就職活動では、たくさんの選択肢のなかから会社を選ばなければなりません。やりたいことが決まっていない方は、その段階で苦労するでしょう。目指すべき方向性がまだ見えないなら、業界や職種ではなく、会社で選んでみるのもおすすめです。「高い安定性を誇るしっかりした会社」「理念や方針に共感できる会社」などといった軸で絞り込み、入社後は与えられた仕事に真剣に向き合う。そうすることで、仕事のおもしろさに気づき、将来のキャリアが見えてくることもあると思うのです。
実際、私はそのようにして当社に入社し、プログラマやシステムエンジニアとして働いてきました。しかも、学生時代は文系出身だったので、まったくの知識ゼロからのスタート。それから数十年経った今では代表を任されているのですから、人生はわからないものです。
IT業界で就職を考えている方は、開発におけるその会社の立ち位置や取引先などをチェックし、各社の強みや特徴を理解するようにしてください。例えば、当社はユーザー企業,団体からの直案件が多い点と、プログラミングをはじめとしたITスキルを極めていける点が特徴。それぞれの会社の違いを対比していけば、ミスマッチのリスクを防げると思います。
〈代表取締役社長/齋藤 愛子さん〉