最終更新日:2025/4/17

ウエル・ユーカン(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • 建設
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 商社(建材)
  • 広告

基本情報

本社
東京都、広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

企業のシンボルである看板の製作は、時代を創っていく仕事。

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一貫生産体制で、企画から設置までをトータルプロデュース。

街中で目にするさまざまな看板やサインの製作を、企画から設置までトータルで請け負っているウエル・ユーカン。さまざまな部署で活躍する若手社員に、仕事のやりがいやビジョンを語ってもらった。

・1人目
 東京営業2部 大高佑太さん(2020年入社)
・2人目
 企画設計部 東京設計(意匠設計) 田部井若菜さん(2017年入社)
・3人目
 企画設計部 広島設計(構造設計) 藤井秀也さん(2018年入社)

先輩からの一言

学生時代は看板について知識がない人がほとんどだと思いますが、入社後に意欲的に行動すれば成長できます。私も現場での経験を通して仕事を覚えていきました。(大高さん)
「何をしたいか」以上に「誰と働きたいか」も、仕事を続けていくうえで大切だと思います。ポジティブで面倒見のいい先輩が多いのは、当社の大きな魅力です。(田部井さん)
設計部には、物事を柔軟に考えて創造的に作図を行っている先輩がたくさんいます。CADソフトを使って、色々な図面を書くことができますよ。(藤井さん)

施工して終了ではなく、アフターケアまでしっかり行うのが当社の強みです。

「ずっと続けていける仕事」という視点を軸に就職活動する中で、出会ったのが当社。看板は街中にたくさんありますから、自分が関わった仕事の結果を目にする機会が多く、続けていくモチベーションになるのではと思ったのが入社の理由です。実際に仕事に携わってみると、まさにそれを実感する日々。さまざまなプロセスを経て完成した看板を見ると、達成感と同時にやりがいを強く感じます。

私が所属する営業2部は、看板製作に加えてメンテナンスまで携わる部署。私は現在、全体の進行管理を担当しています。新規受注の場合は、お客様からの依頼を社内の意匠・構造設計担当に伝え、できあがった図面をお客様と確認した後、自社工場で製作し、できあがった看板は協力会社を手配して施工。現場に立ち会い施工管理を行います。メンテナンスの場合は、全国各地の施工済製品の色褪せや劣化などの状況を東京本社で一括して把握し、修理の指示や進捗状況の管理を行っています。

看板の素材や構造、見積りの仕方など、専門的な知識が不可欠なので、入社したての頃は覚えることが多くて大変でした。自分が把握するだけでなく、お客様や施工の職人さんにもきちんと説明しないといけませんから、わからないことは遠慮なく先輩や上司に質問して、数をこなしながら身につけていった感じです。営業の仕事では、年齢も立場も異なるさまざまな人たちと関わっていくので、常に丁寧かつ真摯なコミュニケーションを心がけています。

改めて思うのは、看板製作は入社前に思っていたより遥かにプロフェッショナルなスキルが要求されるということ。各部署が密に連携しながら、ミスなく安全に施工までもっていけるよう、細心の注意を払って職務に当たっていることを誇らしく思います。さらに、施工して終わりではなく、アフターケアまでしっかり行っているからこそ、お客様から信頼していただいているのだと思います。今後はさらに経験を積んで、大きな規模の現場や、より複雑で難易度の高い看板設置を担当できるようになりたいです。(大高さん)

お客様の意向を汲み取りつつ、自分の工夫を盛り込めるのが意匠設計の醍醐味です。

看板はデザイナーがロゴを考えて貼り付けるだけでいいのでは?当社の説明会に参加するまでは、そんなふうに軽く考えていた私ですが、説明を受けて視野が広がりました。地域ごとに条例があり、設置できる看板の大きさなどが異なること、場所によって見え方が違うのでデザインを変える工夫もしていること、看板だけでなく店舗の外装や内装に携わる場合もあることなど、奥が深い仕事であることに惹かれ、入社を決めました。

私が携わる意匠設計の仕事は、お客様の要望に答えるデザイン案を作成すること。まずは条例調査をして、その地域で設置可能な看板のサイズなどの条件を把握してからプランを練ります。3Dソフトを使いながら、車や歩行者など、異なる目線でどう見えるかも反映しながら画像をつくることも多いです。デザインが決まったら、図面を工場に送るまでが私の担当。構造計算が必要な場合は、構造設計の担当者に図面を送って相談します。

入社して間もない頃から、自分が担当したデザインが形になったのはうれしかったです。初めての担当は家電量販店の看板でしたが、街中でそびえている姿を見た時は感激しました。最近では、海外の物件を担当することも多いです。日本のディスカウントストアの海外店舗のプロジェクトでは、お客様とのやりとりも任されたので身が引き締まりました。看板だけでなく店舗の内装にも関わっていますが、日本と違って店内にイラストを飾ることが多く、凝ったデザインの依頼に応えるのが大変でもあり、自分なりの工夫が盛り込めるので楽しくもあります。

仕事をする中で感じる当社の強みは、やはり自社工場があるということ。看板のつくりで分からないことがあれば、すぐに相談できる環境が近くにあるので本当に助かっています。いつも肝に銘じているのは、最初の頃に上司から言われた「絵を描くだけじゃダメだ」という言葉。デザイン面だけ考えていると構造的に無理が生じてしまいがちなので、今後はさらに構造の知識も増やして、美しさと安全を兼ね備えた看板づくりに貢献していきたいです。(田部井さん)

