最終更新日:2025/3/24

(株)エコリース

  • 正社員

業種

  • 設備工事・設備設計
  • リース・レンタル
  • プラント・エンジニアリング
  • 建築設計
  • 建設

基本情報

本社
徳島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

循環型経済&災害時支援に貢献するニッチなビジネスで、専門性を身につける

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積算、設計、工事、経営企画の現場報告

仮設設備のリース事業で成長を続ける(株)エコリース。電気・防災・給排水・空調設備を見積りから設計・施工・回収までワンストップで対応。今回はそんな当社の事業を支える先輩社員3名に話を伺った。

■山脇 友貴さん(写真後列右から4番目)
2015年入社(建築プログラム専攻)
設計積算部 設計課 係長

■森 浩章さん
2008年入社(情報工学専攻)
経営企画課 課長

■田邉 大樹さん
2015年入社(ファイナンス専攻)
関西営業所 工事課 係長

当社のココも好き

「休みを取りやすい環境です。以前私は、有休を含めて9連休を取得し、福利厚生施設や旅行支援制度を利用しました。ゆっくり休むことでリフレッシュできます」と山脇さん。
「オフィスもキレイで快適ですが、社員がのびのびと仕事をしていて、人の好い風土がなにより好きです」と森さん。
「入社時と比べて、マニュアル整備や研修、給与と連動する評価システムの導入など、現場にいても業務環境の改善を実感しています。今後の変化も楽しみです」と田邉さん。

【設計】能登半島の震災対応で、仮設の学校を担当。子どもたちの笑顔が嬉しい。

私は「専門性を深められる仕事に就きたい」と考え、就職活動をしていました。当社への入社を決めたのは、仮設設備のリースというニッチな事業形態と、電気・防災・給排水・空調設備を一手に行える専門性の高さに惹かれたからです。入社当時は仮設設備に対する知識はゼロでしたが、わからないことがあればすぐに上司や先輩方に聞ける風土が根付いていたので、一歩ずつ成長していくことができました。

現在私が担当している業務は、仮設施設の給排水設備の設計図面作成です。仮設施設の物件用途は、宿舎、学校、事務所、病院など多種多様で全国の物件を扱っているため、地域の条例や寒冷地への対応も行っています。そんななかで、設置する器具に当社の照明器具やエアコンなどのリース品を取り入れることで、当社ならではの特徴が出せるのです。さまざまな施設を担当できることは、難しさでもあり面白さでもあります。

直近で大きな達成感を得たのは、2024年1月に発生した能登半島の震災対応です。応急仮設施設への対応が急務だったため、設備設計図面の作成も通常よりも短い期間で作成しなくてはなりませんでしたが、通常業務と並行して対応し、山場を乗り越えられた時は何よりも安心しましたね。先日、私たちが設計した仮設の学校がTV番組で紹介され、子どもたちが笑顔で使ってくれていたということが、課内で話題になりました。子どもたちの笑顔を見て思ったのは、「大変だったけど、がんばってよかった」ということ。自分の仕事が社会貢献に直結する、そのやりがいを実感しました。

今後は、給排水分野以外にも知識を広げたいと考えています。自身の成長に繋がることはもちろん、いざという時に各分野への実務協力もできます。社内には多数の資格を取得している方や、消防設備士の資格取得対策の社内セミナーが開催されるなど、学ぶ機会が多くあるので、これからも専門性を身につけ、深めながら、自分の市場価値を高められたら嬉しいです。
(山脇さん)

【積算課から経営企画課へ】役に立つ手応えを楽しみながら、新しい挑戦を次々と。

就職合同説明会で出会った当社は、社員同士がフラットで明るい雰囲気でした。全国でも競合他社が少ない事業内容にチャンスを感じ「ここでなら、なにか新しいことができるかも」と入社を決意。実際、入社後は新しい挑戦の連続です。

入社後2年間は工事課を経験しました。当社の現場の最前線でモノやヒトを見た経験は、積算課へ異動後も役に立ち、スムーズに業務に馴染むことができました。積算課は、新規や変更の見積書を作成したり、お客様に最初のヒアリングを行う窓口です。お客様へ精度高く提案することができれば、後工程もスムーズに動く、そんな大切な役割を担います。

担当する仮設施設は多岐にわたり、電気、防災、給排水、空調設備などの幅広い知識も必要です。専門機器・設備が複雑な案件もあれば、法令や条例が関わってくることもあります。もちろん、一朝一夕で身につくものではありませんが、日々の積み重ねにより専門性を深めていけるやりがいがあります。お客様の当初のご希望がAという機器でも、使い勝手やコストを踏まえてBの機器を提案し、施工もよりスムーズにするといった円滑な流れをつくれた時には、自分の成長を感じて嬉しくなりますね。

積算課に異動してから10年かけて作成した業務マニュアルには、大きな達成感があります。人それぞれのやり方に課題を感じた私は、設計課や工事課と相談しながら、業務を分解してロジカルに流れを整理。課内のスタッフと若手社員向けの手順書を作成しました。その過程で得た知識やノウハウも大きな財産となり、経営企画課に異動した現在、「森君の説明はわかりやすいから」とお客様からご相談のお電話をいただくことも。これまでに積み上げてきた成果を実感しています。

現在私は、所属する経営企画課で新しい挑戦をスタートしています。それは、昨今の価格変動により課題となった着工予算の適正化です。データを収集しながらどうすれば協力会社さん毎の実態に合わせて、よりサポートすることができるのかを考えています。今後は今まで以上に部署間の連携を強め、意見提案を促進し、改善の推進・実行役となることが私の目標です。業務の仕訳、研修マニュアル、各スキルの評価軸の設定など、当社はまだまだ発展途上。もっと会社の役に立てるよう、成長を目指します。
(森さん)

【工事】社員思いの経営陣のもと、裁量の大きな仕事ができる!

