最終更新日:2025/6/12

(株)ユニスマイル(スズケングループ)

  • 正社員

業種

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 医療機関
  • 薬品
  • 食品

基本情報

本社
東京都
残り採用予定人数
21

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

服薬指導と在宅医療を強みに、すべての患者さま、ひいては地域に深く関わり続けたい。

PHOTO

地域密着へのこだわり。自己成長へのこだわり。

外来業務・在宅訪問、服薬指導、健康啓蒙イベントなどを通じて、地域に深く繋がっていくユニスマイルの薬剤師。3人のストーリーを通して、さまざまな仕事や人との繋がりが生まれていく風土をご紹介します。

■細川 清史(薬学部薬学科卒/2005年入社)写真右
ファーコス薬局だいした 薬局長

■木村 優太(薬学部薬学科卒/2019年入社)写真左
ファーコス薬局だいした 薬剤師

■大野 由美(薬学部薬学科卒/2000年入社)写真中央
人事部採用課 係長 薬剤師

業務のなかに、心を添えて。

運営や本社との連携業務、人材育成も行う薬局長。「商業施設など暮らしの中に入っていく健康イベントも行います。医療や介護に留まらない繋がりも楽しい」と細川さん
DX化・IT化を推進し、より服薬指導に注力できる環境へ。「MI研修で学んだ対人スキルを活かし患者さまのより良い変化に貢献できた。今後もスキルアップしたい」と木村さん。
「薬剤師として毎週店頭に立ちます。経験だけでなく“今”を伝えたいですから」と採用の大野さん。一方で、入社1~2年目で採用サポーターに挑戦する薬局薬剤師も活躍中。

【薬局長ストーリー】がん専門薬剤師として在宅医療に寄り添いながら、地域を支える

「働いている人の雰囲気が自分に合いそう」そんな直感的な理由で入社しました。そんな私を迎えてくれたのは、「なんでも挑戦しよう」と温かく支えてくれる先輩方であり、在宅訪問業務や健康啓蒙イベントなど、地域に深く関わっていくあたたかい企業風土でした。

現在私は、専門医療機関連携・地域連携薬局・健康サポート薬局が認定された薬局で薬局長を務め、2021年に新設された「地域薬学ケア専門薬剤師(がん)」というがん専門薬剤師として活動しています。2人に1人ががんを患い、入院期間が短期化する時代。乳がんの患者さまから「近くにいてもらうだけで安心」そんな言葉もいただきました。「患者さまや地域のために、私ができることを増やしながら精一杯取り組み、少しでも役に立てたら嬉しい」という私のスタンスは、入社以来変わらずシンプルです。

外来対応はもちろんですが、在宅訪問時には、新たな視点や気づきを得られます。「お住まいに段差が多いので、めまいやふらつきを起こす薬は減らした方がいいのでは」「家族と少しでも多く話したいという切実な願いを叶えるため、痛みが多少出ても会話ができる程度に調整した方がいいのでは」など、より深く理解することで、感謝していただけることも増えています。もちろん、難しい領域だけに、すべてを糧に今後に繋げたいと考えています。

おかしな話かもしれませんが、「患者さまは亡くなるんだ」と私が本当に知ったのは、在宅医療にまで踏み込んでからのことです。それまでは頭で理解していたつもりでした。だからこそ、外来・在宅問わず、患者さまと向き合う時は、親身になって全力を尽くすし、心が入る。薬局長として育成する立場にもありますが、後輩にもそんな気づきを大事にしてほしいと願っています。

私の目標は、患者さま、ご家族様、そして地域の方々のために、できることを増やしていくこと。がんに詳しい人、認知症や糖尿病に詳しい人、いろんな薬剤師が集い、頼りにされる薬局へと育てていくことです。医療・介護系の多職種との連携、他社の薬局の方々、地域イベントでは栄養士や行政や異業種の方々まで繋がりが深くなり、チームワークも広がっています。それが楽しい。これからも、仲間と共に挑戦を広げていきます。(細川さん)

