最終更新日:2025/4/28

JR東日本ビルテック(株)【JR東日本グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 不動産(管理)
  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

駅や駅ビルの「ファシリティマネジメント」を通じて社会に貢献する若き挑戦者たち

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今よりももっと、快適で安全なインフラを目指して━━

JR東日本ビルテックは、駅や駅ビル等のファシリティマネジメントを担うスペシャリスト集団です。2名の若手社員に、これまでのキャリアや日々の仕事のなかで挑戦してきたことについてお聞きしました。

■齋藤 琴栄さん
ビル事業本部 営業統括部 営業第五部
JR新宿ミライナタワー事業所/2020年入社
現在はファシリティマネジメント変革本部 エネルギーマネジメント部 環境ソリューション・計画Gで勤務

■石井 駿之さん
技術本部 技術部
技術開発グループ/2014年入社
現在はファシリティマネジメント変革本部 技術変革部 ドローンGで勤務

※記事内容は取材当時のものです

1日の仕事を紹介!

「日勤と泊勤があり、日勤の場合は9:00に出社。管轄する全ての建物の状況を確認後、私の担当であるエネルギー使用量の管理業務に入ります」(齋藤さん)
「日によって出退勤時間と業務内容が異なり、他社と新技術導入に関する打合せをすることもあれば、支店に出向いて技術開発のフォローをすることもあります。」(石井さん)
維持管理や請負工事を通じて、駅や建物の安全を守りつづけてきたJR東日本ビルテック。現場での研修をはじめ、仕事に必要なスキルを磨く機会が豊富に用意されています。

電気や水道など、建物内のエネルギー管理を担当。 省エネの提案を積極的に進めています!――齋藤さん

学生時代、部活の主務として試合の日程調整や大会出場の準備などを担っていた私は、「メンバーが、あたりまえに部活動ができる環境をつくること」にやりがいを感じていました。この経験がきっかけで、「あたりまえをつくる仕事」に携わりたいと思い、ファシリティマネジメント業界を志望しました。弊社はJR東日本が管轄する駅や駅ビルの管理を手掛けています。日本最大規模のインフラを守り、「お客さまにあたりまえを提供したい」と思ったことが、入社の決め手となりました。

入社後、配属されたミライナタワー事業所では、新宿南口エリアにある「ミライナタワー」をはじめ「ニュウマン新宿」、「バスタ新宿」などの、建物維持管理を請け負っています。その中で、私は建物のエネルギー管理を担当しています。電気や水道の使用量を日々管理しているほか、ビルのオーナーに対して、省エネ提案を行っています。

エネルギー管理の業務は、日々の電気使用量や水道使用量を単純にチェックして報告するだけではなく、前年や前月のデータと比較しながら、通常とは違う使用量の推移を発見し、分析する視点も求められます。特に省エネ提案は、国や東京都がカーボンニュートラルを推進していることもあり、JR東日本グループが一丸となって注力している取り組みです。私も、「少しでも社会に貢献したい」という思いで、省エネにつながる施策をオーナーに提案してきました。

その一つが、空調機の制御設定に関する提案です。「制御設定を見直すことで、電気の使用量を抑えられるかもしれない」と考え、上司や先輩にアドバイスをいただきながら、検証を重ねてきました。先輩方がサポートしてくれたおかげで、経験の浅い私でも、自分の考えを基に省エネ提案ができました。

今後も積極的に省エネ提案を継続し、少しでもCO2削減に貢献できたらと願っています。そして、エネルギー管理に関する知識を更に深めることで、自分自身の強みにしていきたいです。

ドローンやAI画像診断など新技術の導入を推進し、維持管理のDX化を目指しています!――石井さん

入社から現在に至るまで、さまざまな部署を経験してきました。最初の配属先は茨城県にある水戸支店で、管轄エリアの駅の建物維持管理を担当。その後に勤務した東京支店では請負工事の施工管理を担い、駅舎の美化や修繕工事などを進めてきました。そして入社8年目、JR東日本の本社設備部建築グループに出向し、研究活動に打ち込みました。1年間の出向を終えた2022年から、本店技術部に勤務しています。

現在、私は2つの業務を担当しています。一つは新技術に対する情報収集で、建物の維持管理や請負工事に活用できる新技術について検証し、実証実験を行っています。具体的にはドローンやAI画像診断、IoTセンサーなどです。例えばドローンなら、天井内に敷設されている配管など、人間が検査しづらい場所で使用できないか、実証実験を進めています。

もう一つの業務は、社員へのフォローです。弊社には、社員の発意で技術開発を行える制度がありますが、私は提案に応じて必要な情報を提供しています。協力会社を紹介したり、アイデアをブラッシュアップできるよう助言したりするほか、社内で行うプレゼンテーションのフォローもしています。

弊社はこれまで、点検業務のほとんどを人の手で行ってきました。しかし、点検箇所は膨大で、検査しづらい場所も多数あります。新技術に対する情報収集は、これらの点検をアナログからデジタルに置き換えることが大きな目的です。また、これまでは決められた時間や周期ごとに点検を行う「TBM」という方法が一般的でしたが、これを、設備の劣化や故障などを予測して、点検や修繕の是非を判断する「CBM」に変えていきたいと考えています。より効率よく、より安全に設備の維持管理ができるよう、新技術の導入を検討しております。

