最終更新日:2025/4/15

(株)増岡組

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • 不動産

基本情報

本社
東京都、広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

広島のまちのにぎわいや、人々の安全で快適な暮らしを高い志と技術で支え続ける

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若手社員が語る施工管理の面白さや、増岡組の魅力とは

1908(明治41)年に創業し、115年以上の歴史を重ねながら総合建設企業へと発展を遂げた(株)増岡組。建築・土木の工事現場で施工管理を担う3人の若手社員に、仕事の魅力や将来の夢・目標などを語ってもらった。

■花田 湧さん(写真左)
建築工事部 建築工事課
2020年入社(広島工業大学工学部卒業)

■池上 優奈さん(写真中央)
建築工事部 建築工事課
2022年入社(近畿大学工学部卒業)

■播摩 剛志さん(写真右)
土木工事部
2023年入社(広島工業大学工学部卒業)

増岡組の魅力とは?

「当社は、日本の伝統建築の修復を数多く手掛けています。全国的に知られた建物の施工実績も多く、増岡組でなければ経験できない仕事があります」(花田さん)
「若手の女性社員が多く活躍していることは当社の特徴の一つです。年次を問わず社員同士の距離が近く、話しやすい雰囲気が大きな魅力だと思います」(池上さん)
「入社1年目は分からないことばかりでした。だからこそ先輩や上司に遠慮なく聞きやすい雰囲気が心強かったです。入社前に感じた通りの温かな社風が魅力です」(播摩さん)

さまざま建物に関われそうだという入社前の期待通り、多様な経験が積めています【花田さん】

大学で建築を学び、建設会社に絞って企業を探すなかで、すぐに目に留まったのが増岡組でした。広島のランドマークとなっている世界遺産や、プロ野球のホームスタジアムをはじめ、有名な建物を数多く手掛けており、この会社で働きたいという想いを強くもちました。

さまざまな建物に携わってみたいという希望をもって入社し、既にマンション以外にも工場の建て替え工事にも携わっています。マンションと工場では構造からして異なり、図面も大きく違います。施工管理の基本は同じですが、現場で気を配るべきポイントも変わってくるのでとても勉強になり、知識の幅を広げることができました。また、経験を重ねることで、任される仕事の範囲が、建物の一部分から全体へと広がっています。例えば、職人さんが作業するための基となる施工図の制作箇所が、最初は足場周辺だけだったのが、今では建物の躯体(骨組み)まで担うことになり、責任が増す一方でやりがいも大きくなりました。

入社5年目になって、初めて解体工事の現場を任されることになりました。これまでやってきた安全管理、品質管理に加えて予算管理まで業務範囲が広がり、新たなチャレンジの場で経験を積んでいるところです。相談すれば親身になってアドバイスをくれる先輩や上司に支えられて着実にステップアップできています。

今後の目標は新築工事の現場で所長になることです。さらにその先では、これまでに経験したマンション、工場以外の建物にも携わっていきたいです。地元の広島で県民が誇れるような建物をいつかは建ててみたいですね。当社であればそのチャンスが十分にあると思っているので、これからも向上心を忘れずに学び、成長を続けていこうと思います。

若手社員同士で切磋琢磨しながら、所長をめざして一歩一歩成長していきます【池上さん】

これまで3件マンションの新築工事に携わってきました。最初の2件は工事の途中から参加したのですが、今の現場では、更地の状態から完成までを初めて担当。危険な箇所がないかのチェックや、図面通りに職人さんが作業を進めているかの確認を先輩と一緒に行っています。約1年半、同じ現場にいるので、夏の猛暑や冬の寒さ、大雨も経験し、大変に感じることもありましたが、それ以上に現場が楽しく、沢山のことを学べる機会になりました。何もなかった場所から建物が縦に伸びていき、組んでいた足場が外れて15階建てのマンションが姿を見せた時の達成感は、これまでに感じたことのない大きなものでした。長く同じ現場で仕事をするなかで職人さんとの距離が縮まり、頼りにされたり、質問されたりするようになったことにもやりがいを感じています。

3件の現場でそれぞれ違う先輩方と一緒に施工管理を行いましたが、仕事に真剣で優しい先輩方に囲まれ、温かい雰囲気がすべての現場に共通しています。トイレや更衣室などの環境面も配慮されているので、働きにくさや居心地の悪さを感じることはありません。まずは1級建築施工管理技士の資格を取得して、いずれは所長として現場を任されるようになることが目標です。

当社では女性社員が年々増えており、年の近い先輩、後輩が多く活躍しています。みんなが同じ現場になることはないので、たまに集まって女子会をするのが楽しみですね。また、休みを申請しやすいというのも当社の魅力です。私の趣味はライブに行くことなので、好きなアーティストのライブに合わせて休みをとり、プライベートも充実させることができています。

