最終更新日:2025/3/28

(株)ビー・エム・シー

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

人気バラエティ、情報・報道番組のADを務める二人の若手社員。その挑戦と成長の軌跡

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“ミラクル”が起きるテレビの世界で、どこでも通用する人材に

数々の有名テレビ番組の制作を手掛ける「ビー・エム・シー」。バラエティ番組、情報・報道番組のADを務める若手社員お二人に入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標などについて、ざっくばらんにお話を伺った。

■番地 一樹 さん(2021年入社/法学部卒)/写真右
第二番組センター「水曜日のダウンタウン」AD

■森田 わかな さん(2021年入社/社会学部卒)/写真左
第一番組センター「めざましテレビ」AD

若手が語る仕事のコト

「最近の企画では、カラオケボックスを設置できる空き地をリサーチ。周囲が木に囲まれていて、かつ、一方通行の道路に面した土地をひたすら探しました」(番地さん)
「印象に残っているのは深夜の地震でエレベーターが止まったときのこと。24階のオフィスから階段を駆け下り、電車で帰宅できなくなった人の取材に行きました」(森田さん)
「業界で活躍しているのは、常に前向きで仲間とコミュニケーションを取りながらモノをつくるのが好きな人や、自分の意思を持っている人、向上心のある人です」(森田さん)

【番地さん】報道・情報番組の企画班で手応えを得て、バラエティ番組のADへ。妥協せずに調べつづける

学生時代は法学部に所属。法律の勉強の傍ら、体育会バスケットボール部の一員としてリーグ戦やトーナメントに出場したり、バリスタやバーテンダーのアルバイトをしたりと、かなり充実した学生生活を過ごすことができました。法学部出身ということもあって、企業研究では銀行や保険業界など、金融系の会社を中心に見て回っていたのですが、堅い感じの会社が多く肌に合いませんでした。そこで、もともと興味のあったテレビ業界の研究をすることにしたのです。

数あるテレビ制作会社の中でも当社を選んだ理由としては、誰もが知っているような有名番組の制作実績や、レスポンスの速さです。そして何よりも、人事担当者の人柄が大きかったですね。些細なことは気にせずドンと構えている感じといいますか、懐の深さに大きな魅力を感じたのです。ちなみに入社前には、TBSの音楽特番「輝く!日本レコード大賞」の現場の手伝いをさせていただきました。「こんなに大勢のスタッフが働いているんだ」というのが一番の印象でしたが、独特の緊張感を保ちながらも、笑顔が多い、賑やかな現場に参加できたのは楽しかったですね。

2021年に入社後は約1年間、フジテレビの朝の報道・情報番組「めざましテレビ」の企画班のADとして、主に「ココ調!」というコーナー企画を担当。2週間に1度のオンエアに向けて、ネタ出しやリサーチ、ロケに向けた仕込みや撮影の手伝いといった業務に取り組みながら、仕事の基本を覚えていきました。印象に残っているのは、入社3、4カ月目にカメラマンと二人で街録をしたときのこと。「こういう聞き方をしたらいいんじゃないか」というアイデアを実践してみたところ、非常に反響がよく、普段は怒りっぽいディレクターがニコニコしていたのです。「なんとかやっていけそうだ」という手応えを得るきっかけになりました。

入社2年目の2022年からはTBSのバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」のADを務めています。同番組は4班体制で制作しているので、私が担当するのは月一本ですが、放映時間が長いので、仕込みにはかなりの労力が必要です。ロケ先のリサーチに関しては、イメージに合致する場所が見つかるまで妥協せず、全国各地の自治体に電話をかけるなどして、ひたすら探しつづけます。寝る間も惜しんで作業することもありますが、やはり面白い仕事だから時間を忘れることも多いですね。

【森田さん】情報・報道番組のニュース班・企画班で活躍。人を元気にする番組をつくりたい

学生時代は社会学部に所属し、社会学や心理学を勉強していましたが、特に力を入れていたのは「学生リーダー育成プロジェクト」の活動です。これは学生の自主的な社会活動を支援する取り組みで、私は、大手芸能プロダクションや鉄道会社と連携してお笑いイベントを開催したり、関西独立リーグに加盟するプロ野球球団の広報やイベント企画に携わったりと、企業や地域と連携した企画を実現することができました。また、アルバイトではコンサートや握手会、イベントのスタッフを経験。イベントを企画したり、運営したりすることが好きだったんです。

企業研究に当たってテレビ番組制作業界を志望したのは、幼い頃からテレビが大好きだったから。私は嫌なことがあったときも、テレビから元気をもらって生きてきました。今度は私が「来週もこれを観るために頑張ろう!」と思ってもらえるような番組をつくりたい。そんな思いから、この業界に入ることを決めたのです。数ある番組制作会社のなかでも当社を選んだ理由としては、同期の番地と同じく、人事担当者の人柄に感銘を受けた部分が大きかったですね。私の話に親身になって耳を傾けてくださったことから、若者の意見を無下にせず、その実現に尽力してくれる会社だと直感しました。

2021年に入社後は、フジテレビの「めざましテレビ」のADを務めています。1年目はニュース班として、事件や事故が発生したときに取材に向かうための準備や取材同行、会議資料や原稿の印刷、映像素材や資料の用意など、さまざまな業務に携わりました。ニュース班は月・木班、火・金班、水・土班の3つに分かれており、それぞれ6、7人のメンバーで構成。オンエア日の前日朝に現場に入り、そこから24時間体制で仕事をし、オンエア翌日が休日というのが基本的な仕事のスタイルです。慣れるまでは多少苦労しましたが、規則的に仕事ができるので体力的な厳しさを感じることはなかったですね。

