(株)エジュテックジャパン【スクール21】

早いもので入社から10年目。4年前に教室長に昇格し、現在は授業を持ちながらも、副室長やアルバイト講師のサポートおよび教室運営のマネジメントを行っています。
実は私は大学時代、「スクール21」でアルバイト講師をしていたんです。卒業後は金融機関に就職したのですが、最後に担当した中学3年のクラスで、一人だけ第一志望校に不合格となってしまい、ともにくやしい思いを味わいました。その時の感情が消えず、退職してここに戻ってきたというのが入社の経緯です。「全員を志望校に行かせたい」という使命感と、講師の仕事の楽しさが忘れられませんでした。

また「人間的な成長を支える」という考え方に共感していたのも、再びここで働こうと考えた理由です。たとえば「遅刻しそうになったら危険のない範囲で急ぐ」「教材を忘れたら先生に謝って見せてもらう」など、当たり前のことができ、人望を得られるような人になること。そのために勉強だけでなく、社会のことや人生に関することなど、さまざまな話をしています。

そうした考えのもと教えたかつての生徒が大学生になり、アルバイト講師として戻ってきた時は、非常に感慨深かったです。私は入試前、一人ひとりに激励文を送っているのですが、その元生徒が「お守り代わりに、まだ持っています」と、財布のなかの激励文を見せてくれました。うれしかったですし、私が伝えていた話をよく覚えていることに驚きました。自分の言葉が子ども達に影響を与え、人生を変えることさえある、この仕事の醍醐味と責任の大きさを改めて感じたできごとでした。

最後に学生の方に伝えたいのが、学習塾の講師の働き方について。夜間中心の仕事なので、生活リズムを懸念される方もいるかもしれませんが、まったく心配いりませんよ。実際、私にも1歳半になる子どもがいますが、朝の準備と保育園に連れて行くのは私の役目。逆にお迎えは、朝から夕方までの仕事をしている妻です。分担しながら家庭との両立ができますし、プライベートが充実するからこそ力を発揮しやすいと感じています。
今後は教室長としてのスキルを高めつつ、当社の企業としての成長の一端を担っていければと思っています。(山本 稔さん)

私はかつて、生徒として「スクール21」に5年間、通っていました。しかも、山本教室長と同じく、大学時代にはここで4年間、講師のアルバイトをしており、卒業後は別の業界に就職。生命保険会社で1年間働きましたが、だんだん学生時代に魅力を感じた「教育の仕事に携わりたい」という気持ちが強くなっていきました。それを当時の教室長に相談すると「一度きりの人生、やりたいことをやりなよ」と背中を押してもらい、お世話になったこの塾に「自分なりになにか還元できたら」という気持ちと、若手の意見も積極的に取り入れてくれる働きやすい環境、人の温かさを思い出し、入社を決めました。

“講師として教える“ということに関しては、アルバイト時代と共通する部分もありますが、社員となった今、成績だけでなく、生徒一人ひとりとしっかり向き合うことを意識するようになりました。大切なのは信頼関係を築くこと。そのためには、生徒のキャラクターを理解すると同時に、私自身のことも知ってもらう必要があると考え、他愛のない話でも、とにかくよく話すようにしています。地道に続けていくことで、より生徒の心を開いていきたいです。

改めて講師となって感じたこの仕事の魅力は、生徒の成長を一番近くで感じられること。たとえば、模試で問題のペース配分を教えても、頭では理解できるものの、すぐにはできない生徒が大半です。ところが、同じことを続けるうちに実践できるようになるんです。生徒の成長を促すためには、そうした一つひとつのことを繰り返し、継続して伝えることが大切なんだと、私自身も学びました。
また社員の講師として、初めて担当した中学3年のクラスでは、わずか1年足らずで勉強だけでなく人としての成長も垣間見え、感動したことを覚えています。

私のモットーは、目の前のことに全力で取り組むということ。日々、目の前にいる生徒のために何ができるかを常に考えながら仕事をしていき、活躍している先輩たちを目標に、講師としてのスキルアップを目指していきたいと思っています。(林田 美沙さん)

大学2年の頃から塾講師を一生の仕事にしたいと思っていた私は、他社の学習塾で、講師のアルバイトに明け暮れる日々でした。生徒の成績が上がり、本人や保護者が喜んでいる場面に立ち合い、自分が関わることで、こんなふうに誰かに幸せになってもらえるということを体感したのがきっかけです。就活では、埼玉県内で高い合格実績を誇る「スクール21」に注目し、入社を決めました。またアルバイト先とは環境を変え、新たな学びを得たいという思いもありました。

授業にはある程度自信がありましたが、仕事を始めてみると、アルバイト時代には習得できていなかったことや間違えて覚えていたことなどを学ぶことができました。「スクール21」は、教材の内容がとても充実していることに加え、作成者の意図を聞く機会があり、より理解を深められます。また先輩講師にアドバイスをもらえる機会があったり、自分の授業のフィードバックがもらえたり、仲間意識をもって授業の質向上に取り組んでいるんです。ほかにも教科の研修や模擬授業などを通して“授業力”を高める仕組みがあります。

こうした環境で授業に取り組みつつ、私は子どもたちとのコミュニケーションを大切にしています。以前、ある模試の結果が今ひとつで、声をかけると泣き出してしまった子どもがいました。その子と「この涙を絶対に忘れず、最後は笑って終わろう」という約束をしたのですが、それ以降、積極的に自習をするようになり、迎えた入試の日。終わってから塾にやって来て「めちゃめちゃ解けた。絶対受かったと思う！」と笑顔で報告してくれたのは、鮮明に覚えています。

副室長として、生徒の成績・在籍管理をはじめとする教室運営にも携わるなか、最近は定期テストの勉強会、季節のイベントなどの企画・運営も任されるようになってきました。教室長の負担を減らすという面からも、自分一人で教室を運営するくらいの気持ちで、細部にまで目を配り、必要に応じて提案なども行っています。年次に関わらず、しっかりと頑張りを評価してくれるのが当社の魅力なので、なるべく早く教室長になりたいです。(村上 龍信さん）