ダイナミックな仕事にやりがいを感じつつ、一つひとつの現場で多くの学びを得ています【播摩さん】

広島県内での豊富な実績や歴史の長さに加えて、会社説明会や選考過程で感じたアットホームな雰囲気が入社の決め手です。職場の人間関係になじめるか最初は不安でしたが、先輩や上司が気さくに話しかけてくれたので、すぐになじむことができました。

最初に行った橋脚工事の現場では火薬を使った発破作業を目の当たりにし、現場のスケール感に圧倒されました。これまでに橋脚や河川の護岸工事を経験し、現場の規模が大きいからこそのやりがいを感じています。入社1年目は記録写真の管理などから仕事を覚えていき、2年目になって安全管理や職人さんの作業内容のチェックなどを任されるようになってきました。責任が増した分、自分も戦力としてダイナミックなものづくりに関われているというやりがいがあります。また、私は広島県で生まれ育ち、過去に行ったことのあるエリアの現場を担当することが多くあります。地域の快適で安全な暮らしにつながる仕事なのでプレッシャーもありますが、やり遂げた時の達成感は格別です。

数か月から年単位で現場が進行していくので、一つひとつの現場を貴重な学びの機会として、次に同じ種類の現場を担当した時にスムーズに行えるように技術を磨くことを心がけています。土木工事といっても、私が経験した橋脚や河川の他に、トンネルや道路、ダムなど多様なジャンルがあり、それぞれが専門性の高い仕事だと感じます。さらに、自然災害が発生した際に復旧工事を行うのも私たち土木工事部の重要な役目となります。キャリアを重ねながら経験したことのない工事にチャレンジして、1級土木施工管理技士の資格取得をめざし、今後、土木施工管理者としての幅を広げていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

【花田さん】
施工管理者として働いてみて実感するのが、決して指示を出すだけの仕事ではないということです。同じ建物を作り上げる仲間として職人さんをリスペクトし、率先して自ら動き、職人さんが働きやすい環境を整えることが施工管理者には求められます。企業研究、業界研究を進めるなかで、興味のある職種の仕事内容を表面的にではなく深く掘り下げてほしいと思います。

【池上さん】
現場では社内の先輩、上司だけではなく、協力会社の職人さんなど、さまざまな立場の人と関わり合って建物を完成させていくことになります。現場を盛り上げ、気持ちよく仕事ができるような雰囲気をつくることも施工管理者の役割です。施工管理の専門知識は入社後に丁寧に教えてもらえますが、人付き合いの方法は教えられるものではないので、学生時代からコミュニケーション能力を磨いておくとスムーズに仕事ができると思います。

【播摩さん】
施工管理は一人でやれる仕事ではなく、先輩や上司と一緒に現場で学んでいくことになります。インターンシップなどで先輩社員と触れ合うことで職場のイメージがつきやすくなるので、積極的に参加してほしいと思います。また、施工管理は現場作業以外にパソコンを使った作業も多い仕事です。エクセルなどのスキルを磨いておけば、入社してすぐに役立ちます。

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大きな現場になると数十人、時には数百人の職人が同時に作業をすることになる。施工管理者はその中心に立って現場をまとめ、安全、円滑に建物が完成するように導いていく。

マイナビ編集部から

年次や部署の異なる3名に話を聞くなかで増岡組への入社のきっかけに話が及んだ際、全員が口をそろえて「世界遺産をはじめとする施工実績に目を奪われた」と語ってくれた。事実、同社のホームページで紹介されている施工実績は、建築、土木ともに実に多様であり、有名な建物、重要な道路などがずらりと並んでいる。加えて近年は自社開発の物件にも力を注いでおり、社内に「開発投資部」が設置されている。

「せっかく建築の道に進むのであれば、同じ建物ばかりではなく、いろんな建物を作ってみたかったので増岡組に決めました」という若手社員の言葉通り、100年を超える歴史のなかで培ってきた技術や実績、信頼によって、増岡組に入らなければ経験できない仕事があるというのは大きな魅力といえるだろう。

もう1点、各社員から取材中に共通してあげられたのが、働きやすい職場環境について。アプリや機器の導入によって現場作業が大幅に効率化していること、完全週休2日制が導入されたことなど、それぞれの実体験を通して、働きやすさにつながるポイントを紹介してくれた。

やりがい満点の現場と、仕事に集中するためのサポート環境、双方が整った企業だと感じられた取材になった。

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手書きの書類ベースで多くの時間が割かれていた建物の検査をアプリで一括管理するシステムの導入など、施工管理業務のデジタル化、効率化が積極的に進められている。

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