最終更新日:2025/4/16

ケアサポート(株)

  • 正社員

業種

  • 福祉サービス
  • 人材派遣・人材紹介

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

職員も利用者さんも、ともに“私でありたい”という望みをかなえながら成長できる環境

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目指す介護のあり方を職員全員で妥協なく追求していく

埼玉県を中心に一都三県で多様な介護サービスを提供しているケアサポート。現在、認知症対応型デイサービス・グループホームで活躍する若手、リーダー、管理職の職員に、それぞれのキャリアや仕事の魅力を聞いた。

■千島 蒼生さん(写真左)
ケアサポートそうか新善 グループホーム 介護職
法学部 法律学科卒業/2023年入社

■椎名 俊文さん(写真右)
ケアサポートそうか新善 デイサービス リーダー
人間福祉学部 人間福祉学科卒業/2017年入社

■三木 優梨花さん(写真中)
ケアサポートそうか新善 チーフ
2014年キャリア入社

ケアサポートの魅力

利用者さんがその方らしく、自由に伸び伸び過ごせるサービスを提供しています。一人ひとりに合わせた対応を施設が一丸となって実践していくチームです。(千島さん)
できることに目を向けた介護を実践。車椅子の利用者さんが挑戦を続けて、歩けるようになったときは感動しました。今後は未来を考えた介護を追求したいです。(椎名さん)
誰でも、何でもできる。それが当社の魅力だと感じています。役割や職場を限定することなく、個人に合わせいろいろなチャンス、選択肢を与えてくれる会社です。(三木さん)

仕事としてではなく、家族と会話をするような気持ちで向き合い、信頼関係を積み重ねていきたいです

私は学生時代、自分がどんな仕事をしたいのか将来像が見えていませんでした。就職活動を機に昔弁護士に憧れて法学部に入学したという初心を思い出し、困っている人を助けられる仕事がしたいという視点が明確になりました。そこで介護の分野が自分の目指す社会的役割に合致するのではないかと考え、未経験ながらもこの分野に絞り就職活動を行いました。一般的に介護というと「利用者さんのできないことをお手伝いする」イメージが強いですが、当社が大切にしているのは「利用者さんができることを見つけ、可能性を信じた支援をする」というアプローチ。介護を行う側も、サポートされる側にも前向きなメッセージを感じ、強く共感したことが入社の決め手となりました。

そして入社前に介護の初任者研修を受講し、全体的な介護の仕事を知ることもできました。その際に実技を経験したことで、介護という仕事への強い責任を感じました。入社以来ケアサポートそうか新善に勤務し、認知症の利用者さんたちに対する様々なケア、そして楽しく毎日を過ごしていただけるようなイベントの企画などを行っています。しかし利用者さんの日々変わる反応に苦労することもありますが、先輩たちの支援やアドバイスで少しずつ対応力が磨かれていると実感しています。どうしても経験が浅い私は、利用者さんからの予想外な反応に戸惑ってしまうことも多いですが、先輩たちはバリエーションの多い対応で利用者さんにとって最適なケアを提供しています。その姿を見て学ぶことで、私自身が利用者さんと向き合うための言葉や態度の引き出しを増やしつつ、成長することができていると思います。

入社したばかりのころ、私が声を掛けてもお風呂に入ってくださらない利用者さんがいました。最初は「どうしてなんだ」と少し憤る気持ちもあったのですが、ここで距離をおかず逆に仲良くなろうと決意。趣味の話やその方が好きなお酒の話など積極的に話しかけて関係を作っていったところ、今ではその方から「お風呂に行こう!」と言っていただけるようになりました。振り返ると以前の私は“業務”として声を掛けるだけだったと反省し、今では家族に声を掛けるような気持ちで、その方の想いを受け止めながら介護をしていく大切さが理解できるように。そしてこの私の想いが伝わったときが、この仕事を続けるモチベーションにつながっています。【千島蒼生さん】

