最終更新日:2025/5/4

(株)乗馬クラブクレイン

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • レジャーサービス
  • 専門店(スポーツ・レジャー関連)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

【乗馬経験不問】乗馬の魅力を広めたい。乗馬クラブで働く面白さに迫る

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大切なのは、人と馬が好きなこと!未経験からでも活躍できる職場

全国へ事業展開を進める(株)乗馬クラブクレイン。今回は乗馬経験者・未経験者の先輩社員に仕事の魅力などを伺った。「乗馬クラブではどんな仕事をするのか」と気になった方はぜひご注目を!

◆長谷川 塁さん
営業部 一般職/2022年入社(写真右)

◆高嶋 洋子さん
馬事部 サブチーフ職/2017年入社(写真左)
※「高」の字は正式には「はしごだか」表記となります。

働く社員の紹介

「馬が好き」という一心で、未経験からこの世界に飛び込んだ長谷川さん。2023年には乗馬インストラクターの資格も取得し、乗馬の楽しさを多くの人々に広めている。
5歳から馬と接してきた高嶋さん。言葉では通じ合えないが、毎日、馬の表情を見て、思考を汲み取りながら、心でコミュニケーションを取るようにしているそう。
長谷川さん(左)、高嶋さん(右)はそれぞれ複数の馬を担当し、毎朝の健康管理や調整運動に積極的に取り組んでいる。部署の垣根をこえて悩みを相談することも。

【未経験者/営業職】競走馬に魅せられて未経験から入社!一人でも多くの人に乗馬の魅力を伝えたい

■入社のきっかけ
大学時代、先輩と一緒に初めて競馬場に行きました。それまでは馬や競馬のことを全く知りませんでしたが、目の前を時速60~70キロで走る馬を見た時に、一瞬で心を奪われたのです。その出来事がきっかけで、将来は馬に関わる仕事に携わりたいと思うようになりました。それから北海道の生産牧場のインターンシップに参加。そこで日本でも毎年、競走馬が約7000頭生産されていますが、そのうち約5000~6000頭が余生を全うできない現状を知り、その馬たちの受け入れ先である乗馬クラブに興味を持つように。乗馬クラブが一頭でも多く馬を受け入れるためには、一般の人に広く知っていただくことが必要だと考え、当社への入社を決意しました。

■入社後の流れと現在の仕事内容
入社後の3ヵ月間は、馬を扱う上での必要な知識などを座学で学んだり、3つの部署(営業部、乗馬インストラクター、総務フロント)を回って、各部署の仕事を経験しました。その中で私は、やはり「少しでも多くの人たちに馬・乗馬の魅力を知っていただくことが、乗馬界の発展にも繋がる」という想いが強く、営業職を選びました。現在は乗馬体験に来ていただくための集客活動などを担当しており、その中で興味を持っていただけた方に体験レッスンの担当と入会の説明・手続きを行っています。どうしても乗馬はハードルが高いイメージを持たれがちなので、皆さまの生活により密接したスーパーマーケットやホームセンターなどに許可をいただき、ポニーを連れて触れ合いイベントなどを行うことが多いですね。

■仕事のやりがい・印象に残っているエピソード
馬がパートナーの仕事はあまりないと思います。皆さまに馬と乗馬の魅力を伝えていくのは難しい部分もありますが、未経験の自分だからこそ感じる魅力もあります。例えば、もともと乗馬経験がある人はスキルアップが目的という場合もありますが、僕の場合は「馬に乗れたらカッコイイ」という憧れからスタートしたので、そこが初めて乗馬をする方と同じ感覚だと思います。
印象に残っているエピソードは、僕が担当して入会してくださった男性会員さまの乗馬スキルが向上し、競技に出場するまでにレベルアップされたことですね。その姿を見守っていけることが自分の幸せでもあります。
(長谷川 塁さん)

【乗馬経験者/馬事部】幼少期から親しんできた乗馬。これまでの経験を生かしながら、馬の健康管理にも尽力

■入社のきっかけ
私は5歳から乗馬に親しんでおり、当社のジュニア会員でもありました。小学校6年生の時には乗馬ライセンス2級を取得し、大学でも馬術部に所属。卒業後も大好きな馬に関わる仕事に就きたいと思い、当社へ入社しました。

■入社後の流れと現在の仕事内容
入社後はまず加古川事業所の指導部へ配属になりました。インストラクターとして会員さま向けに乗馬のレッスンをする部署で、これまでに培った乗馬の経験を生かしながら、丁寧に指導をさせていただきました。レッスン以外に新馬調教も担当。10人前後の1チームになり、私はチームのリーダーとして、新馬がレッスンにデビューできるように調教していました。次に2020年4月には同事業所のフロントへ異動。指導部でやっていたレッスンは行いつつ、さまざまな窓口であるフロントとして、お客さまの接客も行いました。中でも、会員さまから馬具の相談を受けることが多く、経験に基づいたアドバイスを心がけていました。それから、大好きな馬に1頭でも多く元気でいて欲しいという想いで、主に馬の管理を行う馬事部(ばじぶ)へ異動。毎朝、馬の様子や体調を確認して合同でレッスンを行ったり、馬の知識を知りたいという会員さまに向けて開いているコースの講義や実習の講師を担当したりしています。

