最終更新日:2025/5/2

(株)京王設備サービス【京王グループ】

  • 正社員

業種

  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 不動産(管理)
  • 設備工事・設備設計
  • 鉄道サービス
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

鉄道や駅、オフィス、公会堂、商業施設……多種多様な街のインフラを支えています。

PHOTO

安定の京王グループで、着実に積み重ねるキャリア。

京王電鉄を中心とする京王グループの一員として、ビルや鉄道施設等の管理、設備工事を担う同社。地域の「当たり前の日常」を支える3名の若手社員に、それぞれの仕事内容やキャリアパスを取材した。

大橋 巧さん(写真左)
多摩支店 トリエ京王調布事業所 技術員
工学部 機械工学科卒/2022年入社

刈米 一子さん(写真中央)
杉並公会堂事業部 管理担当 主任
総合情報学部 総合情報学科卒/2014年入社

大矢 好晃さん(写真右)
新宿支店 副主任
経済学部 経済学科卒/2020年入社

先輩から一言

ビルメンテナンス業界は「当たり前の日常」を支える素晴らしい仕事。まずは清掃現場で私たちの存在意義を学び、その後のキャリアに生かしてください。(刈米さん)
立会い等で休日出勤の日もありますが、代休が取得でき、通常の休日と繋いで連休にもできます。連休が取得できた際は旅行でリフレッシュしています。(大矢さん)
夜、人がいないなかで作業を行っていると、生活を支えている実感が湧きますね。シフト制は自由が利き、平日にのんびり買い物ができるので気に入っています。(大橋さん)

事務系総合職としてキャリアを重ね、現在は公会堂の運営・管理をサポート。(杉並公会堂/刈米さん)

大学でパソコンや地域活性化などを学んでいたので、地域に貢献できる仕事を探していました。当社に決めた理由は、地域に根付いた会社という点と、ビルメンテナンスの仕事自体に興味を持ったからです。就職活動をするまでは知らなかったのですが、見えないところで支えてくれる人がいるから「当たり前の日常」が過ごせるのだと説明会で感銘を受けました。

事務系総合職は、清掃現場を経験するところからスタートします。私は京王百貨店の清掃現場に配属され、実際に清掃作業を行ったり、協力会社による定期清掃の監督や、日常清掃を行うパート社員の労務管理をしたりといった業務から学びました。3年目に桜ヶ丘支店へ異動し、30~40物件の小規模な建物の管理業務に従事。ビルオーナー様から連絡を受けてトラブル対応をしたり、臨時清掃の見積作成や、定期清掃を行う協力会社の安全管理を行いながら、施設管理の仕事のノウハウを学んでいきました。

6年間はビルメンテナンス業の重要性を実感する毎日でしたね。印象に残っているのは、宿泊施設のお客さまから、「レストラン周辺の汚れが目立つ」と相談を受けた時のエピソード。厨房内はどうしても油等の汚れが酷くなるのですが、ある区域の清掃回数を増やすご提案がとおって、仕事を受注して清掃作業を行ったところ、回数を重ねるうちに清潔さが保たれるようになっていったのです。厨房から料理を受け取ってフロアへ運ぶ配膳スタッフが厨房内の汚れをフロアまで運ぶこともなくなり、「建物がどんどんきれいになっていった」とお礼を言われた時は、本当にうれしかったです。

2022年7月に杉並公会堂事業部へ異動。民間主導で行う「PFI事業」として、当社は東京・杉並区の「杉並公会堂」の運営管理と施設管理を担っています。杉並公会堂は、国内外のオーケストラやアーティストのコンサート、落語の寄席、大学の演奏会、区内小中学校の音楽会や敬老会など、年間相当な数の催し物が開催されている施設。館長以下、総勢約30名でその運営管理と施設管理を行っており、彼らの仕事を事務まわりでサポートするのが私の仕事です。チケットの販売や経理業務もあり、今までとは全く違う業務で、まだまだ慣れないこともありますが、ミスをしないよう取り組んでいる日々です。上司から指導を受けながら、早く必要な知識を身に着け、管理担当としての仕事を極めていきたいと思っています。
(刈米さん)

2年間の清掃業務を経て、今は30物件の管理業務を担当しています。(新宿支店/大矢さん)

「縁の下の力持ち」のような地域を支える仕事がしたいと、当社に入社。コロナ禍での入社でしたが、新入社員研修は本社と技術総合訓練センターで約2週間行われました。短い期間でも、清掃のやり方などの実務を直接指導してもらえたのはありがたかったですね。5月中旬に東京・新宿にある京王プラザホテルの清掃事業所に配属され、清掃現場の仕事から学んでいきました。

1年目の主な仕事は、日常清掃でした。お休み等でパート社員が欠員した作業場所に応援に入る形で清掃業務を担い、秋頃からは、パート社員の労務管理や物品購入の計上処理といった事務仕事を学びました。2年目になると、「お客さまとの折衡も経験してみたい」と上司に直訴して、提案営業にも同席させてもらいましたね。日常清掃とは別に、汚れがひどい場所を清掃する契約外の臨時清掃を、お客さまに提案することも多くあります。

3年目を迎えた2022年7月に新宿支店に異動し、管理業務に従事しています。パート社員が1人で日常清掃を行っている物件や、月1回あるいは年1回の定期清掃のみを受託している物件を、1人で30物件担当しています。スケジュールを立てて各物件を定期的に訪問しながら、何かトラブルがあれば対応。定期清掃の立会いの際は、無事故作業を心掛け、協力会社と連携し、安全最優先で作業監督するといった日々を過ごしています。1人で30物件というと多いイメージですが、困った時等は上司や先輩、同僚がフォローしてくれるので、自信をもって仕事に取り組めています。