2年目の2022年からは、企画班に異動してグルメコーナー「うま撮」を担当しています。グルメやその背景を紹介するコーナーなのですが、ネタに関してはSNSをひたすらリサーチ。お店のこだわりを「そんなことまで聞くの?」というくらいまで掘り下げて聞き出します。スケジュールがタイトなので苦労もありますが、焼き小籠包やカルボナーラうどんなど、自分の提案した企画が放映に結びつくと言葉にできないほどうれしいです。

【番地さん/森田さん】ADの仕事のやりがい、こだわり、今後の目標

【番地さん】SNSのリアクションがやりがいに

やりがいを感じるのは、自分が制作に関わった番組に対するSNS上での反応が良かったり、カフェで隣の席の人が番組について話しているのを聞いたりしたときです。現在担当している「水曜日のダウンタウン」は毎週必ずといっていいほどSNSのトレンドに入るのですが、オンエア中から視聴者のリアクションを見ることができるのは面白いですね。

今後のキャリアビジョンとしては、できるだけ早い時期にディレクターに昇格したいと思っています。そのためにも動画の編集技術や、ロケ現場で演者と直接関わりながら面白いものをつくり上げていくスキル、頭をサッと切り替えて仕事を効率よくやり切る力などに磨きをかけたいと考えています。私は終電に近い時間帯に退勤することが少なくないのですが、ディレクターが私の業務を担当したら17時に帰ることも不可能ではないでしょう。私も仕事の段取りを徹底的に工夫するなど知恵を働かせていきたいと思っています。

【森田さん】こだわりは、オンエアに向けた徹底的な準備

日頃からこだわっているのは、オンエアに向けて、いかに完璧な準備をするかです。例えば、ディレクターから特に指示を受けていなくても、「自分だったらこうやって撮るだろうな」と想像を膨らませ、現場で必要になりそうなものを前もって準備するなど。どうすれば現場での作業をスムーズに進められるかを考えて、できるだけ多くの選択肢を用意するようにしています。ディレクターから「これもできてるの!?」といった反応をもらえたときには、やりがいを感じますね。「人に迷惑をかけない」というのも私のモットーです。店舗名や商品名、価格といった基本的な情報についても人の話を鵜呑みにせず、自分の目で確認するようにしています。

今後の目標としては、まずは企画班のチーフADになること。2、3年後にはディレクターに昇格したいと思っています。そのためには編集技術や構成を書くスキルに磨きをかけなければいけません。編集ソフトに慣れるために自分で動画を編集することや、自分で原稿を書く練習にも力を入れていきたいと思っています。当社には優しくて話しやすく頼りになる先輩や、映像づくりに徹底的にこだわる先輩がいて、アドバイスをもらうことができます。将来的には好きな芸人さんの冠番組の制作に携わってみたいですね。

学生の方へメッセージ

会社選びの一番のポイントは、自分の目標を実現できる場所を選ぶこと。これに尽きると思います。ただ、皆さんの中には、自らの目標を明確に描けない方、目標がたくさんあり過ぎて絞りきれない方も少なくないのではないでしょうか。そこでお勧めしたいのは、自分に合った会社、自分の目指す人間像に近づけそうな会社を選ぶことです。気になる会社の社員と話をしてみて、「自分の話をきちんと聞いてくれそう」「この会社なら成長できるんじゃないかな」という直感が得られたら、それで十分ではないでしょうか。直感やフィーリングほど信頼できるものはありませんからね。

ちなみにテレビ番組制作業界は、コミュニケーション能力や考える力、行動力、交渉力、さらには営業力など、じつに多彩な力を身に付けられる業界です。この業界で3年仕事を続ければ、どの業界に行っても通用する人間になれると思っています。そして、何よりもテレビは“ミラクル”が起きる世界でもあります。絶対に会えないような人にインタビューしたり、普通は入ることのできない場所に足を踏み入れたり、「この曲をやってほしい」と憧れのミュージシャンを説得したりと、自分の経験を思い返してみても「すごい世界だな」と思います。なりたい自分を思い描きながら、業界研究・企業研究を進めてみてください。

(第一番組センター 本部長/伊藤 一裕さん)

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「この業界で活躍しているのは、明るい対応のできる人。それから大切なのは“知恵”。効率よくスマートに仕事ができる人が、どんどん先に進んでいく印象です」(伊藤さん)

マイナビ編集部から

テレビ・ラジオの番組・映像製作を中心に、イベント企画やPRサービス等を手掛けるディレクター・プロデューサーのプロ集団「(株)ビー・エム・シー(BMC)」。1973年の会社設立以来、数々の有名番組を制作してきた豊富な実績を持つ魅力ある会社だ。社風・人間関係も同社の大きな魅力といっていいだろう。例えば、取材でお話を伺った番地さんは次のようにおっしゃっていた。「普段はテレビ局に直行するため、別の現場のメンバーと顔を合わせることはほとんどありません。ただ、2022年のTBS『輝く!日本レコード大賞』のサポートにいったところ、30代、40代の中堅・ベテランを含め、先輩社員の皆さんが気さくに話し掛けてくれました。番組終了後も時々連絡を取っていますが、皆さん面倒見がよく、距離感が近い印象です」

「テレビ番組制作の仕事=激務」というイメージをお持ちの方が少なくないと思うし、それはあながち間違いではないのかもしれないが、同社の仕事にはそうした面を補って余りある面白さや、やりがいがある。そして、社員一人ひとりを支える豊かな人間関係がある。今回の取材を通して、テレビ番組制作に興味をお持ちの全ての方に知ってほしい会社だと強く感じた。

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本社オフィスは港区赤坂。多くの社員がテレビ局に常駐し、音楽番組やバラエティ番組、情報番組、報道番組などの制作に幅広く携わっている。
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