最終更新日:2025/4/22

(株)相和技術研究所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建築設計
  • 設備工事・設備設計
  • 機械設計
  • 建設コンサルタント
  • 空間デザイン・ディスプレイ

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

まちや地域住民の暮らしに貢献!公共施設の設計・監理の魅力に迫る

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技術力・知識を着実に高められる環境で活躍する先輩社員に密着

創業以来、さまざまな公共施設の設計・監理を手がける相和技術研究所。多くの人が利用する建築物ができるまでの経緯や日々感じるやりがいについて社員3名に話を伺った。

■山口 薫さん
(第三設計部 副部長/1991年入社/写真中央)

■福原 理子さん
(第四設計部 /2023年入社/写真右)

■長谷川 輝来さん
(設備部 機械設備設計室 /2023年入社/写真左)

先輩社員の1日

若手社員の育成も行う山口さん。自身の担当物件の設計を進めながら週1回現場に足を運び、工事の進捗状況を確認している。設計士と管理職として濃厚な日々を過ごしている。
建築設計を担う福原さん。1日中作図に集中する日もあれば、午前中は建築主との打ち合わせに直行し、帰社後に議事録の作成と作図を行うなど業務の幅が広がっている。
空調・給排水衛生設備の設計を務める長谷川さん。2年目にして顧客とのやりとりを任されている。午前はメールチェックや先方からの修正依頼対応、午後は作図を進めている。

試行錯誤を繰り返した先に味わえる達成感は格別。建築設計の要はコミュニケーション

当社は主に官公庁や地方自治体の公共施設を手がけています。入社以来、私が携わってきたのは小学校や病院、福祉施設、保育園や幼稚園と実にさまざま。現在は、第三設計部の副部長として若手社員の育成を担うかたわら、市営住宅の設計、小学校の改修設計と現場監理を複数担っています。

これまで手がけてきた物件の中で思い入れが深いのは、10年ほど前に担当した幼児・児童向け複合施設です。敷地内全体をリニューアル改修する大規模な案件でした。限られた時間の中での設計や現場監理は苦労することも多々ありましたが、一つひとつをやり遂げ、無事に完成したときの達成感は言葉で表しきれないものでした。私にとってターニングポイントになったのは、新築と改修案件を同時に5件担当したとき。今でこそ当たり前に複数の物件を並行していますが、当時は非常に忙しく過ごしていました。当初は思うように進まず悩みましたが、仕事の取り組み方に問題があると気づき、改善点を見つけて効率よく進めるスケジュールやタスク管理を徹底すると、仕事の進み具合がスムーズに。技術力だけでなく、仕事の取り組み姿勢も重要だと身をもって感じた出来事でした。

設計は技術力が強調されやすい仕事ですが、高品質な建築物をつくるためにはコミュニケーションが欠かせません。周りと意見を交わしながら協力して取り組まなければ建築は成立しないと仕事を通して学びました。その上で、若手社員と接する際には私の経験を押し付けず、一人ひとりの考えや意見を受け入れて設計に反映するように心がけています。
当社は上長とコミュニケーションが取りやすく、意見交換がしやすい風土です。若手とベテランが協力し合い、良いバランスで取り組めていると感じます。一緒に働きたいと思うのは、自分の意見を伝え、前向きに取り組もうとする誠実な方。そのような方と当社をさらに活性化できるよう、自己研鑽しながら働きやすい環境を整えることが私の役割だと考えています。

学生の皆さんには、人とのつながりを大切に、周りに対して感謝の気持ちを持って人生を歩んでいってほしいですね。今は転職が当たり前の時代ですが、個人的には長く腰を据えて働くことをおすすめします。私自身、一社で良いことも嫌なことも経験できたからこそ人間的に成長できたと感じているので、皆さんにも粘り強く仕事に取り組んでほしいと思います。
(山口さん)