リーダーとして、必要な力を段階的に身に付けられるようなキャリアパスを実践してきました

私たちが現在暮らしているこの社会。この環境を作っていただいた高齢者のみなさんに恩返しをしたい。そう思ったのが介護の世界に関心を持ったきっかけです。この私の考えは、当社の「報恩奉仕」という企業理念とも重なっていると感じ、入社を決意しました。

当社では高齢者と一言でくくらず、“個”として向き合うことを大切にしています。例えば当社のスタッフ全員が、利用者さん一人ひとりをお名前で呼ぶということも、尊敬の意の表れ。介護に対して同じ想いを持つ仲間たちがいると実感できる環境です。社内では若い世代が意欲的にキャリアアップへ挑戦しているだけではなく、職員同士が互いに支え合う風土も定着。入社1年目の新人にOJTとして担当の先輩が付き、親身になって仕事をサポートしてくれた姿も印象に残っています。

入社以来デイサービスやショートステイ、グループホームなど、多様なサービス、様々な施設での仕事を経験してきました。複数の拠点での実務を経験したことで、施設ごとに目的やアプローチが異なることも学び、自分が目指す介護のスタイルはどのようなものなのかを改めて考え、実践する機会を得たと思っています。私が理想とするのは、オンとオフがしっかりしているメリハリのある環境。しかし常に100%で張り詰めていては疲れてしまいます。意図的に気持ちを緩めるような時間を職員間で共有できれば、日々の業務に関してなど柔軟な意見も出やすくなるのではないかと感じています。

早い段階から「いずれはリーダーや所長という立場になりたい」と上司に伝えていたため、このように多様な経験を積む機会をいただきました。2021年に現在の施設へ異動になったことをきっかけにリーダー候補となり、そして2023年10月からはリーダーを任せてもらえるようになりました。役職がつき職員をまとめる立場となり、職員みんなの得意不得意に目を向けることを意識するようになりました。そして誰もが挑戦したいと思うことを我慢せず、発言して実現できる環境を整えることにも取り組んでいます。それによって職員の笑顔が増え、施設の雰囲気がさらに良くなり、利用者さんにも喜んでいただける。そんな対等な関係を築くことで、施設の売上アップにも繋がっていくと思います。現在は施設運営業務と職員みんなが活躍できる場をつくることを大切に、リーダーとしてスキルを磨いているところです。
【椎名俊文さん】

「何事も経験!」その言葉に背中を押され、現場の介護職、本社での人財育成、施設のチーフに挑戦

私の当社でのキャリアは、パート職員という立場からのスタートでした。この時出会った職員同士の人間関係、介護のケアの質の高さに惹かれ、2年後に正職員として本気で介護に向き合おうと考えるように。加えて、正職員だけではなくパート職員も含めて意見を出し合うという社風も魅力に感じました。職員全員が一つになって利用者さんに満足していただけるサービスを提供していこう、そんな想いを感じられる環境が整っています。

正職員になって8年間は認知症の利用者さんが暮らすグループホームのケアサポートこしがやに勤務。認知症の方の支援は困難を伴うこともありますが、日頃のコミュニケーションで信頼関係を築き、みんなが笑って暮らせる環境作りに取り組んでいました。時には人生の大先輩である利用者さんに、私の悩みを聞いてもらうこともあり、利用者さんと支援者ではなく、人対人として向き合う経験を重ねることができたと思います。私が新しい仕事の取り組みに悩んでいた時、利用者さんに「何事も経験よ!やってみなさい」と言われたことは、今でも大切にしており、迷ったときに思い出し行動する勇気と支えになっています。

この仕事を続ける過程で、ケアトレーナーという社内資格も取得。これは自分の介護技術が後輩たちの手本となるくらい確かなものであるかをチェックされるというもので、職員指導の場面などで欠かせない資格となりました。さらに2017年にはリーダー職と同義の管理者というポジションに。施設のメンバーをまとめる立場として、職員間のコミュニケーションを促す取り組みに力を入れました。職員同士が話しやすい環境を作り、私自身も職員の声をすぐ受け止めるよう心掛けた結果、職員の定着率が向上。自分の考えが間違っていなかったと手応えを実感できました。

