最終更新日:2025/6/30

(株)シーナッツ

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  • インターネット関連
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東京都

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

全国のホテルや旅館を支える会社!宿泊予約管理システム『TL-リンカーン』

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『TL-リンカーン』が旅行業界のインフラに

かつて手作業で行っていた宿泊施設の予約管理を効率化する、画期的なシステムを製品化したのが(株)シーナッツだ。今回は同社の営業職とシステム企画職の2名に、仕事のやりがいやキャリアステップについて伺った。

(写真左から)
■H.S.さん
営業統括本部 エリア営業グループ マネージャー/2014年入社

■R.K.さん
システムソリューション本部 グローバル事業推進グループ 韓国事業推進チーム/2021年入社

シーナッツの仕事とは?

「システムを販売するというよりも、施設様のために私たちに何がご提案できるのかということが営業のポイントだと思います」(Sさん)
「韓国でもっと使用していただくために、将来的には日本と異なる機能が必要になるかもしれません。そのための準備もしていきたいですね」(Kさん)
社員全員が気軽に話せる風通しの良さが、シーナッツで仕事をする魅力の一つ。新しい取り組みにはネガティブな意見よりも前に進めるポジティブな意見交換に力が入る。

【営業/Sさん】施設様に対し、どこまで頼られる存在になれるか

私は前職在籍時、「お客様のためにこうしたい」という自分の意見がなかなか言えなかったことから転職を考え、やりたいことや自分の意志を率直に伝えることができる環境を探したところ、出会ったのが当社でした。

営業の仕事内容は、担当エリア内の宿泊施設様(ホテル・旅館など)の課題やご要望をヒアリングすること、そして、当社の製品である宿泊予約管理システム『TL-リンカーン』を通じて、最適なご提案をすることです。例えば『TL-リンカーン』を導入していただくと、施設様は客室の販売状況や宿泊単価(1泊の料金)を即座に確認・更新できるようになります。施設様のお悩みは稼働率を上げることにあるのか、単価を上げることにあるのか。施設様の課題を理解して、運営のお役に立つことが最も重要なミッションです。

私の場合、これまでに甲信越、東北、首都圏、南九州・沖縄エリアでの営業を経験してきました。例えば、もともと集客が難しいエリアと、昨今問題になっているオーバーツーリズムが起こっているようなエリアでは事情が異なるため、各エリアのマーケットを知って、お客様の現状を知り、そこから提案に結びつけることが大切です。『TL-リンカーン』を導入してくださっている施設様のためになるように、私たちができるかぎりのことをする。その上で施設様の信頼を得ていくのがこの仕事の醍醐味ですね。

私は2020年にチームリーダーになり、エリア担当とリーダー業務を兼務していましたが、2024年の10月からはマネージャーになり、担当エリアを持たない立場に変わりました。チームリーダーのときは、そのチームをいかに活性化するかに重点を置いていたのですが、マネージャーになった今は、営業戦略の立案や営業メンバーのマネジメントが主な仕事になっています。

今、全国で『TL-リンカーン』を導入してくださっている施設数は約6,000軒あり、その全ての施設様に当社の営業担当が足しげく伺うことは物理的に難しい状況です。そのような中でも1回1回のお打ち合わせの中で、担当の方に「これが聞けて良かった」や「これを実践してみよう」と思っていただけるような有益な情報をご提案する。その積み重ねの結果、施設様の売上が上がったり、感謝されることが仕事のやりがいです。今でもお困りごとがあった際にご連絡をいただいたり「やっぱりSさんは頼りになるね」と言っていただいたりすると、とても嬉しいです。

【システム/Kさん】積極的に提案することで、システム担当としての存在感を示す

学生時代は日本語教員を目指し、韓国で働くことを視野に入れていたのですが、コロナ禍になり、難しくなってしまいました。就職活動を行う中で、ITの知識を持ちたいということと、旅行が好きという二つの軸で考えたときに、出会ったのが当社でした。

システムグループでの仕事は、主に三つあります。一つ目は、『TL-リンカーン』を導入してくださっている施設様からの問い合わせをサポート部門で受け付けているのですが、そこでは解決できない質問を、システムグループで預かって解決するという業務。二つ目はみなさんも利用されたことがあるような予約サイトに施設様がプランや客室を掲載しているのですが、施設様が使用されている当社のシステムと、各予約サイトのシステムを接続するという業務。システムの接続によって残室数や販売料金の変更を一括で行えるようになります。そして三つ目は『TL-リンカーン』の機能追加や改修を行う業務です。これらの業務を約3年経験し、ある程度知識や経験を積み上げたタイミングで、現在の韓国事業推進チームへ異動しました。とはいえ、施設様が日本国内か韓国かというだけで、業務にそれほど大きな違いはありません。ただ、韓国の場合は、事業パートナーである現地の会社の方があいだに入ってサポートをしていただくので、その方に当社のシステムを理解していただいたり、やり取りが発生するところが異なります。もともと私は韓国が好きで、韓国語が話せるので、今の環境を楽しみながら仕事ができています。

実は私は文系出身で、入社前はITの知識がほとんどなかったのですが、入社後の半年間の基礎研修(営業職と共通)と、その後半年間のシステム職のOJTの中で、三つの業務が一通り網羅できるようなスキルを身につけることができました。これらの研修が終わった後でも、チームやペアで業務を行い、周囲の方にフォローしていただきながら業務に取り組めるので、事前のIT知識の有無はそれほど気にする必要はないと思います。

