最終更新日:2025/4/18

(株)バンク・オブ・イノベーション[グループ募集]

  • 正社員

業種

  • ゲームソフト
  • シンクタンク・マーケティング・調査
  • コンサルティングファーム
  • 証券
  • 銀行(都銀)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

作品の質が“最優先”。理想を追求できる環境が魅力。

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高品質の作品づくりを支える社員たちの思い

バンク・オブ・イノベーションが『メメントモリ』などの高品質の作品を開発できる背景には、社員がとことん理想を追求できる環境がある。プランナーとして働く2名の社員および採用担当者の方々にお話を聞いた。

S.Sさん プランナー/東京大学大学院 修士課程修了/2019年入社
S.Kさん プランナー/慶應義塾大学 卒業/2020年入社

成長とやりがいを支える環境

新入社員は基礎教育の後、配属先で教育担当の先輩から指導を受ける。全体研修ではなく、個々のスキルや課題に応じたサポートが主体のため着実にステップアップしやすい。
広々としたフロアで各部署の社員が働いており情報交換もスムーズ。黙々と作業に集中したり、隣の席の社員と会話をしたり、メリハリをつけて仕事を進める姿が見られる。
業務の合間には休憩スペースでゲームやアニメなど趣味に関する雑談を楽しむ社員の姿も。一見無関係に感じられる情報交換が仕事のアイデアにつながることも少なくないそう。

ゲームに詳しくなかった私が、この仕事を心から楽しめる理由(S.Sさん)

社内では少し異色ですが、実は私は就職するまでゲームにはあまり詳しくありませんでした。そんな私がなぜ入社を決めたかというと、小説などの創作が好きでクリエイティブな仕事に就きたかったことに加え、大学時代に学んだ数学や統計のスキルがゲームの分析や設計に生かせると考えたからです。

入社後は、現在はサービス終了している『幻獣契約クリプトラクト』や『ミトラスフィア』のユーザー情報を分析して改善を図る業務を担当。続いて新作RPG『メメントモリ』の海外展開の戦略に携わりました。世界では地域によって好まれるスマホゲームが異なり、アジア圏はRPG、北米圏はシミュレーションゲームがヒットしやすい傾向があります。それでも、時には例外として北米で流行するRPGもあり、そうしたゲームの特性を調べるなどして海外でどう売り出すかを練りました。こうした調査分析にもとづいて、現在『メメントモリ』は中国本土を除くアジア圏や北米、アフリカ、南米など、ほぼ世界中に展開されています。

また、作品の数値設計やイベント企画も担当しています。たとえば、ユーザーの満足度を高めるために、どのような仕組みでレベルを上げるか、バトルのアルゴリズムはどう設計するかなどを考えて数値を設計しました。リリース後のイベント企画では、ゲームの世界観により愛着を持ってもらう、さらに自分のキャラが強くなったと実感してもらうという2つの視点から内容を検討。月1、2回ほどキャラのレベルが上がったりアイテムをゲットできるイベントを考案し、飽きずにプレーしていただけるように工夫しています。

『メメントモリ』はとても高く評価されて、リリースから1年以上が経つ今もテレビCMなどを通じて新たなユーザーが続々と集まっています。SNSなどでフィードバックがダイレクトに伝わるのは仕事の大きな喜びですが、中には厳しいご指摘も。全てのユーザーに満足していただくのは難しいことではありますが、データ分析を通じて最適解を導くことが私の使命です。そう考えたとき、もともとゲームそのものにあまり詳しくなく、少し距離を置いた視点から冷静に分析できるのが自分の強みだと気付きました。社内にはゲームが好きでプレー感情を深く理解する社員もいて、そうした様々な視点が組み合わさるとより良いゲームができるのだと感じます。今後もメンバーと議論を深めながら、より面白いゲームの創作をめざしていきます。

自分の仕事の結果が、ユーザー数の変動などに即時に反映されるのが面白い(S.Kさん)

もともと学生時代からゲームが好きで、就職活動はエンタメやゲームの業界に特化して展開していました。就職エージェントに当社をすすめられてインターンシップに参加してみると、ゲームやアニメといった趣味の話しをできる社員が多く、服装や髪型なども自由で、とにかく居心地の良さを感じて入社を希望しました。

入社当時は、『メメントモリ』の開発が始まったばかりの頃。全体像にもとづいて仕様を細かく作り込み始めた時期で、運良く初期段階から制作に携わることができました。私が担当したのは、ゲームを構成するさまざまな要素ごとに企画を考え、提案が通ったら具体的な仕様を作成すること。たとえば、「キャラクター」にはどのような属性や育成要素、パラメーターを持たせるか、そのパラメーターの計算方法はどう設定するかなどを細かく考えていきました。

リリース後は、データ分析や数値設計を通じた改善活動に取り組んでいます。たとえば、キャラクターの育成が進んで上限レベルに近づいた時、ゲームを継続して楽しんでいただくには、「キャラを強くする」とは異なる目的を感じていただく必要があります。これはなかなか難しい問題でまだ完全に解決していませんが、ユーザーのプレイデータの分析などを通じて、単に上限を増やすだけではないアプローチを考えているところです。

この仕事の面白さは、こちらのアクションの結果がすぐに数値として返ってくることです。自分の提案した改善策の効果がユーザー数の変動などとしてリアルタイムに分かるので、想定通りの結果が出た時には本当にうれしい気持ちになります。一方、その裏返しとしてプレッシャーを感じるときもありますね。