今のやり方を、新しいやり方に変えていくのは、決して簡単なことではありません。だからこそ、私自身が変化を恐れず、新しい技術を積極的に採り入れていく姿勢を取りつづけることが何よりも大切だと考えています。与えられた仕事に集中して取り組み、オフはしっかり休むーー。そんなメリハリある生活を続けながら、「維持管理のDX化」を実現させていきます。

常に一歩先の成長を視野に入れ、新たな経験を積み重ねていく――私たちの挑戦

弊社には、若手社員の成長を応援する制度や社風があります。私自身、入社1年目から個人研究に取り組み、社外のプレゼン大会に出場することができました。当時、私が取り組んでいたのは、ニュウマン新宿の空調設備の設定温度に関する研究です。弊社のツールを使って設定温度を分析し、最適な温度について検証しました。プレゼン大会に出場した時は非常に緊張しましたが、「継続的に快適な空間を提供する上で、有効な提案」と評価していただき、非常にやりがいのある会社(仕事)と感じたことを今でも覚えています。

入社当初は自分に自信がなく、電力使用量の変動について私なりに分析しても、「この結論でいいのだろうか」と悩むことがよくありました。そんな私が自信をもって仕事に取り組めるようになったのは、弊社ならではの「若手を応援する風土」があるからだと思います。数多くの先輩方が新人の私を支え、悩んでいるときには適切なアドバイスをくださいました。この風土を私自身が継承し、いつか、後輩たちの成長をサポートすることができたら、これほどうれしいことはありません。(齋藤さん)

入社から8年間にわたって、水戸支店や東京支店、JR東日本への出向などのキャリアを積みましたが、全ての部署での経験が今の私の「糧」となっています。例えば東京支店時代は、池袋駅構内の誘導標の一斉更新を行いました。約1年に及ぶ大規模な工事だったため、工事の遅れが積み重なると、工期に支障をきたしてしまいます。そのため、この案件では工期管理に細心の注意を払いました。

一方、JR東日本に出向した1年間は、興味がある分野の研究にとことん打ち込むことができました。私は、水戸支店時代に「床の検査をより安全に行うことができないだろうか」と感じたことがあり、これを研究テーマにしました。さっそく床材の写真画像を収集し、凹凸の状態を解析。床点検において「滑りやすさ」を判断する指標に活用できないか検討しました。

このように、各部署で経験した業務は多岐に亘り、どの部署でも素晴らしい先輩や上司との出会いがありました。仕事に必要な知識やスキルを磨けたほか、JR東日本ビルテックの一社員として「自分自身の役割」を認識できるなど、実に学びの多い8年間だったと思います。(石井さん)

学生の方へメッセージ

私たちJR東日本ビルテックは、その名の通りJR東日本が管轄する駅や建物のファシリティマネジメントを担っています。その規模は駅舎が1700駅、駅ビルが320施設にも及んでおり、駅ビルはショッピングセンターやホテル、オフィスビルなど様々な形態を管理しています。

公共性の高いインフラを支え、利用する人々の安全性と快適性を守ることが当社の使命であり、この点に、ファシリティマネジメントに携わるやりがいや魅力があります。

特に近年は、「エネルギーマネジメント」の取り組みに注力しています。例えば、休憩室の空調管理を自動制御にしたり、照明を人感センサーに変更したりするなど、若手社員の発案によりエネルギー効率の改善が進んでいます。

今後は、スマートメンテナンスの実現に向けて、AIやIoT等の技術導入の動きが加速します。危険な点検作業をAIに置き換えるなど、新しいことへの挑戦に積極的に取り組んでいきます。

「日本最大規模の駅や駅ビルの維持管理を担い、社会に貢献したい」「若いうちから新しいことに挑戦し、社会人として成長したい」━━このような考えを持っている人なら、きっと弊社で活躍できます。多くの学生の皆さんが、弊社の事業に興味を持ってくださることを期待しています。
(人事部 採用・教育グループ 大田さん)

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若いうちから新しいことに挑戦したい。プライベートの時間も充実したい。安定した経営基盤の会社で働きたい。そんな方におすすめ!エントリーお待ちしています!(人事部)

マイナビ編集部から

JR東日本ビルテックの設立は1990年。同社が担うファシリティマネジメントとは、建物の最適な維持・活用をマネジメントすることを指す。駅施設のメンテナンスや駅のリニューアル工事、駅施設の新設工事はもちろん、CO2削減などエネルギー利用の最適化にも貢献しており、すでに年間のCO2削減量は1,060t-CO2以上を実現している。

ファシリティマネジメントには、建築や設備管理に関する幅広い知識と技術が求められるが、今回取材した齋藤さんのように文系学部出身者も多数活躍する。また「就職活動中、人事担当者とのやりとりを通じて弊社の温かな風土を感じた」と齋藤さんが語るように、やさしく面倒見の良い先輩社員が多い。仲間を大切にする風土が根付いており、このような風土が追い風となって、若手社員は早い時期に成長を遂げていくという。

そんな弊社が求めているのは、「チームワークを大切にできる人」だ。仲間とコミュニケーションを取り、協調性を発揮し、ファシリティマネジメントを通じて持続可能な社会の実現に尽力する。その強固なチームワークこそ、同社最大の強みだ。活躍する社員一人ひとりの存在が、弊社の未来を築いていくことを、ぜひ就職活動中の学生の皆さんに知ってほしい。

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JR東日本ビルテックの役割は、東京駅などJR東日本が所有する約1700の駅に加え、数多くの駅ビルの安全・安心を確保すること。社員はその最前線に立っている。

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