最終更新日:2025/4/23

泰盛貿易(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日本語を教えた経験も、研究に打ち込んだ日々も、現場密着の仕事に結びつく!

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各国の現状に即した提案ができる人材へと成長し、活躍できる!

若手のうちから海外に関わり、思い切った挑戦ができるのが泰盛貿易らしさです。インドネシアで活動する2名と、今春入社して海外を目指す新人1名に、学生時代の学び・経験と現在の仕事について語ってもらいました。

■原田 瑠海さん/機械工具営業部/2020年入社/21世紀プログラム出身

■久高 幸也さん/機械工具営業部/2023年入社/理学部出身

■村上 夏帆さん/エリアマーケティング営業部/2024年入社/教育学部出身

泰盛貿易の魅力を感じるところは?

「若いうちから挑戦できること、経験を活かしてキャリアアップを図れるところです。私は現在、管理部門でマネジメントスキルを高めています」と原田さん
「2年目で海外赴任して商談を行うなど、若いうちからチャンスとやりがいのある環境。語学力も社会人力も高まります」と久高さん
「初対面の時にも話を聞いてもらえましたし、今も先輩にすぐ相談できる環境があります。そのおかげもあり、社会人としての成長が早いと感じています」と村上さん

異なる学びをしている人と共に歩み、さまざまな意見を受け入れながらゴールを目指した経験が活かされている

学生時代、JF(独立行政法人 国際交流基金)が派遣する日本語パートナーズとして、約8ヵ月にわたってインドネシアの高校生たちに日本語を教えた経験があります。現地の人の温かみや文化に触れ、「インドネシアとつながりのある仕事に就きたい」と思ったのが、私の企業研究の原点です。それに加えて当社は、現場主義・現地主義で若いうちから責任のある仕事を任されてキャリアアップできることが入社の決め手となりました。

入社したのがちょうど新型コロナウイルス流行のタイミングだったので、「いつになったら現地へ行けるのか」という不安はありました。ですがこの間に、貿易関連の書類の作成・処理業務を通じて仕事の流れを学んだり、現地駐在員とのリモートやメールを通じて情報を共有したりしていました。2022年2月からの赴任が決まったときは「学生時代の経験を踏まえてやっとスタート地点に立てる!」という思いが強かったですね。

赴任地では、日本の工具メーカーと現地販売店とを「つなぐ」役割を果たします。私は最近までマーケティング業務を担当しており、販売店で現地のニーズを引き出してご要望に添った製品を紹介し、メーカーに伝えることを主軸としていました。学生時代にインドネシアで生活していた経験から、この国の人達は時間感覚がゆったりしていると体感していたので、仕事ではその点を踏まえてスタッフや顧客とコミュニケーションを取っていました。学生時代の経験があったからこそ、赴任当初も焦ることなく、現地での仕事のペースを掴んで仕事に臨むことができたと思います。

今春からは、現地法人の管理部門で、総務・人事・経理などを担当しています。就業規則などイチから覚えることばかりで、管理職として率先して学ぶ必要を感じています。その中でも、各業務を担当する現地スタッフたちからさまざまな個人の意見が出されるのに対して、会社として取りまとめていくのも私の役割。学生時代は、「21世紀プログラム」という学部の枠を越えた横断的な学びを通して、異なる多様な視点や考え方に接してきたので、今の立場でスタッフと関わる際に活かされていると実感しています。

しばらくはこの部署で自らも業務全般を覚えつつ、現地スタッフの育成に取り組みたいと考えています。その後、チームリーダーとしてインドネシア内に新支店を設立し、地域に事業を浸透させていくのが目標です。
(原田さん)

興味を持ったことに関してコツコツと学び・研究を重ねてきたことが、いまにつながっている

私は理学部の出身で、地質学や生物系について学んでいました。具体的には、古生物の一種であるシャミセンガイの研究です。なぜ特定の地域・特定の環境下で生きているのかを調査するために現地へ行き、研究室で光学顕微鏡をのぞいて個体の詳細を調べることを日々の取り組みとして行ってきました。

卒業後の進路は、当初は地質コンサルタントや環境コンサルタントなど、建設業界での就職を考えていました。しかし、建設コンサルタントが関わるのはプロジェクトの上流工程で、私は上流から下流の現場まで携わりたいと思っていたため、視野を広げることにしました。

また、研究で必要な文献は英語で書かれた論文が多いこともあり、学生時代には英語の学習にも力を入れました。大学3年の夏休みには、英語が学べて留学費用が安価なフィリピンへの語学留学も経験。企業研究時には、英語力を活かせて上流から下流までプロジェクトに関われる仕事ということで、改めて商社に注目しました。私の父が土木系の職人で、電動工具を扱っていたことから私自身も親近感があり、泰盛貿易を選びました。

入社後は、取り扱い製品である工具に関する知識を身につける必要があり、地道な学びでありますが、何かに興味を持って探究するのが好きな私にとって苦にはなりませんでした。2年目に入った今年の6月からはインドネシアに赴任し、午前中に現地の語学学校に通いながら、午後からは主に日系ユーザーを中心に営業活動をしています。

現在所属している部署での仕事は、日本の工具メーカーの製品を現地輸入商へ卸し、アフターサービスや販売拡充に取り組むことです。その中でも私は、販売店の先にいる一般のユーザーのもとに直接足を運び、使い手のお困り事やニーズを聞き出す活動に従事。こういった活動が、より良い製品提供に繋がると考えています。そして、現地スタッフとのやり取りや関連資料を読むにあたって、学生時代に力を入れた英語力が役立っていると感じます。