学生時代はファイナンスについて学んでいましたが、そんな私が当社への入社を決めたのは、社長や専務の物腰が柔らかで社員の皆さんの仲が良く、のびのびと働くイメージが湧いたから。実際に入社してみると、入社前に抱いたイメージが変わることはなく、働きやすい環境を整えてくれる経営陣のもと、仕事の相談からプライベートな話まで、年次や部署に関わらず気兼ねなく話すことができます。また、日々の業務で現場に出向きますが、スケジューリングは自己裁量で自由度も大きいため、のびのびと働くことができていますね。

私の所属する工事課のミッションは、仮設施設の設備の施工管理。お客様との調整、協力会社の選定、工程管理を行いながら、納期までに引き渡します。物件用途は学校をはじめ、ドラッグストアや病院など、種類が多いことも特徴です。学校の仮設施設を担当した際は「キレイですね」と喜んでくださる先生方や、元気な子どもたちの姿にも出会えます。建て替えが完了すると仮設施設は解体となり、設備の回収を行います。キレイな本設施設を目にすると役に立てたという充実感が得られますね。

設備業界では通常、電気、給排水、空調など、それぞれ別の会社が担当。しかし、当社の施工管理はすべてを一貫して行うことができます。覚えることが多く大変な部分もありますが、経験を積むほど、施工に対する引き出しが増え、アイデアを活かせます。例えば、台風の季節。天気が悪くなかなか掘削作業ができない時に埋設予定だった配管を、地上への配管へと変更することを提案。そうすることで工期が守られ、必要資材も減り、コスト面でも貢献できたというケースがあります。私たち工事課は常に複数案件を並行して管理をしていますが、もちろんすべての現場が近くにあるわけではありません。そのため、当社ではクラウドを活用し、タブレット端末で情報の共有や図面の確認、加筆などを行います。積極的にDX化を推進し、スムーズに業務が行えることも当社の魅力です。

今後は管工事と設備の施工管理技士資格を取得し、自分自身の市場価値を高めながら、ステップアップを目指します。
(田邉さん)

学生の方へメッセージ

■設計・山脇さん
当社の一番の魅力は、人間関係の良さだと思います。年次や社歴に関係なく、世間話も趣味やプライベートの話も自然体。同僚のモチベーションの高さにも刺激を受けています。

2024年の能登半島地震による繁忙期は半年間続きました。社員一丸となってできることを手伝い、みんなで乗り越えていくなかで、より一体感が強まりました。実際に現地に行っていた社長や専務からの感謝は厚く、がんばった分だけ評価をしてくれるので、やりがいのある環境です。

■経営企画・森さん
以前私が有休取得を躊躇していた時、「仕事と家庭は比べるものではない。家庭が大事だよ」と社長が背中を押してくれたことがありました。今では私も子どもの授業参観や運動会に積極的に参加するように。家族を大事にするのも当社の特徴です。

社長や専務に新しい挑戦を任される際には、「これができるのは、森君だよ」と、いつも笑顔で見守ってくれます。常に気にかけ、見守り、評価してくれる。経営に信頼を持てる環境も貴重だと思っています。

■工事・田邉さん
すべてを完璧にしようとするとなかなかうまくいかないものです。「いろいろ経験しながら、道を探して成長しよう」というスタンスが大切ですし、それの気持ちが仕事を楽しむコツだと思います。完璧な会社はありません。とくに当社の事業は特殊でオリジナル。自分のイメージや理想で固めすぎず、新しい経験を楽しみましょう!

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社員一丸となって業務に取り組めるのも当社の特徴。業務に応じてリモートワークが活用できたり、フラットで風通しの良い風土が仕事のしやすさにも繋がっている。

マイナビ編集部から

仮設施設の設備に特化する同社。見積から設計・資材管理・工事・回収までをワンストップで、電気・防災・給排水・空調設備までを一手に担うことができる、業界でも希少な存在だ。しかも、小さなスイッチから、照明器具、エアコン、給湯器、受水槽まで、回収してキレイに整備して再利用する、まさに循環型経済(SDGs)そのもののビジネスモデル。50名に満たない企業ながら、建築大手から官公庁・自治体まで信頼の厚い企業である。

10年以上黒字経営を続ける同社が営業職を置かない理由は、「既にすべてに対応しきれないほどのご依頼をいただいているため」(取締役の福田さん)とのこと。いかに社会に支持され、業界での期待値が高いかが伝わってくる。

2024年1月に発生した能登半島地震。その際には、赤澤社長と森本専務が現地で3カ月間かかりきりとなった。協力会社と共に応急仮設の設備工事に従事し、「能登半島の応急仮設住宅は、エコリースあってこそ」と業界関係者・自治体関係者にも評価されたそうだ。「使命感なんて大それたものではないんですよ」と語る社長の自然体の笑顔に、温かな人柄も滲む。

今回取材を行った3名も語っていたように、自分が勤める会社にやりがいと誇りを持てる、そんな事業環境も希少で貴重だ。社会に貢献したい、人の役に立つやりがいを感じたいと考えている学生にはぜひおすすめしたい企業だと感じる取材だった。

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仮設施設の設備工事では電気・防災・給排水・空調設備を守備範囲に、積算設計から工事までワンストップ。そのスキルと組織力は震災対応でもフルに発揮された。

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