最終更新日:2025/4/21

浅野産業(株)

  • 正社員

業種

  • ガス・エネルギー
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 住宅(リフォーム)
  • 食品
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
岡山県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

地域に暮らす人々の、より快適な暮らしのために――。未来へ挑戦し続けます!

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垣根のない人間関係、お客様第一の姿勢、それが浅野産業らしさ

明治元年の創業から150年以上にわたって、エネルギー供給事業を主軸としてきた浅野産業。異なる事業所で活躍する3人の営業社員へ、仕事のこだわりや自社の魅力について語ってもらいました。

■岡田さん(写真中央)
倉敷事業所 営業
2023年入社(吉備国際大学外国語学部卒業)

■藤村さん(写真右)
玉野事業所 営業 主任
2018年入社(京都産業大学経営学部卒業)

■若林さん(写真左)
岡山支店 営業 主任
2015年入社(姫路獨協大学法学部卒業)

先輩社員からひとこと

倉敷事業所で一番の若手営業である岡田さん。「先輩方は指導の際、否定から入るのではなく、良い面にも目を向けてくれます。自分が後輩をもった時には見習いたいですね」
主任に昇格して間もない藤村さん。「役職についたことで責任を感じていますが、営業としてやるべきことは変わりません。お客様の希望を最優先にした提案を続けていきます」
3人のなかで最も社歴の長い若林さん。「マネジメントなど営業以外の仕事にも興味はありますが、お客様と接することが楽しいので、営業を続けたい気持ちもありますね」

お客様の役に立てたと日々感じられる、やりがいの大きな仕事です【岡田】

●入社のきっかけ
大学では外国語学部を専攻し、留学を予定していました。留学先での経験を踏まえて卒業後の進路を決めたいと考えていたところ、コロナ禍となり状況が一変。留学ができなくなったことで、改めて将来について考えました。転機となったのは、大学で地元の岡山に関する授業を受けたことです。自分のなかにあった地元への愛着を再確認するきっかけとなり、地元で地域に貢献する仕事がしたいと考えるようになりました。その観点で企業を探し出合ったのが浅野産業です。LPガスという身近で欠かせないインフラを扱っていることに加えて、150年という長きにわたって地域に密着した事業をおこなってきたことに魅力を感じました。

●入社後に感じたギャップ
入社前は営業職に対して、お客様へ積極的に働きかけて契約を獲得する仕事のイメージをもっていました。私は自分から距離を詰めて果敢にセールストークを展開できるような性格ではないので、営業職が自分に務まるのか不安を感じていたのです。しかし、先輩方の営業に同行する研修期間中に、営業職のイメージが一変。当社ではどの先輩も、まずはお客様の話を聞いて、お客様からの質問や要望に対して適した商品を提案するような営業をおこなっていました。これなら自分にもやれそうだと安心したことを覚えています。入社2年目になり、まだ先輩方のようにうまくいかないこともありますが、お客様が何に困っているか、どんな要望をもっているかを優先した提案を意識しています。当社が扱う商品はガス給湯器やコンロなど、生活に欠かせないものばかりです。日々「地域に貢献する仕事」ができていると実感しており、お客様から「岡田さんから買って良かった」と言っていただけると本当に嬉しくなります。

●社内の人間関係
入社前後のギャップでもう一つ大きかったのが、人間関係です。歴史があるだけにベテラン社員が多く、若手とは距離感があるのではないかと想像していました。しかし、まったくそんなことはなく、親身になってサポートしてくれる方ばかりです。こんな人になりたいと憧れる先輩がたくさんいるので、いずれは自分が上に立って後輩をフォローし、チームをまとめられる管理職として活躍することが目標です。そのために目の前のお客様、一つひとつの契約を大切にして着実にステップアップしていきます。

150年という歴史の重みが、お客様からの信頼や温かな社風に表れています【藤村】

●お客様との関係性
当社ではLPガスの供給だけではなく、ガスコンロや給湯器、暖房器具などの住宅設備、さらにキッチンやバスルームなどのリフォームまで、暮らしに密着した多様な商品、サービスを展開しています。そのため、お客様との関係性を深め、商品知識を高めることで多様な提案につながるというのは当社の営業ならではの面白さです。キャリアを重ねるなかで担当エリアが広がり、お客様の数も増えてきましたが、入社1年目からずっと担当しているお客様も多くいます。入社して間もない頃、ガス機器の展示会であたふたしながらご案内したお客様とも7年のお付き合いになりました。「昔に比べると随分頼もしくなったね」などと、新人時代の思い出を笑って話せるような関係性を築けています。

●若手時代からの変化
入社7年目になって昔の自分を振り返ると、結果を出さなければと気負って空回りしていたなと感じます。1回の訪問で契約を決めようと焦ってしまい、売りたい気持ちが前面に出てお客様のことを考えられていなかったと反省しています。今では、経験を重ねることでお客様のニーズを聞き出し、最適な提案ができるようになってきました。訪問した際に雑談だけで帰ることもあれば、商品の紹介だけにとどめて契約の話をしないこともあります。暮らしのなかで何か困ったことがあった際に、連絡してもらえる関係づくりを最優先で考えています。あるお客様から「藤村さん変わりましたね。前より気軽に相談しやすくなりました」と言われた時には、自分のやり方が間違っていないことが確認できて自信になりました。売ろう売ろうとがむしゃらだった若手の時よりも、今の方が安定した成績を残せるようになっています。