【薬剤師ストーリー】外来・在宅訪問による服薬指導を通して、自分の幅を広げていく

就職活動時、スポーツファーマシストを目指す私にとって、アスリートのサポート活動を行う弊社は、貴重な存在でした。実際、入社後の今もやりたいことを積極的に応援してくれる環境であると実感しています。在宅訪問業務、教育研修、地域イベント業務、アスリートサポートチームの副代表業務など、のびのびと挑戦できる風土が嬉しいです。

私は広域コースを選択しています。入社後1店目は茨城、2店目の現在は千葉へと異動。1店目は精神科対応中心で、中堅やベテランの先輩にしっかりと支えられ、薬剤師としての基礎固めが出来ました。同世代が多い現店舗では、後輩の育成にも挑戦。内科・消化器科を中心に幅広く対応し、知識面でもステップアップしています。

在宅訪問業務は入社2年目からスタートして、現在、業務の3~4割を占めています。まず気づいたのは、残薬が多いという実態です。店頭での「お薬が残っていませんか?」という質問も、以前より慎重になりました。また、酷暑のなかエアコンを使っていないケースも多く、室温管理や水分摂取にも気を配るようになりました。患者さまの生活実態を理解しながら、店頭だけでは得られない視野の広がりも感じています。

また、弊社は服薬指導に力を入れています。MI研修で、「ご自身で課題を見つけ、目標を宣言してもらう」――そんな行動を引き出す対話法を学びました。そんな中で出会ったのが、70代の男性の患者さまです。「体重を減らしたいけれど、減らないんだよね」という一言を機に、私は「なぜ減らないと思われますか」と質問を投げかけました。やりとりするうちにご自身で食事制限と運動を宣言されて、半年で3~4kg減。「犬の散歩の距離も伸ばしたんだよ」と報告してくださり、私自身一緒に喜びましたし、達成感も湧きました。

現在の目標は、まずはゼネラリストとして力をつけることです。在宅訪問、外来業務、薬局内の「薬と健康の広場」における病気予防のイベントなど、幅広く経験し、知識を養いながら、薬剤師としての幅を広げたいと考えています。そうすることで次に見えてくるものもあると信じ、さまざまな経験を楽しみながら、一歩一歩進んでいきます。(木村さん)

【採用担当ストーリー】弊社の取り組みと企業風土…その実態を伝え、仲間を増やしたい

私は「地域で一番信頼される薬剤師になりたい」そう考えて、キャリアをスタ―トしました。在宅医療や薬局長・ブロック長を経験し、今では採用担当として、新しい仲間を迎える立場にあります。私にとって弊社は2社目ですが、だからこそ、弊社の“実態”が心に響きました。

私が入社した2000年は、介護報酬制度がスタートしたタイミング。業界各社が急ぎ在宅訪問の体制を整えるなか、弊社ではすでに1993年から在宅訪問を開始していました。私は「ここまで在宅訪問が根づいているとは」と驚いたものです。報酬ありきではない、患者さまとの向き合い方に、私はなにより惹かれました。

実際、在宅訪問業務は手応えも大きいです。一人暮らしの女性のご高齢者宅で、箱詰めのみかんに気づいた時のこと。お取り寄せして1日10個食べているという患者さまに、みかんの糖質をお話したところ、とても驚かれていらっしゃいました。それ以降みかんを減らし、3カ月後にはHbA1cが正常値に。薬が減ったと喜ぶ患者さまの笑顔を見たとき、お役に立てたことを嬉しく思いました。

成功もあれば挫折もあるものです。採用担当の今もドクターと繋がりがあるほど、「多職種との連携は楽しい」と口にする私ですが、施設訪問を担当していた当時は大きな課題、要望を受けるばかりで、精神的にもきついのが本音でした。本社の在宅医療専門拠点に相談をして、急遽同行研修に。自分が受け身であったことに気づき、以降は質問したり考えを話したりするように努め、2~3カ月後には、逆にドクターからも質問を受けるような関係性を構築できるようになりました。動いていくと、消防士、弁護士、民生委員など関わりは広がります。会社や組織を超えて、一体感のある仲間にもなれること、そういった経験すべてが私自身の財産です。