これらの施策が評価され、2020年に本社の人財育成課へ異動となりました。全職員に対する研修の企画、リーダー職の研修、外国人職員の受け入れと指導などを担当することに。はじめの一歩研修として、未経験から入社した職員が仕事を続けていけるようなサポートや人間関係の構築支援も行ったところ、多くの方から不安なく業務に入れたという感想をいただき、私自身も嬉しく思いました。そして2023年10月からは現ポジションに。職員が楽しく働いている、そんな姿を多く見ることができる施設にしていくことが今の目標です。
【三木優梨花さん】

学生の方へメッセージ

当社は職員の挑戦や行動を尊重し、やりたいことができるという風土が大きな特徴だと思います。私自身も新卒で入社後、10年ほど介護の現場を経験し、人事課へと異動になっています。働き方を制限せず、職員の意欲やアイデアで業務の幅が広がっていく環境があるということを、身をもって実感してきました。

介護の業界では様々なスタイル、理念を持った組織が事業を展開しています。その中でも当社は利用者さんの自立支援に注力してきました。介護士として利用者さんの代わりに何かをやってあげるのではなく、状態を少しでも改善して元気になってもらう、その視点を持って介護に取り組んでいます。どうしたら運動量を確保できるのか、自分の力でトイレにいけるのか、そして認知症を改善することができるのか。これらの意識で利用者さんと向き合うのが当社の介護。利用者さんのできることが増えていくのを目にするのが職員たちのやりがいとなり、施設全体にも笑顔が増えていく、そんな相乗効果も生み出しています。

当社ではこのような取り組みに関心がある人が、それぞれのアイデアを活かして自立支援に向けての挑戦を続けてきました。このような介護スタイルは利用者さんの支援だけでなく、ご家族の負担を減らすことにもつながっていくでしょう。介護を通じて人の役に立ちたいという想いを持っている方は様々な角度で活かしてみてください。
【総務人事部人事課チーフ 遁所幸さん】

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自立支援を具体的に実践していくのは難しいという現実もあります。しかしそれでも挑戦できる環境を作っていくのが当社の社風です。(遁所さん)

マイナビ編集部から

デイサービスやショートステイ、グループホームなど、在宅支援を中心に地域に密着した介護サービスを展開しているケアサポート(株)。埼玉、神奈川、千葉、東京で34の拠点を運営している同社では、職員の目指す将来像、介護観などに合わせ自分らしい働き方や環境を選べるという特徴もある。

今回の取材に登場した方々も、現在は同じ施設に所属しているが、そこに至るまでのキャリアは多様。様々な経験、知識を持ち寄り、意見を交わしながら利用者さんにとって一番ベストな介護を見つけていく風土が定着しているという。施設それぞれで雰囲気は異なるが、どこの職員同士も仲が良く、管理職と現場職員との距離も近い。もちろん利用者との関係も親密で会話が多いことが共通している。この明るい環境や人々と共に、これから自分自身がどのようなキャリアを築いていきたいのかを考え、トライを続けてほしいというのが会社としての考えだ。

本社には人財育成課を設置し、職員が望むキャリアを選んでいけるような支援を展開。社内で行う充実した研修、育成制度を活用している職員も多い。また研修をきっかけに他拠点の職員との交流を深め、情報交換を行っている姿もよく見られるという。“介護”を軸として、自分がどんな未来を実現していきたいのか。自分自身の可能性を見つけ、挑戦と選択をしていきたい、3名の取材を通してそんな意欲のある人におすすめしたい企業だと感じることができた。

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介護のスペシャリストになるケアトレーナー、リーダーとして職員育成や相談業務、外部との調整に携わるなど、キャリアのルートは個人の希望や適性で選択していける制度も。
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