自分の図面が活用されているのを見たときにやりがいを実感。より高みを目指して日々勉強

大学卒業後は、公共性が高い建物を設計したいと考えていました。当社は公共施設の案件が中心なので自分のやりたいことができると思い、入社を決めました。

入社後、最初は外部機関で重点的にビジネスマナーを学び、本社に戻った後に集合研修がスタート。CADの基本的な使い方を学んだのち実地練習を行い、設計の進め方を細かく学びました。現場見学で完成するまでの工程を見られたことは良い経験となりました。その後に第四設計部に配属され、最初に携わったのは中学校の体育館の改修です。ミリ単位で図面に反映することや図面にもいろいろな種類があると知り、とても驚きました。ほかにも福祉施設と中学校の改修、中学校の建て替えと新築の基本設計に補助として入り、業務内容の理解を深めていきました。

2年目の上半期では、1年目にサポートで入った小学校の建て替えの詳細設計に携わり、下半期から団地の建て替え設計に着手。自分が描いた図面が用いられているところを見ると「私がこの物件を動かしているんだ」とやりがいを感じます。1年目と比べると、全体を俯瞰した上でスケジュールを逆算し、今すべきことが分かるようになりました。自分から各工程について確認できるようになったことも成長を感じる点です。仕事を通して広い視野をもって考えることの大切さを学びました。任されることも増えた分、設計の難しさも感じています。建築設計は建築物の構造や強度、電気配線や配管スペースなども考慮しなければいけないため、ほかの分野の知識や時代のニーズを汲み取ることが不可欠です。大変ではありますが、勉強あるのみだと思っています。

入社して思うのは、建築が心から好きな人が多いということ。出来上がった外観パースを共有机に並べ、色の候補などの意見を交わしあったりします。社員同士の距離が近く、上司とも気負うことなく話せる環境です。また、学習機会が多いのも助かっています。現部門では月1回の打ち合わせがあり、例えば自分が見学した建物を紹介すると、上司がいろいろな角度から説明してくれます。人にも学習機会にも恵まれていると感じます。

設計を目指す皆さんには、自分が作りたいものを明確にしてほしいですね。そうすれば、自分に合う会社が見つかると思います。これからの目標はほかの分野の知識を蓄えること。失敗を恐れず、より多く図面が描けるようになるために励んでいきます。
(福原さん)

建物の快適性を担保する機械設備。一つひとつクリアしていく過程はやりがいだらけ

就職活動では、機械に関われる仕事の中でも設計に携われる仕事を中心に探していました。当社は私が希望していた仕事内容に加え、公共施設を主力に手がけていると知り、多くの人のためになれる仕事だと思い、魅力を感じました。

新入社員研修で印象的なのは他部門研修です。営業職の同行や総務の業務を手伝ったことで各部門の業務を理解できました。設計職に仕事がやってくるまでの流れが分かったのも大きな収穫です。私が配属された機械設備設計室は、空調設備や換気設備、給排水衛生設備の設計を担っています。配属してしばらくはエアコンの設置場所の設計やエアコンの能力計算に務め、1年目の後半からは積算も行うようになり、部門全体の業務を覚えていきました。特に積算では、資材を選ぶ際に工事内容に合う素材を調べるなど、後々設計するときに役立つ知識を得られました。

2年目になると、小学校の空調設備と換気設備の基本設計を任されることに。担当窓口として役所の方や設備メーカーの方とも直接やりとりするようになりました。機械設備設計は電気設備と干渉しないように配置したり、建築物の構造を考慮したり、さらには法的な条件を満たす必要があるため苦労しますが、一つひとつをクリアしていくたびにやりがいを感じます。また、建物の快適性を担保するものを手がけていると思うとうれしくなります。実務に移ってから学んだのは、確認することの重要性です。不明点は放置せず、逐一確認することで良いものができると身をもって感じました。また、先輩に相談する際には自分の意見や提案も含めて先輩に相談できるようになり、自分の成長を感じます。