●浅野産業の魅力
私とは7年のお付き合いでも、その前をさかのぼると何十年も当社のガスを契約していただいているお客様がたくさんいます。「浅野産業さんには良くしてもらっているから」と、前任者や、そのまた前任者のことをほめてもらえることも多く、長い歴史のなかで築き上げてきた信頼の重みを感じて気が引き締まります。社内の人間関係においても、「自分が若手の頃に先輩にお世話になったから、今度は自分が後輩をサポートする番だ」という考えが代々受け継がれているので、面倒見の良い先輩ばかり。浅野産業ならではの魅力だと感じています。

お客様の役に立ちたいというまっすぐな思いは、相手に必ず伝わります【若林】

●営業としてのこだわり
入社からずっと岡山支店に所属していますが、担当エリアの変更は何度かありました。エリアが変われば、お客様との関係性づくりはゼロからのスタートです。会話のなかからそのお客様がどんな性格で、何に困っているか、何に関心があるのかなどの情報を察知する力は、キャリアを重ねるにつれて高まっていると実感しています。もう一つ営業経験を積むことで分かってきたのは、気持ちをのせた提案はお客様に伝わるということです。お客様にどんなことを聞かれても説明できるように、商品について細かく調べて知識を磨くことは私のこだわりです。自分で新商品を使ってみることも多いです。そこで得た自分なりの感想、カタログには載っていない情報、そして自信をもっておすすめできるという正直な気持ちをのせた提案をすれば、お客様に納得していただけるものです。その意識を徹底したことで、ある商品の販売コンテストでは岡山支店で1位になることもできました。

●主任としての心掛け
主任として3人の後輩をサポートするのも、私の役割です。後輩が遠慮なく相談しやすい環境をつくることに気を配っています。また、私だけが教える立場になるのではなく、チーム内でフォローし合える雰囲気をつくることも大切です。一番下の新人がすぐ上の先輩を頼り、その先輩はそのまた上の先輩にアドバイスを求めるといった、社歴が近いからこその協力関係を構築するべく、チームを盛り上げることを意識しています。一人ひとりの考えを尊重しつつ後輩に強く伝えているのは、お客様あっての営業であるということです。自分の都合を押し付けるのではなく、常にお客様ファーストであることの大切さをチームに浸透させています。

●浅野産業らしさとは
岡山支店は当社のなかでも規模の大きな事業所で、多くの営業が所属しています。入社10年目となり、これまでにいろんな先輩、後輩と接してきましたが、上下間の風通しの良さが浅野産業に根付いているという思いは新人の頃からずっと変わりません。私にとっては日常になっていますが、20歳以上年の離れた役職者と若手社員がフランクに意見交換している光景は当社ならではといえるのかもしれません。上司との意思疎通が難しい、問題や悩みを共有できずに1人で抱え込んでしまう、そのような心配がない会社であることは大きな魅力だと思います。

学生の方へメッセージ

■田中さん/人事部(2024年入社)
人それぞれの考えがあると思いますが、私は同じ会社で長く働き続けたいという希望をもっていました。そのため、企業の実績が表れる「歴史」、将来性をはかる「事業の多様性」、そして、働きやすさに直結する社内の「人間関係」に重きを置いて企業研究をしていました。また、私は学生時代に栄養士になるための課程で学んでいたので、その知識を活かせる仕事につくのが当たり前という先入観がありました。しかし、興味の範囲を広げていろいろな企業を調べることで当社と出合ったので、企業研究の段階では専攻などに縛られずできるだけいろんな分野の企業を見ることが大切です。自分でも気付いていなかった可能性が広がると思います。

■岡田さん/営業(2023年入社)
私がそうだったように、やりたい仕事が明確にならないまま企業研究の時期に突入してしまう人は多いと思います。私の場合、いきなり「やりたい仕事」「向いている業界」と考えるとテーマが大きすぎて分からなくなってしまうので、まず「何をしている時が楽しいか」を考えてみました。ふとした時に楽しいなと感じた瞬間をメモに書き留めるようにして、そこから「地元」「人の役に立つ」といった軸が見つけられました。些細なことで構わないので、「楽しい」をキーワードに広げていくと、やりたいことが見えてくるのではないでしょうか。

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田中さん(左)、岡田さん(右)は共にLPガスという身近な商品を扱っていることから浅野産業に興味をもち、社員の人柄に触れて入社を志望することになったと語る。

マイナビ編集部から

社歴や所属支店の異なる3人の営業社員に話を聞いたなかで、各社員から語られる内容には多くの共通点があり、それが浅野産業の魅力・カラーなのだと感じられた取材だった。

営業としてのモットーを聞いた際、3人はそれぞれ「売ることありきではなく、お客様が望んでいることを優先する」と話してくれた。具体的なエピソードを交えて語ってくれたことから、お客様に寄り添った提案を日頃から実践しているのだろう。優先すべきは目の前の利益ではなくお客様の暮らしであり、企業としての信頼であるという浅野産業の信念は、薪や炭を販売していた明治期から、取り扱い商品がLPガスになった今に至るまで変わることがない。だからこそ、150年にわたって地域に根差した事業を続けられてきたのだ。

そしてもう1点、全社員から共通して聞くことができたのが、年次や役職の垣根をこえた良好な人間関係についてである。どの事業所でも先輩や後輩、上司と若手が近い距離感でコミュニケーションをとれる環境であることが伝わってきた。「先輩からしてもらったことを、今度は後輩のために」という言葉を取材中に多く耳にした。今の自分があるのは親身になってサポートしてくれた先輩方のおかげ、だから先輩から受けた恩を後輩につなぐ、そんな恩返しならぬ“恩送り”が続いているからこそ、垣根のない温かな社風がどの事業所にも定着しているのだろう。

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異なる事業所で働く3人が会う機会は年に何度もないそうだが、再会するなり会話が弾む光景から、社員同士の距離が近いという浅野産業の魅力が十分に伝わってきた。
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