当社では多くの関係者、現地スタッフと関わる機会があります。面白い仕事ですが、言語面の壁もあり、社内外で情報を誤りなく伝えることに難しさを感じています。なので、まずは情報を整理し、必要なことを確実に伝えるよう心がけています。この1年は実践・修正を繰り返すことになると思いますが、責任感を持って仕事と向き合い、自社の売上に貢献できるよう成長したいです。
(久高さん)

大学時代の学びや経験を通じて身につけた自分の「強み」を、これからの仕事に活かしていきたい

大学では、教育学部で特別支援教育を専攻していました。当社は海外との取引を行うため、外国語学部や国際系学部出身者が多いですが、自分の学んできたことも日々の業務の中で生きていると感じています。

私の場合、副専攻で日本語教育を専攻していたこともあって留学生サポートにも携わっており、寮生活ではルームメイトが外国人留学生でした。高校時代に修学旅行で初めてアメリカへ行き、「飛行機に乗れば海外はすぐそこ!」と実感し、海外が大好きに。大学時代はアルバイトでお金を貯めてはベトナム、フィリピン、韓国、台湾…と貧乏旅行を重ね、東南アジアが好きになりました。また、原田さんと同じく日本語パートナーズでタイに赴いた経験もあります。

私が赴いたタイの学校は田舎にあり、社会インフラの整備やバリアフリー化も進んでいなかったのが印象的でした。当初は教員に限らず、障がい者サポートを行う企業への就職を考えていましたが、「東南アジアのインフラを整えることで、障がいのある人の役に立てれば…」と思うようになりました。そこで注目したのが泰盛貿易です。直接お会いした際に「いつか、障がいのある人の役に立つ商材を扱いたい」という私の希望を熱心に聞いてもらえたことが嬉しかったです。

入社から約4ヵ月が研修期間となっており、社会人の心構えから始まって貿易事務など、商社業務の基本を学びました。8月からは営業実務のOJTが始まっています。貿易についてイチから学ぶのは大変ですが、先輩にいつでも相談できるので不安はありません。そして、新人ひとりにつき4名の先輩がメンターとしてついているので、とても心強いです。

社会人として仕事をする上では、全体を見渡す力が求められると感じています。その点で、私は教育実習を通じて目の前の子どもの表情や変化だけでなく、先生たちの反応も気に留め、対応する経験を積んでいたことがアドバンテージになっていると思います。

今後は仕事を覚えて、少しでも早く海外の現場に出て活躍したいです。私の強みは教育学部で培ったコミュニケーション力や、特別支援で学ぶ中で身に着けた一人ひとり違う障がい・ニーズに寄り添う力、相手の人生をどうより良くできるかを考える力です。これらは海外の現場でも活かせると思います。そして当社での私の目標は、入社前に話したように障がいのある人のお役に立つ商材を取り扱うことです!
(村上さん)

学生の方へメッセージ

企業を知るために、WEBで情報を集めつつ、インターンシップにも積極的に参加することをお勧めします。そうすることで、いくつかの企業に興味を持つだけでなく、自分には合わないと感じる業種も出てくるでしょう。そのとき、「なぜ自分には合わないか」を言語化してください。言語化によって自分なりの基準が明確化され、より自分に合った企業と出会うカギとなると思います。
(原田さん)

企業研究をスタートさせる際はできるだけ幅広い視野を持ってエントリーし、多くの企業を知ることから始めてはどうでしょうか。その中で、実際に興味を持ち、携わりたいと思える業種・業界を絞り、企業を選定していくのがお勧めです。探究したい会社かどうかが、企業選びのポイントになると思います。
(久高さん)

企業を探す中で自分自身が大切にしたい思いや考えを貫いた方がいいと考えています。当時の私は “誰もが生きやすい社会の実現に貢献できること”“東南アジアと関りのある仕事ができること”を軸として就職活動を行っていました。皆さんが大切にしている思いや考えをゆっくりじっくりと聞いてくれる企業を、ぜひ見つけてください。
(村上さん)

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仕入れ先や販売先、社員とも”共存共栄”を目指す泰盛貿易。人との関わりを大切にする温かな雰囲気がオフィス内に流れています。

マイナビ編集部から

入社1,2年目から海外赴任のチャンスがある泰盛貿易。社員たちは若いうちから責任ある仕事を任され、誰でもチャンスが巡ってくるのが大きな特長だ。取材対象者たちからは、大学時代までの知識や経験を活かしつつ、さらに成長したいという熱意が強く感じられた。そして同社が重視しているのは語学力や海外経験だけではないということも伝わってきた。取材対象者たちは誰もが語学力だけではない自分なりの「強み」を持っている。単に「海外に行きたい」という思いのみではなく、それぞれに将来を見据えて「自分に何ができるか」を常に考えている。だからこそ成長に意欲的で、仕事に前向きなのだろう。

「現場主義」「現地主義」を掲げて海外展開に積極的な同社であるが、それは単なる拠点の拡大ではないとのこと。やみくもに手を広げるのではなく、ニーズを見極めて方向性を定め、深く根ざしていく。そういったポリシーだからこそ、現地に真に必要とされるのだろう。そして、1967年の設立以来、国際情勢が変化し続けている中で企業として安定的に成長してきたのは、着実に挑戦を重ねて歩んできたからこそなのだ。

3名の対象者をはじめ、熱い気持ちと柔軟な対応力を兼ね備えた同社社員たちが、これからも同社で必要とされる世界を開拓し深耕していくことは間違いないと感じる取材だった。

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その国に赴き、現地の方に倣ってコミュニケーションを図る同社。相手の立場や考え方を尊重しつつ、より良い方向を目指す前向きな姿勢で業務に取り組んでいく。
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