魅力を感じて、入社を決めました。

入社後は約2週間の本社での研修で社内の各部署の役割を学び、その後は自社倉庫での研修に参加。自分たちが扱うことになる商材に触れるだけでなく、倉庫のスタッフの仕事を学ぶため、夜勤で実務を経験したり、配送のトラックの助手席に乗せてもらい、納品に同行するといった経験もしました。6月に入り、私が配属されたのは武蔵野市に事務所を置く多摩営業所。最初の1カ月ほどはさまざまな先輩社員の商談に同行し、お客さまとの接し方や、ご提案の仕方を学びました。食品は無限ともいえるほどバリエーションのある商材。しっかり勉強しなければと感じましたね。

7月に入ってから、私は高円寺・阿佐ヶ谷エリアでカフェ、居酒屋など30店舗ほどの担当を持つことに。既存のお客さまに対するルート営業が基本なのですが、今あるお取り引きを守りつつ、新しい商材を提案するのも営業の大切な役割です。当時、私が挑戦したのは、会社がキャンペーンを行っていたサンマを、カレーのお店に提案するというもの。奇想天外なアイデアのようですが、ネットなどでカレー料理について調べ、自分でメニューを考案してご提案したところ、「面白そうだ」と受け入れてくださいました。

現在では担当エリアは成城や調布にまで広がり、フレンチレストランなど、高級な食材を扱うお客さまともお付き合いさせていただいています。久世は社員が何かの成果を出したとき、営業所や支店全体で、みんなで褒めるという風土のある会社。自分の努力をしっかり評価してもらえることに、やりがいを感じています。

多くの経験を積むなか、お客さまの先にいる消費者の方の思いを大切に考えるようになりました/N.Y.さん

私は企業研究を始めた当初、特に業界を限定せず、さまざまな会社の説明会に参加していました。そんななか、興味を持ったのがお酒の卸を行っている会社でした。「飲食業界を支える卸の会社は、面白そうだ」と感じていたとき、偶然にも大学の合同会社説明会に久世が参加。「この会社なら、自分がやりたいことができそうだ」という直感で応募し、そのまま内定をいただくことができました。

入社後、私が最初に配属されたのは池袋営業所。このエリアは都内でも最大規模の歓楽街ですから、居酒屋、レストラン、カフェなどあらゆるジャンルの飲食店が無数にあります。競合他社とのシェア争いも非常に厳しく、一週間、お客さまを訪問できなかったら、他社に取られてしまったことがあったほど。シビアな環境だけに、新人が育つには最適な場所でした。

入社2年目に入ってからは、100店舗ほどを担当するように。多すぎるように感じるかもしれませんが、実はこのぐらいが食品商社の営業にとっては一番動きやすく、面白い規模なのです。何か新しい企画を思いついても、必ず提案できるお客さまがいますし、成功事例はほかのお客さまにも展開して成果をあげていくことができます。また「こんな商材があります」とご紹介すると、「年末だから、こんな料理に使うと面白いかもね」などとお客さまからアイデアをいただくことも少なくありませんでした。

入社6年目に入り、私は埼玉営業所に異動。飲食店に加え、ホテルやゴルフ場などの観光施設も担当するようになりました。担当エリアやお客さまの業種が変わると、私たちの提案に求められるものも大きく変化します。観光施設を担当するようになって実感したのは、お客さまの先にいる施設の利用客さまのことも意識した営業を心掛けなければならない、ということ。レジャーで施設を使う方が求めているのは「ご馳走を食べた」という感覚。コストばかりを重視した提案では、お客さまの評判を落とすことになりかねません。どんな提案をすべきか悩んでいるとき、助けてくれるのは同じ事業所の営業だけでなく、仕入れ担当や配送担当など、社内の別部署の仲間たち。社内の多くの人に支えられ、助けてもらいながら成長することができたことに感謝しています。

担当先が変わるごとに新たな知識と経験を得て、成長を続けていける会社です/Y.E.さん

私が学生時代に学んでいたのは、食品に使う香料などの添加物。会社探しでは食に関わる仕事に就きたいと考え、メーカーやスーパーマーケットなどにエントリーしていました。当時の私の知識では食品を扱う商社があるということに思い至らなかったのですが、業界研究を行うなかで久世の存在を知るように。さまざまな食材を扱うことのできる仕事であることに加え、説明会で感じた社内の雰囲気の良さにも魅力を感じ、入社を決めました。

