最終更新日:2025/4/30

食協(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品
  • 専門店(食品・日用品)
  • ガス・エネルギー

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「米一粒から灯りまで」をモットーに、多様な事業で人々の生活基盤を支えています

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若手・中堅社員3名が語る、仕事の面白さや食協で働く魅力とは

生活基盤商品の総合商社として、米穀のみならず、さまざまな商品を取り扱っている食協株式会社。営業や機械オペレーターとして異なる部署で活躍中の社員3名に、仕事のやりがいや自社の魅力を聞きました。

(写真右から)
■中野 佑太/食品部 営業2課 主任
2019年入社(広島工業大学生命学部卒業)

■新藤 麻厘/米穀部 米穀企画課 係長
2016年入社(広島工業大学生命学部卒業)

■玉田 雅温/志和精米工場 生産課
2022年入社(広島修道大学国際コミュニティ学部卒業)

先輩社員の仕事風景

「営業は自分でスケジュールを組みながら動けるので、自由度の高さが働きやすさにつながっています。プライベートでは先輩とゴルフに行くのが楽しみですね」(中野さん)
「これまでお付き合いのない企業に提案に行っても、『食協』の知名度は高いものがあります。『お米でこんな企画もできるのですね』と喜ばれることが多いです」(新藤さん)
「完成したばかりの工場が職場なので快適です。屋内での作業ばかりなので空調がきいていますし、清潔できれい。夜勤がないのも働きやすさにつながっています」(玉田さん)

1年目から大手食品メーカーを担当し、商談を重ねながら信頼関係を構築【中野さん】

食品関係の企業で営業がしたいと考えていた私にとって、食協はまさに希望に合致する企業でしたが、さらに魅力を感じたのが手掛ける事業の多様性です。米だけではなく、食品や水、さらにはLPガスや電力まで扱っていることを知り、食品のみならず生活に欠かせない品を事業として展開していることに惹かれて入社を決めました。

私が所属する食品部は、食品メーカーや外食チェーンなどに向けて、食品の原材料を卸す部署です。小麦粉や塩・砂糖、油、卵など、幅広い品を扱っており、私は150社程のお客様を担当しています。お客様から注文を受けた商品の受注処理や配送の手配をするだけが営業の仕事ではありません。「こんな商品ないの?」というリクエストにおこたえしたり、「新商品を使ってみませんか?」と、こちらから提案したりするのが営業としての腕の見せ所。誰もが聞いたことのある大手食品メーカーを担当し、たくさんの人が食べることになるお菓子やパンなどの原材料を扱っていることにもやりがいを感じています。

小麦粉、砂糖など、一つひとつの原材料についてさまざまなメーカーから多様な商品を仕入れているという点は当社の強みです。価格、品質、必要とする量や納期など、お客様のニーズに対してきめこまやかに対応することができます。また、原材料メーカーの方も同行して商談に臨む機会が、当社では珍しくありません。お客様にとっては原材料のより詳しい説明が聞けるメリットがありますし、営業である私自身が商品知識を深める意味でも貴重な学びの場になっています。原材料メーカーが商談に同行するというのは、それだけ商談の規模や重要度が高いことの証です。これもまた当社ならではの魅力といえるでしょうね。

当社では、新人から段階的に学べる体制が整っています。専門資格の取得をバックアップしてくれる制度もあり、私も入社してから「三つ星お米マイスター」など、複数の資格を取得して仕事に活かすことができています。また、仕事に関連した実践的な研修だけではなく、若いうちから経営者目線を養うような内容のプログラムが受けられたことも有益でした。入社1年目から4年目までの社員が集まり、会社を将来どうしていきたいかというテーマについて話し合いました。いずれは他の事業部でも経験を積んで、お客様に対して一人で幅広い提案ができるマルチプレーヤーになることが今後の目標です。

開発や企画など、営業だけではない多様な仕事の経験が成長につながる【新藤さん】

学生時代に食について研究していたこともあり、食品業界で働きたいという希望をもっていました。食協はスーパーなどで目にするお米の製造を手掛けていると知っていましたし、広島ではテレビCMでもおなじみです。地元に根付いて、歴史のあるしっかりとした企業というイメージがあり、入社することにしました。

米や食品、燃料などの営業を行うと思っていた私が配属されたのは、意外にも新商品の開発や営業に携わる部署でした。当社のオリジナル商品である「GABA玄米もち麦ごはん」を、開発部のメンバーと一緒になって開発。くわえて、小売店などに営業をかけつつ、そこでヒアリングした意見を開発に活かすなど、入社1年目から多様な仕事を経験することができました。

その後、現在も所属する米穀部へと異動になりましたが、私が営業しているのは既に製品化されている米ではなく、その米を活用した企画商品です。例えば、お漬物のメーカーに漬物と合う品種の米をセットで販売する企画を提案したり、小分けにした少量パックの米を企業の販促ノベルティに利用してもらったり、アイデア次第で提案先は広がります。自分で企画のストーリーを考え、お客様に提案し、それが採用された時にはやりがいを感じますし、その企画商品の反響が大きければさらなる達成感が味わえる仕事です。以前、50名限定の抽選商品を企画して、1600名の方に応募していただいたことがあります。企画がはまった時の爽快感は、この仕事ならではの醍醐味ですね。さまざまな品種や用途の米を幅広く扱っていること、さらに、精米工場と連携を図り、少ない数から企画商品の生産に対応できる柔軟性、これらの食協ならではの強みが企画を考える際にも役立っています。

