最終更新日:2025/4/25

応研(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都、福岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

一貫した自社開発体制で、「売りたいものをつくる」「つくりたいものを売る」が叶う。

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先輩が語る『応研』の魅力、「大臣」の魅力、自社開発の魅力。

『応研』は基幹業務用システム「大臣シリーズ」で知られるソフトハウス。福岡から全国へ、そして基幹業務ソフトからWebアプリへ、製品力と共に認知度も拡大し続ける同社の営業&エンジニアに仕事ぶりを伺った。

<インタビューに協力してくれたのは>
■営業部 東京本社(上級主任) T.K
(2015年入社/九州産業大学 芸術学部 写真映像学科卒)
■カスタマーサポートセンター A.O
(2018年入社/西南学院大学 法学部 国際関係法学科卒)
■開発部 開発課(主任) K.I
(2019年入社/佐賀大学 理工学部 知能情報システム学科)

カスタマーサポートセンターのエース兼新人教育担当。「専門知識ゼロからの挑戦には不安はつきもの。いつでも気軽に相談できる雰囲気づくりを心がけています」(A.Oさん)
入社1~5年目の技術者から成るWebアプリチームの若きリーダー。「経験の有無によらず責任あるポジションを任せてもらえるので、やりがい実感も大きいです」(K.Iさん)

提案ひとつで成果を最大化する、パートナー営業の醍醐味を実感。

当社は、自社開発の基幹業務システムを展開する独立系ソフトハウスです。高機能で優れた製品力や、会計から給与・人事、在庫管理までカバーする多彩な製品バリエもさることながら、CMなどを通じて浸透した知名度の高さも営業職にとっては大きな強み。初対面の方にも「ああ、あの『大蔵大臣』ね」とすぐに認知いただけるので、その後の商談もスムーズです。

とはいえ、代理店販売を導入する私たちの営業先は、エンドユーザーではなく、主にOA機器販売店やSIerと呼ばれる全国の販売パートナー(取扱代理店)です。多彩な販売網を持つパートナーの力を借りることでエンドユーザーへのフックが増やせるのは大きなメリットですが、その力を最大化するには、ただ製品の魅力を知っていただくだけではないさまざまな努力が欠かせません。そのため私たちは、パートナーに対する商品提案に加え、営業ツールの提供やセミナー・勉強会を開催して、パートナーが当社製品を販売しやすい土壌づくりに注力。必要に応じて営業先に同行し、製品デモンストレーションをしたり、導入が決まったエンドユーザーさまとの仕様打ち合わせや操作説明をしたりすることもあります。製品インストラクターのような立ち回りをすることもありますが、ある意味それも代理店営業の利点のひとつ。エンドユーザーと実務レベルで深く接することで、現場の課題をダイレクトにキャッチして開発部門と共有し、誰にも使いやすいよりよいものづくりにつなげることもできます。

営業職とはいえ、高い製品知識と技術的な理解の深さが求められる難しさはありますが、当社は先輩方のバックアップがとても手厚いので、知識ゼロからの挑戦にも大きな不安を感じることはありませんでしたね。また、入社2年目という経験の浅いうちに、札幌営業所の本格的な立ち上げに伴う新商圏の開拓を任せてもらえたことで、成長スピードも一気に加速。もともと平均年齢が比較的若い当社では、経験や知識が未熟でも、意欲次第で責任のある仕事にもどんどんチャレンジさせてもらえる環境があります。これからも日々研鑽を図りながら、社内でも、営業先においても「またあなたと一緒に仕事がしたい」と思われる存在を目指したいと思っています。
■営業部 東京本社(上級主任)/T.K

よりよいものづくりと、ユーザーの円滑な活用を双方向から支える。

福岡本社のカスタマーサポートセンターで、自社製品に関わるユーザーサポートを行っています。製品の内容に応じて大きく会計チームと給与販売チームの2チームに分かれ、私は会計チームに所属。起動時のトラブルや新機能の説明、操作案内など、お客さまからのお問い合わせに主に電話・チャットを通じて対応しています。

「カスタマーサポート」と聞くと、クレーム対応や厳しいノルマといったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、当社の場合はテレオペ・コールセンターとはまったく別もの。システムを導入いただいたお客さまに対するアフターフォローとして活用支援を行うもので、当然営業ノルマもありません。ただその代わり、専門的な問い合わせにも常にスムーズに対応できるよう、ユーザーさま以上の製品理解や技術的ノウハウを備えておくことは必須。法学部出身で入社当初は基本的なIT知識すら心許なかった私はその部分でやや苦労もしましたが、1年目は「大蔵」製品、2年目はまた別の製品パッケージと、段階的に学べる手厚い研修のおかげで無理なく着実に知識を修得。現在は通常のカスタマーサポートに加え、さらなるユーザビリティの向上に向けたマニュアルの作成や修正、部署内の採用面接や新人教育にも携わっています。

また、システムにバージョンアップや新機能の付加が行われる際にはユーザー目線の意見を求められることも多く、時に開発領域まで踏み込めるのもこの仕事の醍醐味。開発後のシステムの稼働テスト時には、実際に操作しながら「ここの動作がおかしい」「こうすればもっと良くなるのでは」などの気づきを開発担当者に指摘。自分のアイデアが反映された最終製品が完成し、お客さまのもとに届けられたときは、自分もものづくりの一翼を担っている気がしてとても嬉しかったですね。

当社製品に対するユーザー評価を左右する重要な役回りなので責任は決して小さくありませんが、その分やりがいも感じられます。また残業が発生しにくくライフワークバランスがとりやすいのもこの仕事の魅力のひとつ。オフィスを構える天神エリアは、商業施設や人気グルメスポット、文化施設などが集まる九州随一の繁華街ということもあり、平日の仕事終わりもプライベートな時間を存分に楽しめます。
■カスタマーサポートセンター/A.O