入社後、私が最初に任されたのは渋谷エリアでの営業活動。渋谷は東京を代表する繁華街の一つであり、あらゆる分野で最新の情報が発信されている街です。競合他社との競争も激しいなか、多くのお客さまと関わることができたのは、新人だった私にとって貴重な経験になりました。

その後は品川、田町エリアでの営業を担当した後、入社7年目に上野エリアを担当することに。当時はコロナ禍が広がり、多くの飲食店が営業自粛を余儀なくされていた時期。オフィス街と違って観光客の多い上野は人影もまばらな状況になり、私が担当するお客さまも大きな打撃を受けていました。食品商社の営業として、何かお手伝いできることはないかと努力してみたものの、残念ながら閉店されてしまったお店も少なくありません。しかし苦しい時期を共に頑張ってきたお客さまとは、これまでにはない絆が生まれたように感じています。

入社8年目に入り、私は広域営業部に異動することに。ここは、大手のチェーン店など、全国規模で飲食店を展開されているお客さまに対応している部署。私はカフェやファミリーレストラン、カラオケ店など10社ほどを担当することになりました。広域営業部は法人営業の色が強く、自分のアイデアを提案するのではなく、大型の商談を成立させて、商材の調達と全国規模のデリバリーにまで気を配ることが仕事。自分のアイデアを好きなように提案することができたエリアの担当時代と異なり、スケールの大きなビジネスが経験できます。このように担当エリアや担当客が変わるたび、新たな経験をしながら成長していけるのが久世の魅力。この先も自分の知識と経験を増やしながら、会社の発展に貢献していくことができればと思っています。

学生の方へメッセージ

採用面接の場面で話題に上ることの多いガクチカ。私が心掛けていたのは、他の学生とは異なるアピールをすることでした。学生時代に筋トレに打ち込んでいたことと、ゼミで食品の開発を学んでいたことを話したところ、どの会社でも反応が良かったように思います。採用面接は自分をアピールするための場。マニュアル本のマネをするのではなく、自分らしさを大切にするとよいと思います。(S.T.さん)

自分自身が採用面接を担当するようになって感じているのは、たとえ思っていた結果と違っていたとしても、面接官は、学生の人柄や経験を否定しているわけではないということ。この人には、もっと活躍することのできる会社がほかにあるはずだと考えて、他の道を探すことをおすすめしているのです。だから、いい結果でなかったときにも決して落ち込まず、次の挑戦に活かしてしてください。(N.Y.さん)

企業研究は、さまざまな業界のことを学び、広く世の中を知る貴重なチャンス。最初から業界を絞り込まず、興味のある会社には積極的にアプローチしてみることをおすすめします。社会人になってしまうと、日々の仕事から学べるのは一つの業界に限られた知識だけになってしまいます。企業研究のときに得た知見が、社会に出てからもきっと役に立つと思います。(Y.E.さん)

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担当エリアが変わるたびに新たなジャンルのお客さまとの出会いがあり、多くのことを学べるのが久世で働く魅力。経験を積みながら、成長を続けていくことのできる環境だ。

マイナビ編集部から

1934年の創業以来、食品商社として着実な成長を続けてきた久世。飲食店はもちろん、ホテルや学校など食材を必要とする幅広い顧客に、付加価値の高いサービスを提供しつづけてきた。現在、同社が取り扱うアイテムは2万から3万種類に上るという。

単に食材を調達して届けるということにとどまらず、新たなメニューの開発や飲食店の経営支援、物流手段の提供など、積極的にサービスの幅を拡大してきたのも同社の大きな特徴。価格競争だけで戦いつづけることが難しい時代だからこそ、こうした独自のアプローチが久世の大きな強みになっている。今回のコロナ禍では、飲食店の営業自粛によって同社も少なからず打撃を受けたことは事実。しかし、ECに進出した店舗のために物流を受託するなど、新たな試みにも積極的にチャレンジしている。

今回、お話を伺った3名の先輩社員たちが口にしていたのは、社内の雰囲気や人間関係がとても良い会社であるということ。部署を超えた社内の交流の中から新しいサービスやビジネスが生まれ、お互いを支え合いながら会社の発展に貢献していく。そんなアットホームで風通しの良い社風のある会社だ。食品業界に興味がある人はもちろん、働きやすい環境の中、しっかりと成長していきたいと願う人材にも、大きな魅力を持つ会社だと感じた。

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レシピや食の最新情報などが掲載されている顧客向けの広報誌『久世通信』。こうした取り組みからも、積極的な情報発信に取り組んでいこうとする同社の姿勢が感じられる。

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