最終更新日:2025/4/28

(株)エネゲート【関西電力グループ・大崎電気グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 総合電機
  • ソフトウエア
  • 重電・産業用電気機器
  • 機械
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

創業100年以上の電力インフラメーカーで、キラッと輝く若手技術者たち

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電力の計測や制御、監視の技術を活かし、新製品開発にも挑戦中

(株)エネゲートは、歴史に実績、安定性もお墨付き。でも、同社の魅力はそれだけではありません。学生時代の学びを活かし、新たなモノづくりに奮闘中の若手技術者たちに、その働きぶりをお聞きしました。

■Sさん(画像右)
研究開発部 基盤技術研究・開発グループ
2018年入社/工学部 電子システム工学科卒

■Uさん(画像左)
制御機器事業部 システム設計グループ DX推進チーム
2021年入社/理工学部 情報学科卒

先輩の仕事場拝見!

「次世代スマートメーター」の開発に取り組むSさん。「相談しやすく活気があります!自分の時間も大事にできるので、休日は中学から続ける吹奏楽に打ち込んでいます」。
AI搭載の監視カメラシステム開発に挑むUさん。「技術職は様々な仕事があり、自分の強みが活かせますよ。休日はバンド活動に精を出し、ライブで演奏もしています」。
電力の安定供給を支えるメーカーとして培った技術と実績、信頼を礎に、現在は新規事業の創出にも力を注ぐ。あなたの夢を私たちと一緒に実現しませんか!

インフラに関わるモノづくりは責任重大。でも、やりがいも計り知れない!

私は大学の電子システム工学科に在籍し、情報や回路などについて広く学んでいました。工学部だったので、やはり「将来はメーカーでモノづくりがしたい」「電気系の知識・技術を活かしたい」と考え、これらを軸に就職活動をスタート。関西電力のグループ会社である当社には早々に注目し、3年次には夏のインターンシップにも参加しました。

当初から魅力に感じていた関電グループの安定性もさることながら、インターンシップを通じて実感したのが、大学で学んだ電気の知識がダイレクトに活かせることです。先輩方もとても気さくで話しかけやすく、コミュニケーションがあまり得意ではない私もすぐに打ち解けることができ、最終的にはこの社風の良さが入社の決め手になりました。

入社後の3年間は製造グループで基板部品の実装工程を担当し、4年目から現在の基盤技術研究・開発グループに異動になりました。現在はグループ会社を中心とする電力会社向けの「スマートメーター(電気使用量をデジタルで計測・記録し、電力会社に自動で送信する電力量計)」の基板設計に携わり、試作から評価、検証、製品化までの一連の流れに関わっています。入社後のステップは人によって異なりますが、私は製造を経験できてよかったと思っています。実装を経験したからこそ、製造現場がつくりやすい設計を意識できるようになりました。

一家に一台必ず設置される「スマートメーター」は、電力というインフラに欠かせない製品という性質から、信頼性が何より大事。電波や雷など、外部からの妨害を受けても正常動作を維持できる“強度”が求められます。しかし、要求される仕様をもとに設計しても基準をクリアすることができず、苦労したこともありました。

そんな時に手を差し伸べてくれたのが経験豊富な先輩方です。行き詰まる私に助言をくださり、そのおかげで基準を満たす強度の製品を完成させることができました。技術者にとって、手がけた製品が思った通りに動くやりがいはもちろん、それを街中の至るところで目にできる喜びは計り知れません。自社のスマートメーターを見るたびに、うれしさを噛みしめています。(Sさん)

新しいチームで新しいモノづくりに取り組む。答えを探す仕事がたまらなく面白い

大学に進学する時から就職する未来を見据え、「これからの時代は、どの企業でもプログラミング知識が必須になるだろう」と情報学部を選びました。学部ではプログラミングや数学をメインに学びながら、並行してAIや画像処理も研究。就職活動ではこれらの知識・技術が活かせる在阪企業を軸に絞り込み、100年以上の歴史と実績、安定した関電グループでもある当社への入社を決めました。

まず配属されたのは、水力発電ソリューショングループ。1年目と2年目はこの部署でダム監視操作卓(通称“ダム卓”:ダムを遠隔管理するためのもの)の個別のシステム設計に携わりました。3年目からは今のシステム設計グループに異動になり、新たに立ち上げられたDX推進チームに参加。「制御機器事業部が手がけている既存製品にAI機能をプラスすることで、付加価値を提供しよう」と新設されたチームで、モノづくりに関わっています。

私は現在、ITVシステム(ダム卓のシステム設計でも活用した、広域監視カメラ)へのAI搭載を検討しており、コストが高い現在の状態からの移行を進めているところです。グループ会社との共同研究を通じ、監視場所に応じたモデルの選択や、AIの精度向上に取り組んでいます。

AIや画像処理といった学生時代の知識・技術が活かせることに加え、立ち上げ間もない新しいチームで、前例のないモノづくりに取り組めることにやりがいを感じています。マニュアルも手順書もなく、何かしようと思えば自ら調べ、持てる情報網を総動員して前に進むしかありません。まさにトライ&エラーを繰り返す日々ですが、試行錯誤しながら答えを探すこの仕事が、面白くてたまりません。チームメンバーは20代が中心で、風通しがよく、コミュニケーションも盛んです。やってみたいことに思いきりチャレンジできるこの環境に、とても満足しています。(Uさん)

