最終更新日:2025/4/15

(株)三和

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)
  • 食品

基本情報

本社
東京都

取材情報

研修・教育について伝えたい

地域密着型の店舗づくりで小売業のプロフェッショナルへ

PHOTO

魅力あるスーパーマーケットを目指し、成長する若手社員に密着!

横手 由梨子さん
(sanwaイーアス高尾店 水産担当/2023年入社)

東京・神奈川・静岡でスーパーマーケットを展開する三和。地域のニーズに応える店舗を目指す同社では、高い専門性と人間力を育む「人財育成」に注力している。手厚い教育体制のもと、著しく成長する若手社員に仕事内容ややりがいなどを伺った。

先輩社員の仕事風景

お客様に喜んでもらえる売場は、新鮮な商品と充実した品揃えで魅力的な売場をキープ。売場ではお客様とのやりとりもあり、感謝の言葉でやりがいを実感できます。
開店前まではお造りや切り身など商品の準備に集中。入社当初は捌けなかった魚も今は難なく捌けるように。店舗研修では、できるようになるまで先輩が指導してくれます。
特売日などのイベントは他部門と連携することも。関連商品を並べてお客様が楽しめる売場を作り上げます。部門を超えたやりとりが多く、店舗内は和やかな雰囲気です。

集合研修と店舗研修の2段階体制で、スーパーマーケットの動きを理解

大学では教育学部を専攻し、小学校の国語教師を目指していました。しかし、本当に自分は教師になりたいのかと考え抜いた結果、教職の道へは進まず、就職活動を行うことに。その後は教育業界を中心に見ていましたが、私が通っていた高校の近くに三和の店舗があったことを思い出し、就職活動の気分転換も兼ねて説明会へ参加しました。そのとき何よりも印象に残ったのは、社員の人柄です。当時の人事担当全員が誠実に対応してくれて、私の話を真剣に聞いてくれました。スーパーマーケットは未知の分野でしたが、ここで働きたいと思い、入社を決意したのです。

新入社員研修は2段階体制で、はじめに行ったのは集合研修。ビジネスマナーや店舗のルールをはじめ、接客、店舗運営に関する数字の基礎、レジなど店舗にある機器の使い方などを一通り学びました。中でも勉強になったのは、グループワークです。店舗見学時に「なぜ卵はここに置かれているのか」というテーマを与えられ、グループごとに考えるというもの。陳列による戦略などを学ぶことができました。また、自社の物流センターを見学した際は、どのように商品がやってくるのかということも理解することができました。

1カ月間の集合研修を終えた後は、店舗へ配属。最初は店長が付きっきりで店内を案内してくれました。また、毎回課題を出してくれたので、店内を理解するスピードが早まったように思います。さらに、店舗運営では欠かせない数字の読み解き方も徹底して教えてくれました。その後は、全部門の業務内容を理解するためのローテーションがスタート。スーパーマーケットは、商品ごとに部門が分かれています。野菜と果物を扱う「農産」、肉やハム、ソーセージ・ベーコンなどを扱う「畜産」、調味料や乾物、飲料・菓子を扱う「グロサリー」、お弁当やお寿司を扱う「惣菜」などを1週間ずつ体験。品出しや陳列、加工食品の作り方などを学んでいきました。

ローテーションで印象的だったのは、各部門のイベントです。三和では特売やフェアなどに注力しており、それぞれの部門が輝けるイベントがあります。意外だったのは、水産部のイベントです。クリスマスといえば肉のイメージが強いですが、水産部では冷凍パエリアや蟹の甲羅に入ったグラタンなどを用意。お客様に楽しんでいただけるよう各部門が工夫していることがわかりました。

親身かつ徹底した指導で担当部門の知識・技術を習得。フォロー研修で知識をブラッシュアップ

ローテーション後は、配属部門へ。私は水産部の担当として、値付けや品出し、魚のパック詰めから教わりました。その後、魚の捌き方を習うことに。まず教わったのは、アジの3枚下ろしです。それまで自炊を少しする程度で、魚を捌くのは初めて。とても丁寧に教えてもらえるのに上手くできず、途方にくれることもありました。しかし、先輩から「早くできなくても大丈夫。まずはできる感覚を覚えよう」と声をかけてもらえたおかげで、乗り越えることができました。私ができるようになるまで何回も練習をさせてくれたことには、感謝しかありません。3枚下ろしができるようになった後は、ブリなど大きな魚に挑戦。しばらく練習に打ち込んだ後、夏からお造りの練習が始まりました。最初はどれも落ち込んでしまうほどの仕上がりでしたが、今では商品として出せるレベルに。まだまだ練習中ですが、以前と比べて上達したのは、とことん練習に付き合ってくれた上司や先輩の存在があったからだと思います。

商品を作るうえで心がけているのは、お客様目線を忘れないこと。自分が購入する側だったら買わないものは作らないように、細部まで気を付けています。自分が切った商品がすぐに売れるのを見たときは、大きなやりがいに。また、お客様からの質問に答え「ありがとう」と言っていただけるとうれしくなります。お客様からよく聞かれるのは、売場について。私の店舗では、何がどこにあるのかをすぐに答えられるように毎朝店内をラウンドする習慣があります。この時間に商品や売場の変化をチェックして、お客様からの質問へ答えられるようにしています。