部門ではいつも社員同士が相談し合っているので質問しやすい雰囲気です。先輩や主任、部長どなたに対しても声をかけやすいので働きやすいと感じます。教育体制も整っていて、2年目以降もフォロー研修やメーカーの方による講習会もあり、常に学べる環境です。そのほかにも、会社から年4回推奨されているキャリアコンサルタントとの面談では公私共に役立つ話が聞けるのでとても良い時間です。

学生の皆さんには、自己分析と企業研究に励んでほしいと思います。どんな仕事であっても自分の軸があればやり遂げられるので、軸となる思いや考えを明確にしてほしいと思います。今後の目標は建築設備士の資格を取得すること。1回目で取得できるように頑張ります。
(長谷川さん)

学生の方へのメッセージ

当社ではさまざまな用途の公共施設の新築、改築、改修といった案件を有しているので、一社にいながら幅広い経験を積むことができます。50年、60年と残る建築物を手がけることは大きな責任を伴いますが、完成したときのやりがいはほかでは得がたいもの。ぜひこの感動を皆さんにも味わっていただきたいですね。当社では、若い人も評価や設計に意見を出せる場があり、力がついた若手が活躍できる場があります。周りの声を参考にしながら自分の理想を形にできる楽しみを味わえる環境だと思います。(山口さん)

当社は公共施設を設計したい方はもちろん、大学でまちづくりについて学んでいる方にもおすすめの会社です。建築物を通して地域活性化に貢献できると思うと誇らしい気持ちになります。公共施設といっても学校や公営住宅、福祉施設など多岐にわたるので、さまざまな建築物に挑戦したい方は楽しめると思います。毎回新しい気持ちで取り組めるのが魅力です。(福原さん)

何十年も残る公共施設に携われることが自分の強みになっていると思いますし、当社で働く魅力だと感じます。配管や空調機といった機械設備は目に見えないものですが、どの建築物にも欠かせないもの。公共施設の快適性を担保するものを任されていると思うと、より楽しく取り組めます。機械設備設計は毎回発見があるので、やるほどに楽しさが広がる仕事だと思います。(長谷川さん)

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暮らしに密接に関わる公共施設を手がける喜びは携わった人にしか感じられないもの。仕事を通して地域貢献や人々の暮らしを豊かにしたい人にとって、同社は最高の環境だ。

マイナビ編集部から

相和技術研究所は公共施設を中心に設計・監理を行う総合建築設計事務所だ。公共施設といっても同社が手がける物件は多種多様。全国各地の庁舎や学校、病院、福祉施設のほか、商業・レジャー・保養宿泊施設、生産物流・環境保全施設と幅広く、建築設計を志す人にとっては恵まれた環境だ。創業以来培った技術力と実績が評価され、官公庁や地方自治体から厚い信頼を寄せられている。

今回の取材で、同社は若手のうちからチャレンジできる会社だと分かった。もちろん先輩や上司がサポートするが、1年目から複数の案件に携わり、設計だけでなく顧客との打ち合わせや問い合わせ窓口も担っている。若手の成長を見守りながら新しいことにも挑戦させる風土に温かさを感じた。教育体制も整備され、研修や勉強会、資格取得サポートやキャリアコンサルティング制度と充実しており、技術者として成長し続けられる環境だ。「人間のために」という企業理念のもと、感動される建物をつくりだすことをミッションとしているが、その実現のためには社員の育成が不可欠。あらゆる角度から社員の成長を促していることも取材を通して分かった。

取材中に感じたのは、社員の人柄の良さだ。取材した3名は物腰が柔らかく、実直に設計監理に打ち込んでいることが伝わってきた。建築設計を通して地域活性化や社会貢献したい人はもちろん、穏やかな人間関係のもとで着実に成長したい人に同社をおすすめしたい。

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和やかな社風も同社の魅力である。社員同士のコミュニケーションは活発で部門を超えて連携することも多い。社内一丸となってより良い建築物に向けて取り組んでいる。

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