企画から実装、保守、改善まで。ものづくりの世界に没入できる。

DX化やリモートワークの浸透などIT技術やデジタルツールの普及が加速度的に進む今日、企業の業務やデータの動き方も大きく変わりはじめています。基幹業務システムにもより高い自由度、フレキシビリティが求められる中、当社では去る2021年、フラッグシップ製品である「大蔵大臣」のWebアプリ版「スマート大臣」をリリース。私はそのWebアプリ開発チームの主任として、製品の企画・設計や実装、人材管理などに携わっています。

ソフトウェアであれ、Webアプリであれ、企画・設計から実装まですべて自分たちの思うままに進められるのは、受託開発ではなく、自社製品を展開する当社の大きな魅力のひとつ。1から製品を作りだす“生みの難しさ”はありますが、だからこそ数多の苦労を乗り越え製品リリースにこぎつけたときの達成感、自分の技術が日本中で役立てられる喜びはひとしお。また、会計や人事、販売など多種多様な製品群を展開しつつも、当社では製品ごとに開発チームが組成されているため、あれもこれもと方々に気を取られることなく自分の仕事に集中できるのも、とても幸運なことだと感じています。

とはいえ、私たちの仕事は決して自分ひとりでは完結できるわけではありません。ユーザーニーズをしっかり反映した製品開発には営業との意見交換が不可欠ですし、品質・精度を担保するには、実装後のテストや拡張・改修など、他のエンジニアたちとの協業も必須。受託開発の現場のように取引先や関係会社との折衝に追われることはないものの、部下や後輩たちの能力を引き出すには業務配分にも気を使わなければなりません。自分の仕事の先には常に“相手”がいることを意識し、直感的に使えるシンプルな設計、誰が見ても分かりやすいコーディング、チームの能力の最大化を図ることを心がけています。

これほど開発エンジニア冥利に尽きる舞台はないと自負していますが、社外の友人たちから一番羨まれるのは意外にも、オフィスの立地やワークライフバランスの高さだったりするので不思議なものです(笑)。言われてみれば確かに、休みは取りやすく残業は少なく、退勤後に友人と食事をすることもしばしば。働き方に不満を感じたことはありませんね。
■開発部 開発課(主任)/K.I

学生の方へメッセージ

一言でソフト開発といっても、その中身は実に様々です。親会社の下で受託開発を行う企業もあれば、二次受け、三次受けとして、実装部分のみを担う機能会社もあります。その中で独立系ソフトハウスである当社の魅力は、何といっても自社ブランド製品の企画、設計、開発から販売、サポートまでを一貫して行えること。受け身のものづくりではなく、ユーザーにとって良いと思う機能を能動的に提案し、楽しみながら製品化できるのは、自社開発ソフトを展開する当社ならでは。提案や開発の良し悪しをダイレクトに受け止めなければならない厳しさはありますが、「本気でものづくりがしたい」「ユーザーに喜んでほしい」と思う人にとっては、それも醍醐味。そんな当社のものづくりへの姿勢は販売パートナーからも高く評価され、「何かあれば応研に相談しよう」という流れはますます大きく広がりはじめています。

けれど、そんな当社にも課題はあります。デジタルツールの急速な浸透に伴って、ユーザーニーズは秒進分歩の勢いで多様化。既に多種多様な製品を展開する当社にも、カバーしきれていない領域がまだまだ多く残されています。拡大し続けるニーズを取り込むには、デジタル時代の先進的な発想力が絶対不可欠。未開の領域にも果敢に踏み込むフロンティア精神を持つ方は是非当社に興味を持ってください。若い人材の活躍に、大いに期待を寄せています。

〈取締役/総務部長〉

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今後を左右する重大プロジェクトを若手チームに任せたり、1年目のエンジニアを企画会議に参加させたり。若手の活躍に対する期待感は、人材配置にも如実に表れている。

マイナビ編集部から

「大蔵大臣」の発売から39年。『応研』オリジナルの基幹業務支援システム「大臣シリーズ」は、その後、財務会計から給与・人事、販売・仕入・在庫管理、顧客管理へと拡大。近年は医療・福祉や建設など各界の会計基準に準拠した専用システムや、テレワーク時代のプライベートクラウドもカバーし、同社製品はもはや「秘境なし」ともいえる領域まで広がっている、ように見える。

けれど、今回インタビューに応えてくれた4名にその“自覚”はまるでない。「IT化やデジタル化だといっても、未だ紙を介した業務は多いし、タブレットやスマホの活用も十分でない。遠隔・在宅でも一切ラグなく不便なく仕事が進む社会に誘導するのは、パッケージアプリメーカーである当社の使命。まだまだ力不足が否めない」と総務部長は言う。

けれど、その葛藤は未来への期待と表裏一体だ。「いわゆるデジタル世代の人材が増え、今までにない視点や発想が生まれはじめています。もちろんすぐに芽が出るものではありませんが、彼らの成長が結実すれば、未来の可能性はさらに大きく広がるかもしれない」。

「自社製品が定番化。知名度も抜群」と聞けば、「安定・堅実」な社風を連想する。けれど、その実は想像以上にチャレンジングで若々しく、風通しもよい。不屈の精神をもって果敢に挑むみ続ける人であれば、どこまでも高く、大きく羽ばたける舞台となりそうだ。

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新宿駅まで徒歩4分(渋谷区代々木)の東京本社。福岡オフィスにも勝るとも劣らぬロケーションで、オンオフともに充実させたい人にとっては、絶好の環境といえそうだ。
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