弊社の特徴は「地域密着」です。大学病院の門前薬局への集中出店ではなく、地域の病院の門前、住宅街など「暮らしの中にある薬局」で在り続けます。薬剤師は、暮らしの中でこそ力になれるので、やりがいも楽しさも大きいです。そんな広がりのある環境を、私は新しい仲間に伝えたい。新しい出会いが心より楽しみです。(大野さん)

学生の方へメッセージ

■業界の取り組みをいち早くリード
2021年にスタートした薬局認定制度。弊社では、地域連携薬局、専門医療機関連携薬局の認定を多数取得、今なお増加傾向にあります。同時期に導入された日本医療薬学会の認定資格:地域薬学ケア薬剤師(がん)も取得が先行。弊社の蓄積と“質”の高さが顕著です。

■ワーキンググループ立ち上げ
薬局認定制度スタートと同時に、ワーキンググループを発足しました。30年来の在宅訪問実績、その過程で生まれた社内の在宅医療相談窓口の知見を取り込みつつ、月1回症例検討会やがんの知識を身につけるための勉強会を開催。学会発表を行う際には協力し合う体制が整っています。現在約30名が在籍しており、参加制限はなし。2022年には入社2年目で学会発表・論文投稿を行い、社内表彰を受賞した社員がいるなど若手社員の成長の場にもなっています。地域薬学ケア薬剤師/地域薬学ケア薬剤師(がん)取得を目指す人材も増加中です。

■バックアップも強力
在宅医療専門部署を擁する弊社。症例共有から多職種連携時に話題となるトピックまで、情報発信が盛んです。薬局内の事例について、社内の知見のある薬剤師に相談できる場もあります。視野広く、深く成長できる環境も魅力です。

今後も変化・成長が求められる薬局薬剤師。先取の取り組みが進む弊社は、キャリア形成においても極めて有利です。

PHOTO
本部機能を担う社員、薬局最前線の薬剤師、その一体感もユニスマイルならでは。本社の社員も薬剤師出身者が多く、現場の意見や提案を熱心に取り込もうとする姿勢がある。

マイナビ編集部から

「地域密着・在宅訪問・服薬指導」を軸とする同社。実は、全国展開をしている業界大手の多くは、大学病院の門前中心というケースが多いのだが、同社の場合は住宅街や地域の基幹病院の門前など、出店戦略そのものが特徴的だ。ちなみに、スタートしたばかりの専門医療機関連携薬局は主に大学病院の門前薬局が多数認定されているが、同社の認定店の3/4は「街のなか」。暮らしの中にあってこその薬剤師と考え、難度の高いケースにも積極的に寄り添ってきた、そのスタンスが際立っていると感じた。

服薬指導の質向上を目指し、MI研修など具体的な教育も特徴的。その一方で、昨年には、全店舗でSNSなどのオンライン服薬指導体制も整備。SNS登録者を例に挙げれば、来店後のアンケート回答率は88%、うち注意を要する返答が36%、そのフォローをきめ細やかに薬剤師が行うことで、月5,000件以上の有害事象の可能性を未然に防ぐ、という実績を挙げている。時代のニーズとDX化も取り込んで、服薬指導の強化に繋げている環境も心強い。

そんな同社ではキャリアパスも幅広い。現在の経営層は全員薬剤師出身者であり、オンライン服薬指導を推進するシステム部門や採用部門など幅広い部門で、薬剤師の知見を活かす人材が活躍している。もちろん、教育支援・設備投資だけでなく、実績評価・待遇還元などで、大きく報いるのも同社流だ。自分のキャリアを楽しみに、続けたくなる環境が待っている。

PHOTO
教育・研修の充実、薬局の設備強化・DX化の推進など、多方面で進化を続けている。人事評価制度・待遇・福利厚生の充実も同様で、続けがいのある環境となっている。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)ユニスマイル(スズケングループ)の取材情報