やりがいを感じるのはトラブルを解決したときです。日常清掃のパート社員からトラブルや相談の電話を受けると、すぐに駆け付けて対応し、「助かったわ。ありがとう」と感謝されると、「当たり前の日常を支えている」という実感が湧きますね。異動してまだ半年しか経っていないので、早く仕事に慣れ、もっとたくさんの「当たり前の日常」を支えていきたいです。ホテルの時のように、契約内の仕事だけではなく臨時清掃も獲得して、会社の売り上げにも貢献していきたいと思っています。

新宿支店では16人の社員が働いています。お喋り好きの人もいれば、落ち着いている人もいて、みんなユニークですが、バランスの取れた楽しい雰囲気。分からないことがあれば親切に教えてもらえますし、とても働きやすい環境です。
(大矢さん)

豊富な知識と経験を持った先輩たちに、一から丁寧に教えてもらっています。(トリエ京王調布/大橋さん)

機械工学を専攻していたので、機械に関係する仕事を探していました。機械を生み出すよりも機械や工具に触る仕事がしたかったので、設備管理職を志望。当社は京王グループという安定した基盤を持ち、鉄道を含む幅広い施設に携われる点が魅力でしたね。

本社と技術総合訓練センターでの10日間の新入社員研修を経て、トリエ京王調布事業所に配属。商業施設「トリエ京王調布」の電気・空調・給排水設備の巡回点検やメンテナンスを、所長以下10名の先輩方と共に行っています。「トリエ京王調布」は3つの建物に分かれている大規模施設で、設備も構造も一つひとつ違うのですが、先輩方が一から丁寧に教えてくれるので、少しずつ仕事に慣れてきています。

はじめは先輩に同行し作業を見せてもらったり、教えてもらいながら作業をしたりという形だったのが、夏以降は簡単な作業を任せてもらえるようになりました。一人で問題なく終えられたときは達成感がありますし、任される作業が増えていくたびに自分の成長が感じられてうれしいですね。ただ、その一方で先輩たちの仕事ぶりを見ていると、自分にはまだまだ視点が足りないのだと痛感します。何かがおかしいとき、先輩方は多面的に検証してどこに不具合があるのかを判断することができるのです。

経験を重ねているからこその判断力もあります。例えば室内の空気を外に出す排気ファンは、それを回すために「Vベルト」というベルトを使っています。ベルトが緩むと擦れて普段とは違う音が鳴り、不具合を知らせてくれるのですが、通常はどんな音が鳴っているのかを記憶できていないと、どこまでの音なら正常で、どんな音から異常が潜んでいるのかが判断できません。先輩方はすぐに判断できるので「すごいな」といつも尊敬してしまいます。

そんな先輩方みたいに、まずは自分一人で判断したり、トラブル対応をしたりということができるようになりたい。そのためにまずは各設備の原理を学ぼうと、資格取得を兼ねた勉強をしています。照明器具の交換なら電気工事士、空調なら例えばボイラー技士、非常用発電機に重油を使うための危険物取扱者など、メンテナンスをする上で必要な資格が分野ごとにあるので、学びが尽きません。資格を取得した先輩方が色々とアドバイスをしてくれて、勉強方法も教えてくれるような環境なので、頑張っています。
(大橋さん)

学生の方へメッセージ

学生にも企業にも残念なのは、ミスマッチがあることです。それを防ぐためには企業が発信する情報だけに頼るのではなく、自分の目で見て確かめたり、OBOGから話を聞くなどリアルな体験が大事なのではないでしょうか。今は売り手市場といわれる時代です。だからこそ、知名度や会社の規模などだけで判断せず、いろいろな視点から研究し、広くその会社を見たり、自分との相性を検討してほしいですね。
当社は、人と人との繋がりを大切にする会社です。社内レクリエーションやクラブ活動も盛んで、近年入部する新入社員が増えています。働く会社がどのような環境で何を大切にしているかという視点も企業研究のヒントになると思います。

PHOTO
設備管理・清掃・警備・受け付け・駐車場管理・プロパティマネジメントなど、あらゆる維持管理業務を総合的に行う同社。1社の中で多様な業務に携わることができる。

マイナビ編集部から

京王設備サービスの新人教育で特筆すべきは、やはり本格的な研修設備を備えているところ。京王沿線にある「技術総合訓練センター」では、多種多様な研修プログラムがあり、新入社員はもちろん、現場に配属されてからも定期的にこの施設で学ぶそうだ。
なぜ、これほど社員育成に力を入れるのか。同社のビジネスは人の技術とサービスで成り立っているからだ。一人ひとりがスキルアップすることが、そのまま会社の業績に直結するといっていい。それだけ一人ひとりが成長できる環境であることにほかならない。
同社は、京王グループだけに依存せず、業務拡大のために積極的に外へと打って出ており、サッカースタジアムを始め、有名大学のキャンパスやデータセンター、官公庁建物や裁判所などの管理にもフィールドを広げている。その他にも、コンサートホールである「杉並公会堂」や温泉施設の「京王高尾山温泉 極楽湯」などで運営管理も行っているという。
京王設備サービスには「安定した基盤」と「新しさへの挑戦」。この2つが揃う、またとないフィールドが広がっている。

PHOTO
京王グループの一員としての安定感、信頼性、地域密着性が強みとして、様々な施設管理を行う同社。今後も活躍のチャンスが広がっている。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)京王設備サービス【京王グループ】の取材情報