看板は形も大きさも多種多様。構造図の作成には毎回新たな学びがあります。

私は広島の企画設計部で、デザイン担当が手掛けた意匠を基に、構造設計図をつくる業務を担当しています。単に図面を起こすだけでなく、製作可能な構造なのか、製作時に手間がかかりすぎないかなどを考えながら進めていかなければなりません。そこが難しくもあり、醍醐味でもあります。

学生時代は建築設計を専攻しており、主に住宅の設計を学びましたが、もっと色々な構造物の図面をつくりたいという思いがありました。説明会で当社が形も大きさも多種多様な看板を製作していることを知り、「ここしかない!」という気持ちになったのを、今でもよく覚えています。実際、ひとつとして同じ仕事はありません。入社後は先輩の作図の手伝いからスタートし、徐々に任せてもらえるようになりましたが、毎回新たな学びがあることにやりがいを感じる日々です。

たとえば、外部看板ばかり手掛けていた時に、ビルの内部看板の案件を担当したことがありました。両者は条件が全く異なるので、最初は四苦八苦。屋外に設置される外部看板は雨や風などの影響を受けやすいため、丈夫で長持ちする構造が求められますが、内部看板はその名の通り屋内に設置されるもので、天候などの影響が少ないんです。そのため外部看板と同じように考えてしまうと、デザインやイメージを損ねてしまうことがあります。改めて条件を見つめ直して、工場の製作担当者や先輩社員とアイデアを出し合い、デザインと強度のバランスを考え抜いた結果、無事に完成させることができました。

営業、デザイン、設計、自社工場での製作・施工…。さまざまな部署との連携が密な当社は、全国でもトップクラスの一貫体制が強みです。仕事でそれを実感することもしばしば。流動的な現場では作図の細かな変更がよくあるのですが、自社工場に新しい図面を渡してお願いすれば、大体はその場で直してもらえます。工場が立て込んでいて外注しなければならない場合は何週間もかかることがあり、その差は歴然。精度の高い完成品をスピーディにお届けできる点はお客様にも高く評価していただいており、私も誇らしく思っています。今後は、構造設計に関する知識と経験をさらに深めて、広島企画設計部を強く支える存在になることが目標です。(藤井さん)

学生の方へメッセージ

企業研究をする皆さんにお伝えしたいのは、自分に向き合い、どんな仕事がしたいかをしっかり考えること。ここが曖昧なまま入社すると、後から「やっぱり違う」と感じるかもしれません。やりたいことも業界のことも分からないという方は、少しでも興味がある分野から深く調べてみて下さい。また、企業名優先で就職先を選びたくなることもあると思いますが、その会社で自分が働いている姿をイメージし、やりたいことができそうか見極めることが大事です。

自分で情報を収集し、深く掘り下げることは大切ですが、外から知り得る情報には限界があります。気になること、分からないことは、各社の人事担当などに遠慮なく質問することをおすすめします。また、工場見学や店舗見学など、直接足を運んで確かめる機会があれば、ぜひ活用してほしいですね。

看板を中心とした空間のトータルプロデュース企業として、企画からアフターフォローまでワンストップで行う当社の事業には、大手クライアントに自由に提案できるおもしろさ、携わった看板が景観の一部として残る達成感があります。近年、看板の形態は進化を遂げ、IoT(Internet of Things)を活用した電子看板なども登場しています。当社はこのような新分野にも積極的にチャレンジしています。「自分で考える力・自律性」がある方に、当社での仕事を通じて“アイデアがカタチになる”というやりがいを掴んでもらいたいと思っています。

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取引先の多くが大手企業であるという点はウエル・ユーカンの特徴。各業界の最前線を走るクライアントの看板やサインに若手のうちから関わり、経験を積むことができる。

マイナビ編集部から

ウエル・ユーカンが手掛ける看板やサインを目にしたことがない学生は、ほぼいないのではないか、そう思えるほどに、同社の取引先には誰もが知っている大企業の名前がずらりと並んでいる。
数々の大企業がウエル・ユーカンに看板やサインの製造を依頼する大きな理由の一つが、自社に工場を有し、企画から設計・製造・施工・アフターメンテナンスまで一貫して手掛けているということ。顧客の要望にきめ細やかに、かつ、スピーディに対応できる体制が整っている。事実、同社のように店舗の看板やサインを専門に手掛けるメーカーで、かつ、自社で工場を保有している企業は全国的に見ても数少ない。

この一貫体制のメリットを社員目線でとらえた場合、工場に気軽に足を運ぶことで製造工程を逐一確認できたり、営業、設計、製造の各担当者がこまめに打ち合わせしやすかったりという点があげられる。新人にとっても、工場で現物を見て学べるというのは、心強い環境といえるだろう。
2016年には第二工場を新設し、新たな機械を導入。電子看板をはじめとした技術革新やトレンドの変化に対応し、時に顧客を先導するための情報のキャッチアップや設備投資に力を注いでいる。

自らの仕事の成果が、看板やサインという目に見えるカタチで残るというのは、ウエル・ユーカンで得られる大きなやりがい。モチベーションを高く保ちながら働くには申し分のない環境といえるだろう。

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各部門で若手社員が主体的に活躍中。新人はOJT研修で教育係の先輩からマンツーマンでフォローを受けながら、さらに経験豊富なベテラン社員から直接学べる環境がある。
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