現在はバッグヤード業務も行うようになりました。任されるようになったのは、干物の発注です。基本的に開店前までは切り身やお造りなどを作っていますが、昼休み前に売場を確認して、足りないものを発注。最近は、日々の売上動向も追えるようになりました。それらに加えて、月に1回実施されるフォロー研修でも数値管理をフォローしてくれるので助かっています。ほかにも、都度実施される研修はその時々の状況に合わせた内容なので、市場動向や新たな知識を補完できています。

短期間で成長した自分を実感。地域住民の暮らしを支える仕事は誇らしい気持ちに

まだ未熟な部分は多いですが、優先順位をつけて行動できるようになったと思います。例えば、以前はお客様の質問に答えられないと焦ってしまい、なんとか答えようと考えていましたが、今ではわかる人に質問したり引継ぎをしてお客様をお待たせしないようにしています。また、売場で欠品を見つけるとその商品のことだけで頭がいっぱいになっていましたが、最近は全体を見てほかの欠品も確認するようになりました。状況に応じてどんな行動をすれば良いのか判断できるようになり、成長を実感しています。

上司や先輩は親しみやすく、自分の仕事に誇りを持っている人が多い印象です。そう思ったのは、新入社員研修のとき。各部門の商品部長が業務内容を説明してくれた際、自分の仕事に誇りを持っていることが伝わってきました。パートさんも優しい人ばかり。体調不良から復帰後、本調子でない私とすれ違うたびに「大丈夫?無理しないでね」とたくさん声をかけていただき、優しさが身に沁みました。上司や先輩も親身になって話を聞いてくれます。説明会や選考で感じた人柄と雰囲気の良さは、入社後も変わっていません。どんな人でも温かく迎えてくれる会社だと思います。

毎日楽しんで働けているのは、前向きな風土のおかげ。たとえ失敗しても責めずに、みんなで改善していこうというスタンスです。教育面でもフォロー体制が整っていますし、人にも恵まれている環境。また、安心安全な食品を通して、多くの人の生活を豊かにできるのも三和で働く魅力です。自分の仕事が地域の方を支えていることに誇りを感じています。

直近の目標は、水産部の社員として一人前になること。できることは増えましたが、作業面ではスピードが遅いことが課題なので、作業効率を高めたいです。先々の目標は、自分に自信を持てるチーフになること。日々の業務へ真摯に取り組みながら、魚の知識をもっと蓄えていきたいです。

学生の方へメッセージ

就職活動中に「自分が働ける会社はあるのだろうか」と誰でも不安になると思います。けれど、会社は星の数ほどあるので心配はいりません。上手くいかなくても、諦めなければ大丈夫。私自身、最初は教師を目指していましたが、本当に教師になりたいのかとあらためて自問自答した結果、就職活動を始めました。中途半端な気持ちのまま教師になっていたら、きっと今頃後悔していたと思います。あのとき行動したからこそ毎日楽しく働けているので、思い切って良かったです。諦めずに頑張ってください。(横手さん)

自分のやりたいこと・やりたくないことを明確にしたうえで、自分が興味を持てたり、楽しそうと思える仕事を調べるのが良いと思います。私自身、興味を持てた会社の説明会へ参加するようにしていました。好きなことを仕事にしようと考える人が多いと思いますが、それだけに絞ってしまうと視野が狭まってしまうので、少しでも気になった会社があれば見てみてください。また、学生時代には旅行や遊びを楽しんでほしいですね。自由に時間を使えるのは学生の今だけです。やりたいことをとことんやってほしいと思います。後悔なく、今を楽しんでほしいですね。(水産部チーフ)

PHOTO
社員・パート・部門に関わらず店舗一丸となって、業務に励む皆さん。アットホームな風土のもと日頃からコミュニケーションが活発で、働きやすさ抜群の環境だ。

マイナビ編集部から

東京・神奈川・静岡で78店舗のスーパーマーケットを展開する三和。「お客様へ質の高いサービスを提供することに努め、ライフスタイルの向上に貢献し、地域の発展に寄与する」という理念のもと、地域のニーズに合わせて「sanwa」「FOODONE」「AMELIA」の3業態を出店している。良質で低価格な商品と豊富な品揃えは多くの支持を集め、地域になくてはならない存在だ。

同社では手厚い教育・研修制度を整備し、人財育成に注力している。新入社員研修は集合研修と店舗研修の2段構え。店舗に必ずあるレジ機器の使い方や店舗運営に欠かせない売上などの数値管理を学び、全部門のローテーションで店舗がどのように動いているのかを理解する。各部門では必要な知識・技術を習得しながら主体性も培える指導で社員の成長をサポート。配属後も月に1回のフォローアップ研修をはじめ、産地研修や工場見学研修など継続的に学べる環境を整えている。専門性・人間力を高める人財育成によって、魅力ある店舗づくりが可能になるのだ。

社風はアットホームで、取材も終始和やかな雰囲気だった。催事などで部門を超えたコミュニケーションが多く、社員・パートとの距離も近い。今回取材した横手さんも「人に恵まれている」と何度も口にしていたことから、良好な人間関係が見受けられた。スーパーマーケットに興味がある人はもちろん、相手を思いやり協力し合う風土で成長したい人には同社をぜひ見てほしい。

PHOTO
「三和があって良かった」と言われる店舗を目指し、地域密着で魅力ある店舗づくりを追求する同社。徹底した市場リサーチで、お客様が喜ぶ品揃えと低価格を実現している。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)三和の取材情報