最終更新日:2025/4/30

アイ・ティー・エックス(株)【ITX/ノジマグループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(通信)
  • 専門店(家電・OA機器)
  • サービス(その他)
  • 通信・インフラ
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

人を育て、組織に貢献。みんなに頼られる女性エリア長の仕事観

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「みどりさん」と呼ばれ慕われる理由とは?

柔らかな笑顔で取材に応えてくれた阿部さんは、埼玉・千葉エリアのドコモショップ5店舗を統括するエリア長。
アイ・ティー・エックスでも随一の人材育成・組織貢献の実績を持つ彼女が、仕事への思いを語ります。

<写真中央>
■阿部 みどり
ドコモショップ南関東エリア エリア長
2000年入社

阿部さんのお仕事風景

担当エリアの店舗を回り、運営サポートや人材の育成・マネジメントを行う。朝礼から参加して1日を現場スタッフと共に過ごすので、自然と距離も縮まり相談しやすい関係に。
実務的なことはもちろん、将来のキャリアやプライベートのことまで阿部さんの元にはさまざまな相談が舞い込む。どんな悩みにも温かく寄り添う姿勢を大切に。
「私自身、仲間に恵まれてきたおかげで苦難を乗り越えることができました。当社には応援し合う文化があるから、伸び伸び働きながら成長できます」(阿部さん)

「押しつけない」「的確な指示」が仕事のポリシー

エリア長として5店舗、スタッフの人数でいえば100名程のマネジメントを行なっています。数字だけを聞くと、なんだかすごく偉い人みたいに聞こえてしまうかもしれませんね。でも実際は、若手のみんなとも飾らずによく話をし、「みどりさん」とファーストネームで気軽に呼んでもらいながら、一緒に現場に立っています。私は「店舗ごとにお客様の雰囲気やスタッフの個性があるのだから、それを生かしてほしい」と思っているので、自分のやり方や考え方を一方的に押しつけるようなことはせずに、私がその店舗のカラーに合わせていくスタイルを取っています。

とはいえ、会社として掲げる目標に向かって、各店舗をまとめていく必要があります。スタッフそれぞれの個性を尊重しながら会社と店舗の橋渡しを行い、チームで成果を上げるための旗振り役が私のミッションです。マネージャーとして常に心がけているのは、的確な指示・意見を伝えること。例えばスタッフに何かをお願いするときは「誰に、何を、何のために、いつまでに、どうやって」してもらうのかを明確に伝えるようにしています。そうすることで、誤解や疑問を発生させずに効率的に仕事に取り組んでもらえるからです。

効率的に働くことは、私個人にとってもスタッフにとっても重要な課題です。スケジュール管理さえしっかりすれば、ほとんどの仕事は勤務時間中に終えられます。お客様の都合などで勤務時間が延びてしまうと思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。店舗はスタッフたちのチームワークで成り立っているので、忙しそうな人がいれば必ず周囲がサポート。マネージャーを含めて、みんながほぼ定時で上がれるよう協力し合っています。私の場合、結婚を機にますます効率アップしたように思います。みんなの協力のおかげもあって、家庭を大切にしながら、仕事に取り組めています。

自主性を育むことこそ、本当の人材育成

エリア長の大きな役割の1つが人材育成です。店舗のマネージャーから中堅スタッフ、新人やパートタイムメンバーまで、一人ひとりの年次や立場に合わせた成長を目指してアドバイスをします。その具体的な取り組みに育成面談があります。みんなには街の占いコーナーのように「みどりの館」と呼ばれているんです(笑)。ニックネームのとおり、堅苦しさを排除して、本音で話すことを目的とした面談です。みんなが自然体で本心を見せてくれるように、あえて私のプライベートの話をすることもあります。会社から「こうなってほしい」と理想を押しつけるのではなく、不安や悩みを解決して、それぞれが望むキャリアパスを歩めるよう手助けをします。自分自身で「こうなりたい」と考えて行動できるよう、自主性を育むことが私たちの目指す人材育成です。

スタッフのキャリアステップとしては、店長などの店舗責任者、人材育成を中心とするポジション、販売のプロフェッショナルという3つのコースが中心です。各人がどのポジションを目指すかによって、私のアドバイス内容も変わります。目指す道を自分で決めて宣言することは、大きな成長の証。一人ひとりの希望を聞けることに、いつも私自身が喜びを感じています。

人材育成に関わることで、私もスタッフから教わることがたくさんあります。例えば今日も、新人スタッフから今の旬なトークを教えてもらいました。人を育てることはコミュニケーション。一方的に指導するのではなく、私自身も学ぶ姿勢を忘れないことが、仕事を楽しむコツでしょう。

指導といえば、販売ノルマに沿ってその達成のための行動を指示することが一般的かもしれません。しかし、当社にはノルマがありません。これは楽をしてもらおうという訳ではなく、それが本当の意味での成長につながると考えるからです。自分自身で目標を掲げて行動するスキルは、ただ指示されたことを実行するよりも多くの思考や努力を必要とします。そうした背景もあり、評価は個人業績とプロセスの2軸で行なっているのです。数字の実績のみでなく、努力する姿勢・行動も同等に評価します。数字は本人の実力のほかに、その時の状況によっても変わるものなので、それだけで判断することは適切ではないと考えます。この制度があるから、ノルマがなくともモチベーションを高く、自律した仕事ができるのだと思います。

みんなのアイデアをカタチにしてCEO賞受賞!