当社の良いところの1つが、開発環境が整えられている点です。たとえば、入社時に1人1台のノートPCが支給されましたが、最近は扱うデータが重くなってきたため、高スペックのデスクトップPCが欲しいと希望しました。すると、その翌日には新しいPCが手元に。このように仕事の品質を高めるための投資を惜しまない企業姿勢が、妥協のない作品づくりを支えているのだと思います。今後の目標としては、中期的には『メメントモリ』をもっと良くすることをめざしており、長期的には小規模なグループでゲームを作り込んでみたいと漠然と思い描いています。

「品質最優先」「自社IP」といったこだわりが、最高の作品づくりにつながる(採用担当)

当社のゲーム会社としてのなによりの特長は、品質を最優先する開発方針です。開発期限にとらわれずに納得のいくところまで品質を高めることにこだわり、何かしらの理由で想定した水準に達しない場合はリリースを延期することさえあり得ます。さらに、一定水準に達しても、「もっと良くできそう」というポイントがあれば何度でも作り直します。このように一つひとつの作品に時間をかけるため、どうしても開発本数は限られるのですが、品質面において他社との明確な差別化ができている点で、それを上回る利点があるととらえています。実際、新作RPG『メメントモリ』はキャラクターデザインやサウンドなど、さまざまな点で妥協をせずに作り込んだクオリティが高く評価されてヒットにつながりました。

このように作品の品質を高めるために制作時間を十分に確保する一方で、プランナーやデザイナーが自由に議論できる環境を大切にしています。たとえば、会社によくある派閥争いの類いが当社には一切ありません。社員が社内政治などに気を取られずに、しっかりと作品制作に向き合えることは、品質向上のみならず居心地の良さや働きやすさにもつながるでしょう。業務の要求水準に見合った制作環境の整備にも余念がありません。データ負荷の大きい業務にも対応できるマシンなどを万全に整え、どの職種の社員も業務に専念できる環境を実現しています。

もう1つ、完全自社IP(知的財産)の作品づくりを貫くことも当社の大きな特長です。既に世に広く知られている他社IPを使うと手堅いかもしれませんが、ヒットしたときの利益率は自社IPの方が比較にならないほど高いです。さらに自社で育成したIPの知名度を高められると、他社への貸し出しやキャラクター事業など、ビジネスプランが一挙に広がっていきます。これまでに自社IPを貫いてきたことで、近年、その勘所をつかめてきた手応えがあります。「良いものは必ず評価される」というのが、当社の企業理念の1つ。そんなビジョンを共有して一緒に最高の作品を追いかけられる仲間と出会えるとうれしいですね。

学生の方へメッセージ

当社には、人柄が良くて、どちらかというと物静かで穏やかな社員が多いです。別段、消極的な性格というわけではなく、自分の好きなことに集中して取り組めるタイプの社員が多いといった意味合いです。そのため、にぎやかな環境が好きという人よりも、少人数でじっくりと会話を交わしながら落ち着いて仕事に取り組みたいという人が向いていると思います。実際、社員同士のトラブルの話はほとんど聞いたことがなく、人付き合いで悩むことは少ないのではないかと思います。

さらに当社で活躍できそうだと感じるのは、どこまでも品質に向き合える人です。経営陣から一人ひとりの社員まで、作品のクオリティに対する思想やこだわりは徹底しています。そうした理念に深く共感できる人であれば、納期や予算といった制約にあまり縛られない環境で、どこまでも自分の仕事を楽しめるでしょう。どのセクションにおいても品質の要求水準は高いのですが、それがより良い作品づくりに加え、社員一人ひとりの成長を支えている側面も大きいと思います。
(採用担当)

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水彩調ではかなく描かれた独特な世界観などが高く評価された『メメントモリ』。現在、新たな大型RPGのリリースに向けて本開発を進めている。

マイナビ編集部から

2022年10月にリリースしたスマートフォン・PC向けRPG『メメントモリ』のヒットにより、ゲーム開発企業として大きく飛躍したバンク・オブ・イノベーション。同作品は相次ぐ新機能の追加などブラッシュアップを重ねており、今後、グローバルIPとしての価値を高める戦略に注力して全世界で3,000万ダウンロードをめざしている。一方で、ゲーム恋活アプリ『恋庭』による売上も堅調に推移。同社では、数年おきの大型RPGのリリースごとに売り上げを大きく増加させて、その合間となる時期は『恋庭』のようなサービスで安定的な成長を図るというビジネスモデルを打ち出している。現在、新作のRPGおよびサービスが本開発中で、そのリリースを今かと待ち望むファンの声があふれている。

今回は2人のプランナーのお話を通して、ゲームづくりにはさまざまな資質を持つメンバーが関わっていると知ることができた。プランナーというと、ゲームシナリオの作成などを思い浮かべやすく、確かにそうしたクリエイティブな仕事も少なくない。一方で、ユーザーデータやマーケットの動向を分析してゲームの設計や販売戦略の立案を進めるプロセスには数学や統計のスキルも必要になる。「ゲームが好き」という気持ちだけではなく、自分がどういった側面からゲームづくりに貢献したいかを意識することで、同社で働くイメージがいっそう明確に持てるだろう。

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これからも市場の拡大が見込まれるアジア圏や北米などへのマーケティングを強化してグローバル展開を推進。今後のタイトルは世界同時リリースが原則となるという。

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