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最終更新日:2025/4/25
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部署名キャパシターケミカル部 開発
勤務地茨城県
仕事内容コンデンサの性能改善を電解液・電解質側からアプローチ
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アルミニウム電解コンデンサ用電解液の開発を行っています。コンデンサは主として電極・セパレータ・電解液から構成されており、これらの部材からコンデンサを組み上げるコンデンサメーカーがお客様となります。コンデンサに要求される特性は日々高まっており、長寿命化・安全性向上などの改善を電解液側からアプローチするのが私たちの仕事です。仕事の流れとしては、お客様から「こういうコンデンサを作りたいんだけど、富山さんには良い電解液ある?」という所から取り組みます。自社で電解液の組成設計や最適化を行い特性評価をし、その後、実際にお客様に製品を評価してもらいます。コンデンサの性能の大部分は電解液に依存しているので、お客様の目標とするコンデンサ特性を達成できるような電解液を開発することが課題となります。
お客様とのやりとり(フィードバック)を通して、顧客要求に近づいていることを実感できた時はやりがいを感じます。電解液の開発では、試作品を提出してお客様の評価結果を頂きながら更なる改良を加えていきます。営業担当に任せきりにするのではなく、開発者もお客様へ製品の技術的な説明を行い、直接評価結果を聞くことで、お客様の要求に応えられる製品開発が可能になっているのだと思います。
私の所属している開発部門は、各自の考え(やりたいことや進めたい方向性など)を尊重してもらえる雰囲気があると思います。また、社内には協力的な方が多いので、他分野の専門的な相談にも乗ってもらえますし、自主的に仕事を進めたい人にはやりやすい環境であると思います。大企業ではないので一人ひとりの役割は多いですが、その分様々な角度から考える機会があるので、学べることが多い会社だと思います。
化学薬品メーカーの開発という点では、考慮すべき点が非常に多いことが大学時代との違いだと思います。良いデータが得られるような工夫が必要なのは同様ですが、合成方法、安全面、特許、法令など様々な観点も頭に入れながら、視野を広く持つ必要があると思います。
生物系専攻の同僚もいますし、化学の基礎知識があれば問題ありません。大学の研究内容と会社の事業分野が違っているからこそ生まれる発想もあると思います。私は大学では有機化学を専攻していました。電解液には様々な有機化合物が使われているので、大学時代の知識も活かせています。実務にあたっていると、わからないことが沢山でてきます。大学で学んできたことも大事だと思いますが、わからないことが出てきた時に、わからないままにせず、解決するために行動することが大切ではないでしょうか。