こうしてスタッフの意見や悩みと向き合うなかで、嬉しい出来事がありました。1年程前の方針発表会という社内イベントでCEO賞を受賞することができたのです。この賞は組織のフロー改善や仕組みづくりに貢献した人に送られるタイトル。私が受賞できたのはスタッフのおかげです。成約率に伸び悩んでいる新人の声が、その先輩スタッフを通じて私に届きました。それまでは独学で学びそれぞれが自分のノウハウで仕事を進めてきた部分があったのですが、彼女の声を聞いて、経験が長くなるにつれて見えなくなっていた組織の課題に気づくことができました。この出来事をきっかけに勉強会やノウハウを共有する仕組みをつくり、これがスタッフの助けになっただけではなく、私自身も「CEO賞」というご褒美をいただく結果となりました。声をあげてくれた新人スタッフをはじめ、みんなにとても感謝しています。

直近では私の担当エリアの若手メンバーがこの賞を受賞しました。自分の受賞とはまた違った嬉しさがあり、特別な思いが込み上げてきました。誰にでも平等にチャンスがある会社なので、まだ経験の浅いメンバーもこうして活躍してくれることがマネージャーとして嬉しい限りです。受賞した本人だけでなく、周りの若手メンバーにも良い影響が波及してたくさんのアイデアが生まれています。そうした意見をカタチにできるよう、私たちがうまくサポートしていきたいですね。

自分自身のキャリアを振り返ると、たくさんの仲間やお客様とつながれる現場が好きだなと改めて思います。「この仕事の価値を若い人たちにもっと伝えていきたい」「この仕事を目一杯楽しんでほしい」そんな思いがあるので、これからも長く人材育成に関わり、会社に貢献をしてより多くのお客様に喜ばれていくことが私の目標です。

入社して20年が過ぎました。入社当時はこんなに長く働くなんて思ってもいなく、単純な理由で始めた仕事ですが、仲間やお客様に助けられて楽しみながら成長でき、ここまで続けてこられました。20年経っても変わらずに仕事が楽しいと言える環境に、心から「ありがとう」を言いたいです。

学生の方へメッセージ

企業研究では、各社の考え方の違いに注目してほしいと思います。企業理念はもちろん、人材育成方針、評価制度、働き方への取り組みなど、それぞれの項目でご自身の価値観とマッチするかどうかをしっかりと吟味してください。思い描く将来像に近づくことを想像しながら、さまざまな角度から企業を見て、納得できる1社を選んでくださいね。

私たちも、みなさんにアイ・ティー・エックスをより深く知ってほしい思いから、リアル・Webの両方でインターンシップを開催しています。「いかにしてお客様に喜んでいただけるか」という、当社社員の基本でありもっとも大切にしている姿勢を学べる機会です。フィードバックの手厚さがポイントで、ご自身をしっかり見つめるきっかけになるはずです。将来どんな業界・職種を選んでも活かせる経験になると思いますので、ご自身の可能性を知る1つの方法として活用してみてはいかがでしょうか。
<鈴木美紗/人事グループ 2016年入社>

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多くのことを学びながらプロフェッショナルへと成長。現代人に欠かせない生活インフラを支えるだけに、確かなやりがいと充実感を感じながら働ける。

マイナビ編集部から

「永遠の成長」を企業理念に掲げるアイ・ティー・エックスでは、社員の自発的な挑戦を推奨する文化が根付いている。そのことを物語るのが、本質的な成長を促すために実績と同等にプロセスを重視する評価制度や、社員自ら希望の部署や店舗へと立候補できる「オーダーエントリー制度」だ。「次につながる失敗ならばどんどんしてもいい」という考えが浸透しているから、社員たちは能動的に仕事に取り組み、新しいアイデアも生まれやすいという。

こうした環境で成長を目指すことは、若手人材にとってどんな影響があるだろうか? 「声をかけられるのを待つのでなく、自分で考えてやりたい仕事をする。選んだ道を自ら進む。そんな人材に育つことがゴールです」と阿部さんは語ってくれた。挑戦によって養われる自律心は、社会人人生を自分の力で動かすエンジンとなるに違いない。

また、取材で印象に残ったのは「働きやすい環境」だ。残業時間削減が徹底されていて、全社員平均残業は8.5時間(※)。さらに、有給取得日数は全社員平均10.5日(※)と、ワークライフバランスに優れた環境がある。長期キャリアを支援する「子どもが小学5年生になるまで時短勤務OK」や「年間100名以上が育児休暇から復帰」などの実績も見逃せない。このように社員に優しい環境で、重要な社会インフラであるモバイルサービスに携わる魅力は大きいのではないだろうか。
※2019年度実績

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北海道から九州・沖縄まで全国416店舗(2020年6月30日現在)を展開。大きなスケールとネットワークを駆使し、モバイルサービスを通じて社会インフラを支える。

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