2人の先輩技術者が目指す未来&学生のみなさんへのメッセージ

【Sさん】信頼に足る製品を生み出すのはもちろん、私が開発に携わる上で心がけているのは同じグループメンバーとの密な報告・連絡・相談です。この仕事は一人で黙々と打ち込む時と、チームで連携する時の両方の側面があり、スムーズな開発には情報共有が欠かせません。ムダを生まないためにも、日頃から報・連・相を意識しています。

目下の目標は、仲間とともに取り組む「次世代スマートメーター」の完成ですが、将来的にはまったく異なる市場に向けた新規製品を生み出したいと思っています。自らのアイデアで世の中の役に立つモノをカタチにする、いつかそんなやりがいを味わってみたいですね。

世の中にはたくさんの企業があり、その中から自分に合う企業を選ぶのは本当に大変だと思います。私の場合は自分の中で譲れない軸とその優先順位を決め、合致する企業に絞っていきました。そして、その中から最も自分らしく働けると感じたのが当社です。社風を知るためにもインターンシップなど、先輩社員と直にふれあえる機会を活用し、自分が本当に“いい!”と思える企業を選んでください。

【Uさん】他の事業部から依頼されたプログラムの改修にも携わりながら、並行して新しいモノづくりに挑むのは、決して楽ではありません。しかしやりがいに満ち溢れており、2024年度中の新製品が市場に出ることを目指して、現状を楽しんでいます。まずは自社グループに向けた開発が大前提ですが、ゆくゆくは一般企業に向けても販売したいです。

そのためには処理速度の速いPCだけではなく、一般的なPCでも同等の処理ができるように、改善を進めなくてはなりません。挑戦はまだ始まったばかりですが、目指す成果を掴むために研鑽を重ねたいと思っています。

品質への徹底した検査や、品質向上に向けた設計にストイックに取り組めることは、当社の魅力の一つです。さらに、業務に必要な知識だけでなく、興味のある分野の学びもバックアップしてもらえる環境が整っています。社会人になっても学び続けたい方にはぴったりの環境ではないでしょうか。

こうした環境で、自分らしく働けているからこそ、当社を選んでよかったと感じています。「自分らしく働きたい」と考える学生のみなさんは、ぜひエントリーしてください。一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

学生の方へメッセージ

電気・電子、情報など理系学部での学びが活かせることに加え、当社では入社後も学び続ける人を応援する制度と、充実した教育環境を整えているのが自慢です。

まずご紹介したいのが、2023年度からスタートした「自己啓発支援手当」。すべての従業員を対象に支給しており、大卒の新入社員であれば7月の本採用以降、月20,000円を支給しています。その後も、職級に応じて月30,000円まで増額します。この手当は、資格取得に向けた金銭面のハードルを下げ、自己啓発に注力してほしいとの思いから、設置されました。

さらに「資格取得祝金制度」を設け、会社指定の資格取得者に合格祝金を贈呈。現在、対象資格は150以上あり、新たな資格も次々と対象に入っています。こうした手当や制度の実施に伴い、資格取得に挑む人材は実施前の3倍に増加しました。全社的に学ぶ意欲が高まっています。

また、年間1,000~2,000円の自己負担で多彩な動画研修を受講できる「チャレンジ研修制度」も導入。受講費用の8~9割超を会社が負担し、スマホやPCから、いつでもどこでも手軽に学べる環境を整え、業務に直結する知識はもちろん、興味のある分野も手軽に学習することができます。

入社を“ゴール”ではなく“スタート”と捉え、学びながら自分の幅を広げていける人。また興味のあることにチャレンジして、技術者としてのスキルアップを目指す人を、全力でバックアップしています。

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「チャレンジ研修制度」や「資格取得祝金制度」は内定者も対象で、資格を取得すれば入社後に祝金も支給!ぜひチャレンジしてください。

マイナビ編集部から

1914年の創業以来、国産電力量計メーカーで高いシェアを誇り、キュービクルや配電盤、配電自動化機器など、電力の安定供給を支える様々な製品を生み出してきた(株)エネゲート。同社の自己資本比率は78%となっており、業界平均を大きく上回る(※取材当時)ことからも、その財務体質の健全さがうかがえるだろう。

100年以上の歴史と実績、電気の計量・計測、監視制御の技術を活かして存在感を示す同社だが、新規事業への熱量も高く、2024年3月から「アクセラレータープログラム」を開始。企画推進力やスピードに長けたスタートアップ企業から学び、アイデアや技術を共有することで新規事業を加速度的に進め、より良い新商品やサービスの提供を目指している。

また、同社は2025年に開催される国際的な博覧会にも参加予定。監視カメラ画像からAIで推論した人流カウント技術、人物特定による迷子探索の技術が採用されたスマートポール(通信基地局やWi-Fi、カメラ、街路灯、デジタルサイネージなどを搭載した 多機能ポールの総称)の実証を行うという。

これまでの技術とこれからの技術を組み合わせ、まったく新しい未来を拓く(株)エネゲート。自身のアイデアで新しいモノを生み出したいという人材にとって、同社は最高のステージになるだろう。

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関電グループの安定感はもちろん、歴史と実績に甘んじることなく新規事業開発に力を注ぐ熱量に注目してほしい。若手にも大きなチャンスがある企業だ。

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