私が担当している企画営業は、会社としても新たな取組です。前の部署で商品開発に携わったことで得たノウハウや知識が活かされていますし、挑戦を応援してくれる社風にも助けられています。相談すると、「その企画、面白いね」と興味を示して協力してくださる先輩・上司がいるおかげで、やりたいようにチャレンジできていると思いますね。これまでのキャリアで営業だけではなく、開発部や工場など、いろんな部署の人とつながりができたというのは私の強みです。そのネットワークを活かし、「新しいことを始めるなら新藤に任せてみよう」と信頼される存在になりたいと思っています。

新工場で最新鋭の機器を操作し、おいしい米を安定的に届ける役割を担う【玉田さん】

2022年に完成した新しい精米工場が私の職場です。最新鋭の機器がずらりと並ぶ工場で、大量の米がラインにのって製品に変わっていく光景を初めて目にした時には、その規模感に圧倒されました。日常生活で米は2kgとか5kgとか、キログラム単位で量るものですが、工場では毎日「トン」の単位で製品化することになります。1日で100トン以上の米を精米することも珍しくありません。100トンの米は、5kgの米袋に換算すると2万袋という膨大な量です。それだけ多くの米を毎日流通させていると考えると、すごい仕事だなと感じることはありますね。実際にスーパーやコンビニで自分たちが工場で精米した商品を見かけることも多くあり、それがやりがいにつながっています。

工場内で私は精米された米を袋詰めする工程を担当しています。その日の生産計画に沿って、機器を操作して生産ラインを円滑に動かしていくことが私の役割。複数の生産ラインの動きを見ながら、遅れが生じているラインの生産分を別のラインにスライドさせたり、急ぎの対応が求められる製品の生産を優先するために調整をかけたり、広い視野でラインの稼働状況を把握することが求められます。経験豊富な先輩方から機械の操作方法などを細かく教わりながら、そこに自分なりの工夫を加えられる点がこの仕事の面白さ。どうすれば効率よく生産できるかを考え、そのアイデアを提案すると、若手の意見であっても採用されることが多くあります。やり方をすべて指示されるよりもモチベーションが高まりますし、その工夫が効率化などの結果につながれば、さらに達成感を得ることができています。

私は営業志望で入社したので、最初に工場に配属が決まった時には驚きましたが、玄米が精米されて、袋詰めされた製品になるまでの詳細な工程は、工場で働いているからこそ理解できたことです。先輩のなかにも工場を経験した後に営業職に異動した方がいるので、私もいずれは工場で得た精米の知識を武器にして、他の部署にチャレンジしてみたいと考えています。当社では毎年「自己申告書」を社長に提出する機会があり、そこにやってみたい仕事や希望するキャリアステップについて書くことができます。上司に意見が言いやすい風通しの良さがあるだけではなく、制度として社長に直接想いを伝えられる場が用意されているというのは当社ならではの魅力だと思いますね。

学生の方へメッセージ

【中野さん】
働き始めてから、お客様や仕入れ先など、さまざまな企業とのつながりができていくなかで、世の中にはいろんな企業があるということを実感しています。学生が自分の生活のなかでイメージできる仕事や業種は限られたものになるので、仕事がイメージできない業界こそ会社説明会に参加したり、企業研究を進めたりして、自分の可能性を広げてほしいと思います。

【新藤さん】
私自身、就活中に“お祈りメール”が届くたびに、自分を否定されたような気持になって落ち込んでいました。しかし、自分の特性と、その企業が必要としていたものがマッチしなかっただけのことで、必要以上に悩むことはなかったのだと今になって思います。自分の価値を認めてくれる企業と出合うためにも、いろんな業界、企業に興味をもってほしいですね。

【玉田さん】
一つの分野を徹底的に極めていくのも意味のあることだと思いますが、多様な経験によって得られる成長や視野の広がりもあると思います。入社前にイメージしていなかった工場内の仕事で、私自身、それを感じています。当社のようにいろんな事業を手掛けている企業であれば、幅広い経験を積むチャンスが広がるのではないでしょうか。やったことがない仕事を毛嫌いせずに、まずはやってみようと前向きに取り組む姿勢が成長のカギになると思います。

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入社1年目から社内・社外研修の独自カリキュラムを組んでおり、社員のスキルアップを全面的にサポート。能力が上がれば賃金に反映されるので、やりがいにつながっている。

マイナビ編集部から

今回取材した3名の社員は、広島県出身ということもあり、就職活動を始める前から食協はなじみのある企業だったと語っている。その一方で、企業研究を進めるなかで、食協の事業内容の多彩さに驚いたと3人は口をそろえる。

「米穀事業」「食品事業」「燃料事業」「宅配水事業」さらには、「商品開発事業」「電気事業」「直販事業」など、食協は時代の変遷とともに新たなビジネスモデルを加えてきた。就職先という観点でみれば、事業の多様性が多彩なキャリアプランを描けることにつながっており、企業側も多様な部署で経験を積んだ後に幹部として活躍するような若手に期待している。

100年企業への歩みを進めるなかで、これからの食協のキーワードとなるのが「日本一」。最先端の設備機器を備えた新精米工場の完成も「日本一」を見据えた取組の一例だ。他にも、“米の博士号”と称される資格「お米マイスター」の三つ星を既に90名以上が取得しており、より上位ランクである五つ星の資格取得者数で日本一を視野に入れつつ社員教育に力を注いでいる。

今後はさらなる新規事業の展開や、グループ会社強化によるホールディングス化もめざしており、入社後に経験できる仕事の幅はさらに広がっていくことだろう。食や生活に関連した商品やサービスによって地域や社会に貢献したい、さまざまな仕事にチャレンジしてみたい、そんな希望をもった方にはぜひ注目してほしい企業といえそうだ。

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東広島市に2022年4月に完成した志和精米工場。生産能力アップ、高品質精米の供給、商品安全性の確保、さらにSDGsに適応した環境に配慮された工場として稼働している。

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