■仕事のやりがい・印象に残っているエピソード
会員さまから「馬の健康状態が良くなった」というお言葉や、レッスンで「分かりやすかった」というお言葉をいただくと、自分がやっていることは間違ってない!とやりがいを感じます。
印象に残っているのは、2023年11月に実施した社内の障害馬術競技イベントで、全日本の大会でも優勝されている大ベテランの先輩に勝てたことです!まだ出会ったことがない会員さまからも「カッコ良かったよ!」というお言葉をいただきました。このようなイベントがきっかけで、より乗馬に興味を持っていただけたら、さらに嬉しいですね。
(高嶋 洋子さん)

全員が馬をはじめ動物が大好き!同じ想いを持った仲間たちと働ける職場

■社風
動物が好きな思いやりのあるスタッフが多いですね。馬や競馬が好きな人もいれば、動物全般が好きな人もいる。学生時代に学んだことは関係なく、動物が好きな人には本当に楽しんでもらえる職場だと思います。私の同僚には看護師を辞めて、第二の仕事として乗馬を選んだ人もいます。新卒で入社した人もいれば、異業種で経験を積んで転職してきた人もいるので、さまざまな仲間と接することで自分の視野も広がりますよ。ほかにも、火曜定休以外に週にほか1日の休日も取得できますし、全国への転勤がある分(可能・不可能の意思確認あり)、住居手当として当社規定に基づき、家賃をサポートしてもらえるので、働きやすい環境です。

■今後の目標
僕自身、競馬がきっかけで馬に興味を持ち、競走馬の実情やセカンドキャリアについて知り、この仕事に就きました。乗馬クラブがその受け皿になっていることを、多くの人々に知っていただきたいと思っています。ですので、これからどの事業所へ配属になっても、そういった乗馬クラブの魅力をしっかりと伝えていけるようになりたいですね。
(長谷川 塁さん)


■社風
みんな馬が好きという共通点で会話が盛り上がったり、お互いが抱えている悩みも相談し合ったりすることが多いですね。当社では希望制で担当の馬を持ち、健康管理や調整運動を行っています。乗馬は体力を使いますが、馬たちと接するのはやはりとても楽しく、自分自身の運動にもなります。

■今後の目標
まず仕事の面では、馬事部としては故障する馬を減らす環境を作ることが大事です。すべての馬が平均的に働けるようにするのが私たちの役割です。いろいろな調整方法があるので、積極的に取り入れてすべての馬が心地よく過ごせる環境にしていきたいです。
個人の目標としては、障害馬術や馬場馬術などの競技に出場させてもらっているので、しっかり結果を出せるように努めていきたいと思っています。
(高嶋 洋子さん)

学生の方へメッセージ

僕は馬を好きになったことがきっかけで、北海道の生産牧場のインターンシップに参加し、その結果、今の仕事が見つかりました。世の中には幅広い業界・職種があるので、まずいろいろな仕事を知ることから始め、自分が好きなことに向かって就職活動をするのが良いと思います。僕が当社にエントリーした際も、「まずは一度馬に乗ってみましょう」という話をもらって安心しました。一人でも多くの学生さんに、乗馬クラブという仕事があることを知っていただきたいので、少しでも興味を持ってくださった方には、ぜひ当社で馬に触れて、乗馬を体験していただきたいです。
(長谷川 塁さん)

乗馬クラブは一般企業と比べると特殊な環境で、働く場所としてイメージしにくいかもしれません。基本的に働いている人の中に馬や動物が嫌いな人はいません。昔から動物に興味があり「好きなことを仕事にしたい」という人にもピッタリの仕事です。また、動物に関わる仕事の中でも飼育だけではなく、馬を介して会員さまと接する接客業であることも、この仕事の特徴だと思います。馬と心を通わせて信頼関係を築き、常に馬のコンディションを保っておかなければなりません。地道にコツコツできる方やお客さまに対して自ら積極的に話しかけられる方も活躍できる職場です。
(採用担当/青木 智史さん)

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乗馬クラブで働くには乗馬経験が不可欠と思っている方も多いようですが、当社は未経験で入社した社員がたくさん活躍しています。共通して言えるのは馬が好き!(青木さん)

マイナビ編集部から

(株)乗馬クラブクレインは、現在(2024年1月)全国41カ所にネットワークを展開している。今後もさらなる事業拡大を進め、47都道府県すべてに拠点を置くのがビジョンの一つとなっている。

事業拡大に向けて一人でも多くの優秀な人材を採用したいと考えているが、乗馬経験は不問で、大会実績などを問わないのも同社の魅力だ。もちろん、乗馬経験や実績があるに越したことはないが、馬への興味があり、入社後に乗馬インストラクターの社内資格を取得できるレベルを目指す意欲があれば大丈夫だという。実際に今回お話を伺った長谷川さんをはじめ、同社で活躍する人材のほとんどが未経験からスタートしている。研修制度も充実しており、内定期間中から乗馬の基礎を学べる内定者研修、入社後は3ヵ月にわたるカリキュラムが用意されているので、未経験からでも学べる。もちろん、高嶋さんのような経験者の方は知識や経験を生かせる上に、競技にも積極的に参加しながら、さらに馬術のスキルを磨いていける環境だ。

営業部・指導部・フロントのいずれかで一定の経験を積んだ後、希望に応じて部署を異動することもできる。本社勤務になれば人事や経理、システムなどの管理部門、開発部門などで活躍するチャンスも!キャリアパスも多彩なので、自分らしく働けるだろう。一般企業と異なり「馬を介して人との繋がりを育める」のは同社ならではだと取材を通して感じられた。

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どの部署へ配属になっても、馬のすぐ近くで働けるのが楽しい。都会のオフィスとはひと味違う環境で仕事ができるのも、同社の特徴と言えるだろう。

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