相手の痛みに対する敏感さなど相手を思いやる気持ちと、仕事の成果をエネルギッシュに追求する熱意。両者を兼ね備えた方と一緒に働きたいと思っています。当社は「Respect and Result(他者に敬意を示し、かつ、成果をあげる)」という考え方を大切にしています。重要なのは、「敬意」と「成果」は切っても切り離せない関係にあるということです。
例えば、成果に対する志向があまりに強くなりすぎると、人に対する敬意が失われる結果、一度いい結果を残すことができたとしても長続きしないでしょう。逆に、敬意が強くなりすぎると、お互いに遠慮しがちになって真剣な議論ができなくなるために、優れた成果を出せなくなってしまいます。「敬意」と「成果」のどちらも欠けてはいけないのです。シンプルにいえば、互いに“配慮”することは大切ですが、仕事のことで“遠慮”はいらないということですね。
当社には、さまざまな個性をもった社員が集まっていますが、私自身、人間関係でストレスを感じたことはほとんどありません。このことは「Respect and Result」がある種のカルチャーとして根づいていることを示しているといっていいでしょう。(小川さん)