業務では開発のベンダーさんと打ち合わせをすることもあるのですが、相談された際に「このようにできるのでは」という提案をしたところ、課題が解決し、ベンダーさんに感謝された経験があります。システムの担当者として自信につながりましたし、今後も新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。

シーナッツなら、自分の意見を自由に発言し、やりたいことに手を挙げられる

私の志望動機と重なってくるのですが、当社は年次や役職、経験値などにとらわれず、思ったことを率直に意見として言えるので、とても風通しが良い会社だと思います。また、部長や課長と役職で呼ぶ会社もある中で、当社は役職ではなく、名前で呼ばれる、呼べるような環境なので、それもまた良いところだと思います。

生成AIやロボットが話題になっていますが、宿泊施設の根幹は「人と人」で、お客様をお迎えする側とゲストという関係は変わりません。いかに人が手をかけるべきところに集中できるように、人でなくてもできる仕事をいかに効率化するお手伝いができるか、今はその点でより貢献できるようになるための組織強化に取り組んでいます。これまで培ってきた歴史の中で「宿泊施設様のために」という点を社員全員が意識し、組織全体が上昇志向でいられるようにしていきたいですね。マネージャーとしてはまだまだ力不足ですが、チームのみんなと一緒に成長していきたいと考えています。
(Sさん)

入社1年目から“よもやま”という先輩とフリートークができる時間がありました。そのとき、先輩が何気なく言った「この部分を改善したいんだよね」という話に「やってみたいです!」と言ったところ、みなさんが「やってみたらいいじゃない!」とフォローしてくださりカタチにできたという経験があります。自分がやりたいことを発信したり、それを後押ししてもらえる環境があることは当社の強みだと思います。ネガティブなことを言う人はおらず「こういう懸念があるから、こうしたらどう?」というアドバイスをいただくことが多いので、いろいろな方に意見を聞くようにしています。その成果が評価され、社内で表彰された経験もあります。

今は所属している韓国チームで、韓国の施設様の利用社数を増やすことと、韓国の方に使っていただくためのより良いシステムとは何かということを常に考えています。さらに、その中から、日本国内に対して還元できることがないかという点も視野に入れて仕事をしていきたいと考えています。
(Kさん)

学生の方へメッセージ

就職活動では、ご縁を大切にしてほしいと思います。今はいろいろな働き方ができるので、興味の有無だけで「この会社に行きたい」「この業界に行きたい」というのではなく、様々な会社で社員の方と直接お話をして、自分の価値観に沿って会社選びをすることをお勧めします。営業職としては、いろいろな方と対面で話すので、表情が豊かであることが大事ですね。また、気遣いができることや、言われたことを忘れずにレスポンスできることも大切です。振り返りと改善がしっかりできること、相手の立場で考えることなど、これらはどの会社でも共通して求められる資質だと思います。
(Sさん)

システムの仕事というと、パソコンの前に座って黙々と作業をしているイメージを持つ方もいるかもしれませんが、当社のシステム業務はチーム単位やペアで行うことも多いので、コミュニケーションを活発に取れる人が活躍しているように思います。コミュニケーションとは自ら発信するだけではなく、相手の意見を聞き出すことも大切です。当社は先輩に聞きやすい雰囲気があるので、この雰囲気を活用しないのはもったいないと思います。システムは学べば学ぶほど奥深いので、自分が学んだことを誰かに伝えることでチームメンバーの底上げもできると考えています。
(Kさん)

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2024年上半期の『起点賞』を受賞したKさん。常に新しいことにチャレンジする姿勢と結果を残したことが評価された。

マイナビ編集部から

インターネットでの宿泊予約には多くのサイトがあり、とても便利になった。一方で、施設(旅館やホテル)側にとっては、参画している予約サイトが増えれば増えるほど、管理は煩雑になる。管理が行き届かなければ、オーバーブッキングや予約が入ってこないという事態にもなりかねず、売上を左右する。そこで登場したのがシーナッツの予約管理システム『TL-リンカーン』だ。『TL-リンカーン』を利用すれば様々なサイトと連動し、一元管理が可能になる。それによって、客室の販売状況や料金の管理が容易になり、より利益を上げるための分析や改善がしやすくなる。業界に入らないとなかなか見えない部分ではあるが、このシステムは今や旅行業界のインフラになっている。とはいえ、これで同社が満足しているわけではなく、施設側の声を丁寧に聞き、より使いやすいシステムを目指し、改善を重ねていっている。その姿勢は「業界の発展に貢献できるように、新しい風を起こし続けよう」という同社のメッセージにも表れている。

一方で社員の成長サポートとして、入社時だけでなく、入社後も階層に合わせた手厚い研修メニューや「1on1ミーティング」なども実施している。また、休日も多く、連休を取って旅行に出かける社員も多いという。旅行好きな人はもちろん、新しいことにチャレンジしたいという人にも注目してほしい企業であると取材を通して感じた。

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東京・芝浦にある本社オフィスのエントランス。社員の働きやすさを考え、デザイン性と作業効率を両立させた内装になっている。

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